決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる! | ゴルフ直線打法

決定打2:「螺旋」の動きでクラブを押し上げる!

最近の話は、両下腿(脛)を左回りに回す、足の「螺旋」の動きで効果的にクラブを振ることに集中しています。実験的に最も成功した検討結果は、足の「螺旋」の動きを背骨の動きに繋いでクラブを振るという内容のものです(「魔法のグリップ」でドライバーを振る(07-09-21))。

これは、体の動きを地球に繋ぐ「螺旋」の働きを効果的に利用する上では、構造的にも納得できる極めて自然な結果と言えます。しかし、そこには注目すべき指摘があります。背骨の動きの説明に続き、次のように書かれているのです。

「バックスイングでは、腰椎の動きに次いで胸椎の動きが現れるように振り、ダウンスイングは再びこの動きを重ねる意識で振ります。(バックの背骨の動きを逆転することはありません)」

さて、「螺旋」の動きによるバックスイングでは、肩と腕が体に巻き付けられ、クラブが脚腰の動きで押し上げられます。この背骨の動きを逆転せずに続けるダウンスイングの動きでは、肩と腕が体に巻き付けられたまま、バックスイングと同様にクラブを押し上げる動きを生む筈です。

このダウンスイングの動きは、一見「ゴルフにはボールを打ち上げる動作は一つもない」というボビー・ジョーンズの名言(杉山通敬著 ゴルフがうまくなる本 金園社 1987年)に反するもののように見えます。

実際のスイングではどうでしょうか。両下腿(脛)を左回りに回す足の「螺旋」の動きでバックスイングを十分に実行すると、両脚はこれに逆らってダウンの方向への動きに入ります。ここからのダウンの実行が問題です。クラブを引き下ろそうと意識すると、地球を押し下げる「螺旋」の動きは効果的に使えません。

それではどうするか、「深いトップ」への動きで引き締まった肩と腕の体勢をそのままに、一気に左の上に向けてクラブを押し上げる(感覚的には振り抜く)のです。これ以外に脚腰のパワーを有効に使う方法はないわけですから。

ドライバーを振っての実験では、これは目も覚めるような結果を生みました。肩と腕の「魔法の動き」の仕組みが、しっかりとボールを打ち抜きます。これで背骨が右に押し返されるような動きが現れますが、体の反射的な動きの利用を意識した、「左の壁」あるいは「右の壁」の意識は全く無用です。ただ地球を押す脚腰の動きの有効利用があるだけです。