背骨を右に引くダウン
前回の一見何の役に立つのかと思われる背骨の動きの検討結果から、右サイドでの急激な引き下ろしには、背骨を右に引く(胸椎の彎曲を右に引く)動きが必要であることが分かりました。背中の中程を右に引けばよいのです。
この動きで強力なダウンに入るには、その準備動作として背骨を左に引く(胸椎の彎曲を左に引く)動きが必要です。これが「深いトップ」に入れる動きの本質です。
フル・スイングの場合は、背骨を右(腰椎は左)に引く動きでバックを実行し、「深いトップ」への動きで背骨を左(腰椎は右)に引けば、大きなスイングが実現します。小さなアプロ-チ・ショットの場合には、バックの始めから背骨を左に引いてダウンで引き戻すことになります。(前回の実験で、左膝を固めて左腕を右に引いたのはこのバックのためです)
実際に「螺旋」の動きでフル・スイングのバックを実行し、「深いトップ」に引き込んだ状態から、背骨の中程を右(腰椎を左)に引くダウンの動きを実行してみると、尻が左、胸が右に引かれ、尻の先端の背骨の下端部分と鳩尾(みぞおち)上部付近の胸の下端部分が正面向き(目標線と平行)に固定される、「背骨の正面」を固定するダウン(07-05-17)の動きになります。
この動きは、目標方向に平行な腕の振りの意識に直結し、方向性の確保が容易です。ダウンが自然な動きになり、滑らかなスイングが実現します。足の「螺旋」の意識だけで制御するよりは、腕を振る筋群の動きに関わる背骨の動きを考えて、動きを調整する方が有利なことは明らかです。
ダウンの動きは、足先主導の「螺旋」の動きに、踵で地面を押す力を加えることで実現します(「螺旋」は上体を右に回す!(07-05-25))。この「螺旋」の動きを実験し、「胸が右に引かれる」動きが現れるように調整します。これで左右の膝の踏ん張りが決まります。実際のスイングでは、この形の膝の踏ん張りが現れるように、ダウンの「螺旋」を実行します。
こうして「螺旋」の動きと背骨の動きの結合で得られる「核心打法」の実行イメージは、動きと意識の繋がりが極めて自然で、人工的な難しい動きもなく、方向性とパワーを確保するスイングを実現します。この実行イメージを「直線イメージ」と呼ぶことにします。
ここで注意すべき点は、グリップと「螺旋」の動きの繋がりを確保することです(グリップの動きで「螺旋」を確認する(07-05-26))。グリップと地球の結びつきが消えると、背骨の動きは役に立ちません。
この動きで強力なダウンに入るには、その準備動作として背骨を左に引く(胸椎の彎曲を左に引く)動きが必要です。これが「深いトップ」に入れる動きの本質です。
フル・スイングの場合は、背骨を右(腰椎は左)に引く動きでバックを実行し、「深いトップ」への動きで背骨を左(腰椎は右)に引けば、大きなスイングが実現します。小さなアプロ-チ・ショットの場合には、バックの始めから背骨を左に引いてダウンで引き戻すことになります。(前回の実験で、左膝を固めて左腕を右に引いたのはこのバックのためです)
実際に「螺旋」の動きでフル・スイングのバックを実行し、「深いトップ」に引き込んだ状態から、背骨の中程を右(腰椎を左)に引くダウンの動きを実行してみると、尻が左、胸が右に引かれ、尻の先端の背骨の下端部分と鳩尾(みぞおち)上部付近の胸の下端部分が正面向き(目標線と平行)に固定される、「背骨の正面」を固定するダウン(07-05-17)の動きになります。
この動きは、目標方向に平行な腕の振りの意識に直結し、方向性の確保が容易です。ダウンが自然な動きになり、滑らかなスイングが実現します。足の「螺旋」の意識だけで制御するよりは、腕を振る筋群の動きに関わる背骨の動きを考えて、動きを調整する方が有利なことは明らかです。
ダウンの動きは、足先主導の「螺旋」の動きに、踵で地面を押す力を加えることで実現します(「螺旋」は上体を右に回す!(07-05-25))。この「螺旋」の動きを実験し、「胸が右に引かれる」動きが現れるように調整します。これで左右の膝の踏ん張りが決まります。実際のスイングでは、この形の膝の踏ん張りが現れるように、ダウンの「螺旋」を実行します。
こうして「螺旋」の動きと背骨の動きの結合で得られる「核心打法」の実行イメージは、動きと意識の繋がりが極めて自然で、人工的な難しい動きもなく、方向性とパワーを確保するスイングを実現します。この実行イメージを「直線イメージ」と呼ぶことにします。
ここで注意すべき点は、グリップと「螺旋」の動きの繋がりを確保することです(グリップの動きで「螺旋」を確認する(07-05-26))。グリップと地球の結びつきが消えると、背骨の動きは役に立ちません。
ダウンの背骨の動きを把握する
「核心打法」の「両足先の動きで一気に極限(深いトップ)までバック、これで発生する緊張感に対抗し、一気の引き戻しでダウン」という単純な実行イメージの成功の鍵は、右膝を内側に引き込んでロックする「螺旋」の動きが実現する、「深いトップ」への動きであることを前回確認しました。この動きでは左膝もロックします。
この「深いトップ」への動きで固まる両膝を正面向きに引き戻すと、踵で地面を押す「螺旋」の動きが現れ、グリップが右脇前へ急激に引き下ろされます。これに対し、腰から上を左に回す意識でダウンに入ると、腰の動きに引かれてクラブが直接ボールに向け振られます。
ここで、「螺旋」によるダウンでは背骨の中程が右に引かれる(背骨が右回りに捻れながら、腰椎は左、胸椎は右、頸椎は左に彎曲する)という事実を体感的に確認してみます。このため、まずアドレスの体勢で左手をグリップの形に握り、左腕を外側に回しながらグリップを体のの右外側まで引きます。この時左膝を固めて動きに逆らいます。ここから背骨の中程(胸椎)を右に引くと、グリップが右脇前に引き下ろされます。
次ぎに、グリップを右に引いた始めの体勢に戻し、今度は背骨の中程(胸椎)を左に引いてみます。上体が左に回り、左手が体の正面に引き付けられる形に引かれます。この動きでは腰が左に回り、グリップの右脇前への引き下ろしは現れません。
この結果から、胸椎を左に引いて左腕を引くと、腰椎と胸椎が一体的に左へ引かれ、背骨を一本の棒のように左へ回す動きが生まれることが分かります。この動きで重いクラブを振るのは、背骨にとって不自然で危険な動きであることは既に見た通りです。
このように背骨の動きを推測するのは、面倒で直接役に立たない話のように見えますが、「急激なダウンの引き下ろしには、背中(背骨の中程)を右に引く必要がある」という重要な事実が、これで確認できたのです。
左へボールを打つには、背骨も一体にして体を左に回さねばならない、という一般的な固定観念に縛られている限り、右サイドの急激な引き下ろしはできないのです。この固定観念の有無が、スイングを一平面型・二平面型に分けるのです。
ダウンで背中(=胸椎=背骨の中程)を右に引く動きを使うと、スイングの実行が極めて楽になります。これを次回に検討します。
この「深いトップ」への動きで固まる両膝を正面向きに引き戻すと、踵で地面を押す「螺旋」の動きが現れ、グリップが右脇前へ急激に引き下ろされます。これに対し、腰から上を左に回す意識でダウンに入ると、腰の動きに引かれてクラブが直接ボールに向け振られます。
ここで、「螺旋」によるダウンでは背骨の中程が右に引かれる(背骨が右回りに捻れながら、腰椎は左、胸椎は右、頸椎は左に彎曲する)という事実を体感的に確認してみます。このため、まずアドレスの体勢で左手をグリップの形に握り、左腕を外側に回しながらグリップを体のの右外側まで引きます。この時左膝を固めて動きに逆らいます。ここから背骨の中程(胸椎)を右に引くと、グリップが右脇前に引き下ろされます。
次ぎに、グリップを右に引いた始めの体勢に戻し、今度は背骨の中程(胸椎)を左に引いてみます。上体が左に回り、左手が体の正面に引き付けられる形に引かれます。この動きでは腰が左に回り、グリップの右脇前への引き下ろしは現れません。
この結果から、胸椎を左に引いて左腕を引くと、腰椎と胸椎が一体的に左へ引かれ、背骨を一本の棒のように左へ回す動きが生まれることが分かります。この動きで重いクラブを振るのは、背骨にとって不自然で危険な動きであることは既に見た通りです。
このように背骨の動きを推測するのは、面倒で直接役に立たない話のように見えますが、「急激なダウンの引き下ろしには、背中(背骨の中程)を右に引く必要がある」という重要な事実が、これで確認できたのです。
左へボールを打つには、背骨も一体にして体を左に回さねばならない、という一般的な固定観念に縛られている限り、右サイドの急激な引き下ろしはできないのです。この固定観念の有無が、スイングを一平面型・二平面型に分けるのです。
ダウンで背中(=胸椎=背骨の中程)を右に引く動きを使うと、スイングの実行が極めて楽になります。これを次回に検討します。
ダウンの鍵:「深いトップ」への動き
ホーガンあるいはハーディーのダウンの動きの説明には誤解の危険があること、一般にダウン以前の「深いトップ」への動きができない人が多いこと、などを前回指摘しました。動きはその前の準備の動きがあって始めて実行できるもので、ダウンの動きをダウンに入る所から考えても、「深いトップ」への動きがなければ役に立たない筈です。
ゴルフのスイングの話は、ついつい一つの動きの実行法の説明に集中し、その前の準備動作との関係を忘れます。「核心打法」のダウンでは、脊椎が腰椎、胸椎、頸椎と右回りに回り、腰椎は左、胸椎は右、頸椎は左に彎曲して、胸と尻を目標線に平行に保つ形のインパクトになる、という前回の説明も、その前の「深いトップ」への動きがなくては役に立ちません。
「「螺旋」によるスイングの完全解明」(07-05-24)に登場した、「両足先の動きで一気に極限(深いトップ)までバック、これで発生する緊張感に対抗し、一気の引き戻しでダウン」という実行イメージは、一気に極限までバックして「深いトップ」に入れる動きが、一気の引き戻しでダウンの前提条件です。したがって、これが最も大切な動きになります。
このように考えると、「一気に極限までバックする」動きが、スイングの決め手になります。バックのスタートに左腹を縦に緊張させる話は以前に書きました。これは左膝を内側に引き込んでロックする、左脚の「螺旋」の動きを生みます。「深いトップ」への動きでは、右腹を縦に緊張させ、右膝を内側に引き込んでロックします。
ダウンでは、この体勢から左右の膝を正面向きに引き戻します。この動きが丁度両踵で地面を後ろに蹴る形の「螺旋」の動きを生み出し、脚腰背骨の動きが一体化して一気に強力なダウンが実現します。「深いトップ」への動きで右膝が外側に開くと、膝の角度が失われて膝が伸びま、この体勢からのダウンは、まず腰が左に回って腕を引き込む形の動きになります。
右膝の角度を保ってロックする動きで「深いトップ」に入れ、この動きで引かれる両膝を引き戻す意識で、地面を後ろに蹴る「螺旋」が実現します。これで脚腰背骨の一体化する動きが強力な腕の振りを実現します。試してみて下さい。
「螺旋」の動きだけでスイングの動きを捉えるには、これに繋がる決まった脚腰背骨の動きが必要です。これを確定するには、最終目的の腕の振りに関わる背骨の動きの理解が必要です。そのイメージを利用すれば、回転の要素を含む「螺旋」に比べ、方向性の確保が容易になる筈です。次回にこれを検討します。
ゴルフのスイングの話は、ついつい一つの動きの実行法の説明に集中し、その前の準備動作との関係を忘れます。「核心打法」のダウンでは、脊椎が腰椎、胸椎、頸椎と右回りに回り、腰椎は左、胸椎は右、頸椎は左に彎曲して、胸と尻を目標線に平行に保つ形のインパクトになる、という前回の説明も、その前の「深いトップ」への動きがなくては役に立ちません。
「「螺旋」によるスイングの完全解明」(07-05-24)に登場した、「両足先の動きで一気に極限(深いトップ)までバック、これで発生する緊張感に対抗し、一気の引き戻しでダウン」という実行イメージは、一気に極限までバックして「深いトップ」に入れる動きが、一気の引き戻しでダウンの前提条件です。したがって、これが最も大切な動きになります。
このように考えると、「一気に極限までバックする」動きが、スイングの決め手になります。バックのスタートに左腹を縦に緊張させる話は以前に書きました。これは左膝を内側に引き込んでロックする、左脚の「螺旋」の動きを生みます。「深いトップ」への動きでは、右腹を縦に緊張させ、右膝を内側に引き込んでロックします。
ダウンでは、この体勢から左右の膝を正面向きに引き戻します。この動きが丁度両踵で地面を後ろに蹴る形の「螺旋」の動きを生み出し、脚腰背骨の動きが一体化して一気に強力なダウンが実現します。「深いトップ」への動きで右膝が外側に開くと、膝の角度が失われて膝が伸びま、この体勢からのダウンは、まず腰が左に回って腕を引き込む形の動きになります。
右膝の角度を保ってロックする動きで「深いトップ」に入れ、この動きで引かれる両膝を引き戻す意識で、地面を後ろに蹴る「螺旋」が実現します。これで脚腰背骨の一体化する動きが強力な腕の振りを実現します。試してみて下さい。
「螺旋」の動きだけでスイングの動きを捉えるには、これに繋がる決まった脚腰背骨の動きが必要です。これを確定するには、最終目的の腕の振りに関わる背骨の動きの理解が必要です。そのイメージを利用すれば、回転の要素を含む「螺旋」に比べ、方向性の確保が容易になる筈です。次回にこれを検討します。
スイングにかかわる「危険」のさまざま
このブログの中身を見渡すと、危険という言葉が繰り返し目につきます。この「危険」には二通りの意味があり、ひとつは文字通り悪いスイングの動きで体(特に背骨)を痛める危険、もうひとつは、スイングのイメージの誤解で能率の悪い動きが身につく危険です。
「左の壁」、シャフトプレーン、「one plane, two plane」などの話題は、すべてイメージの誤解の危険に関係するもので、これには動きを試す際の体の危険も伴います。前回の「肩から腰までの胴体を、背骨と直角に左に回す」というダウンのイメージにもこの危険があります。
「核心打法」のダウンでは、脊椎が、腰椎、胸椎、頸椎と右回りに回り、腰椎は左、胸椎は右、頸椎は左に彎曲して、胸と尻を目標線に平行に保つ形のインパクトになります(「背骨の正面」を固定するダウン)(07-05-17))。この場合、背骨全体の動きでクラブを振ります。
これに対して、背骨を一本の固い棒のように考え、腰の左回転で胸を左に回すと、腕とクラブの負荷が直接腰椎に掛かります。これでは腰が保ちません。猛烈な飛ばし屋で、腰椎をすり減らしたという人の話を聞きましたが、この型だったのでしょう。一方、首(頸椎)を痛めてコルセットをつけた人もいます。ダウンで頭を正面向きに止めようとしたのでしょう。
これらは、思い切りクラブを振る人達の危険です。今日練習場で見掛けたのは、体に危険のないスイングをする人達でした。全く力の入らないスイングなのです。例の「人の振り見て我が振り直せ」で、これらのスイングの特徴を見てみます。
仲良く夫妻で練習している二人は、腕を伸ばしてクラブを握り、右に振り引き戻して左に振る、典型的な左右対称スイング。低い所でボールをすくう形の軌道で、ヘッドが当たってもボールは大して上がりません。一方、中年の体力ありげなゴルファーは、バックで左脚を引き込んで足を上げ、これを下ろしてダウンという、力の入らない難しいスイングでした。
もう一人の若い男性は、先輩格のコメントを聞きながら打っています。左肩を高く構えてボールを見る形の体勢から右にバック、一気に腰を左に回してボールを打ち、体全体を飛球方向に向けてシャフトを水平に担ぐフィニッシュに入ります。左手の背屈が生む動きです。マットを打つ音が聞こえることから、ダフリ気味の軌道であることが分かります。
フィニッシュは見事に決まりますが、ボールは力強く飛びません。このフィニッシュのイメージは、体を痛める危険は無くても良いスイングの実現には危険です。これらのゴルファーに共通の「危険」は、「深いトップ」への動きが無いことです。これを見ると、「螺旋」の生む「深いトップ」への動きは、慎重に検討する必要のある重要な動きであることが分かります。
「左の壁」、シャフトプレーン、「one plane, two plane」などの話題は、すべてイメージの誤解の危険に関係するもので、これには動きを試す際の体の危険も伴います。前回の「肩から腰までの胴体を、背骨と直角に左に回す」というダウンのイメージにもこの危険があります。
「核心打法」のダウンでは、脊椎が、腰椎、胸椎、頸椎と右回りに回り、腰椎は左、胸椎は右、頸椎は左に彎曲して、胸と尻を目標線に平行に保つ形のインパクトになります(「背骨の正面」を固定するダウン)(07-05-17))。この場合、背骨全体の動きでクラブを振ります。
これに対して、背骨を一本の固い棒のように考え、腰の左回転で胸を左に回すと、腕とクラブの負荷が直接腰椎に掛かります。これでは腰が保ちません。猛烈な飛ばし屋で、腰椎をすり減らしたという人の話を聞きましたが、この型だったのでしょう。一方、首(頸椎)を痛めてコルセットをつけた人もいます。ダウンで頭を正面向きに止めようとしたのでしょう。
これらは、思い切りクラブを振る人達の危険です。今日練習場で見掛けたのは、体に危険のないスイングをする人達でした。全く力の入らないスイングなのです。例の「人の振り見て我が振り直せ」で、これらのスイングの特徴を見てみます。
仲良く夫妻で練習している二人は、腕を伸ばしてクラブを握り、右に振り引き戻して左に振る、典型的な左右対称スイング。低い所でボールをすくう形の軌道で、ヘッドが当たってもボールは大して上がりません。一方、中年の体力ありげなゴルファーは、バックで左脚を引き込んで足を上げ、これを下ろしてダウンという、力の入らない難しいスイングでした。
もう一人の若い男性は、先輩格のコメントを聞きながら打っています。左肩を高く構えてボールを見る形の体勢から右にバック、一気に腰を左に回してボールを打ち、体全体を飛球方向に向けてシャフトを水平に担ぐフィニッシュに入ります。左手の背屈が生む動きです。マットを打つ音が聞こえることから、ダフリ気味の軌道であることが分かります。
フィニッシュは見事に決まりますが、ボールは力強く飛びません。このフィニッシュのイメージは、体を痛める危険は無くても良いスイングの実現には危険です。これらのゴルファーに共通の「危険」は、「深いトップ」への動きが無いことです。これを見ると、「螺旋」の生む「深いトップ」への動きは、慎重に検討する必要のある重要な動きであることが分かります。
ハーディーの見逃した「モダン・ゴルフ」の欠陥:その真相
前回は、ホーガンの「モダン・ゴルフ」に欠陥を見出したと言うジム・ハーディーの、一平面・二平面理論の内容をざっと眺めました。一平面型は肩の回転を利用して体の周りにクラブを振る「反魔法の動き」風のスイング、二平面型は体の右側でクラブを上げ下げするスイングでした。
ホーガンのスイングは体の右側に急激に引き下ろすダウンの動きが特徴的です。したがって、ホーガンの理論で成功しなかったハーディーは本来一平面型で、苦労を重ねる中で二平面型の存在に気が付いのではないでしょうか。もしそうならば、ハーディーの二平面型は、ホーガン風のダウンを実現する、肩と腕の「魔法の動き」による「核心打法」型になりそうです。
ところが、体の右側での引き下ろしの説明では、右胸の前で引き下ろしを始めると同時に、肩から腰までの胴体を殆ど水平に、背骨と直角に左に回さねばならないと書いています(原著73頁)。この動きをゆっくり試してみて下さい(速い動きは危険です)。体を左に回しながら胸の右前に腕を引き下ろすと、右腕を外側、左腕を内側に回す「反魔法の動き」が現れる筈です。
体が左に回る分だけグリップを右に回さなければ、フェースはスクエアに保てないと考えれば、これは自明になります。この場合の肩と腕の動きの特徴は、左手の平が背中側に反り、右手の平が内側に巻き込まれ、共にアンコックすることです。この体勢では肩が自由に動き、方向性の確保も力の発揮も難しい。これはこれまでに既に繰り返し確認して来たことです。
ハーディーの二平面型のダウンの説明にそのまま従うと、肩と腕の「魔法の動き」が生む「核心打法」の動きは得られないのです。私の見る限りこれが事実なのです。
ハーディーの説明は、ホーガンのダウンの説明、「左の腰骨と真後ろの壁を結びつける幅広の弾力的な帯を考え、バックで引き伸ばされた帯がダウンで一気に腰を引き戻す」、とよく一致します。ところが、これが納得し難い説明であることは既に指摘済みです(「螺旋」を生かす脚の動き(07-05-22))。
ホーガンはインパクト圏での左前腕回外、すなわち「魔法の動き」を極めて重視しています。ホーガンのダウンの説明はこれに合致しません。これは「モダン・ゴルフ」の唯一の欠陥のように思われます。しかし、ハーディーの説明はこれを受け継いでいます。
ホーガンとハーディーがこのような説明に導かれた原因は何か。それは、目で見る体の動きの説明に意識が集中し、地球にぶら下がってクラブを振るゴルファーという、基本的な構造に対する注意が不足していたためと思われます。
ホーガンのスイングは体の右側に急激に引き下ろすダウンの動きが特徴的です。したがって、ホーガンの理論で成功しなかったハーディーは本来一平面型で、苦労を重ねる中で二平面型の存在に気が付いのではないでしょうか。もしそうならば、ハーディーの二平面型は、ホーガン風のダウンを実現する、肩と腕の「魔法の動き」による「核心打法」型になりそうです。
ところが、体の右側での引き下ろしの説明では、右胸の前で引き下ろしを始めると同時に、肩から腰までの胴体を殆ど水平に、背骨と直角に左に回さねばならないと書いています(原著73頁)。この動きをゆっくり試してみて下さい(速い動きは危険です)。体を左に回しながら胸の右前に腕を引き下ろすと、右腕を外側、左腕を内側に回す「反魔法の動き」が現れる筈です。
体が左に回る分だけグリップを右に回さなければ、フェースはスクエアに保てないと考えれば、これは自明になります。この場合の肩と腕の動きの特徴は、左手の平が背中側に反り、右手の平が内側に巻き込まれ、共にアンコックすることです。この体勢では肩が自由に動き、方向性の確保も力の発揮も難しい。これはこれまでに既に繰り返し確認して来たことです。
ハーディーの二平面型のダウンの説明にそのまま従うと、肩と腕の「魔法の動き」が生む「核心打法」の動きは得られないのです。私の見る限りこれが事実なのです。
ハーディーの説明は、ホーガンのダウンの説明、「左の腰骨と真後ろの壁を結びつける幅広の弾力的な帯を考え、バックで引き伸ばされた帯がダウンで一気に腰を引き戻す」、とよく一致します。ところが、これが納得し難い説明であることは既に指摘済みです(「螺旋」を生かす脚の動き(07-05-22))。
ホーガンはインパクト圏での左前腕回外、すなわち「魔法の動き」を極めて重視しています。ホーガンのダウンの説明はこれに合致しません。これは「モダン・ゴルフ」の唯一の欠陥のように思われます。しかし、ハーディーの説明はこれを受け継いでいます。
ホーガンとハーディーがこのような説明に導かれた原因は何か。それは、目で見る体の動きの説明に意識が集中し、地球にぶら下がってクラブを振るゴルファーという、基本的な構造に対する注意が不足していたためと思われます。
スイング面談義:One plane or two plane ?
2005年に出版された「The Plane Truth for Golfers」という本の中で、著者のジム・ハーディー(Jim Hardy)は、ベン・ホーガンの「モダン・ゴルフ」には欠陥があり、何年もの期間と無数の失敗の後にこれに気が付いた、と書いています。大変な欠陥が存在し、これを正すのが自分の挑戦だったと言うのです。
その主張は、スイング面の構造には二種類あり、一平面(one plane)型と二平面(two plane)型に分類されるというものです。どちらの型にもそれぞれの特徴があり、自分がどちらの型のスイングを目指しているかを理解しないとスイングが上達しないというものです。インターネットで調べると、この主張は多くの人々の関心を惹いているように見えます。
内容の説明から見ると、ホーガンが「モダン・スイング」で展開している議論は、二平面型のスイングの実行法に分類されます。ハーディーの議論に従えば、ホーガンが一平面型を無視していたことが問題だということになるのでしょう。
しかしここには基本的な疑問があります。スイング面に二つの型があるとすれば、人体の動きの構造上、原理的にどちらが最も優れているかは確認できる筈です。もし人によって最適な型が異なるならば、体の動きの癖を含めて、構造上の何がこの最適型を決めるのかを明確にする必要があります。
本の内容を一覧した限りでは、このような議論は無く、それぞれの型の特徴的な動きの説明に止まっているように見えます。本の中の写真や動きの説明からは、肩と腕の動きで見ると、一平面型は「反魔法の動き」、二平面型は「魔法の動き」風のスイングのように見えます。特に二平面型の場合は、体の右側での腕の一気の引き下ろしを重視していることからこれが窺えます。
このように見ると、前回の検討結果からは、一平面型は方向性の意味でもパワーの意味でも不利なものに見えます。更に、右腕の引き下ろしと同時に両肩から腰までの全部を左に回さねばならないという二平面型についての説明も、「螺旋」の動きで一気にダウンという単純明快な説明(「螺旋」によるスイングの完全解明(07-05-24))に比べると極めて難解です。
肩、腕、腰、背骨の角度、体重分布、などの動きを個別的に検討しながら二平面型のスイングを作り上げるよりも、「螺旋」によるスイングの実行イメージに慣れれば、遙かに簡単なスイングの実現法が得られる筈です。目でみただけでは動きの仕組みは分からない。構造的に内容を確認しないと、スイング論については間違った判断をする危険があります。次回に更に検討します。
その主張は、スイング面の構造には二種類あり、一平面(one plane)型と二平面(two plane)型に分類されるというものです。どちらの型にもそれぞれの特徴があり、自分がどちらの型のスイングを目指しているかを理解しないとスイングが上達しないというものです。インターネットで調べると、この主張は多くの人々の関心を惹いているように見えます。
内容の説明から見ると、ホーガンが「モダン・スイング」で展開している議論は、二平面型のスイングの実行法に分類されます。ハーディーの議論に従えば、ホーガンが一平面型を無視していたことが問題だということになるのでしょう。
しかしここには基本的な疑問があります。スイング面に二つの型があるとすれば、人体の動きの構造上、原理的にどちらが最も優れているかは確認できる筈です。もし人によって最適な型が異なるならば、体の動きの癖を含めて、構造上の何がこの最適型を決めるのかを明確にする必要があります。
本の内容を一覧した限りでは、このような議論は無く、それぞれの型の特徴的な動きの説明に止まっているように見えます。本の中の写真や動きの説明からは、肩と腕の動きで見ると、一平面型は「反魔法の動き」、二平面型は「魔法の動き」風のスイングのように見えます。特に二平面型の場合は、体の右側での腕の一気の引き下ろしを重視していることからこれが窺えます。
このように見ると、前回の検討結果からは、一平面型は方向性の意味でもパワーの意味でも不利なものに見えます。更に、右腕の引き下ろしと同時に両肩から腰までの全部を左に回さねばならないという二平面型についての説明も、「螺旋」の動きで一気にダウンという単純明快な説明(「螺旋」によるスイングの完全解明(07-05-24))に比べると極めて難解です。
肩、腕、腰、背骨の角度、体重分布、などの動きを個別的に検討しながら二平面型のスイングを作り上げるよりも、「螺旋」によるスイングの実行イメージに慣れれば、遙かに簡単なスイングの実現法が得られる筈です。目でみただけでは動きの仕組みは分からない。構造的に内容を確認しないと、スイング論については間違った判断をする危険があります。次回に更に検討します。
グリップの動きで「螺旋」を確認する
膝に角度を持たせて足に体重を掛け、膝を内側に引いて脛(すね)を回すと、足が地面に食い込んで「螺旋」の動きが現れる、と言われても、体の動きは複雑で言葉だけでは分かり難いものです。そこで、この決定的に重要な「螺旋」の動きを確認する方法を考えます。
手を足に繋ぐ緩みのない仕組みがあれば、足の動きは地球との距離が一番大きい体の末端、すなわち手の動きに拡大されて現れる筈です。この場合、足の動きの正否は、グリップが「魔法の動き」の形に動くか否かで判定されます。
アドレスの構えで両手をグリップの形に握り合わせ、ここからグリップをゆっくり右に直線的に引きながら、脚腰背骨の動きに注意します。腕が緩みなく脚腰に繋がっていれば、両膝が内側に引かれる形で固まり、両足がしっかり地面に食い込んで脚腰に踏ん張りが生まれます。この時の両足の動きが「螺旋」の動きです。この時、肩と腕の動きは「魔法の動き」になります。
始めに両膝が外側に開いていると、この動きで腰が右に動いてしまいます。そこで、これが現れないように、アドレスで両膝を軽く内側に引いて置きます。この両膝を内側に引く動きを、脚腰に意識を集中して実行すると、背骨がしっかり脚に結びつくのが分かります。両膝が外側に開くとこの結びつきが緩み、グリップを右に引く時に体が右に動いてしまうのです。
両膝を内側に引いたアドレスの構えからでも、クラブのフェースが開くようにグリップを右に回しながら右に引くと、やはり腰が右に動いてしまいます。注意して見ると、この時両膝の間が開くように動くことが分かります。この場合の肩と腕の動きは、右腕が外側、左腕が内側に回る、「反魔法の動き」になります。
逆に、肩と腕が「反魔法の動き」をすると、両膝が外側に引かれる体勢に入ります。この体勢では脚腰を通じて背骨を地球に結びつける仕組みに緩みが生まれ、その結果体が揺れやすくなることが分かります。腕を振る動きが不安定になり、力も発揮できません。「反魔法の動き」でクラブを振る人は、難しい振り方を選択していることになります。
体力が十分にある場合は、「反魔法の動き」による力不足の影響は感じないかも知れませんが、方向性の確保には苦労する筈です。その上、加齢と共に、ある時点から急速に脚腰が弱まり、スイングが楽でなくなります。永くゴルフを楽しむには、「魔法の動き」を確実に実現する「螺旋」の動きを、早い時期に会得して置く方が絶対に有利だと思われます。
手を足に繋ぐ緩みのない仕組みがあれば、足の動きは地球との距離が一番大きい体の末端、すなわち手の動きに拡大されて現れる筈です。この場合、足の動きの正否は、グリップが「魔法の動き」の形に動くか否かで判定されます。
アドレスの構えで両手をグリップの形に握り合わせ、ここからグリップをゆっくり右に直線的に引きながら、脚腰背骨の動きに注意します。腕が緩みなく脚腰に繋がっていれば、両膝が内側に引かれる形で固まり、両足がしっかり地面に食い込んで脚腰に踏ん張りが生まれます。この時の両足の動きが「螺旋」の動きです。この時、肩と腕の動きは「魔法の動き」になります。
始めに両膝が外側に開いていると、この動きで腰が右に動いてしまいます。そこで、これが現れないように、アドレスで両膝を軽く内側に引いて置きます。この両膝を内側に引く動きを、脚腰に意識を集中して実行すると、背骨がしっかり脚に結びつくのが分かります。両膝が外側に開くとこの結びつきが緩み、グリップを右に引く時に体が右に動いてしまうのです。
両膝を内側に引いたアドレスの構えからでも、クラブのフェースが開くようにグリップを右に回しながら右に引くと、やはり腰が右に動いてしまいます。注意して見ると、この時両膝の間が開くように動くことが分かります。この場合の肩と腕の動きは、右腕が外側、左腕が内側に回る、「反魔法の動き」になります。
逆に、肩と腕が「反魔法の動き」をすると、両膝が外側に引かれる体勢に入ります。この体勢では脚腰を通じて背骨を地球に結びつける仕組みに緩みが生まれ、その結果体が揺れやすくなることが分かります。腕を振る動きが不安定になり、力も発揮できません。「反魔法の動き」でクラブを振る人は、難しい振り方を選択していることになります。
体力が十分にある場合は、「反魔法の動き」による力不足の影響は感じないかも知れませんが、方向性の確保には苦労する筈です。その上、加齢と共に、ある時点から急速に脚腰が弱まり、スイングが楽でなくなります。永くゴルフを楽しむには、「魔法の動き」を確実に実現する「螺旋」の動きを、早い時期に会得して置く方が絶対に有利だと思われます。
「螺旋」は上体を右に回す!
ゴルフといえば体を右に回してバック、左に回してインパクトがごく一般的なイメージです。ところが、このブログではこれまで「上体を右に回す」動きでインパクトを振り抜くことを主張して来ました。これは納得できない、と思われる人も多かったと思います。ところが、「螺旋」の動きは一貫して上体を右に回すのです。
アドレスの体勢で体の前に構えたグリッを、回転させることなく真っ直ぐ右に引こうとすると、両足の「螺旋」の動きが現れます。ゆっくりした動きで、この足の動きとこれを生み出す脚腰背骨の動きを確認して下さい。両膝を内向きに引き寄せる形の動きになることが分かります。この「螺旋」の動きに慣れれば、これでバックをスタートできるようになります。
この時の「螺旋」が生み出す動きが、「上体を右に回す」動きなのです。これは感覚的にも納得できる表現で、「上体を左に回す」感覚とは正反対の動きです。「核心打法」(クラックス打法)は、左右と上下の動きが交叉して生まれる打法です。ここでも、「上体を右に回す動き」でバック、「上体を左に回す」動きでダウンと考えたくなりますが、これは間違いです。
一旦スタートした体を右に回す動きを逆転させると、その瞬間に体の緊張が緩みます。これを避けるには、一貫して「上体を右に回す」動きを保つ必要があります。これは簡単で、「螺旋」の動きを強め続ければよいのです。しかしこれではクラブの動きの方向転換ができません。そこで上下の動きを加えて「核心打法」が完成するわけです。
この上下の動きは、足先の主導する「螺旋」の動きに、踵で地面を押す力を加えることで実現します。これで、バックからダウンへの方向転換とクラブの上げ下げによるヘッドの加速を実現すると同時に、「上体の右に回す」動きを強めて強力なインパクトの左への振り抜きを実現します。
前回の最後に登場した「両足先の動きで一気に極限までバック、これで発生する緊張感に対抗し、一気の引き戻しでダウン」という単純なイメージが生む強力なショットは、この簡単な動きの仕組みが支えているのです。
これが如何に強力なインパクトの動きを生むかは、既に繰り返し検討した「机の脚にヘッドを押し当てて左へ引く」動きの実験で確認ずみです。バックから一貫する「螺旋」の動きは、踵の踏ん張りを加えることで、深いトップの方向転換からヘッドを強力に左へ引っ張り抜くインパクトの完成まで、上体を右に回し続けるのです。
アドレスの体勢で体の前に構えたグリッを、回転させることなく真っ直ぐ右に引こうとすると、両足の「螺旋」の動きが現れます。ゆっくりした動きで、この足の動きとこれを生み出す脚腰背骨の動きを確認して下さい。両膝を内向きに引き寄せる形の動きになることが分かります。この「螺旋」の動きに慣れれば、これでバックをスタートできるようになります。
この時の「螺旋」が生み出す動きが、「上体を右に回す」動きなのです。これは感覚的にも納得できる表現で、「上体を左に回す」感覚とは正反対の動きです。「核心打法」(クラックス打法)は、左右と上下の動きが交叉して生まれる打法です。ここでも、「上体を右に回す動き」でバック、「上体を左に回す」動きでダウンと考えたくなりますが、これは間違いです。
一旦スタートした体を右に回す動きを逆転させると、その瞬間に体の緊張が緩みます。これを避けるには、一貫して「上体を右に回す」動きを保つ必要があります。これは簡単で、「螺旋」の動きを強め続ければよいのです。しかしこれではクラブの動きの方向転換ができません。そこで上下の動きを加えて「核心打法」が完成するわけです。
この上下の動きは、足先の主導する「螺旋」の動きに、踵で地面を押す力を加えることで実現します。これで、バックからダウンへの方向転換とクラブの上げ下げによるヘッドの加速を実現すると同時に、「上体の右に回す」動きを強めて強力なインパクトの左への振り抜きを実現します。
前回の最後に登場した「両足先の動きで一気に極限までバック、これで発生する緊張感に対抗し、一気の引き戻しでダウン」という単純なイメージが生む強力なショットは、この簡単な動きの仕組みが支えているのです。
これが如何に強力なインパクトの動きを生むかは、既に繰り返し検討した「机の脚にヘッドを押し当てて左へ引く」動きの実験で確認ずみです。バックから一貫する「螺旋」の動きは、踵の踏ん張りを加えることで、深いトップの方向転換からヘッドを強力に左へ引っ張り抜くインパクトの完成まで、上体を右に回し続けるのです。
「螺旋」によるスイングの完全解明
最近の話で、「背骨の引きでバックからトップ」というイメージに代わる、「両足先の内側向きの動きを意識してバック」が登場しました。脚腰の動きが生み出す「螺旋」から、スイング動作を生み出す「螺旋」の動きに見方に変わったわけです。
この見方の基礎は「ゴルファーは足で地球に逆立ちをしている」というイメージで、これにより「螺旋」を意識するだけで対応するスイングの動きが実現するようになります。極端な話だと思うかもしれませんが、日常生活では何かをしようと思うだけで楽に体が動きます。これが現実の動きのあり方です。
二本脚で立って生活をする場合、頭を安定に保って体を動かす大事な役割を背骨が担います。ゴルフの場合も、この背骨の動きを支える筋群と神経系の働きを上手く利用すれば、意識するだけで自然に体が動く筈です。この場合、動きを始める動作が決定的に重要です。
これには、意識して体の安定を崩し、これで体全体の動きを引き出すという方策があります。これにはごく僅かな動きでも役に立ちます。スイングの場合、バックのスタートで使う、グリップを少し左へ押すいわゆるフォーワード・プレスとか、これが苦手だったニクラウスの考案したチン・バックなどががその具体例でしょう。
バックでは、グリップを右に引く動きが現れるように体を揺する「螺旋」の動きを使えば、これで崩れる体と地球との関係に対処する神経系と筋群の働きが発動し、動きがごく自然な形で実現できる筈です。この考えに従うと、動きの変化点毎に「螺旋」の動きが働くことで、自然な動きで強力なスイングが完成する筈です。
このために、足先(親指と拇指球)が左右の動きを、踵が上下の動きを作ると考えると、テークバックを左足先、中間のトップ(肩の高さ)までを右足先、両踵で深いトップに入れながら両足先で右に引き、右踵での左腕の引き下ろしと左踵での右腕の引き下ろしに次いで、両足先で左へ引き抜いてインパクト、という形でスイング動作が作られることが確認できます。
しかし、脚腰背骨による「螺旋」ので体の動き安定を崩すという考えに従えば、「両足先の動きで一気に極限(深いトップ)までバック、これで発生する緊張感に対抗し、一気の引き戻しでダウン」という単純なイメージで、最強力のスイングの動きがが実現することになります。簡単なイメージですから、是非試してみて下さい。
ただしこれは、両膝の内側引き込みで確保される「螺旋」の動きの存在が前提です。膝が離れたら終わりです。
この見方の基礎は「ゴルファーは足で地球に逆立ちをしている」というイメージで、これにより「螺旋」を意識するだけで対応するスイングの動きが実現するようになります。極端な話だと思うかもしれませんが、日常生活では何かをしようと思うだけで楽に体が動きます。これが現実の動きのあり方です。
二本脚で立って生活をする場合、頭を安定に保って体を動かす大事な役割を背骨が担います。ゴルフの場合も、この背骨の動きを支える筋群と神経系の働きを上手く利用すれば、意識するだけで自然に体が動く筈です。この場合、動きを始める動作が決定的に重要です。
これには、意識して体の安定を崩し、これで体全体の動きを引き出すという方策があります。これにはごく僅かな動きでも役に立ちます。スイングの場合、バックのスタートで使う、グリップを少し左へ押すいわゆるフォーワード・プレスとか、これが苦手だったニクラウスの考案したチン・バックなどががその具体例でしょう。
バックでは、グリップを右に引く動きが現れるように体を揺する「螺旋」の動きを使えば、これで崩れる体と地球との関係に対処する神経系と筋群の働きが発動し、動きがごく自然な形で実現できる筈です。この考えに従うと、動きの変化点毎に「螺旋」の動きが働くことで、自然な動きで強力なスイングが完成する筈です。
このために、足先(親指と拇指球)が左右の動きを、踵が上下の動きを作ると考えると、テークバックを左足先、中間のトップ(肩の高さ)までを右足先、両踵で深いトップに入れながら両足先で右に引き、右踵での左腕の引き下ろしと左踵での右腕の引き下ろしに次いで、両足先で左へ引き抜いてインパクト、という形でスイング動作が作られることが確認できます。
しかし、脚腰背骨による「螺旋」ので体の動き安定を崩すという考えに従えば、「両足先の動きで一気に極限(深いトップ)までバック、これで発生する緊張感に対抗し、一気の引き戻しでダウン」という単純なイメージで、最強力のスイングの動きがが実現することになります。簡単なイメージですから、是非試してみて下さい。
ただしこれは、両膝の内側引き込みで確保される「螺旋」の動きの存在が前提です。膝が離れたら終わりです。
「螺旋」がスイングの動きを決める
足を内側に回す「螺旋」の動きは、これを生み出す脚腰背骨回りの筋群の働き方により、主に拇指球を含めた足先(内側)に力が入る場合と踵(内側)に力が入る場合に分かれます。
両手をグリップの形に握り合わせ、アドレスの構えからグリップを右に振り左へ引き戻す動きと、グリップを上に押し上げ引き下ろす動きとを実行してみれば、腕を左右に振る動きでは足先に力が入り、上下の動きでは踵に力が入るのが分かります。
この違いが分かると、肩の高さまでグリップを上げるバックの動きは足先に力が入る横の動き、深いトップへの動きとダウンの動きは踵に力が入る上下の動きであることが分かります。この上下の動きの過程でも、両足先の(内側回しの)動きが加わり、腕の右と左への振りの動きを支えます。
このように「螺旋」の動きを捉えると、「背骨の引きでバックからトップ、両脚の内側回しで深いトップに押し上げ、引き込まれた尻の引き戻しでダウン」という先のイメ-ジの代わりに、「両足先の内側向きの動きを意識してバック(グリップが肩の高さまで)を実行し、踵で深いトップに押し上げ、踵の正面向きの引き戻しでダウン」という意識でスイングが実行できることが分かります。
深いトップへの動きの終期には腕の右への動きで踵が引かれ、これを引き戻すダウンの動きはごく自然な反射的な動きになります。この動きでグリップは右脇前に一気に引き下ろされます。この段階では両踵が地面に食いつきます。このダウンの動きの過程でも、足先の内側回りの「螺旋」の動きがクラブを左に振るための力を出し続け、これで「核心打法」が実現します。
インターネット上で見つけたホーガンの動画では、肩ではなく下半身の動きでクラブを振ることを強調し、急激な腰の左への回転でクラブを体の前に水平に近く引き込むデモを繰り返し見せています。この場合は右踵が一気に浮き上がります。これで腕が一番下がった所でリリースして(ほうり出して)ボールを打つというのです。
しかし実際のダウンの初期には、踵は低く保たれてクラブは縦に引き下ろされています。コースでアイアンを振る別の画像では、両足踵をしっかり地面に着けるように見える動きでインパクトを振り抜いています。最近の優れたプロの動画でも、ダウンで両踵がしっかり地面に食い込むのが見られます。
ホーガンは、左の腰骨と真後ろの壁を結びつける幅広の弾力的な帯を考え、バックで引き伸ばされた帯がダウンで一気に腰を引き戻す、というイメージでダウンを実行すると言いますが、納得し難い説明です。実際は、足の「螺旋」の動きが、ダウンはもとよりスイングのすべてを決めるのです。この原理は誰にも納得できる簡単なイメージで説明できます。次回はこの話をします。
両手をグリップの形に握り合わせ、アドレスの構えからグリップを右に振り左へ引き戻す動きと、グリップを上に押し上げ引き下ろす動きとを実行してみれば、腕を左右に振る動きでは足先に力が入り、上下の動きでは踵に力が入るのが分かります。
この違いが分かると、肩の高さまでグリップを上げるバックの動きは足先に力が入る横の動き、深いトップへの動きとダウンの動きは踵に力が入る上下の動きであることが分かります。この上下の動きの過程でも、両足先の(内側回しの)動きが加わり、腕の右と左への振りの動きを支えます。
このように「螺旋」の動きを捉えると、「背骨の引きでバックからトップ、両脚の内側回しで深いトップに押し上げ、引き込まれた尻の引き戻しでダウン」という先のイメ-ジの代わりに、「両足先の内側向きの動きを意識してバック(グリップが肩の高さまで)を実行し、踵で深いトップに押し上げ、踵の正面向きの引き戻しでダウン」という意識でスイングが実行できることが分かります。
深いトップへの動きの終期には腕の右への動きで踵が引かれ、これを引き戻すダウンの動きはごく自然な反射的な動きになります。この動きでグリップは右脇前に一気に引き下ろされます。この段階では両踵が地面に食いつきます。このダウンの動きの過程でも、足先の内側回りの「螺旋」の動きがクラブを左に振るための力を出し続け、これで「核心打法」が実現します。
インターネット上で見つけたホーガンの動画では、肩ではなく下半身の動きでクラブを振ることを強調し、急激な腰の左への回転でクラブを体の前に水平に近く引き込むデモを繰り返し見せています。この場合は右踵が一気に浮き上がります。これで腕が一番下がった所でリリースして(ほうり出して)ボールを打つというのです。
しかし実際のダウンの初期には、踵は低く保たれてクラブは縦に引き下ろされています。コースでアイアンを振る別の画像では、両足踵をしっかり地面に着けるように見える動きでインパクトを振り抜いています。最近の優れたプロの動画でも、ダウンで両踵がしっかり地面に食い込むのが見られます。
ホーガンは、左の腰骨と真後ろの壁を結びつける幅広の弾力的な帯を考え、バックで引き伸ばされた帯がダウンで一気に腰を引き戻す、というイメージでダウンを実行すると言いますが、納得し難い説明です。実際は、足の「螺旋」の動きが、ダウンはもとよりスイングのすべてを決めるのです。この原理は誰にも納得できる簡単なイメージで説明できます。次回はこの話をします。