スイングで一番難しいスタートの動き
何気なくクラブを振っていると気がつきませんが、実際にスイングの動きで一番難しいのは、バックのスタートです。この動きを言葉で表現しようとすると、その難しさが明瞭になります。そこで、肩を回してバックをスタートするとか、体重を右に移動してスタートする、などという考え方が登場します。
右に左にと素振りを繰り返す時には、簡単に安定したバックに入ります。そこで、軽くヘッドを左に押してそこからの引き戻しでバックに入る、いわゆるフォーワード・プレスが古くから利用されて来ています。しかしこれでもバックの仕組みが納得できるわけではありません。
ベン・ホーガンは「モダン・ゴルフ」の最終章で、結果の原因を追及するという考えに従い、フィニッシュの位置から次々にそれ以前の動きの確認を進めれば、比較的少数の基本的な動きを確保することでスイングが決まるという見方を示しています。しかしこれでも、良いフィニッシュとは何か決まらなくては、その前には戻れません。
結局、ホーガンは手と腕と肩の動きでスイングをスタートさせ、これで腰を引っ張るとしています。これでは動きが決まらないので、スイング面のイメージを利用します。しかし、スイング面の意識だけではスイングは実行できません。スイング面を生み出すパワーの発生の機構との繋がりが分かっていないからです。
「モダン・ゴルフ」での各部の動きの詳しい解説にも拘わらず、実際に重いクラブを正しく振るパワーの発揮し方は捉えられていないのです。「核心打法」では、足の「螺旋」の動きに注目することでこのパワーの発生と制御を確保します。
「決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!」(07-10-08)では、「地球を押し下げる「螺旋」の動きを効果的に使う」ために、「深いトップ」への動きで引き締まった肩と腕の体勢をそのままにして、一気に左の上に向けてクラブを押し上げる(感覚的には振り抜く)、としています。このダウンの動きは実際に極めて効果的です。
このダウンの動きが効果的であれば、バックでも両足の「螺旋」で強く地球を押し下げるだけでクラブが適切に振れる筈です。この動きを確認してみましょう。
右踵で地面を下向きに押すように脚腰に力を入れれば、右肩はごく自然に引き上げられます。同時に左踵を下向きに押すように脚腰に力を入れれば、左肩は右前下方向に引き出されます。これらの動きで肩と腕の「魔法の動き」が実現し、安定したバックスイングの動きに入ります。実験すればその効果は確認できます。
右踵を下向きに押して右肩を引き上げ、左踵を下向きに押して左肩を右に引く、という明快な動きの意識で、難しかったバックのスタートが完璧に捉えられるのです。
右に左にと素振りを繰り返す時には、簡単に安定したバックに入ります。そこで、軽くヘッドを左に押してそこからの引き戻しでバックに入る、いわゆるフォーワード・プレスが古くから利用されて来ています。しかしこれでもバックの仕組みが納得できるわけではありません。
ベン・ホーガンは「モダン・ゴルフ」の最終章で、結果の原因を追及するという考えに従い、フィニッシュの位置から次々にそれ以前の動きの確認を進めれば、比較的少数の基本的な動きを確保することでスイングが決まるという見方を示しています。しかしこれでも、良いフィニッシュとは何か決まらなくては、その前には戻れません。
結局、ホーガンは手と腕と肩の動きでスイングをスタートさせ、これで腰を引っ張るとしています。これでは動きが決まらないので、スイング面のイメージを利用します。しかし、スイング面の意識だけではスイングは実行できません。スイング面を生み出すパワーの発生の機構との繋がりが分かっていないからです。
「モダン・ゴルフ」での各部の動きの詳しい解説にも拘わらず、実際に重いクラブを正しく振るパワーの発揮し方は捉えられていないのです。「核心打法」では、足の「螺旋」の動きに注目することでこのパワーの発生と制御を確保します。
「決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!」(07-10-08)では、「地球を押し下げる「螺旋」の動きを効果的に使う」ために、「深いトップ」への動きで引き締まった肩と腕の体勢をそのままにして、一気に左の上に向けてクラブを押し上げる(感覚的には振り抜く)、としています。このダウンの動きは実際に極めて効果的です。
このダウンの動きが効果的であれば、バックでも両足の「螺旋」で強く地球を押し下げるだけでクラブが適切に振れる筈です。この動きを確認してみましょう。
右踵で地面を下向きに押すように脚腰に力を入れれば、右肩はごく自然に引き上げられます。同時に左踵を下向きに押すように脚腰に力を入れれば、左肩は右前下方向に引き出されます。これらの動きで肩と腕の「魔法の動き」が実現し、安定したバックスイングの動きに入ります。実験すればその効果は確認できます。
右踵を下向きに押して右肩を引き上げ、左踵を下向きに押して左肩を右に引く、という明快な動きの意識で、難しかったバックのスタートが完璧に捉えられるのです。
スイングの動きを言葉で表現する難しさ
足の「螺旋」の動きで振る「核心打法」の要点は、地球を押し下げる脚腰の動きを有効利用してクラブを振ることです。この場合、体の横方向への動きあるいは回転的な動きは、クラブを振る腕の動きに脚腰の動きを繋ぐ背骨の動きが生み出すもので、直接クラブを振るための動きではありません。
ゴルフの動きの難しさはこの点にあります。伝説の名手ボビー・ジョーンズは体の回転を最重要視しましたが、これと密接に関係する両脚と腰の動きについて、この体の動きを理解できるように説明できるかどうかは心もとないと言っています(ボビー・ジョーンズ オー・ビー・キーラー著 菊谷匡祐訳 Down the Fairway STUDIO SHIP 199 年、424頁)。
この難しさを具体的に示す例が、「深いトップ」への動きで引き締まった肩と腕の体勢をそのままに、一気に左の上に向けてクラブを押し上げる(感覚的には振り抜く)、というダウンスイングの実行です(決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!(07-10-08))。
「螺旋」の両脛(すね)の左回りの動きの踏ん張りでバックスイングを実行し、「深いトップ」にまで十分にグリップが引き込まれると、脚腰がこれに逆らう形の動きでダウンの準備体勢に入ります。これで両腕が体に巻き付けられる形になります。この体勢からのダウンを、脚腰の左方向への引き戻しの意識で実行するとグリップが外側に振り出されてしまいます。
これに対して、両脚で地球を押し下げるように踏ん張る、両足の「螺旋」の動きでダウンを実行すれば、グリップがしっかり引き下ろされてから左上にまで振り抜かれます。文字通りに地球を押し下げる「螺旋」の動きでクラブが振り抜かれるのです。
体の回転を最重要の動きとしたボビー・ジョーンズのスイングの動画を見ると、ダウンでは見事に足が地面を押し下げています。普通の人が体の回転で打つと聞けば、腰を左に回す動きでダウンに入る気になります。ジョーンズ程の人の言葉でも、回転という言葉は実際の動きとは異なる動きに誘う危険を含んでいるのです。
ゴルフの動きの難しさはこの点にあります。伝説の名手ボビー・ジョーンズは体の回転を最重要視しましたが、これと密接に関係する両脚と腰の動きについて、この体の動きを理解できるように説明できるかどうかは心もとないと言っています(ボビー・ジョーンズ オー・ビー・キーラー著 菊谷匡祐訳 Down the Fairway STUDIO SHIP 199 年、424頁)。
この難しさを具体的に示す例が、「深いトップ」への動きで引き締まった肩と腕の体勢をそのままに、一気に左の上に向けてクラブを押し上げる(感覚的には振り抜く)、というダウンスイングの実行です(決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!(07-10-08))。
「螺旋」の両脛(すね)の左回りの動きの踏ん張りでバックスイングを実行し、「深いトップ」にまで十分にグリップが引き込まれると、脚腰がこれに逆らう形の動きでダウンの準備体勢に入ります。これで両腕が体に巻き付けられる形になります。この体勢からのダウンを、脚腰の左方向への引き戻しの意識で実行するとグリップが外側に振り出されてしまいます。
これに対して、両脚で地球を押し下げるように踏ん張る、両足の「螺旋」の動きでダウンを実行すれば、グリップがしっかり引き下ろされてから左上にまで振り抜かれます。文字通りに地球を押し下げる「螺旋」の動きでクラブが振り抜かれるのです。
体の回転を最重要の動きとしたボビー・ジョーンズのスイングの動画を見ると、ダウンでは見事に足が地面を押し下げています。普通の人が体の回転で打つと聞けば、腰を左に回す動きでダウンに入る気になります。ジョーンズ程の人の言葉でも、回転という言葉は実際の動きとは異なる動きに誘う危険を含んでいるのです。
決定打3:足の「螺旋」はグリップ・エンドを体に引きつける
足の「螺旋」の動きの最初の著しい実験的な成功は、この動きを背骨の動きに繋ぐことで得られました(「魔法のグリップ」でドライバーを振る(07-09-21))。この結果の検討から、「深いトップ」への動きで引き締まった肩と腕の体勢のまま、一気に左の上に向けてクラブを振り抜くイメージに導かれたのです(決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!(07-10-08))。
一貫して肩と腕の「魔法の動き」を継続する「核心打法」のこれまでの議論では、ダウンでグリップが右脇前に引き下ろされ、更に両腕を引き伸ばす動きが現れて、インパクト圏の振り抜きの動きを実現するとされて来ました。この見方では、腕が伸びたままでインパクト圏の振り抜きが実現するというイメージに導かれる危険があります。
実際には、両脚の脛を左回りに回す足の「螺旋」の動きが左回りに回る前腕の動きを生み、これに対応する手の「螺旋」の動きは、グリップを強力に手前に引き込みます。この動きの内容は、左手の親指を右手の平で握ってグリップの形を作り、足の「螺旋」の動きを試せばすぐに確認できます。
インパクト圏を、両脚の脛を左回りに回す足の「螺旋」の動きで振り抜けば、このグリップの動きが現れて、クラブを強力に引き込みながら左へ引き抜く動きが現れることが、これで確認できます。もちろん左膝は一貫して内側に引かれて踏ん張る必要があります。
このグリップの動きの微妙な点は、両腕が伸びながらグリップ・エンドを手前に引き込む動きが現れることです。この動きも、実際に動きを試すことで確認できます。これによって腕を振る広背筋が引き伸ばされながら、グリップを強力に左へ引き、これが「核心打法」のインパクトのパワーを生むわけです。
しっかり固まった腕がインパクト圏で強力にクラブを直線的に引くという、スイングの最重要の動きを、足の「螺旋」の動きを通じて実現する仕組みがこれでほぼ完全に捉えられたわけです。足の「螺旋」の動きを基礎にしてスイングの作り方を検討すると、様々なスイングの形と「螺旋」の動きの崩れとの対応が明らかになります。次回にこの点を議論します。
一貫して肩と腕の「魔法の動き」を継続する「核心打法」のこれまでの議論では、ダウンでグリップが右脇前に引き下ろされ、更に両腕を引き伸ばす動きが現れて、インパクト圏の振り抜きの動きを実現するとされて来ました。この見方では、腕が伸びたままでインパクト圏の振り抜きが実現するというイメージに導かれる危険があります。
実際には、両脚の脛を左回りに回す足の「螺旋」の動きが左回りに回る前腕の動きを生み、これに対応する手の「螺旋」の動きは、グリップを強力に手前に引き込みます。この動きの内容は、左手の親指を右手の平で握ってグリップの形を作り、足の「螺旋」の動きを試せばすぐに確認できます。
インパクト圏を、両脚の脛を左回りに回す足の「螺旋」の動きで振り抜けば、このグリップの動きが現れて、クラブを強力に引き込みながら左へ引き抜く動きが現れることが、これで確認できます。もちろん左膝は一貫して内側に引かれて踏ん張る必要があります。
このグリップの動きの微妙な点は、両腕が伸びながらグリップ・エンドを手前に引き込む動きが現れることです。この動きも、実際に動きを試すことで確認できます。これによって腕を振る広背筋が引き伸ばされながら、グリップを強力に左へ引き、これが「核心打法」のインパクトのパワーを生むわけです。
しっかり固まった腕がインパクト圏で強力にクラブを直線的に引くという、スイングの最重要の動きを、足の「螺旋」の動きを通じて実現する仕組みがこれでほぼ完全に捉えられたわけです。足の「螺旋」の動きを基礎にしてスイングの作り方を検討すると、様々なスイングの形と「螺旋」の動きの崩れとの対応が明らかになります。次回にこの点を議論します。
左足の「螺旋」の動きが決め手
スイングを支える足の「螺旋」の動きで一番分かり難いのは、バックの左脚の外側回り(左回り)の動きだと思われます。バックでは膝から下は右に回ると考えやすいからです。そこでこの動きを確認することにします。アドレスの構えで左足に軽く体重を掛け、左の脛(すね)を右に回してみると、腰が右に回ってグリップが右に引かれます。これこそバックの動きに思われます。
これに対し、左足に軽く体重を掛けた状態で脛を左回りにまわすと、腰が左に引かれて膝が固まり、体重がしっかり左足に掛かって踵が地面を押し、上体が右に回ります。両手をグリップの形に握り合わせてこの動きを実行すると、肩と腕が固まって「魔法の動き」が現れます。これで、脛を右に回した時に比べ、遙かに引き締まったバックスイングの動きが出来上がります。
この動きで右膝が固まって踵が地面を押し、右の脛が内側に回り(左回りに回り)に回ります。この左右の脛の左回りの動きが、コルク栓を螺旋状の栓抜きで抜く時にも現れる、足の「螺旋」の動きです。この時、左右両足の踵を軸に、足先の内側を地面に食い込ませるように左右の脚が踏ん張ります。これで脚腰がしっかり固まり、グリップを押し上げる動きに入ります。
バックで腰が右に動くという、一般的なイメージとは全く異なる動きになりますが、このバックの動きでグリップを限度一杯押し上げ、更に胸の動きを加えて「深いトップ」にしっかり引き込みます。この動きに逆らって両膝が踏ん張り、ダウン方向への動きの準備態勢に入ります。この状態では、肩と腕は体にしっかり巻きつけられています。
ここまで来れば、前回の議論(「決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!」(07-10-08))のように、両方の脛を左回りに回す「螺旋」の動きでバックの動きを逆転して、体に巻き付けられた肩と腕を一気に左方向に振り抜き、グリップを左上方に押し上げると、強力なダウンスイングの動きが完成するわけです。
グリップを左上方に押し上げるという、このダウンスイングの動きは、グリップを引き込む強力な腕の動きでインパクトの振り抜きを実現します。次回にこれを議論します。
これに対し、左足に軽く体重を掛けた状態で脛を左回りにまわすと、腰が左に引かれて膝が固まり、体重がしっかり左足に掛かって踵が地面を押し、上体が右に回ります。両手をグリップの形に握り合わせてこの動きを実行すると、肩と腕が固まって「魔法の動き」が現れます。これで、脛を右に回した時に比べ、遙かに引き締まったバックスイングの動きが出来上がります。
この動きで右膝が固まって踵が地面を押し、右の脛が内側に回り(左回りに回り)に回ります。この左右の脛の左回りの動きが、コルク栓を螺旋状の栓抜きで抜く時にも現れる、足の「螺旋」の動きです。この時、左右両足の踵を軸に、足先の内側を地面に食い込ませるように左右の脚が踏ん張ります。これで脚腰がしっかり固まり、グリップを押し上げる動きに入ります。
バックで腰が右に動くという、一般的なイメージとは全く異なる動きになりますが、このバックの動きでグリップを限度一杯押し上げ、更に胸の動きを加えて「深いトップ」にしっかり引き込みます。この動きに逆らって両膝が踏ん張り、ダウン方向への動きの準備態勢に入ります。この状態では、肩と腕は体にしっかり巻きつけられています。
ここまで来れば、前回の議論(「決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!」(07-10-08))のように、両方の脛を左回りに回す「螺旋」の動きでバックの動きを逆転して、体に巻き付けられた肩と腕を一気に左方向に振り抜き、グリップを左上方に押し上げると、強力なダウンスイングの動きが完成するわけです。
グリップを左上方に押し上げるという、このダウンスイングの動きは、グリップを引き込む強力な腕の動きでインパクトの振り抜きを実現します。次回にこれを議論します。
決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!
最近の話は、両下腿(脛)を左回りに回す、足の「螺旋」の動きで効果的にクラブを振ることに集中しています。実験的に最も成功した検討結果は、足の「螺旋」の動きを背骨の動きに繋いでクラブを振るという内容のものです(「魔法のグリップ」でドライバーを振る(07-09-21))。
これは、体の動きを地球に繋ぐ「螺旋」の働きを効果的に利用する上では、構造的にも納得できる極めて自然な結果と言えます。しかし、そこには注目すべき指摘があります。背骨の動きの説明に続き、次のように書かれているのです。
「バックスイングでは、腰椎の動きに次いで胸椎の動きが現れるように振り、ダウンスイングは再びこの動きを重ねる意識で振ります。(バックの背骨の動きを逆転することはありません)」
さて、「螺旋」の動きによるバックスイングでは、肩と腕が体に巻き付けられ、クラブが脚腰の動きで押し上げられます。この背骨の動きを逆転せずに続けるダウンスイングの動きでは、肩と腕が体に巻き付けられたまま、バックスイングと同様にクラブを押し上げる動きを生む筈です。
このダウンスイングの動きは、一見「ゴルフにはボールを打ち上げる動作は一つもない」というボビー・ジョーンズの名言(杉山通敬著 ゴルフがうまくなる本 金園社 1987年)に反するもののように見えます。
実際のスイングではどうでしょうか。両下腿(脛)を左回りに回す足の「螺旋」の動きでバックスイングを十分に実行すると、両脚はこれに逆らってダウンの方向への動きに入ります。ここからのダウンの実行が問題です。クラブを引き下ろそうと意識すると、地球を押し下げる「螺旋」の動きは効果的に使えません。
それではどうするか、「深いトップ」への動きで引き締まった肩と腕の体勢をそのままに、一気に左の上に向けてクラブを押し上げる(感覚的には振り抜く)のです。これ以外に脚腰のパワーを有効に使う方法はないわけですから。
ドライバーを振っての実験では、これは目も覚めるような結果を生みました。肩と腕の「魔法の動き」の仕組みが、しっかりとボールを打ち抜きます。これで背骨が右に押し返されるような動きが現れますが、体の反射的な動きの利用を意識した、「左の壁」あるいは「右の壁」の意識は全く無用です。ただ地球を押す脚腰の動きの有効利用があるだけです。
これは、体の動きを地球に繋ぐ「螺旋」の働きを効果的に利用する上では、構造的にも納得できる極めて自然な結果と言えます。しかし、そこには注目すべき指摘があります。背骨の動きの説明に続き、次のように書かれているのです。
「バックスイングでは、腰椎の動きに次いで胸椎の動きが現れるように振り、ダウンスイングは再びこの動きを重ねる意識で振ります。(バックの背骨の動きを逆転することはありません)」
さて、「螺旋」の動きによるバックスイングでは、肩と腕が体に巻き付けられ、クラブが脚腰の動きで押し上げられます。この背骨の動きを逆転せずに続けるダウンスイングの動きでは、肩と腕が体に巻き付けられたまま、バックスイングと同様にクラブを押し上げる動きを生む筈です。
このダウンスイングの動きは、一見「ゴルフにはボールを打ち上げる動作は一つもない」というボビー・ジョーンズの名言(杉山通敬著 ゴルフがうまくなる本 金園社 1987年)に反するもののように見えます。
実際のスイングではどうでしょうか。両下腿(脛)を左回りに回す足の「螺旋」の動きでバックスイングを十分に実行すると、両脚はこれに逆らってダウンの方向への動きに入ります。ここからのダウンの実行が問題です。クラブを引き下ろそうと意識すると、地球を押し下げる「螺旋」の動きは効果的に使えません。
それではどうするか、「深いトップ」への動きで引き締まった肩と腕の体勢をそのままに、一気に左の上に向けてクラブを押し上げる(感覚的には振り抜く)のです。これ以外に脚腰のパワーを有効に使う方法はないわけですから。
ドライバーを振っての実験では、これは目も覚めるような結果を生みました。肩と腕の「魔法の動き」の仕組みが、しっかりとボールを打ち抜きます。これで背骨が右に押し返されるような動きが現れますが、体の反射的な動きの利用を意識した、「左の壁」あるいは「右の壁」の意識は全く無用です。ただ地球を押す脚腰の動きの有効利用があるだけです。
クラブの特性に注意する
練習場でクラブ・メーカーの販売員が試打をさせていました。勧められるままにドライバーを何種類か振ってみましたが、どうも力が入らないのです。重さの違うものも試してみたが、ボールは思うように飛びません。ここで気がつきました、油断してクラブの特性の確認を忘れていたのです。
右手の後ろ三本の指で握り、右腕一本でヘッドを右に引く場合、途中からフェースが開く動きを現すクラブは「魔法の動き」を壊します。この癖のあるクラブは「魔法型」のスイングでは使い物になりません(参考:「ネルソンの直線打法」(07-06-25))。
販売員に尋ねたところ、どうやらこの癖の見えないドライバーが見つかりました。これで下腿を左回りに回し続ける「螺旋」の動きで振ったところ、ほぼ納得の行くショットが現れました。それでもまだ、やや右方向にボールが飛びます。使い慣れた古いドライバーの結果には及びません。クラブの特性には常に気を配る必要があります。スイングを壊す危険があるからです。
さて、ここでの問題は、下腿を左回りに回し続ける「螺旋」の動きでクラブを振ることです。既に検討したように、強力なスイングの実現には、体の安定保持の限界で反射的に生まれる、限界突破の危険回避運動を利用する必要があります。下腿を左回りに回し続ける「螺旋」の動きも、この運動を実現するように実行するのが効果的ということになります。
このように考えて脚の動きを検討すると、ダウンで現れる上体を右に押し返すような動きの積極的な利用法が明確になります。これについては次回に議論することにします。
右手の後ろ三本の指で握り、右腕一本でヘッドを右に引く場合、途中からフェースが開く動きを現すクラブは「魔法の動き」を壊します。この癖のあるクラブは「魔法型」のスイングでは使い物になりません(参考:「ネルソンの直線打法」(07-06-25))。
販売員に尋ねたところ、どうやらこの癖の見えないドライバーが見つかりました。これで下腿を左回りに回し続ける「螺旋」の動きで振ったところ、ほぼ納得の行くショットが現れました。それでもまだ、やや右方向にボールが飛びます。使い慣れた古いドライバーの結果には及びません。クラブの特性には常に気を配る必要があります。スイングを壊す危険があるからです。
さて、ここでの問題は、下腿を左回りに回し続ける「螺旋」の動きでクラブを振ることです。既に検討したように、強力なスイングの実現には、体の安定保持の限界で反射的に生まれる、限界突破の危険回避運動を利用する必要があります。下腿を左回りに回し続ける「螺旋」の動きも、この運動を実現するように実行するのが効果的ということになります。
このように考えて脚の動きを検討すると、ダウンで現れる上体を右に押し返すような動きの積極的な利用法が明確になります。これについては次回に議論することにします。
強力なダウンのパワー源
腕の振りの動きの意識でスイングの動きをリードする話は、「決定打:肩と腕の「魔法の動き」を足の「螺旋」に繋ぐ」(07-10-03)でほぼ実用的に固まりました。そこで提示された要点は、「螺旋」の動きを両下腿(脛(すね))を左回りに回す動きで実現する、というものです。
この動きを利用するスイングでは極めて安定なバックが実現しますが、何よりの特徴はダウンの急激な腕の振りの実現です。これらの動きの特徴に注目すると、その背後にある強力なパワー発生の仕組みに関心が向かいます。そこでこの仕組みについて、納得できる構造的な説明が欲しくなります。
ところがこれには危険があります。この仕組みには脚腰背骨の動きが関係しますが、これは外から眺めることはできず、推測して考えを進めるにしても、脚腰背骨の動きの仕組みがあまりにも複雑で、部分的な動きの寄せ集めでは実用的な説明は得られないのです。
ここで有効な考え方は、頭を安定に保って体の動きを作るという、人間に作り込まれている仕組みの働きを積極的に利用することです。この考え方に従えば、頭を安定に保つような背骨の動きだけを許して、足腰の動きで可能な限り強力に地球に働きかけることを試せばよいことになります。
このためには、グリップの押し上げ、引き下ろしの動きを、限度一杯強力に実現するように足腰の動きを利用し、これに伴う脚腰の安定保持限界での反射的な動きを利用すればよい、という結論に到達します。いわゆる「火事場の馬鹿力」を発揮させるわけです。
これは誰でも無意識の中に使っている動きですが、これを有効に利用して強力な腕の引き下ろしと振り抜きを実現させるのが、両足の「螺旋」の動きです。これが「決定打:肩と腕の「魔法の動き」を足の「螺旋」に繋ぐ」(07-10-03)の内容なのです。一貫して足の「螺旋」の動きで体(脚腰背骨)の動きを支えて振ればよいわけです。
この動きを利用するスイングでは極めて安定なバックが実現しますが、何よりの特徴はダウンの急激な腕の振りの実現です。これらの動きの特徴に注目すると、その背後にある強力なパワー発生の仕組みに関心が向かいます。そこでこの仕組みについて、納得できる構造的な説明が欲しくなります。
ところがこれには危険があります。この仕組みには脚腰背骨の動きが関係しますが、これは外から眺めることはできず、推測して考えを進めるにしても、脚腰背骨の動きの仕組みがあまりにも複雑で、部分的な動きの寄せ集めでは実用的な説明は得られないのです。
ここで有効な考え方は、頭を安定に保って体の動きを作るという、人間に作り込まれている仕組みの働きを積極的に利用することです。この考え方に従えば、頭を安定に保つような背骨の動きだけを許して、足腰の動きで可能な限り強力に地球に働きかけることを試せばよいことになります。
このためには、グリップの押し上げ、引き下ろしの動きを、限度一杯強力に実現するように足腰の動きを利用し、これに伴う脚腰の安定保持限界での反射的な動きを利用すればよい、という結論に到達します。いわゆる「火事場の馬鹿力」を発揮させるわけです。
これは誰でも無意識の中に使っている動きですが、これを有効に利用して強力な腕の引き下ろしと振り抜きを実現させるのが、両足の「螺旋」の動きです。これが「決定打:肩と腕の「魔法の動き」を足の「螺旋」に繋ぐ」(07-10-03)の内容なのです。一貫して足の「螺旋」の動きで体(脚腰背骨)の動きを支えて振ればよいわけです。
日本人にはゴルフは難しい?
距骨を回転軸とする下腿の動きが「魔法の動き」に必要な足の「螺旋」を生み、これに対して、足の前後の縦軸周りの「回転」の動きが「反魔法の動き」に導くことは以前に議論してあります(「膝が伸びると「螺旋」が消える」(07-07-23))。
日本人には一般的にこの「反魔法の動き」に入る脚の動きをする傾向があるらしいのです。その理由として、足先に体重を掛けて歩く傾向が見られることと、更に膝が外側に引かれるO脚型が多いということを指摘してあります(「歩行動作と脚の使い方:強力なダウンの前提」(07-06-10))。
実際に高校野球選手権大会の入場行進を眺めると、プラカードを持って先導する女子生徒の歩き方は殆ど例外なく内股で、足を内側に巻き込むように歩きます。これでは膝が外側に引かれてO脚になる筈です。外国人も日本人のO脚に気づいている様子が、インターネットで見られます。
(参考:http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/ek20060919wh.html)
プロのスイングを見ると、見事なクラブの動きに目を奪われ、それが「魔法型」か「反魔法型」かを見分けるのが難しくなります。しかし、基本的には「反魔法型」では足の「回転」が現れ、インパクトからフィニッシュに向けて左足の外側で動きを支えるように左足先が「回転」の動きを見せる筈です。「魔法型」では最後まで足先内側で踏ん張ります。
更に見易いのは、「反魔法型」ではバックで膝が右に引かれ、これで背骨が右に引かれます。このため、腰の上の辺り(胴;どう)の左側の動きに注目すると、「反魔法型」の場合にはここが大きく右に動きます。脚を左回りに回す「魔法型」の場合には、バックのスタートで膝が外側に引かれて固まり、この動きを引き止めます。このため胴の右への動きは小さくなります。
インターネット上では、日本のプロのスイングの動画を始め、世界のプロの動画が見られます。上記の二点に注目してスイングの特徴を観察し、日本人にはゴルフが難しいのかどうかの確認を試みるのも面白いことです。このように着眼点を具体的に決めれば、ネット上の動画を観察するだけでもいろいろ確認することができます。人の振り見て我が振り直せです。
タイガー・ウッヅの画像では、バックの胴の右への動きは極めて小さく見えます。これに比べ、日本のプロの右への動きは一般的に大きいように見えます。「反魔法型」では腰の左回転の中でインパクトする形になり、方向性の確保が難しくなります。「魔法型」の動きを試す価値は十分あります。この場合、アドレスで距骨に乗るように脚(特に左脚)の構えを作るのが要点です。
日本人には一般的にこの「反魔法の動き」に入る脚の動きをする傾向があるらしいのです。その理由として、足先に体重を掛けて歩く傾向が見られることと、更に膝が外側に引かれるO脚型が多いということを指摘してあります(「歩行動作と脚の使い方:強力なダウンの前提」(07-06-10))。
実際に高校野球選手権大会の入場行進を眺めると、プラカードを持って先導する女子生徒の歩き方は殆ど例外なく内股で、足を内側に巻き込むように歩きます。これでは膝が外側に引かれてO脚になる筈です。外国人も日本人のO脚に気づいている様子が、インターネットで見られます。
(参考:http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/ek20060919wh.html)
プロのスイングを見ると、見事なクラブの動きに目を奪われ、それが「魔法型」か「反魔法型」かを見分けるのが難しくなります。しかし、基本的には「反魔法型」では足の「回転」が現れ、インパクトからフィニッシュに向けて左足の外側で動きを支えるように左足先が「回転」の動きを見せる筈です。「魔法型」では最後まで足先内側で踏ん張ります。
更に見易いのは、「反魔法型」ではバックで膝が右に引かれ、これで背骨が右に引かれます。このため、腰の上の辺り(胴;どう)の左側の動きに注目すると、「反魔法型」の場合にはここが大きく右に動きます。脚を左回りに回す「魔法型」の場合には、バックのスタートで膝が外側に引かれて固まり、この動きを引き止めます。このため胴の右への動きは小さくなります。
インターネット上では、日本のプロのスイングの動画を始め、世界のプロの動画が見られます。上記の二点に注目してスイングの特徴を観察し、日本人にはゴルフが難しいのかどうかの確認を試みるのも面白いことです。このように着眼点を具体的に決めれば、ネット上の動画を観察するだけでもいろいろ確認することができます。人の振り見て我が振り直せです。
タイガー・ウッヅの画像では、バックの胴の右への動きは極めて小さく見えます。これに比べ、日本のプロの右への動きは一般的に大きいように見えます。「反魔法型」では腰の左回転の中でインパクトする形になり、方向性の確保が難しくなります。「魔法型」の動きを試す価値は十分あります。この場合、アドレスで距骨に乗るように脚(特に左脚)の構えを作るのが要点です。
脚腰の「魔法の動き」が足の「螺旋」を生む
立って肩と腕の「魔法の動き」を試すと、脚腰に対応する動きが現れます。これが脚腰の「魔法の動き」です。この時注意すべき点は、両膝の向きです。両膝を左に引いて固定した状態で、右あるいは左の肩と腕の「魔法の動き」を試すと、腕が右に引かれます。次ぎに、両膝を右に引いて固定し、肩と腕の「魔法の動き」を試すと、腕が左に引かれます。
このように、肩と腕の「魔法の動き」と脚腰の「魔法の動き」を繋ぐ体の動きは、膝の形(体勢)によって、腕を右に引いたり左に引いたりするのです。しかし肩と腕の「魔法の動き」に対応して発生する脚腰の動きは、一貫して右脚を内側に回し、左脚を外側に回します。これは実験してみればすぐ確認できます。
ところで、肩と腕の「魔法の動き」では、左右の手の後ろ三本指が、手の平に向けて巻き込まれます。これがクラブに腕の動きを繋げるグリップ(手の握り)の動きです。これに対応する足の動きが「螺旋」の動きで、これが脚の動きを地球に繋ぐわけです。手の握りの動きに対して、足の「螺旋」の動きは足先を内側に巻き込むように働きます。
こうして「螺旋」の動きは、左右共に踵を軸に足先を内側に巻き込むように働きます。しかし、これを動かす脚(上腿と下腿)の「魔法の動き」は、一貫して右は内側回り、左は外側回りになります。これが肩と腕の「魔法の動き」に対応する動きです。
かくして、「両下腿(脛)を左回りに回す動きで「螺旋」の動きを実現する」という、前回(07-10-03)の話は、肩と腕の「魔法の動き」に対応する脚腰の「魔法の動き」を利用して、地球に直結する安定な動きでバックをスタートする方法を与えるのです。
「深いトップ」への引き込みの動きでは両膝が右に引かれ、バックで右に引かれていた腕を左に向けて振る準備態勢が出来上がります。これにより、肩と腕の「魔法の動き」による一気のダウンへからインパクトの振り抜きに向けて、腕の振りに入ることができるわけです。
両膝の体勢の変化で腕の引かれる方向が変わるのは、これによって両足の地面を左右に押す方向が転換するからです。バックでは左に押し、ダウンでは右に押し、これに対する地球の反作用が腕を右に振り、左に振ると考えれば、「空の下、すべての物には理由がある」という感じで納得できます。
このように、肩と腕の「魔法の動き」と脚腰の「魔法の動き」を繋ぐ体の動きは、膝の形(体勢)によって、腕を右に引いたり左に引いたりするのです。しかし肩と腕の「魔法の動き」に対応して発生する脚腰の動きは、一貫して右脚を内側に回し、左脚を外側に回します。これは実験してみればすぐ確認できます。
ところで、肩と腕の「魔法の動き」では、左右の手の後ろ三本指が、手の平に向けて巻き込まれます。これがクラブに腕の動きを繋げるグリップ(手の握り)の動きです。これに対応する足の動きが「螺旋」の動きで、これが脚の動きを地球に繋ぐわけです。手の握りの動きに対して、足の「螺旋」の動きは足先を内側に巻き込むように働きます。
こうして「螺旋」の動きは、左右共に踵を軸に足先を内側に巻き込むように働きます。しかし、これを動かす脚(上腿と下腿)の「魔法の動き」は、一貫して右は内側回り、左は外側回りになります。これが肩と腕の「魔法の動き」に対応する動きです。
かくして、「両下腿(脛)を左回りに回す動きで「螺旋」の動きを実現する」という、前回(07-10-03)の話は、肩と腕の「魔法の動き」に対応する脚腰の「魔法の動き」を利用して、地球に直結する安定な動きでバックをスタートする方法を与えるのです。
「深いトップ」への引き込みの動きでは両膝が右に引かれ、バックで右に引かれていた腕を左に向けて振る準備態勢が出来上がります。これにより、肩と腕の「魔法の動き」による一気のダウンへからインパクトの振り抜きに向けて、腕の振りに入ることができるわけです。
両膝の体勢の変化で腕の引かれる方向が変わるのは、これによって両足の地面を左右に押す方向が転換するからです。バックでは左に押し、ダウンでは右に押し、これに対する地球の反作用が腕を右に振り、左に振ると考えれば、「空の下、すべての物には理由がある」という感じで納得できます。
決定打:肩と腕の「魔法の動き」を足の「螺旋」に繋ぐ
前回の話では、バックのスタートに右肩を右後ろ上方に引き、左肩を左前下方に引く肩の「魔法の動き」を実行すれば、腹が引き締まって胸の動きが腰の動きに繋がるとしました(「胸を腰に繋ぐには腹を引き締める」(07-10-02))。これをバックスイングの要点としたのですが、実はこの動作も足の「螺旋」の動きの支えがなくては実現しないのです。
腕を振る動きでスイングを作るには、この動きを地球に結びつける足の「螺旋」の動きが必要不可欠なのです。これまで「螺旋」の動きについては繰り返し議論して来ましたが、これらの話は複雑で、実際のスイングに有効利用するためのワン・ポンイントの説明が欲しくなります。今回はこのザ・ポイントを提示します。
「螺旋」の動きは、両下腿(脛(すね))を左回りに回す動きで実現します。
この動きでバックのスタートを試すと、自然に膝に角度が必要なことが分かり、アドレスの構えにもこれが現れて体重がしっかり足に掛かるようになります。
バックのスタートにこの両下腿を左に回す動きを加えると、それ以後のスイングの動きは、肩と腕の「魔法の動き」の実行を意識するだけで完全に実行できます。特に「深いトップ」に入る動きでは両膝が上体の右回りの動きに引き込まれます。この体勢に入ると、ダウンスイングの一気の腕の振り抜きを、両下腿を左に回す足の「螺旋」の動きで支えることができます。
これで「直線打法」は完成です。詳しい検討は後回しにして、とにかく試してみて下さい.
腕を振る動きでスイングを作るには、この動きを地球に結びつける足の「螺旋」の動きが必要不可欠なのです。これまで「螺旋」の動きについては繰り返し議論して来ましたが、これらの話は複雑で、実際のスイングに有効利用するためのワン・ポンイントの説明が欲しくなります。今回はこのザ・ポイントを提示します。
「螺旋」の動きは、両下腿(脛(すね))を左回りに回す動きで実現します。
この動きでバックのスタートを試すと、自然に膝に角度が必要なことが分かり、アドレスの構えにもこれが現れて体重がしっかり足に掛かるようになります。
バックのスタートにこの両下腿を左に回す動きを加えると、それ以後のスイングの動きは、肩と腕の「魔法の動き」の実行を意識するだけで完全に実行できます。特に「深いトップ」に入る動きでは両膝が上体の右回りの動きに引き込まれます。この体勢に入ると、ダウンスイングの一気の腕の振り抜きを、両下腿を左に回す足の「螺旋」の動きで支えることができます。
これで「直線打法」は完成です。詳しい検討は後回しにして、とにかく試してみて下さい.