日本人にはゴルフは難しい? | ゴルフ直線打法

日本人にはゴルフは難しい?

距骨を回転軸とする下腿の動きが「魔法の動き」に必要な足の「螺旋」を生み、これに対して、足の前後の縦軸周りの「回転」の動きが「反魔法の動き」に導くことは以前に議論してあります(「膝が伸びると「螺旋」が消える」(07-07-23))。

日本人には一般的にこの「反魔法の動き」に入る脚の動きをする傾向があるらしいのです。その理由として、足先に体重を掛けて歩く傾向が見られることと、更に膝が外側に引かれるO脚型が多いということを指摘してあります(「歩行動作と脚の使い方:強力なダウンの前提」(07-06-10))。

実際に高校野球選手権大会の入場行進を眺めると、プラカードを持って先導する女子生徒の歩き方は殆ど例外なく内股で、足を内側に巻き込むように歩きます。これでは膝が外側に引かれてO脚になる筈です。外国人も日本人のO脚に気づいている様子が、インターネットで見られます。
(参考:http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/ek20060919wh.html)

プロのスイングを見ると、見事なクラブの動きに目を奪われ、それが「魔法型」か「反魔法型」かを見分けるのが難しくなります。しかし、基本的には「反魔法型」では足の「回転」が現れ、インパクトからフィニッシュに向けて左足の外側で動きを支えるように左足先が「回転」の動きを見せる筈です。「魔法型」では最後まで足先内側で踏ん張ります。

更に見易いのは、「反魔法型」ではバックで膝が右に引かれ、これで背骨が右に引かれます。このため、腰の上の辺り(胴;どう)の左側の動きに注目すると、「反魔法型」の場合にはここが大きく右に動きます。脚を左回りに回す「魔法型」の場合には、バックのスタートで膝が外側に引かれて固まり、この動きを引き止めます。このため胴の右への動きは小さくなります。

インターネット上では、日本のプロのスイングの動画を始め、世界のプロの動画が見られます。上記の二点に注目してスイングの特徴を観察し、日本人にはゴルフが難しいのかどうかの確認を試みるのも面白いことです。このように着眼点を具体的に決めれば、ネット上の動画を観察するだけでもいろいろ確認することができます。人の振り見て我が振り直せです。

タイガー・ウッヅの画像では、バックの胴の右への動きは極めて小さく見えます。これに比べ、日本のプロの右への動きは一般的に大きいように見えます。「反魔法型」では腰の左回転の中でインパクトする形になり、方向性の確保が難しくなります。「魔法型」の動きを試す価値は十分あります。この場合、アドレスで距骨に乗るように脚(特に左脚)の構えを作るのが要点です。