恐怖の舞台~ハムレットにはまった

女子高校生の物語

「教室は舞台だった。

でもあてがわれた役は明らかに

自分ではなかった。

だから私はハムレットになった。」

 

 

目次

登場人物

 

 

プロローグ

 

 

 

とある高校の教室で、キューピッドが、矢をつがえている。

(キューピッド、弓矢は人間には見えない)

 

キューピッド

2年E組の、

モテ男とトン子とやらを、

くっつけてやるかな。

 

矢を放つとそれはモテ男に命中する。

キューピッドはもう一本の矢をトン子めがけて放つ。

 

矢はトン子に少しだけ刺さるが、すぐに抜けて、

側にいた演鶴子に命中する。

しかしまた矢は抜けて燃えてしまう。

 

キューピッド

しまった!!よりによって、

演鶴子に…。

 

髑髏を持った西洋の外国人の青年が現れ、

キューピッドを笑う

(この青年も人間には見えない)

 

キューピッド

馬鹿にしやがって、

これでも食らえ、鉛の矢だ!!

 

怒ったキューピッドは、鉛の矢をつがえて、青年めがけて放つ。

青年はひょいとよけると、矢はトン子に命中する。

 

青年

あははは、こりゃ、滑稽な舞台が見れそうだぞ!

そう言って消える。

 

キューピッド

なんということだ…トン子に刺さってしまった!!

もう、取り返しがつかない。

 

キューピッドも、翼を広げて、どこかへ飛んでいった。

 

 

 

 

* * *

 

 

講堂のステージの上

 

生徒たちの演劇

 

 

ハムレットの父王の亡霊

私を殺したのは、弟のグローディアス

 

ハムレット(トン子)

叔父が?

そして母上と結婚して国王になった。

なんと言うことだ、

グローディアスめ!!最低だ!!

ああ、父上!!

 

ハムレット父王の亡霊

復讐するのだ!!

 

ハムレット(トン子)

うーん、復讐か。

でもいきなりそんなこと言われてもな…。

 

ハムレット父王の亡霊

誓え!!

……

 

*****

 

 

 

2年E組の教室

 

トン子

(独白)

教室は舞台だった。

でも、あてがわれた役は、

明らかに自分ではなかった。

だから私はハムレットになった。

 

 

 

 

 

この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。

無断転載などは禁止します。

内容は随時変わる可能性があります。

 

 

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