胸を腰に繋ぐには腹を引き締める | ゴルフ直線打法

胸を腰に繋ぐには腹を引き締める

前回(07-10-01)には、思い切り大きくバックの動きを実行すれば、肩の「魔法の動き」で両肩が固まると簡単に書いてあります。ところが昨日はこれが上手くできても、今日は何となくはっきりしない動きになるということがあります。バックスイングを実行する場合にもこれがあるのです。

腕を振る動きでダウンを実行するには、胸の動きと腰の動きの繋がりが必要です。バックスイングも、これが脚腰に繋がっていなくてはダウンの役には立ちません。この繋がりを生み出すのは腹を引き締める動きです。これまでの話に登場してきた、胸の動きと腰の動きの繋がりは、この腹の引き締めの動きがあって初めて効果的に実現するのです。

このことを確認するために、両手をグリップの形に握りしめて腕を左右に振ってみると、腹の力を抜いて腕を振る場合には脚腰に繋がる動きは感じられません。これに対して、腹を引き締めて振ると腕の動きに対して逆らうように脚腰が踏ん張ります。

この腹の引き締めの動きについては以前にも検討してあります(「体の動きには裏があれば表もある」(07-05-09))。体の動きに関わる筋群には、地球との結びつきを確保するため、表には裏、外には内、前には後ろと、対抗(拮抗)する動きが必要で、一方の意識で良い結果が得られると反対側の存在を忘れ、開眼、閉眼(?)を繰り返すのがゴルファーの宿命だというのです。

しかし、腹を引き締めるという動きを、実際のスイングで意識して作るのは難しいことです。実は良い胸の動きがあれば、自然にこの動きが現れるのです。この良い胸の動きを生み出すのが、右肩を右後ろ上方に引き、左肩を左前下方に引く、肩の「魔法の動き」なのです。バックのスタートでこの動きを作れば、しっかり腹が引き締まります。

これができれば、後は一貫して肩と腕の「魔法の動き」で腕を振るだけで、バック、ダウン共に地球との強力な結びつきを利用して振ることができます。

腹の引き締めは、いわゆる臍下丹田を固める動きで、古くから様々な議論があります。しかし、体の動きを確保するためにこれを固めると考えると、その実態はなかなか捉えられません。スイングの場合は、逆に肩の「魔法の動き」という具体的な動きがこれを生み出すと考えれば納得しやすいのです。これで地球に強く繋がる動きでクラブを振ることができます。