左脚でバック、右脚でダウン:左腕の振りに集中
スイングの動きを検討する時にはいろいろ動きのディテールを考えて振ることができますが、実際のスイングでは一つの動きに集中して振ることしかできません。あれこれ考えて振っていては大事な動きに間に合いません。
それでは、実際のスイングはどこの動きに注目して振ればよいでしょうか。これについては「脚と腕の動きの繋がり」(07-12-09)での検討結果が役に立ちます。この検討では、バックは脚と腕が左右で平行に繋がる「平行連結」、ダウンは右と左が交叉する「交叉連結」の動きになることが分かりました。
というわけで、バックとダウンで脚と腕の主な繋がり方が変化することになり、これを両腕の振りについて考えていると、脚の動きと複雑に絡み合って思い切り振れません。
そこで、制御が難しい左腕の振りに注目すると、バックを左脚で振り、ダウンを右脚で振ることになります。バックからダウンへの切り返しは、バックの終期に右脚の踏ん張りで肩が上がることで自然に実現します。
このように考えると、「脚と腕の動きの繋がり」(07-12-09)での検討結果を活用して、左脚の踏ん張りで左腕のバックの動きを振り、右脚の踏ん張りに入って右脚で左腕のダウンを振る、と簡単に考えて振るのが合理的と思われます。右腕は器用に動きますから、これは体の左右のバランスを保つ仕組みの働きに任せて振ることにします。
実際にこの意識で「マジック・グリップ」で固めた両腕でクラブを振ってみると、確かに楽に振れます。その結果ボールの飛びに意識を集中してインパクトを実行することも可能になります。もちろん、「脚と腕の動きの繋がり」(07-12-09)であれこれ検討した内容が、この打法で成功する前提になります。
簡単なイメージで振れますから試してみて下さい。
それでは、実際のスイングはどこの動きに注目して振ればよいでしょうか。これについては「脚と腕の動きの繋がり」(07-12-09)での検討結果が役に立ちます。この検討では、バックは脚と腕が左右で平行に繋がる「平行連結」、ダウンは右と左が交叉する「交叉連結」の動きになることが分かりました。
というわけで、バックとダウンで脚と腕の主な繋がり方が変化することになり、これを両腕の振りについて考えていると、脚の動きと複雑に絡み合って思い切り振れません。
そこで、制御が難しい左腕の振りに注目すると、バックを左脚で振り、ダウンを右脚で振ることになります。バックからダウンへの切り返しは、バックの終期に右脚の踏ん張りで肩が上がることで自然に実現します。
このように考えると、「脚と腕の動きの繋がり」(07-12-09)での検討結果を活用して、左脚の踏ん張りで左腕のバックの動きを振り、右脚の踏ん張りに入って右脚で左腕のダウンを振る、と簡単に考えて振るのが合理的と思われます。右腕は器用に動きますから、これは体の左右のバランスを保つ仕組みの働きに任せて振ることにします。
実際にこの意識で「マジック・グリップ」で固めた両腕でクラブを振ってみると、確かに楽に振れます。その結果ボールの飛びに意識を集中してインパクトを実行することも可能になります。もちろん、「脚と腕の動きの繋がり」(07-12-09)であれこれ検討した内容が、この打法で成功する前提になります。
簡単なイメージで振れますから試してみて下さい。
脚や腕を守ろう
ゴルファーは間違った意識で動きを作り続けると体を痛めます。知り合いの中には、首にコルセットを巻いたことのある人や腰椎をすり減らした人もいます。何れも屈強な体格の持ち主で、ゴルフさえしなければ考えられない故障です。どうやら先日(07-12-06)の話に登場した、左肘を痛めた知人の奥さんも同様ではないのでしょうか。
背骨は全体として頭を安定に保つように働いていますから、腰の動きで背骨を振ろうとすると危険が一杯なのです。腰椎や頸椎を痛めるのは、体で腕を引っ張ってクラブを振ることを忘れ、直接背骨でクラブを引っ張る気持ちになるためだと思われます。
更に、脚の踏ん張りで腕を振ろうとする時にも危険があります。無意識の中に左膝を外側に引く動きでクラブを振る場合です。この動きを繰り返していると、普段の歩行でも膝が外側に引かれるようになります。これで足に「回転」(縦の軸周りに回る動き)が現れ、体重を支える力が膝に掛かり、長い間には膝と脚を痛める結果になります。これは自分自身の経験です。
また、脇を締めるなどという間違った教えのために、アドレスで窮屈に左肘を体側に引きつけて構える人が出てきます。前回の奥さんの場合も、そもそもの故障の原因はこれだったのではないでしょうか。
故障とまで行かなくても、長い間には筋肉の働きが変わることもあります。自分自身の場合、もともと剣道の影響でポパイの腕ののように前腕の両側(外側と内側)の筋が膨らんでいたのですが、ゴルフを続ける中にいつの間にか左の内側が痩せてしまいました。これは左手の平を斜めに横切るようにクラブを握るようになって以来のことです。
グリップについては、片手でクラブを握りヘッドを浮かせて安定に保てるように握る必要があります。グリップがアンコックした状態ではこれは困難です。ところが左手の平を斜めに横切るようにクラブを握ると、自然に左手首がアンコックします。長年に渡ってこのような握り方をして来たために、左前腕内側の筋が痩せてしまったものと思われます。
「マジック・グリップ」では、両手共にクラブを横から握って拳を固める形になります。この形ではしっかり腕を伸ばしてヘッドを支えることができます。その上、これに伴って要求される両肘を伸ばす動きで腕が固まり、グリップが体の動きに直結します。このグリップを体の動きで動かせば、どこにも無理な負荷を掛けずにクラブを引くことができます。
これまでのゴルフの教えの多くは経験的な知識に基づくもので、常に危険を含んでいる可能性があります。それぞれの教えを提示する人は自分の成功経験に基づいて話をしていても、なにか別の問題点が含まれているかもしれません。ゴルファーは自分で自分の腕や脚の状態を注意して守る意識が必要です。
背骨は全体として頭を安定に保つように働いていますから、腰の動きで背骨を振ろうとすると危険が一杯なのです。腰椎や頸椎を痛めるのは、体で腕を引っ張ってクラブを振ることを忘れ、直接背骨でクラブを引っ張る気持ちになるためだと思われます。
更に、脚の踏ん張りで腕を振ろうとする時にも危険があります。無意識の中に左膝を外側に引く動きでクラブを振る場合です。この動きを繰り返していると、普段の歩行でも膝が外側に引かれるようになります。これで足に「回転」(縦の軸周りに回る動き)が現れ、体重を支える力が膝に掛かり、長い間には膝と脚を痛める結果になります。これは自分自身の経験です。
また、脇を締めるなどという間違った教えのために、アドレスで窮屈に左肘を体側に引きつけて構える人が出てきます。前回の奥さんの場合も、そもそもの故障の原因はこれだったのではないでしょうか。
故障とまで行かなくても、長い間には筋肉の働きが変わることもあります。自分自身の場合、もともと剣道の影響でポパイの腕ののように前腕の両側(外側と内側)の筋が膨らんでいたのですが、ゴルフを続ける中にいつの間にか左の内側が痩せてしまいました。これは左手の平を斜めに横切るようにクラブを握るようになって以来のことです。
グリップについては、片手でクラブを握りヘッドを浮かせて安定に保てるように握る必要があります。グリップがアンコックした状態ではこれは困難です。ところが左手の平を斜めに横切るようにクラブを握ると、自然に左手首がアンコックします。長年に渡ってこのような握り方をして来たために、左前腕内側の筋が痩せてしまったものと思われます。
「マジック・グリップ」では、両手共にクラブを横から握って拳を固める形になります。この形ではしっかり腕を伸ばしてヘッドを支えることができます。その上、これに伴って要求される両肘を伸ばす動きで腕が固まり、グリップが体の動きに直結します。このグリップを体の動きで動かせば、どこにも無理な負荷を掛けずにクラブを引くことができます。
これまでのゴルフの教えの多くは経験的な知識に基づくもので、常に危険を含んでいる可能性があります。それぞれの教えを提示する人は自分の成功経験に基づいて話をしていても、なにか別の問題点が含まれているかもしれません。ゴルファーは自分で自分の腕や脚の状態を注意して守る意識が必要です。
脚と腕の動きの繋がり
バックとダウンの動きで脚腰と肩と腕が左右でどのように繋がって動くかについては、以前に「交叉連結」と「平行連結」ということで議論したことがあります(「腕と脚の交叉連結(「魔法型」)」(07-07-13)、「腕と脚の平行連結(「反魔法型」)」(07-07-14))。しかし当時はまだ「マジック・グリップ」の働きを捉えていませんでした。
そこであらためてこの問題を考えることにします。しかしこの問題の内容を体の動きの仕組みの説明で理解するのは難しいので、実際にクラブを振る動きを試して納得することにします。このため右手で「マジック・グリップ」の形にクラブを握り、肘を固めてクラブを振ってみます。この時にバック、「深いトップ」、ダウンの動きでの脚腰の動きに注目します。
まず右の脚腰を踏ん張ってクラブを上げ、次ぎに左の脚腰の踏ん張りでクラブを上げてみます。この場合には右の脚腰の踏ん張りでクラブを引き上げる方がしっかり上がります。そこでこうして引き上げたクラブを、両膝の踏ん張りで腰を右方向に回すように引き、「深いトップ」に入れます。続いて、ここからのダウンの動きと左右の脚腰の踏ん張りとの関係を確認します。
右の脚腰の踏ん張りでクラブを引き下ろすと、グリップが直接ボールを目指す形に振られてしまいます。そこで左の脚腰の踏ん張りで引き下ろしてみると、グリップが右脇前に引き下ろされ続いて左に引かれてヘッドを押します。これが望ましいダウンスイングの動きです。
同じようにして、左手で「マジック・グリップ」の形にクラブを握り、これに軽く右手を添えて動きを助けながらバックとダウンの動きを試します。これで、バックを左の脚腰の踏ん張りで実行し、両膝の踏ん張りで「深いトップ」に入れてから、ダウンを右の脚腰の踏ん張りで実行するとよい動きになることが分かります。
特にこの場合には右の脚腰の踏ん張りによるダウンで、グリップが「マジック・グリップ」を固める形で右脇前に引き下ろされ、これに続いて左に引き抜かれる動きが現れます。これが空の右側で振り抜くダウンの動きの実現に決定的に重要な動きです。
こうしてみると、「平行連結」でバック、両膝のピボットで「深いトップ」、「交叉連結」でダウンとインパクトのヘッドの押し抜き、という形で「核心打法」が強力かつ安定に実現できることが分かります。ここまで基本的な動きの仕組みが納得できれば、後は実際にボールを打って体感的に確認し最終的な有効性を納得するだけとなります。
「直線打法」の追求もこれでほぼ完了ということになります。
そこであらためてこの問題を考えることにします。しかしこの問題の内容を体の動きの仕組みの説明で理解するのは難しいので、実際にクラブを振る動きを試して納得することにします。このため右手で「マジック・グリップ」の形にクラブを握り、肘を固めてクラブを振ってみます。この時にバック、「深いトップ」、ダウンの動きでの脚腰の動きに注目します。
まず右の脚腰を踏ん張ってクラブを上げ、次ぎに左の脚腰の踏ん張りでクラブを上げてみます。この場合には右の脚腰の踏ん張りでクラブを引き上げる方がしっかり上がります。そこでこうして引き上げたクラブを、両膝の踏ん張りで腰を右方向に回すように引き、「深いトップ」に入れます。続いて、ここからのダウンの動きと左右の脚腰の踏ん張りとの関係を確認します。
右の脚腰の踏ん張りでクラブを引き下ろすと、グリップが直接ボールを目指す形に振られてしまいます。そこで左の脚腰の踏ん張りで引き下ろしてみると、グリップが右脇前に引き下ろされ続いて左に引かれてヘッドを押します。これが望ましいダウンスイングの動きです。
同じようにして、左手で「マジック・グリップ」の形にクラブを握り、これに軽く右手を添えて動きを助けながらバックとダウンの動きを試します。これで、バックを左の脚腰の踏ん張りで実行し、両膝の踏ん張りで「深いトップ」に入れてから、ダウンを右の脚腰の踏ん張りで実行するとよい動きになることが分かります。
特にこの場合には右の脚腰の踏ん張りによるダウンで、グリップが「マジック・グリップ」を固める形で右脇前に引き下ろされ、これに続いて左に引き抜かれる動きが現れます。これが空の右側で振り抜くダウンの動きの実現に決定的に重要な動きです。
こうしてみると、「平行連結」でバック、両膝のピボットで「深いトップ」、「交叉連結」でダウンとインパクトのヘッドの押し抜き、という形で「核心打法」が強力かつ安定に実現できることが分かります。ここまで基本的な動きの仕組みが納得できれば、後は実際にボールを打って体感的に確認し最終的な有効性を納得するだけとなります。
「直線打法」の追求もこれでほぼ完了ということになります。
地球を押す動きで打つ
クラブを振ることに慣れると、何となくバックの動きもダウンの動きも出来てしまいます。しかし、ヘッドを振れと教えたアーネスト・ジョーンズ(参照:背中から腕に繋がる動きの感じ(07-08-09))が指摘しているように、動きのことをあれやこれやと考え始めると体が動かなくなります。彼はこれを分析による麻痺(PARALYSIS BY ANALYSIS)と呼んでいます。
これについて、どの足がどの足に続いて動くのかと蝦蟇(がまがえる)に聞かれ、これに気をとられてどぶに転げ落ちたという百足の笑い話を思い出すとも書いています。この話は人ごとではありません。グリップを「マジック・グリップ」に変えてバックスイングを実行しようとすると、腕だけでクラブが動かせないためにしばらく考え込んでしまいます。
一見これは「マジック・グリップ」の欠点のように思われますが、実はこれが大切で、確かな体の動きがない限りクラブは振れないのです。結局クラブを振る体の動きの仕組みをしっかり捉えることになります。「マジック・グリップ」で固めた腕を振るには背骨の動きが必要です。背骨を脚腰に繋ぐ筋群は強力で、この動きを通じて地球を押し、その反作用で腕を振ります。
そこでこの背骨の動きをもう一度確認すると、腰椎は左に引かれて右に回り、胸椎は右に引かれて左に回り、頸椎は左に引かれて右に回ります。この形の動きが現れるように背骨と脚腰を繋ぐ筋群を使うわけです。しかし、この動きだけではクラブは振れません。当然これを地球に繋ぐ足の「螺旋」の動きが決定的に重要な役割を果たすことになります。
この「螺旋」の動きは膝の動きによってその効果に変化が生まれます。この意味ではこの膝のピボット(回旋軸)としての働きが重要になります。ここで両脚の存在から、潜在的に先の百足の悩みが生まれます。右脚で振るのか左脚で振るのかの問題です。これを検討するには、反対側の脚を足先で軽く支え、一方の脚の動きでクラブを振ってみます。
実際にこの動きを試すと、極めて簡単にクラブを振る腕の動きが現れます。腕も一方の腕を主体にして振ることにすれば、左右の脚の動きとの繋がりが確認できます。このようにして脚で腕を振る動きに慣れると、難しく脚腰背骨の動きを考えなくても、ごく自然に腕とクラブが振れるようになります。
この実験で明らかになるのは、「螺旋」の動きを通じて脚腰背骨が地球を押すことで生まれる、上下の動きでクラブが振られるということです。これに対して、同じような実験を腰の回転でクラブを振る動きで試してみると、インパクトの方向性の確保とパワーの両面で遙かに劣ることが簡単に確認できます。
地球を押す動きでクラブを振るという「核心打法」の基本を確認すれば、スイングの動きに迷うことはなくなり、すべてがOKと言いたくなりますが、まだバックとダウンの動きの内容の確認が残っています。
これについて、どの足がどの足に続いて動くのかと蝦蟇(がまがえる)に聞かれ、これに気をとられてどぶに転げ落ちたという百足の笑い話を思い出すとも書いています。この話は人ごとではありません。グリップを「マジック・グリップ」に変えてバックスイングを実行しようとすると、腕だけでクラブが動かせないためにしばらく考え込んでしまいます。
一見これは「マジック・グリップ」の欠点のように思われますが、実はこれが大切で、確かな体の動きがない限りクラブは振れないのです。結局クラブを振る体の動きの仕組みをしっかり捉えることになります。「マジック・グリップ」で固めた腕を振るには背骨の動きが必要です。背骨を脚腰に繋ぐ筋群は強力で、この動きを通じて地球を押し、その反作用で腕を振ります。
そこでこの背骨の動きをもう一度確認すると、腰椎は左に引かれて右に回り、胸椎は右に引かれて左に回り、頸椎は左に引かれて右に回ります。この形の動きが現れるように背骨と脚腰を繋ぐ筋群を使うわけです。しかし、この動きだけではクラブは振れません。当然これを地球に繋ぐ足の「螺旋」の動きが決定的に重要な役割を果たすことになります。
この「螺旋」の動きは膝の動きによってその効果に変化が生まれます。この意味ではこの膝のピボット(回旋軸)としての働きが重要になります。ここで両脚の存在から、潜在的に先の百足の悩みが生まれます。右脚で振るのか左脚で振るのかの問題です。これを検討するには、反対側の脚を足先で軽く支え、一方の脚の動きでクラブを振ってみます。
実際にこの動きを試すと、極めて簡単にクラブを振る腕の動きが現れます。腕も一方の腕を主体にして振ることにすれば、左右の脚の動きとの繋がりが確認できます。このようにして脚で腕を振る動きに慣れると、難しく脚腰背骨の動きを考えなくても、ごく自然に腕とクラブが振れるようになります。
この実験で明らかになるのは、「螺旋」の動きを通じて脚腰背骨が地球を押すことで生まれる、上下の動きでクラブが振られるということです。これに対して、同じような実験を腰の回転でクラブを振る動きで試してみると、インパクトの方向性の確保とパワーの両面で遙かに劣ることが簡単に確認できます。
地球を押す動きでクラブを振るという「核心打法」の基本を確認すれば、スイングの動きに迷うことはなくなり、すべてがOKと言いたくなりますが、まだバックとダウンの動きの内容の確認が残っています。
微小な動きで「核心打法」の動きを確認する
前回(07-12-06)の話の場合のように、グリップの調整をすんなり受け入れて貰えることは通常期待できないことです。たまたま肘の故障という問題があり、これを回避する上で「マジック・グリップ」の合理性がごく自然に受け入れられたものと考えられます。
グリップを伝統的なグリップから「マジック・グリップ」に変える場合には、グリップの変化に対応して意識改革が必要になります。ワグルの要領までも変わります。この辺りのことを注意深く検討する必要があります。
グリップの型によりスイングの動き全体が変わることは、「マジック・グリップ」でグリップの動きが足先の動き繋がることを体感すれば明瞭に理解でます。グリップの変化に伴う実際的な動きとしては、何より影響が大きいのはインパクトの動きです。
そこで、ごく小さな動きでボールを打つ動作を確認します。ホーガンの「モダン・ゴルフ」には、ワグルでこれから使うスイングのリハーサルができると書かかれています。更に、ワグルでは肩は回らず、実際のスイングではバックのスタートから肩が回るとしています。ところが、「マジック・グリップ」ではグリップが体に繋がっており、肩の動きなしには腕は動かないのです。
したがって、ワグルと実際のスイングの動きを区別することはできなくなり、ワグルすなわち実際の微小スイングということになります。結局、バックからトップの方向転換の動きを通じて体の右側で「核心」の十文字を描くダウンまでの動きを、小さな体の動きで確認する事になります。
ごく小さな腕の動きでも、背骨の動きを通じて足の「螺旋」の動きに繋がります。特に「深いトップ」への動きに続くダウンの動きが問題になります。ここでは両足の「螺旋」で地球を押す動きを強めることでダウンの右脇前への引き下ろしの動きとこれに続く左への引き抜きの動きを実行します。これで「核心打法」のすべてが確認できます。
このようにワグルを実際のスイングの完全なリハーサルと考えて実行し、その動きを強めればそのままボールを打ち抜く動きになります。地面(ベア・グラウンド)にあるボールをこの要領で小さく打ってみると、足の「螺旋」で地面を押す動きがしっかりすればきっちりと打てることが分かります。
慣れてしまえば格別の意識は不要になりますが、とにかくワグルでスイングを実現する感覚を捉える必要があります。このためには微小なスイングでインパクトを実行し、動きの仕組みを体感的に確認して置くのが有効だと思われます。腕だけでクラブを動かすワグルは、「核心打法」のイメージを壊す危険なもので厳禁です。
グリップを伝統的なグリップから「マジック・グリップ」に変える場合には、グリップの変化に対応して意識改革が必要になります。ワグルの要領までも変わります。この辺りのことを注意深く検討する必要があります。
グリップの型によりスイングの動き全体が変わることは、「マジック・グリップ」でグリップの動きが足先の動き繋がることを体感すれば明瞭に理解でます。グリップの変化に伴う実際的な動きとしては、何より影響が大きいのはインパクトの動きです。
そこで、ごく小さな動きでボールを打つ動作を確認します。ホーガンの「モダン・ゴルフ」には、ワグルでこれから使うスイングのリハーサルができると書かかれています。更に、ワグルでは肩は回らず、実際のスイングではバックのスタートから肩が回るとしています。ところが、「マジック・グリップ」ではグリップが体に繋がっており、肩の動きなしには腕は動かないのです。
したがって、ワグルと実際のスイングの動きを区別することはできなくなり、ワグルすなわち実際の微小スイングということになります。結局、バックからトップの方向転換の動きを通じて体の右側で「核心」の十文字を描くダウンまでの動きを、小さな体の動きで確認する事になります。
ごく小さな腕の動きでも、背骨の動きを通じて足の「螺旋」の動きに繋がります。特に「深いトップ」への動きに続くダウンの動きが問題になります。ここでは両足の「螺旋」で地球を押す動きを強めることでダウンの右脇前への引き下ろしの動きとこれに続く左への引き抜きの動きを実行します。これで「核心打法」のすべてが確認できます。
このようにワグルを実際のスイングの完全なリハーサルと考えて実行し、その動きを強めればそのままボールを打ち抜く動きになります。地面(ベア・グラウンド)にあるボールをこの要領で小さく打ってみると、足の「螺旋」で地面を押す動きがしっかりすればきっちりと打てることが分かります。
慣れてしまえば格別の意識は不要になりますが、とにかくワグルでスイングを実現する感覚を捉える必要があります。このためには微小なスイングでインパクトを実行し、動きの仕組みを体感的に確認して置くのが有効だと思われます。腕だけでクラブを動かすワグルは、「核心打法」のイメージを壊す危険なもので厳禁です。
「核心打法」は誰にも使える!
最近の話は何とかして「核心打法」を誰にも使える形で捉えようという努力の継続です。しかし自分が打ってみてこれでよいと思うだけでは自信が持てません。ブログを読んだ人からのフィードバックもまだありません。この打法で一人の仲間が目覚ましいショットを見せた例については前に触れましたが、その後は別の人に試して貰う機会がありませんでした。
久しぶりに出かけた練習場で、偶然知人の奥さんの隣の打席に入りました。見ると左腕に肘を守るサポーターをしています。以前に痛めてようやく打席に立つまでに恢復したとのことでした。(実際は左打ちのゴルファーですが、右打ちを標準に左右逆転して話を進めます)
大分苦労をしている様子でしたので、暫くスイングの動きを眺めることにしました。左肘が如何にも窮屈な形に脇に引き付けられています。普段は人のスイングにコメントをするのは控えているのですが、これでは大きなスイングをするとまたまた肘を痛めるのではないかと心配になり、「マジック・グリップ」風に左腕を脇から離して伸ばすことを勧めてみました。
これで腕の動きに無理がなくなることを本人が確認した様子でした。しかしこの他にも、バックで体重が右脚に移動して腰が右に引き込まれる動きがあり、ここからのダウンでクラブを振ると腕に力が入らず打球の方向も決まりません。そこでバックで右前腕を内側に回しながらフライング・エルボウ風になるまでしっかり上げることを勧めてみました。
こうして体の左側に踏ん張りが生まれたところでダウンの体勢に入れば、何とか振れると思ったのです。かなり良いショットが出るようになりましたが、まだ結果が不安定です。そこで遂に両脚で踏ん張ってバックの動きに逆らう事を勧めてみました。
これでもまだ結果が不安定であったので、尻を反対方向に引くつもりで、両足で地面を押す「螺旋」の動きでバックとダウンを実行することと、十分に深いトップに入れ、そこから左に向けて振ることを考えずに一気に右側で振り抜くことを勧めてみました。
これで目覚ましいショットが飛び出しました。方向性も良く、ごく僅かにドローがかった強い弾道で飛びます。飛距離も大変なものです。本人も大満足の飛びです。右肘の故障の意識もなくなりました。この間20分程ではなかったでしょうか。ここまでを見届けた所で家に帰りました。
優れた身体能力のある人に簡単な説明で「核心打法」の有効性を確認して貰えたのは幸運でした。しかしわれわれ普通のゴルファーは、更に詳しく体の動きを理解する必要があります。
久しぶりに出かけた練習場で、偶然知人の奥さんの隣の打席に入りました。見ると左腕に肘を守るサポーターをしています。以前に痛めてようやく打席に立つまでに恢復したとのことでした。(実際は左打ちのゴルファーですが、右打ちを標準に左右逆転して話を進めます)
大分苦労をしている様子でしたので、暫くスイングの動きを眺めることにしました。左肘が如何にも窮屈な形に脇に引き付けられています。普段は人のスイングにコメントをするのは控えているのですが、これでは大きなスイングをするとまたまた肘を痛めるのではないかと心配になり、「マジック・グリップ」風に左腕を脇から離して伸ばすことを勧めてみました。
これで腕の動きに無理がなくなることを本人が確認した様子でした。しかしこの他にも、バックで体重が右脚に移動して腰が右に引き込まれる動きがあり、ここからのダウンでクラブを振ると腕に力が入らず打球の方向も決まりません。そこでバックで右前腕を内側に回しながらフライング・エルボウ風になるまでしっかり上げることを勧めてみました。
こうして体の左側に踏ん張りが生まれたところでダウンの体勢に入れば、何とか振れると思ったのです。かなり良いショットが出るようになりましたが、まだ結果が不安定です。そこで遂に両脚で踏ん張ってバックの動きに逆らう事を勧めてみました。
これでもまだ結果が不安定であったので、尻を反対方向に引くつもりで、両足で地面を押す「螺旋」の動きでバックとダウンを実行することと、十分に深いトップに入れ、そこから左に向けて振ることを考えずに一気に右側で振り抜くことを勧めてみました。
これで目覚ましいショットが飛び出しました。方向性も良く、ごく僅かにドローがかった強い弾道で飛びます。飛距離も大変なものです。本人も大満足の飛びです。右肘の故障の意識もなくなりました。この間20分程ではなかったでしょうか。ここまでを見届けた所で家に帰りました。
優れた身体能力のある人に簡単な説明で「核心打法」の有効性を確認して貰えたのは幸運でした。しかしわれわれ普通のゴルファーは、更に詳しく体の動きを理解する必要があります。
世界一の飛ばしの記録
飛ばすだけではゴルフにならないことは確かですが、真っ直ぐ遠くにまで飛ばせる人が有利であることは確かです。周りを見回してみて感じることですが、歳をとると人が変わったように飛ばなくなるのが目につきます。これではゴルフを続ける元気がなくなってしまいます。元気な中に油断なく飛ばしの技を身につける必要があります。
競技中の飛ばしの記録として、マイク・オースチンの515ヤードがあることは前に触れましたが(「飛ばすスイングの動き」(07-10-23))、最近になって「核心打法」の振り上げて振り下ろす動きについて書き始めた時に、以前日本にも来たことのあるケリー・マレー(Kelly Murray)のことを思い出しその長打記録を探したところ684.8ヤードという資料が見つかりました。
(参照:http://hypertextbook.com/facts/2004/CrystalCuevas.shtml)
このマレーが日本に来た時の佐藤邦雄氏によるインタービューの記事が載った雑誌の切り抜きが手許にあります(残念ながら雑誌名は確認できません)。これによると、彼は子供の頃家での薪割りが役目であったということで、彼の薪割りとゴルフ・スイングの連続写真が並べて示されています。
薪割りは振り上げたまさかり(長い柄の先に刃のついた大型の斧)を縦に振り下ろします。体の脇を通してこの振り上げ動作を実行すると、薪割りがクラブの振り上げ振り下ろしの動きに似たものになります。この体の使い方が彼の飛ばしの原動力になっていることが分かります。
更にもう一人の飛ばし屋ジェイソン・ズーバック(久米宏氏の番組に登場して飛ばしの技を見せたことがあったと記憶しています)のスイングの連続写真が手許にあります(David Leadbetter Warning: Explosive swing ahead Golf Digest May 1999 pp.120-125.)。これによると、強い右腕の構えで高く縦に振り上げ、引き下ろして打っています。
これらの三人の飛ばし屋に共通するのは、両腕をしっかり伸ばして構えるアドレスの体勢と、体の右を通して上げるバックの終期に、右前腕の回内の動きと共に、右脇が空くフライング・エルボウ風の動きでグリップを高く引き上げることです。ここから急激な体側へのダウンでヘッドを加速しています。
これまでの議論で明らかになっているように、「マジック・グリップ」を使う「核心打法」の腕の動きはこの形になります。飛ばし屋になる必要は無いかもしれませんが、この動きがヘッドの加速に有利であることは確かです。実際に、肘の故障で元気のなかった知人の奥さんにこの打法を勧めたところ、目の前で目覚ましいショットが飛び出し始めました。その話は次回に。
競技中の飛ばしの記録として、マイク・オースチンの515ヤードがあることは前に触れましたが(「飛ばすスイングの動き」(07-10-23))、最近になって「核心打法」の振り上げて振り下ろす動きについて書き始めた時に、以前日本にも来たことのあるケリー・マレー(Kelly Murray)のことを思い出しその長打記録を探したところ684.8ヤードという資料が見つかりました。
(参照:http://hypertextbook.com/facts/2004/CrystalCuevas.shtml)
このマレーが日本に来た時の佐藤邦雄氏によるインタービューの記事が載った雑誌の切り抜きが手許にあります(残念ながら雑誌名は確認できません)。これによると、彼は子供の頃家での薪割りが役目であったということで、彼の薪割りとゴルフ・スイングの連続写真が並べて示されています。
薪割りは振り上げたまさかり(長い柄の先に刃のついた大型の斧)を縦に振り下ろします。体の脇を通してこの振り上げ動作を実行すると、薪割りがクラブの振り上げ振り下ろしの動きに似たものになります。この体の使い方が彼の飛ばしの原動力になっていることが分かります。
更にもう一人の飛ばし屋ジェイソン・ズーバック(久米宏氏の番組に登場して飛ばしの技を見せたことがあったと記憶しています)のスイングの連続写真が手許にあります(David Leadbetter Warning: Explosive swing ahead Golf Digest May 1999 pp.120-125.)。これによると、強い右腕の構えで高く縦に振り上げ、引き下ろして打っています。
これらの三人の飛ばし屋に共通するのは、両腕をしっかり伸ばして構えるアドレスの体勢と、体の右を通して上げるバックの終期に、右前腕の回内の動きと共に、右脇が空くフライング・エルボウ風の動きでグリップを高く引き上げることです。ここから急激な体側へのダウンでヘッドを加速しています。
これまでの議論で明らかになっているように、「マジック・グリップ」を使う「核心打法」の腕の動きはこの形になります。飛ばし屋になる必要は無いかもしれませんが、この動きがヘッドの加速に有利であることは確かです。実際に、肘の故障で元気のなかった知人の奥さんにこの打法を勧めたところ、目の前で目覚ましいショットが飛び出し始めました。その話は次回に。
「核心打法」のパワー源:地球を蹴る脚腰の動き
前回の「腕は振らない:腕を引いてヘッドを押す」(07-12-2)という話では、ヘッドを押すというイメージが納得し難いかと考え、次のようなイメージを思い付きました。ヘッドの通り道が空間にあり、その上を小鬼がヘッドを押して走っているというイメージです。小鬼はヘッドを引っ張って走るわけにはいかず、押して走る筈です。
この話を仲間に聞かせたところ一蹴されました。ヘッドを押す小鬼を走らせているのは何かと言うのです。確かにクラブを握って体を回してもヘッドは走りますし、腕を振ってもクラブは走ります。そこでこの傑作と思われた子鬼のイメージは取り下げです。時々馬鹿な考えが頭に浮かぶのもゴルフの動きの難しさの所為です。
本来の話に戻ると、前回の話は、体の回転でクラブを振ると考える人には納得し難いものだと思います。しかし、体の回転で打つ場合にも、腕の引きだけでインパクトを実行すると打球方向は安定しません。インパクトでは打球方向にヘッドを加速する、すなわち押す必要があります。
リスト・ターンと呼ばれるインパクトの前腕の動きはこのための動きです。しかしこの動きは補助的なもので、この時点までヘッドを加速して来る仕組みの方がヘッド・スピードの確保には大切です。ここで体の回転を使うと考える人と、腕の上下の動きを使うと考える人で、スイングの見方が分かれるわけです。
そこで、この二つの動きの中で、どちらの方が効果的にヘッドを加速できるかを試す方法を考えます。振りやすい短いクラブを力を出しやすい右腕で振ることにします。ず体を思い切り回す動きを使ってインパクトの振り抜きを試します。細かなことは考えずに、とにかく力一杯振り抜くことを考えて動きを作ります。
次ぎに脚腰と背骨の動きでクラブを高く引き上げ、こから脚腰の踏ん張りで引き下ろす動きを試します。これでインパクトを振り抜けるように体の体勢と動きを調節します。そこでこの上下の動きによる振りを力一杯に実行してみて下さい。この場合のクラブを引き上げる動きでは、前腕が内側に回りながら腕がクラブを引き上げ、これによりグリップが右の外側を通って上がります。
ダウンではグリップはまっすぐ引き下ろされます。これで驚くほど早くヘッドがインパクト圏を振り抜かれる筈です。この間の体の左右の動きは、クラブの上げ下げと腕の左への引き抜きを実現するだけの脚腰の動きによるもので、その結果腕の動きも安定したものになります。
この縦の上下の動きで引き下ろされた腕は、腕が伸びたまま左に引き抜かれ、ヘッドを左へ押し抜く形の動きになりす。腕が体に引かれてヘッドを押すわけです。体の回転で腕を振り、リスト・ターンでインパクトを振り抜く動きより、遙かに強力で安定したインパクトのヘッドの走りになる筈です。これは簡単な実験ですから試してみて下さい。
この話を仲間に聞かせたところ一蹴されました。ヘッドを押す小鬼を走らせているのは何かと言うのです。確かにクラブを握って体を回してもヘッドは走りますし、腕を振ってもクラブは走ります。そこでこの傑作と思われた子鬼のイメージは取り下げです。時々馬鹿な考えが頭に浮かぶのもゴルフの動きの難しさの所為です。
本来の話に戻ると、前回の話は、体の回転でクラブを振ると考える人には納得し難いものだと思います。しかし、体の回転で打つ場合にも、腕の引きだけでインパクトを実行すると打球方向は安定しません。インパクトでは打球方向にヘッドを加速する、すなわち押す必要があります。
リスト・ターンと呼ばれるインパクトの前腕の動きはこのための動きです。しかしこの動きは補助的なもので、この時点までヘッドを加速して来る仕組みの方がヘッド・スピードの確保には大切です。ここで体の回転を使うと考える人と、腕の上下の動きを使うと考える人で、スイングの見方が分かれるわけです。
そこで、この二つの動きの中で、どちらの方が効果的にヘッドを加速できるかを試す方法を考えます。振りやすい短いクラブを力を出しやすい右腕で振ることにします。ず体を思い切り回す動きを使ってインパクトの振り抜きを試します。細かなことは考えずに、とにかく力一杯振り抜くことを考えて動きを作ります。
次ぎに脚腰と背骨の動きでクラブを高く引き上げ、こから脚腰の踏ん張りで引き下ろす動きを試します。これでインパクトを振り抜けるように体の体勢と動きを調節します。そこでこの上下の動きによる振りを力一杯に実行してみて下さい。この場合のクラブを引き上げる動きでは、前腕が内側に回りながら腕がクラブを引き上げ、これによりグリップが右の外側を通って上がります。
ダウンではグリップはまっすぐ引き下ろされます。これで驚くほど早くヘッドがインパクト圏を振り抜かれる筈です。この間の体の左右の動きは、クラブの上げ下げと腕の左への引き抜きを実現するだけの脚腰の動きによるもので、その結果腕の動きも安定したものになります。
この縦の上下の動きで引き下ろされた腕は、腕が伸びたまま左に引き抜かれ、ヘッドを左へ押し抜く形の動きになりす。腕が体に引かれてヘッドを押すわけです。体の回転で腕を振り、リスト・ターンでインパクトを振り抜く動きより、遙かに強力で安定したインパクトのヘッドの走りになる筈です。これは簡単な実験ですから試してみて下さい。
腕は振らない:腕を引いてヘッドを押す
ゴルフでは腕を振ってボールを打つというのが、一般的なイメージです。しかし腕を振ってしまうと、腕の動きが体から離れてしまいます。これでは強力なクラブの動きは生み出せません。ボールを打ち抜いてしまうまで体で腕を引き続け、この腕の動きでボールを打つ必要があります。
この場合には、ヘッドがグリップに引かれたままではボールを目標方向に打てません。そこでヘッドを腕より先行させる動きが必要になります。ここでヘッドを手前に引きつけると、腕が体の動きから切り離されて振られてしまいます。これを避ける方法はただ一つ、ヘッドを押し出す動きでボールを打つのです。
「マジック・グリップ」での「核心打法」は、この動きでボールを打っています。
前回(07-12-02)には、「マジック・グリップ」でクラブを構え、「脚腰を踏ん張って体の右側でグリップを引き上げ、脚腰の踏ん張りで体の右側にグリップを引き下ろす」と意識して振ることで「核心打法」が実現することを指摘しました。
しかし、グリップを引き上げ引き下ろすという表現は、動きの目的意識を明瞭に示しません。この欠点を修正すると、「マジック・グリップ」でクラブを握り、「脚腰の踏ん張りでヘッドが先行するようにバックし、この動きに逆らい、ヘッドが先行するように脚腰を踏ん張ってダウン」となります。一見妙な表現ですが、実際に動きを作ってみれば納得できます。
これだけの言葉の違いで、動きの作りやすさが一変します。動きの本質がよく捉えられているのです。ところで、ヘッドが先行するように体の動きで腕を引けば、これは腕でヘッドを押す動きになります。
これまでゴルフではこのような動きは危険視されて来ていますが、実際にこのイメージで振ってみると、短いクラブも長いクラブもしっかり振れることが分かります。地面(ベア・グラウンド)にあるボールでもしっかり打てます。軌道が安定している証拠です。試してみて下さい。
この場合には、ヘッドがグリップに引かれたままではボールを目標方向に打てません。そこでヘッドを腕より先行させる動きが必要になります。ここでヘッドを手前に引きつけると、腕が体の動きから切り離されて振られてしまいます。これを避ける方法はただ一つ、ヘッドを押し出す動きでボールを打つのです。
「マジック・グリップ」での「核心打法」は、この動きでボールを打っています。
前回(07-12-02)には、「マジック・グリップ」でクラブを構え、「脚腰を踏ん張って体の右側でグリップを引き上げ、脚腰の踏ん張りで体の右側にグリップを引き下ろす」と意識して振ることで「核心打法」が実現することを指摘しました。
しかし、グリップを引き上げ引き下ろすという表現は、動きの目的意識を明瞭に示しません。この欠点を修正すると、「マジック・グリップ」でクラブを握り、「脚腰の踏ん張りでヘッドが先行するようにバックし、この動きに逆らい、ヘッドが先行するように脚腰を踏ん張ってダウン」となります。一見妙な表現ですが、実際に動きを作ってみれば納得できます。
これだけの言葉の違いで、動きの作りやすさが一変します。動きの本質がよく捉えられているのです。ところで、ヘッドが先行するように体の動きで腕を引けば、これは腕でヘッドを押す動きになります。
これまでゴルフではこのような動きは危険視されて来ていますが、実際にこのイメージで振ってみると、短いクラブも長いクラブもしっかり振れることが分かります。地面(ベア・グラウンド)にあるボールでもしっかり打てます。軌道が安定している証拠です。試してみて下さい。
グリップの形と動きの再確認
アドレスの体の構えで右手を固く握って肘を伸ばし、この手のグリップを内側に回したり外側に回したりすると、その動きが足の先まで伝わることが分かります。詳しく見ると、グリップを内側に回す動きで背骨が右に回ることが分かります。
この動きが「上体を右に回す」動きです。このように腕を固めた右グリップを内側に回し続ければ、一貫して「上体を右に回す」動きが継続することが分かります。この動きに対応する足の「螺旋」の動きが地球を押せば、バックからダウンまでの動きが生まれます。ダウンで腕が伸び切ると、「螺旋」の踏ん張りで「上体を右に回す」動きが強まり、グリップが左に引かれます。
左の腕と手の握りも同じように固めれば、これを外側に回す動きでスイングの動きが現れます。両方の腕と手の握りを合わせて固めれば「マジック・グリップ」になります。その動きを足の「螺旋」で支えれば「核心打法」の動きになります。こうして「腕を伸ばして振る:鍵は「マジック・グリップ」」(07-11-28)の内容が簡単に理解できます。
この動きの要点は、ダウンを脚腰の踏ん張りが生む足の「螺旋」の動きで引き下ろすことです。この動きでグリップが引き下ろされ、左に直線的に引かれます。この場合左腕が左に引かれながら手の握りの背屈(背側への反り)が強まり、同時にコックの動きが現れます。対応する右の腕と手の動きも「マジック・グリップ」を固め、強力な左への引きが安定に実行されます。
これに対して、伝統的なオーバーラッピング型やインターロッキング型などのグリップでは、インパクトの引きの動きで前腕が左に回り、左手に掌屈(手の平側への巻き込み)の動きが現れます。従来はこの動きが安定なインパクトを実現するものとして重視されて来ました。
「マジック・グリップ」のダウンで両腕が体の右側に引き下ろされる時には、この動きは現れません。しかし背骨を両方の脚腰に繋ぐ筋群の踏ん張りで「上体を右に回す」動きが強まり、クラブを左へ直線的に引く強力な広背筋の動きが現れます。
「上体を右に回す」と言われても、実際の動きの意識には直結しません。そこで地球に繋がって腕の動きを決める足の「螺旋」の踏ん張りの感覚を利用することにし、脚腰を踏ん張って体の右側でグリップを引き上げ、脚腰の踏ん張りで体の右側にグリップを引き下ろす、と意識してスイングを実行します。これで「核心打法」が完全に実現する筈です。実験してみて下さい。
伝統的なグリップでのオーバーラッピングとインターロッキングの違いは右腕に現れます。バードン・グリップでは右肘が撓み、インターロッキング・グリップでは「マジック・グリップ」のように右肘が伸びて右腕の強い動きが利用できます。しばしばフライング・エルボウとみなされたジャック・ニクラスの右肘の動きは、実はこのグリップの産物だったのです。
この動きが「上体を右に回す」動きです。このように腕を固めた右グリップを内側に回し続ければ、一貫して「上体を右に回す」動きが継続することが分かります。この動きに対応する足の「螺旋」の動きが地球を押せば、バックからダウンまでの動きが生まれます。ダウンで腕が伸び切ると、「螺旋」の踏ん張りで「上体を右に回す」動きが強まり、グリップが左に引かれます。
左の腕と手の握りも同じように固めれば、これを外側に回す動きでスイングの動きが現れます。両方の腕と手の握りを合わせて固めれば「マジック・グリップ」になります。その動きを足の「螺旋」で支えれば「核心打法」の動きになります。こうして「腕を伸ばして振る:鍵は「マジック・グリップ」」(07-11-28)の内容が簡単に理解できます。
この動きの要点は、ダウンを脚腰の踏ん張りが生む足の「螺旋」の動きで引き下ろすことです。この動きでグリップが引き下ろされ、左に直線的に引かれます。この場合左腕が左に引かれながら手の握りの背屈(背側への反り)が強まり、同時にコックの動きが現れます。対応する右の腕と手の動きも「マジック・グリップ」を固め、強力な左への引きが安定に実行されます。
これに対して、伝統的なオーバーラッピング型やインターロッキング型などのグリップでは、インパクトの引きの動きで前腕が左に回り、左手に掌屈(手の平側への巻き込み)の動きが現れます。従来はこの動きが安定なインパクトを実現するものとして重視されて来ました。
「マジック・グリップ」のダウンで両腕が体の右側に引き下ろされる時には、この動きは現れません。しかし背骨を両方の脚腰に繋ぐ筋群の踏ん張りで「上体を右に回す」動きが強まり、クラブを左へ直線的に引く強力な広背筋の動きが現れます。
「上体を右に回す」と言われても、実際の動きの意識には直結しません。そこで地球に繋がって腕の動きを決める足の「螺旋」の踏ん張りの感覚を利用することにし、脚腰を踏ん張って体の右側でグリップを引き上げ、脚腰の踏ん張りで体の右側にグリップを引き下ろす、と意識してスイングを実行します。これで「核心打法」が完全に実現する筈です。実験してみて下さい。
伝統的なグリップでのオーバーラッピングとインターロッキングの違いは右腕に現れます。バードン・グリップでは右肘が撓み、インターロッキング・グリップでは「マジック・グリップ」のように右肘が伸びて右腕の強い動きが利用できます。しばしばフライング・エルボウとみなされたジャック・ニクラスの右肘の動きは、実はこのグリップの産物だったのです。