スイング面談義:One plane or two plane ?
2005年に出版された「The Plane Truth for Golfers」という本の中で、著者のジム・ハーディー(Jim Hardy)は、ベン・ホーガンの「モダン・ゴルフ」には欠陥があり、何年もの期間と無数の失敗の後にこれに気が付いた、と書いています。大変な欠陥が存在し、これを正すのが自分の挑戦だったと言うのです。
その主張は、スイング面の構造には二種類あり、一平面(one plane)型と二平面(two plane)型に分類されるというものです。どちらの型にもそれぞれの特徴があり、自分がどちらの型のスイングを目指しているかを理解しないとスイングが上達しないというものです。インターネットで調べると、この主張は多くの人々の関心を惹いているように見えます。
内容の説明から見ると、ホーガンが「モダン・スイング」で展開している議論は、二平面型のスイングの実行法に分類されます。ハーディーの議論に従えば、ホーガンが一平面型を無視していたことが問題だということになるのでしょう。
しかしここには基本的な疑問があります。スイング面に二つの型があるとすれば、人体の動きの構造上、原理的にどちらが最も優れているかは確認できる筈です。もし人によって最適な型が異なるならば、体の動きの癖を含めて、構造上の何がこの最適型を決めるのかを明確にする必要があります。
本の内容を一覧した限りでは、このような議論は無く、それぞれの型の特徴的な動きの説明に止まっているように見えます。本の中の写真や動きの説明からは、肩と腕の動きで見ると、一平面型は「反魔法の動き」、二平面型は「魔法の動き」風のスイングのように見えます。特に二平面型の場合は、体の右側での腕の一気の引き下ろしを重視していることからこれが窺えます。
このように見ると、前回の検討結果からは、一平面型は方向性の意味でもパワーの意味でも不利なものに見えます。更に、右腕の引き下ろしと同時に両肩から腰までの全部を左に回さねばならないという二平面型についての説明も、「螺旋」の動きで一気にダウンという単純明快な説明(「螺旋」によるスイングの完全解明(07-05-24))に比べると極めて難解です。
肩、腕、腰、背骨の角度、体重分布、などの動きを個別的に検討しながら二平面型のスイングを作り上げるよりも、「螺旋」によるスイングの実行イメージに慣れれば、遙かに簡単なスイングの実現法が得られる筈です。目でみただけでは動きの仕組みは分からない。構造的に内容を確認しないと、スイング論については間違った判断をする危険があります。次回に更に検討します。
その主張は、スイング面の構造には二種類あり、一平面(one plane)型と二平面(two plane)型に分類されるというものです。どちらの型にもそれぞれの特徴があり、自分がどちらの型のスイングを目指しているかを理解しないとスイングが上達しないというものです。インターネットで調べると、この主張は多くの人々の関心を惹いているように見えます。
内容の説明から見ると、ホーガンが「モダン・スイング」で展開している議論は、二平面型のスイングの実行法に分類されます。ハーディーの議論に従えば、ホーガンが一平面型を無視していたことが問題だということになるのでしょう。
しかしここには基本的な疑問があります。スイング面に二つの型があるとすれば、人体の動きの構造上、原理的にどちらが最も優れているかは確認できる筈です。もし人によって最適な型が異なるならば、体の動きの癖を含めて、構造上の何がこの最適型を決めるのかを明確にする必要があります。
本の内容を一覧した限りでは、このような議論は無く、それぞれの型の特徴的な動きの説明に止まっているように見えます。本の中の写真や動きの説明からは、肩と腕の動きで見ると、一平面型は「反魔法の動き」、二平面型は「魔法の動き」風のスイングのように見えます。特に二平面型の場合は、体の右側での腕の一気の引き下ろしを重視していることからこれが窺えます。
このように見ると、前回の検討結果からは、一平面型は方向性の意味でもパワーの意味でも不利なものに見えます。更に、右腕の引き下ろしと同時に両肩から腰までの全部を左に回さねばならないという二平面型についての説明も、「螺旋」の動きで一気にダウンという単純明快な説明(「螺旋」によるスイングの完全解明(07-05-24))に比べると極めて難解です。
肩、腕、腰、背骨の角度、体重分布、などの動きを個別的に検討しながら二平面型のスイングを作り上げるよりも、「螺旋」によるスイングの実行イメージに慣れれば、遙かに簡単なスイングの実現法が得られる筈です。目でみただけでは動きの仕組みは分からない。構造的に内容を確認しないと、スイング論については間違った判断をする危険があります。次回に更に検討します。