胸を腰に繋ぐには腹を引き締める
前回(07-10-01)には、思い切り大きくバックの動きを実行すれば、肩の「魔法の動き」で両肩が固まると簡単に書いてあります。ところが昨日はこれが上手くできても、今日は何となくはっきりしない動きになるということがあります。バックスイングを実行する場合にもこれがあるのです。
腕を振る動きでダウンを実行するには、胸の動きと腰の動きの繋がりが必要です。バックスイングも、これが脚腰に繋がっていなくてはダウンの役には立ちません。この繋がりを生み出すのは腹を引き締める動きです。これまでの話に登場してきた、胸の動きと腰の動きの繋がりは、この腹の引き締めの動きがあって初めて効果的に実現するのです。
このことを確認するために、両手をグリップの形に握りしめて腕を左右に振ってみると、腹の力を抜いて腕を振る場合には脚腰に繋がる動きは感じられません。これに対して、腹を引き締めて振ると腕の動きに対して逆らうように脚腰が踏ん張ります。
この腹の引き締めの動きについては以前にも検討してあります(「体の動きには裏があれば表もある」(07-05-09))。体の動きに関わる筋群には、地球との結びつきを確保するため、表には裏、外には内、前には後ろと、対抗(拮抗)する動きが必要で、一方の意識で良い結果が得られると反対側の存在を忘れ、開眼、閉眼(?)を繰り返すのがゴルファーの宿命だというのです。
しかし、腹を引き締めるという動きを、実際のスイングで意識して作るのは難しいことです。実は良い胸の動きがあれば、自然にこの動きが現れるのです。この良い胸の動きを生み出すのが、右肩を右後ろ上方に引き、左肩を左前下方に引く、肩の「魔法の動き」なのです。バックのスタートでこの動きを作れば、しっかり腹が引き締まります。
これができれば、後は一貫して肩と腕の「魔法の動き」で腕を振るだけで、バック、ダウン共に地球との強力な結びつきを利用して振ることができます。
腹の引き締めは、いわゆる臍下丹田を固める動きで、古くから様々な議論があります。しかし、体の動きを確保するためにこれを固めると考えると、その実態はなかなか捉えられません。スイングの場合は、逆に肩の「魔法の動き」という具体的な動きがこれを生み出すと考えれば納得しやすいのです。これで地球に強く繋がる動きでクラブを振ることができます。
腕を振る動きでダウンを実行するには、胸の動きと腰の動きの繋がりが必要です。バックスイングも、これが脚腰に繋がっていなくてはダウンの役には立ちません。この繋がりを生み出すのは腹を引き締める動きです。これまでの話に登場してきた、胸の動きと腰の動きの繋がりは、この腹の引き締めの動きがあって初めて効果的に実現するのです。
このことを確認するために、両手をグリップの形に握りしめて腕を左右に振ってみると、腹の力を抜いて腕を振る場合には脚腰に繋がる動きは感じられません。これに対して、腹を引き締めて振ると腕の動きに対して逆らうように脚腰が踏ん張ります。
この腹の引き締めの動きについては以前にも検討してあります(「体の動きには裏があれば表もある」(07-05-09))。体の動きに関わる筋群には、地球との結びつきを確保するため、表には裏、外には内、前には後ろと、対抗(拮抗)する動きが必要で、一方の意識で良い結果が得られると反対側の存在を忘れ、開眼、閉眼(?)を繰り返すのがゴルファーの宿命だというのです。
しかし、腹を引き締めるという動きを、実際のスイングで意識して作るのは難しいことです。実は良い胸の動きがあれば、自然にこの動きが現れるのです。この良い胸の動きを生み出すのが、右肩を右後ろ上方に引き、左肩を左前下方に引く、肩の「魔法の動き」なのです。バックのスタートでこの動きを作れば、しっかり腹が引き締まります。
これができれば、後は一貫して肩と腕の「魔法の動き」で腕を振るだけで、バック、ダウン共に地球との強力な結びつきを利用して振ることができます。
腹の引き締めは、いわゆる臍下丹田を固める動きで、古くから様々な議論があります。しかし、体の動きを確保するためにこれを固めると考えると、その実態はなかなか捉えられません。スイングの場合は、逆に肩の「魔法の動き」という具体的な動きがこれを生み出すと考えれば納得しやすいのです。これで地球に強く繋がる動きでクラブを振ることができます。
直線打法の「初心」とは?
これまで繰り返し「初心に返る」あるいは「初心忘るべからず」という言葉が登場して来ました。実際に、このブログの始めの方を見直してみると、最近問題にしている重要な動きの要点が簡明に捉えられています。これらの話は、肩と腕の「魔法の動き」の必要性と、これを支える脚腰の動きの議論です。結局「初心」とは、「魔法の動き」の完全実行ということになります。
これを支えるのは、「犬(体)が尻尾(腕)を振る」のではなく「尻尾が犬を振る」、すなわち腕の動きが体の動きを引き出すという考え方です。これも一見不思議な見方ですが、腕を振るのが胸(胸椎)の動き、体を支えるのが腰(腰椎)の動きと考えれば、地球に「ぶら下がって」いる人間としては、これ以外に思うような動きは作れないことが理解できます。
こうなると、胸の動きを最大限に利用して腕の振りを実行することが、強力かつ安定なスイングの実現法であることが分かります。これに伴い、この動きが生み出す肩と腕の動きが「魔法の動き」である、と考えることもできます。
この考え方に立って見直すと、肩と腕の「魔法の動き」や、これを支える足の「螺旋」の動きなどの検討は、剣道で言えば型の練習に相当し、腕の振りを最大限に実行して一気に振る練習は、速さと力を引き出す実戦の動きを目指すものと言えます。これまでの脚の構えやその働きの議論などは、型の訓練のためのものと言えます。
この実戦のための主要な動きが、前回(07-09-30)に議論した、「深いトップ」の体勢からの一気の腕の振りです。当然これには、「深いトップ」への動きで肩の「魔法の動き」をしっかり実行し、肩を固めることが必要で、これにより「その体勢のまま一気に両腕を振る」ダウンとこれに続くインパクトの振り抜きが可能になります。
かくして「深いトップ」への動きの完全実行が、最終的な課題として残ります。これには、まずアドレスで、両手の後ろ三本指の握りを固めて両腕を肩に繋ぐ構えを作る必要があります。これで一体化する両腕と両肩を、胸の動きで限度一杯に大きく引けば、自然に「深いトップ」に入ります。脚腰はこの動きに自然に反応して踏ん張ります。意識して動きを作る必要はありません。(部分的なショットでは、バックの途中に脚腰で上体の動きにブレーキを掛けます)
とにかく、思い切り大きくバックの動きを実行すれば、かならず肩の「魔法の動き」で両肩が固まります。ここから一気に腕を振ってダウンに入れば、脚腰が反応して胸を押し返し、肩の「魔法の動き」が加わってインパクトからフィニッシュに抜ける強力な振り抜きが実現します。
肩を固めたまま脚腰でダウンに入ると腕に振り遅れが生まれ、急速なダウンの加速が得られません。まず腕を振れば脚腰がこの動きに逆らって上体を押し返す動きが現れ、これで急速で方向性の良い振り抜きが実現します。これは最重要な注意点です。
これを支えるのは、「犬(体)が尻尾(腕)を振る」のではなく「尻尾が犬を振る」、すなわち腕の動きが体の動きを引き出すという考え方です。これも一見不思議な見方ですが、腕を振るのが胸(胸椎)の動き、体を支えるのが腰(腰椎)の動きと考えれば、地球に「ぶら下がって」いる人間としては、これ以外に思うような動きは作れないことが理解できます。
こうなると、胸の動きを最大限に利用して腕の振りを実行することが、強力かつ安定なスイングの実現法であることが分かります。これに伴い、この動きが生み出す肩と腕の動きが「魔法の動き」である、と考えることもできます。
この考え方に立って見直すと、肩と腕の「魔法の動き」や、これを支える足の「螺旋」の動きなどの検討は、剣道で言えば型の練習に相当し、腕の振りを最大限に実行して一気に振る練習は、速さと力を引き出す実戦の動きを目指すものと言えます。これまでの脚の構えやその働きの議論などは、型の訓練のためのものと言えます。
この実戦のための主要な動きが、前回(07-09-30)に議論した、「深いトップ」の体勢からの一気の腕の振りです。当然これには、「深いトップ」への動きで肩の「魔法の動き」をしっかり実行し、肩を固めることが必要で、これにより「その体勢のまま一気に両腕を振る」ダウンとこれに続くインパクトの振り抜きが可能になります。
かくして「深いトップ」への動きの完全実行が、最終的な課題として残ります。これには、まずアドレスで、両手の後ろ三本指の握りを固めて両腕を肩に繋ぐ構えを作る必要があります。これで一体化する両腕と両肩を、胸の動きで限度一杯に大きく引けば、自然に「深いトップ」に入ります。脚腰はこの動きに自然に反応して踏ん張ります。意識して動きを作る必要はありません。(部分的なショットでは、バックの途中に脚腰で上体の動きにブレーキを掛けます)
とにかく、思い切り大きくバックの動きを実行すれば、かならず肩の「魔法の動き」で両肩が固まります。ここから一気に腕を振ってダウンに入れば、脚腰が反応して胸を押し返し、肩の「魔法の動き」が加わってインパクトからフィニッシュに抜ける強力な振り抜きが実現します。
肩を固めたまま脚腰でダウンに入ると腕に振り遅れが生まれ、急速なダウンの加速が得られません。まず腕を振れば脚腰がこの動きに逆らって上体を押し返す動きが現れ、これで急速で方向性の良い振り抜きが実現します。これは最重要な注意点です。
腕を伸ばす動きの不思議
これまでに腕を伸ばして突く、「突き」の動きについて書いたことがあります(「腕を伸ばすことの意味」(07-01-29)、「腕を伸ばすことの意味:再論」(07-02-08))。これは剣道の突きの動きに関連した経験の話で、身構えることなくスパッと腕を伸ばして突く動きの重要性を示しています。銃に剣を着けて突く銃剣術でも同じような経験をしています(昔の話です)。
その内容は、胸の動きで腕を伸ばせば、これにバランスする動きが腰に現れ、腕が素早く伸びるというものです。これに対して腰で腕を押し出そうとすれば、背中が後ろに引けて腕が固まり十分に伸びません。これは体の安定を保つ仕組みの働きが生むもので、自分が意識しなくても現れる動きです。これを活用しないと、急速な動きは思うようには得られないのです。
このことはダウンの動きでも確認できます。右手を握ってグリップの形に固め、肩の高さに上げてからダウンの動きを確かめます。まず脚腰の踏ん張りでグリップを引き下ろそうとすると、小指側が右に引かれます。これはダウンの動きとは反対の方向です。左手で同じ実験をしてみると、小指側が右後ろ方向に引かれます。これもダウンの方向とは逆の腕の動きです。
これに対して、右手のグリップを下向きに振り下ろす動きを試すと、両脚が踏ん張って腰を右向きに引き止め、腕は素早く伸びて左へ引かれます。左手のグリップを右脇前に振り下ろすと、同じように脚腰が踏ん張り、腕が素早く伸びて左へ振り抜かれます。これが「魔法の動き」によるダウンスイングの急速な引き下ろしの構造です。
グリップを力一杯に振ろうとして脚腰の動きでダウンに入れば、両腕はしっかりこれに逆らって遠回しの(減速の)動きに入り、グリップをスパッと右脇前に振り下ろせば、両腕が素早く伸び急速に左へ振り抜かれる、という結果になります。この素早い振り抜きには肩と腕の「魔法の動き」が必要なことは、前回(07-09-29)に確認してあります。
実際のダウンでこの反射的な動きを活用するには、胸と腰を繋ぐ背骨の動きに腕を直結させて振る必要があります。これには「深いトップ」への動きで肩の「魔法の動き」をしっかり実行して肩甲骨を固め、その体勢のまま一気に両腕を振ります。肩が緩んで体から離れた腕を振っても、脚腰の反射的な踏ん張りは現れません。これは大切な注意点です。
腰の左への動きでダウンを振ろうというのはごく「自然」に見える考えですが、クラブを急速に振るという目的に反する動きに導く誤った先入観であったわけです。この先入観から脱却するには、清水の舞台から飛び降りるような意識の転換が必要です。肩と腕の「魔法の動き」は正しい体の動きを要求し、その結果としてこの先入観の打破が可能になったわけです。
その内容は、胸の動きで腕を伸ばせば、これにバランスする動きが腰に現れ、腕が素早く伸びるというものです。これに対して腰で腕を押し出そうとすれば、背中が後ろに引けて腕が固まり十分に伸びません。これは体の安定を保つ仕組みの働きが生むもので、自分が意識しなくても現れる動きです。これを活用しないと、急速な動きは思うようには得られないのです。
このことはダウンの動きでも確認できます。右手を握ってグリップの形に固め、肩の高さに上げてからダウンの動きを確かめます。まず脚腰の踏ん張りでグリップを引き下ろそうとすると、小指側が右に引かれます。これはダウンの動きとは反対の方向です。左手で同じ実験をしてみると、小指側が右後ろ方向に引かれます。これもダウンの方向とは逆の腕の動きです。
これに対して、右手のグリップを下向きに振り下ろす動きを試すと、両脚が踏ん張って腰を右向きに引き止め、腕は素早く伸びて左へ引かれます。左手のグリップを右脇前に振り下ろすと、同じように脚腰が踏ん張り、腕が素早く伸びて左へ振り抜かれます。これが「魔法の動き」によるダウンスイングの急速な引き下ろしの構造です。
グリップを力一杯に振ろうとして脚腰の動きでダウンに入れば、両腕はしっかりこれに逆らって遠回しの(減速の)動きに入り、グリップをスパッと右脇前に振り下ろせば、両腕が素早く伸び急速に左へ振り抜かれる、という結果になります。この素早い振り抜きには肩と腕の「魔法の動き」が必要なことは、前回(07-09-29)に確認してあります。
実際のダウンでこの反射的な動きを活用するには、胸と腰を繋ぐ背骨の動きに腕を直結させて振る必要があります。これには「深いトップ」への動きで肩の「魔法の動き」をしっかり実行して肩甲骨を固め、その体勢のまま一気に両腕を振ります。肩が緩んで体から離れた腕を振っても、脚腰の反射的な踏ん張りは現れません。これは大切な注意点です。
腰の左への動きでダウンを振ろうというのはごく「自然」に見える考えですが、クラブを急速に振るという目的に反する動きに導く誤った先入観であったわけです。この先入観から脱却するには、清水の舞台から飛び降りるような意識の転換が必要です。肩と腕の「魔法の動き」は正しい体の動きを要求し、その結果としてこの先入観の打破が可能になったわけです。
動きのイメージの大逆転
最近は脚腰の動きに注目してクラブを振る腕の動きを追って来ました。これをここで反転して、バック、ダウンともに、脚腰の動きは受け身の動きという見方を展開します。脚腰の動きが受け身の動きとなれば、基本になる動きは何でしょうか。脚腰の動きを腹周りの動きと捉えれば、残る動きは胸周りの動きということになります。
この二つの動きは背骨の動きを生み、それぞれ脚の動きと腕の動きに繋がります。今回の見方では腕を振る肩周りの動きを基本の動きと考え、脚腰の動きはこれによって引き出されるものと捉えることになります。この見方に立つと、肩と腕だけでクラブを振る動きができるかどうかが最初の問題になります。
これは大変重要な動きです。しかし、この動きを実際に確認したことのない人は多いのではないでしょうか。この動きでバックからインパクトの振り抜きまでの動きを実行してみると、右腕を内側に、左腕を外側に回す、肩と腕の「魔法の動き」の形でしかしっかり振れないことが分かります。「反魔法型」の動きでは、バックはできてもインパクトの振り抜きはできません。
肩と腕の「魔法の動き」でクラブを振ると、バックの軌道の終わりに方向転換の動きが現れ、連続的にダウンの軌道に入ることが分かります。そこで、肩と腕の「魔法の動き」を大きく力強く実行してみると、脚腰がこの動きに対して反射的に反応し、しっかりクラブが振れることが分かります。これで完全なスイングの動きが得られます。
結局バックはもちろん、ダウンも肩と腕の「魔法の動き」で一気に振れば、脚腰の反射的な動きが現れてクラブが強く振り抜かれることになります。胸周りの動きで動きを作れば脚腰がこれに反応して踏ん張り、この動きに対する地球の反作用が、体の外側の筋群の動きを通じてクラブに伝わる、という仕組みでスイングの動きが実現するものと考えることができます。
脚腰の踏ん張りでダウンの動きを作るという意識では、腕の急速な振り抜きはできません。胸周りの動きで肩と腕の「魔法の動き」を急速に実行し、これに対する脚腰の反射的な踏ん張りで腕が伸びて振り抜かれるというイメージで、初めて急速な振り抜きの動きができます。とにかく試してみて下さい。このイメージの有効性については次回に更に詳しく議論します。
この二つの動きは背骨の動きを生み、それぞれ脚の動きと腕の動きに繋がります。今回の見方では腕を振る肩周りの動きを基本の動きと考え、脚腰の動きはこれによって引き出されるものと捉えることになります。この見方に立つと、肩と腕だけでクラブを振る動きができるかどうかが最初の問題になります。
これは大変重要な動きです。しかし、この動きを実際に確認したことのない人は多いのではないでしょうか。この動きでバックからインパクトの振り抜きまでの動きを実行してみると、右腕を内側に、左腕を外側に回す、肩と腕の「魔法の動き」の形でしかしっかり振れないことが分かります。「反魔法型」の動きでは、バックはできてもインパクトの振り抜きはできません。
肩と腕の「魔法の動き」でクラブを振ると、バックの軌道の終わりに方向転換の動きが現れ、連続的にダウンの軌道に入ることが分かります。そこで、肩と腕の「魔法の動き」を大きく力強く実行してみると、脚腰がこの動きに対して反射的に反応し、しっかりクラブが振れることが分かります。これで完全なスイングの動きが得られます。
結局バックはもちろん、ダウンも肩と腕の「魔法の動き」で一気に振れば、脚腰の反射的な動きが現れてクラブが強く振り抜かれることになります。胸周りの動きで動きを作れば脚腰がこれに反応して踏ん張り、この動きに対する地球の反作用が、体の外側の筋群の動きを通じてクラブに伝わる、という仕組みでスイングの動きが実現するものと考えることができます。
脚腰の踏ん張りでダウンの動きを作るという意識では、腕の急速な振り抜きはできません。胸周りの動きで肩と腕の「魔法の動き」を急速に実行し、これに対する脚腰の反射的な踏ん張りで腕が伸びて振り抜かれるというイメージで、初めて急速な振り抜きの動きができます。とにかく試してみて下さい。このイメージの有効性については次回に更に詳しく議論します。
肩の「魔法の動き」が肩を体に結びつける
バックのスタートとダウンの最初には、肩甲骨を背中に引きつける(「肩を体に結びつけて腕の振りに入る」(07-09-27))と言われても、これがどんな動きかは分からないと感じる人がいる筈です。この動きがどんなものかは、バックを腕の振りで始めるのではなく、背中の緊張で一気にスタートさせることを試してみると分かります。
これでクラブを「深いトップ」まで勢いよく振り込みます。注意して見ると、右肩甲骨が背骨方向に引かれ、左肩甲骨下側が前に引かれる形になっています。これは肩の「魔法の動き」です。
結局、肩と腕の「魔法の動き」が、背骨の動きにクラブを繋いで振っているわけです。ダウンの始めに肩甲骨を背中に引きつけるのも、ダウンを肩の「魔法の動き」でスタートし、一気に腕の「魔法の動き」で振り抜くインパクトを実現する仕組みになっています。
肩と腕の「魔法の動き」を背骨の動きに繋いでクラブを振ることで、脚腰の動きも素早くしっかりしたものになり、強力なスイングの動きが得られるのを体感できます。肩と腕の「魔法の動き」を足腰の強力な動きに繋げることで、タイミングをも含めた実際の動きの感覚が掴めるわけです。
ここまで来ると、素早い腕の振りを実現する体の動きの主な仕組みが見えて来ます。この仕組みを合理的な形に整理すると、「最も単純化したスイングの動きのイメージ」(07-09-25)で議論した、バックとダウンのエンジンとなる「左脚を踏ん張って背中の腰椎部分を左に引く動き」の内容も明瞭になります。この体の動きの仕組みを次回に議論します。
これでクラブを「深いトップ」まで勢いよく振り込みます。注意して見ると、右肩甲骨が背骨方向に引かれ、左肩甲骨下側が前に引かれる形になっています。これは肩の「魔法の動き」です。
結局、肩と腕の「魔法の動き」が、背骨の動きにクラブを繋いで振っているわけです。ダウンの始めに肩甲骨を背中に引きつけるのも、ダウンを肩の「魔法の動き」でスタートし、一気に腕の「魔法の動き」で振り抜くインパクトを実現する仕組みになっています。
肩と腕の「魔法の動き」を背骨の動きに繋いでクラブを振ることで、脚腰の動きも素早くしっかりしたものになり、強力なスイングの動きが得られるのを体感できます。肩と腕の「魔法の動き」を足腰の強力な動きに繋げることで、タイミングをも含めた実際の動きの感覚が掴めるわけです。
ここまで来ると、素早い腕の振りを実現する体の動きの主な仕組みが見えて来ます。この仕組みを合理的な形に整理すると、「最も単純化したスイングの動きのイメージ」(07-09-25)で議論した、バックとダウンのエンジンとなる「左脚を踏ん張って背中の腰椎部分を左に引く動き」の内容も明瞭になります。この体の動きの仕組みを次回に議論します。
肩を体に結びつけて腕の振りに入る
これまでの話の中に繰り返し登場したのは、両腕を伸ばす動きでインパクトを振り抜くことです。これには体の動きで腕の振りに入る必要があります。腕が体から離れていると、体の動きがそのまま腕に繋がりません。そこで、バックのスタートとダウンの最初に、肩甲骨を背中に引きつけるのです。
バックのスタートでこの動きを加えると、しっかり腕が振られて「深いトップ」まで一気に振り込めます。このままでダウンに入ると、肩甲骨が緩んでいますから、強力なインパクトの振り抜きの力が出ません。そこでダウンの最初に肩甲骨を背中に引きつける動きに入ることで、続くインパクトの強力な腕の振り抜きが可能になります。
これまで背骨の動きに注意をして来ましたが、背骨の動きで腕を振るには、肩甲骨を体に結びつけて腕の振りに入る必要があるのです。これでしっかりしたバックとダウンの腕の振りが気持ちよく実現します。
バックのスタートでこの動きを加えると、しっかり腕が振られて「深いトップ」まで一気に振り込めます。このままでダウンに入ると、肩甲骨が緩んでいますから、強力なインパクトの振り抜きの力が出ません。そこでダウンの最初に肩甲骨を背中に引きつける動きに入ることで、続くインパクトの強力な腕の振り抜きが可能になります。
これまで背骨の動きに注意をして来ましたが、背骨の動きで腕を振るには、肩甲骨を体に結びつけて腕の振りに入る必要があるのです。これでしっかりしたバックとダウンの腕の振りが気持ちよく実現します。
最も単純化したスイングの動きのイメージ:続き
前回に議論した「最も単純化したスイングの動きのイメージ」(07-09-25)の要点は、バックとダウンのエンジンとなる、「左脚を踏ん張って背中の腰椎部分を左に引く動き」です。これは言葉での説明では理解しにくい動きです。そこで今回は、実際にクラブを握って振る簡単な実験で、これを確認することにします。
この実験にはアプロ-チ・ウェッヂを使います。まず左手でクラブを握り、右に軽く振り左へ引き戻して振り抜きます。これでしっかりインパクトのヘッドの動きが確保されるように、体の動きを調整します。この時、クラブを下から握るようにして、小指をしっかり内側に巻き込んで振ります。
これで、バックのスタートの左の脚腰の踏ん張りの動きが体感できると同時に、これを更に強めるような動きで実現するダウンからインパクトの振り抜きが確認できます。これを連続して実行すると、バックのスタートの動きが捉えやすくなります。クラブを上から押さえるように握るとフィンガー・グリップになり、インパクトの安定なヘッドの動きが確保し難くなります。
この左腕一本での実験で、ダウンを実現する体の動きが「バックのスタートの左の脚腰の踏ん張りを更に強める形の動き」になることを体感できれば、これで実験は成功です。右脚は自然の動きに任せます。
この左腕での振りの動きが確認できたところで、今度は右手でクラブを振ってみます。この時も小指をしっかり内側に巻き込むように握ります。左腕で振った時と同じ要領の左の脚腰の動きでバックとダウンの動きを実行すると、しっかりしたインパクトの振り抜きが実現します。この時もクラブをフィンガー・グリップで持つと安定な振り抜きが難しくなります。
さて、これで目出度し目出度しとはならないのです。脚腰の動きは背骨の動きに繋がり、これが肩の動きを生み、これが肩と腕の「魔法の動き」に繋がることで、体の動きが緩みなくグリップを通してクラブに繋がります。大きなクラブを振るには、脚腰の動きを肩の動きに緩みなく綱げ必要があります。アドレスの構えを含め、この点の確認が必要です。現実は単純ではありません。
この実験にはアプロ-チ・ウェッヂを使います。まず左手でクラブを握り、右に軽く振り左へ引き戻して振り抜きます。これでしっかりインパクトのヘッドの動きが確保されるように、体の動きを調整します。この時、クラブを下から握るようにして、小指をしっかり内側に巻き込んで振ります。
これで、バックのスタートの左の脚腰の踏ん張りの動きが体感できると同時に、これを更に強めるような動きで実現するダウンからインパクトの振り抜きが確認できます。これを連続して実行すると、バックのスタートの動きが捉えやすくなります。クラブを上から押さえるように握るとフィンガー・グリップになり、インパクトの安定なヘッドの動きが確保し難くなります。
この左腕一本での実験で、ダウンを実現する体の動きが「バックのスタートの左の脚腰の踏ん張りを更に強める形の動き」になることを体感できれば、これで実験は成功です。右脚は自然の動きに任せます。
この左腕での振りの動きが確認できたところで、今度は右手でクラブを振ってみます。この時も小指をしっかり内側に巻き込むように握ります。左腕で振った時と同じ要領の左の脚腰の動きでバックとダウンの動きを実行すると、しっかりしたインパクトの振り抜きが実現します。この時もクラブをフィンガー・グリップで持つと安定な振り抜きが難しくなります。
さて、これで目出度し目出度しとはならないのです。脚腰の動きは背骨の動きに繋がり、これが肩の動きを生み、これが肩と腕の「魔法の動き」に繋がることで、体の動きが緩みなくグリップを通してクラブに繋がります。大きなクラブを振るには、脚腰の動きを肩の動きに緩みなく綱げ必要があります。アドレスの構えを含め、この点の確認が必要です。現実は単純ではありません。
最も単純化したスイングの動きのイメージ
前回(07-09-24)は「螺旋」に関係する細かな動きの話になりました。しかし話の結末は、「「魔法のグリップ」でドライバーを振る」(07-09-21)の要領でごく自然に振るという、つまらないものになりました。
そこで今回は、この「ごく自然に振る」動きをできるだけ簡明に捉えることを試みます。これは「左の脚腰の踏ん張りでバックを実行し、この左腕の動きを右腕で限度一杯拡大し、再び左の脚腰の踏ん張りでダウンを実行する」という形になります。ただし、グリップは「マジック・グリップ」にします。
最初に慣れる必要があるのは、左の脚腰の踏ん張りでバックを実行するという動きです。これは右に引かれるクラブの動きとバランスするように腰椎部分を左に引く、という意識で捉えることができます。この動きの特徴は、左腕が良く伸びるように右に引かれることです。この動きの限界で、右腕で更に左腕を引く動きを加えて「深いトップ」に入れます。
ここからのダウンが問題で、思わず左腰を引き戻す危険があります。これは絶対に不可で、バックのスタートの時と同様に、左脚を踏ん張って 背中の腰椎部分を左に引く動きでダウンを実行する必要があります。腕を振る仕組みをしっかり働かせるには、腰の回転的な動きの方向を変えてはいけないのです。方向を逆転すると、それまで引っ張られていた部分が緩んでしまいます。
クラブを振って、この一点だけを確認してみて下さい。
そこで今回は、この「ごく自然に振る」動きをできるだけ簡明に捉えることを試みます。これは「左の脚腰の踏ん張りでバックを実行し、この左腕の動きを右腕で限度一杯拡大し、再び左の脚腰の踏ん張りでダウンを実行する」という形になります。ただし、グリップは「マジック・グリップ」にします。
最初に慣れる必要があるのは、左の脚腰の踏ん張りでバックを実行するという動きです。これは右に引かれるクラブの動きとバランスするように腰椎部分を左に引く、という意識で捉えることができます。この動きの特徴は、左腕が良く伸びるように右に引かれることです。この動きの限界で、右腕で更に左腕を引く動きを加えて「深いトップ」に入れます。
ここからのダウンが問題で、思わず左腰を引き戻す危険があります。これは絶対に不可で、バックのスタートの時と同様に、左脚を踏ん張って 背中の腰椎部分を左に引く動きでダウンを実行する必要があります。腕を振る仕組みをしっかり働かせるには、腰の回転的な動きの方向を変えてはいけないのです。方向を逆転すると、それまで引っ張られていた部分が緩んでしまいます。
クラブを振って、この一点だけを確認してみて下さい。
「壁」を作る「螺旋」の動き
ゴルフでは「左の壁」がよく知られています。しかし「壁」の仕組みとその働きについては、十分な説明を見たり聞いたりしたことはありません。そこで、足の「螺旋」の動きを通じて、「壁」と呼ばれるものの正体を明らかにすることを試みます。
いわゆる「壁」は、そこで急激な動きが生まれるという感覚に結びついています。これは体の安定保持の限界で生まれる、脚腰の反射的な動きによるものと考えられます。この考えでは、体を安定に支える仕組みが問題になります。これを担うのが膝の動きで、体重を支えて足の「螺旋」が踏ん張るには、膝を内側に引いて固める脚の動きが重要です。
「マジック・グリップ」でバックをスタートさせると、これに逆らうように脚の「螺旋」の動きが現れて、膝が固まります。この状態で、地球を下向きに押してバックの動きを続けようとすると、自然に腰回りの緊張でグリップを上に引く動きが現れます。これがクラブを振る腰椎周りの動きです。フル・スイングの場合にはこの動きを限度一杯に続けます。
このバックの動きの限界に到達すると、両膝を内側に回す脚の動きが強まり、背骨(胸椎)が右に引かれてグリップが「深いトップ」に入ります。この時下腿が左回りに回る足の「螺旋」の動きが現れます。これに伴う膝の体勢の変化で、バックのスタート時と同じように地球を下向きに押す腰周りの動きが、今度は逆にグリップを強力に引き下ろします。
この引き下ろしの動きの限界で、今度は背骨(胸椎)を右に押し返す動きが現れて両腕が引き伸ばされ、グリップが強力に振り抜かれます。この最終段階の両脚の踏ん張りが、「左の壁」の意識を生むものと思われます。
「左の壁」の動きと同様に、バックの終期の「深いトップ」への動きでも、腰の動きの限界で逆方向に肩を引く背骨の動きが現れますが、実際のスイングでは、これらの動きは腰の動きの限界で現れる反射的な動きとして実現します。フル・スイングより小さなスイングの場合は、バックの途中から足の「螺旋」の踏ん張りで方向転換を実現することになります。
今回の話は、迷いを避けるために頭の中の整理を目指したもので、実際のスイングでは、「「魔法のグリップ」でドライバーを振る」(07-09-21)の要領でごく自然に振ればよいのです。
いわゆる「壁」は、そこで急激な動きが生まれるという感覚に結びついています。これは体の安定保持の限界で生まれる、脚腰の反射的な動きによるものと考えられます。この考えでは、体を安定に支える仕組みが問題になります。これを担うのが膝の動きで、体重を支えて足の「螺旋」が踏ん張るには、膝を内側に引いて固める脚の動きが重要です。
「マジック・グリップ」でバックをスタートさせると、これに逆らうように脚の「螺旋」の動きが現れて、膝が固まります。この状態で、地球を下向きに押してバックの動きを続けようとすると、自然に腰回りの緊張でグリップを上に引く動きが現れます。これがクラブを振る腰椎周りの動きです。フル・スイングの場合にはこの動きを限度一杯に続けます。
このバックの動きの限界に到達すると、両膝を内側に回す脚の動きが強まり、背骨(胸椎)が右に引かれてグリップが「深いトップ」に入ります。この時下腿が左回りに回る足の「螺旋」の動きが現れます。これに伴う膝の体勢の変化で、バックのスタート時と同じように地球を下向きに押す腰周りの動きが、今度は逆にグリップを強力に引き下ろします。
この引き下ろしの動きの限界で、今度は背骨(胸椎)を右に押し返す動きが現れて両腕が引き伸ばされ、グリップが強力に振り抜かれます。この最終段階の両脚の踏ん張りが、「左の壁」の意識を生むものと思われます。
「左の壁」の動きと同様に、バックの終期の「深いトップ」への動きでも、腰の動きの限界で逆方向に肩を引く背骨の動きが現れますが、実際のスイングでは、これらの動きは腰の動きの限界で現れる反射的な動きとして実現します。フル・スイングより小さなスイングの場合は、バックの途中から足の「螺旋」の踏ん張りで方向転換を実現することになります。
今回の話は、迷いを避けるために頭の中の整理を目指したもので、実際のスイングでは、「「魔法のグリップ」でドライバーを振る」(07-09-21)の要領でごく自然に振ればよいのです。
グリップのあれこれ:ホーガンの罪?
グリップの形としては、ベースボール・グリップ、オーバーラップ・グリップ(あるいはバードン・グリップ)、インターロッキング・グリップ、逆オーバーラップ・グリップが知られていますが、そのどれを使うかは本人の好みによるようです。
ベン・ホーガンは「モダン・ゴルフ」で、グリップについて克明に説明しています。その内容は、左手は手の平で握るパーム・グリップ、右手は指の根元で握るフィンガー・グリップで固める形になっています。ここで注意すべき点は、「パーム・グリップでは小指を巻き込んで固める」ということです。小指が緩んでは役に立ちません。
試してみればすぐ分かりますが、小指が緩むとフィンガー・グリップになってしまいます。ところが、フィンガー・グリップにすると、バックでフェースが開きダウンで閉じるという形の腕の動きが出ます。これも実際にクラブを握って振ってみればすぐ分かります。ホーガンの場合は、右手がこの握り方になっているわけです。
ホーガンはフックを恐れてこのグリップになったという話がありますが、確かにこの右腕の動きでは、スライス打ちの動きが現れます。普通のゴルファーには迷惑な動きです。ホーガンは右手の親指と人差し指に力が入ることを避けています。これはクラブのフェースをふらふら動かす危険があるからですが、フィンガー・グリップでも似たような危険が避けられません。
結局ヘッドを安定に保つには、小指を巻き込むようにしてクラブを握る必要があるのです。これがパーム・グリップの本質です。このことが理解できれば、両手共にパーム・グリップの形にして左手の人差し指を右手の小指に繋ぐ逆オーバーラップ・グリップ、すなわちマジック・グリップが、最有力のグリップになることが納得できます。
次ぎに、逆オーバーラップ・グリップがパッティングに有効という見方を検討してみます。パターを逆オーバーラップ・グリップで普通のクラブのように握り、その体勢からグリップ・エンドを手前に引きつけてパッティングの構えを作ります。するとごく自然に左手の人差し指が右手から外れてシャフトに掛かります。これも実験すれば確認できます。
これで左手の親指を右手で握る、ベースボール・グリップに近い形のグリップになります。このグリップは両手の平でパターを握る、極めて安定なグリップになります。このグリップでパットをすると、アプローチ・ウェッヂのチップ・ショットでマジック・グリップを験した時と同様、目標に向けて極めて安定に打つことができます。これは試す価値があります。
ベン・ホーガンは「モダン・ゴルフ」で、グリップについて克明に説明しています。その内容は、左手は手の平で握るパーム・グリップ、右手は指の根元で握るフィンガー・グリップで固める形になっています。ここで注意すべき点は、「パーム・グリップでは小指を巻き込んで固める」ということです。小指が緩んでは役に立ちません。
試してみればすぐ分かりますが、小指が緩むとフィンガー・グリップになってしまいます。ところが、フィンガー・グリップにすると、バックでフェースが開きダウンで閉じるという形の腕の動きが出ます。これも実際にクラブを握って振ってみればすぐ分かります。ホーガンの場合は、右手がこの握り方になっているわけです。
ホーガンはフックを恐れてこのグリップになったという話がありますが、確かにこの右腕の動きでは、スライス打ちの動きが現れます。普通のゴルファーには迷惑な動きです。ホーガンは右手の親指と人差し指に力が入ることを避けています。これはクラブのフェースをふらふら動かす危険があるからですが、フィンガー・グリップでも似たような危険が避けられません。
結局ヘッドを安定に保つには、小指を巻き込むようにしてクラブを握る必要があるのです。これがパーム・グリップの本質です。このことが理解できれば、両手共にパーム・グリップの形にして左手の人差し指を右手の小指に繋ぐ逆オーバーラップ・グリップ、すなわちマジック・グリップが、最有力のグリップになることが納得できます。
次ぎに、逆オーバーラップ・グリップがパッティングに有効という見方を検討してみます。パターを逆オーバーラップ・グリップで普通のクラブのように握り、その体勢からグリップ・エンドを手前に引きつけてパッティングの構えを作ります。するとごく自然に左手の人差し指が右手から外れてシャフトに掛かります。これも実験すれば確認できます。
これで左手の親指を右手で握る、ベースボール・グリップに近い形のグリップになります。このグリップは両手の平でパターを握る、極めて安定なグリップになります。このグリップでパットをすると、アプローチ・ウェッヂのチップ・ショットでマジック・グリップを験した時と同様、目標に向けて極めて安定に打つことができます。これは試す価値があります。