恐怖の舞台~ハムレットにはまった

女子高校生の物語

 

「教室は舞台だった。でもあてがわれた役は、

明らかに自分ではなかった。

だから私はハムレットになった。」

 

 

*****

 

 

 

 

トン子

最近、妙にリアルで変な夢見るのよね。

 

瑠菜 

その、青年って、イギリス人?

 

トン子 

たぶんね。西洋人、ヨーロッパの人っぽかった

 

はははは あははって

低い声で不気味に笑ってて

狂気って、本当に

こんな感じでいいなかな?

ハムレットは やっぱり、

笑っていたのかな?

 

瑠菜

脚本には描いてないけど、

そういう演出もあるよね。

 

 

トン子 

笑いは、笑いは自由の象徴だわ。

狂気もね。

 

瑠菜 

あー、なんかわかるかも 

 

トン子 

自由の女神ってなんで、あんな顔なんだろう。 

もっと、大笑いしている方がいいな

 

笑うのって、人間だけかな?

人は自由になりたくて笑う??

 

動物とかって、実は自由に生きているので、

もはや、笑わないとかね 

 

瑠菜

ふーん、そうかもね


トン子

ハムレットも、狂気のふりをしたのは、

自分の精神を守るためでも、あったんじゃないかな。

 

瑠菜

自分を守る盾みたいなものかな。

 

 

トン子

ハムレットにとっては牢獄のような王宮。

そんな狂った王宮で、狂気によって正気を保つ、

みたいなね。

 

 

瑠菜

話変わるけど、美佳、あられ、

あれから学校きてないよね。

 

トン子

うん。

 

 

 

 

この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。

無断転載などは禁止します。

内容は随時変更する場合があります。

 

 

 次 19 観劇の夢~観客席へ

 

目次
 

登場人物

 

目次

 

 

 

序章

 

登場人物

プロローグ ~キューピッドの矢のゆくへ

 

第一章 2年E組

 

1 朝の儀式と鏡と神~鏡に現れた謎の青年

2 to be or not to be…論

3 モテ男の恋

4 トン子の恋~私なんて嫌い

5 モテ男と演鶴子の恋

6 恐怖の合唱練習

7 牢獄と胡桃の殻~消された自分

8 影との戦い~影とは自分の弱さ

9 人魚姫の歌声~声は奪われても

10 ハムレット論

11 オフィーリア論

12 行け!!尼寺へ

13 タピオカの涙~クラスの同調圧力の恐怖

14 真実の混乱~真実はこうして捏造される

15 ビーナスの支配~演鶴子による恐怖の支配

16 オフィーリアの夢~真っ白い死の世界

17 狂気の夢~壊れずに生き延びる、それが一番難しい役

18 笑いと狂気と自由~自分をまもるために

19 観劇の夢 ~観客席はいかか?

 

 

 

第2章 3年E組

 

20 プールサイド~存在とは何だ?

21 ハムレット観劇

22 自由の歌~凍てつく大地に春が来る

23 スカーレットはいかが~それより恐ろしい正義のヒロイン

24 ホレーシオ論

25 出演の夢~私は誰?

26 ハムレット論2~名作"ハムレット"の秘密

27 バーナムの森~食われているのは私たち

27 恐怖の舞台~正義と友情の正体

28 死の舞台とダフネの変身

 

 

終章

 

 

エピローグ~再生の舞台

 

 

 

 

小説家になろうでも公開「恐怖の舞台」~ハムレットに魅せられて(内容は当ブログと同じです。ただし、トン子と瑠奈のハムレットの哲学論の回は省略しております)

 

 

この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。

無断転載などは禁止します。

内容は随時変わる可能性があります。