グリップの形と動きの再確認 | ゴルフ直線打法

グリップの形と動きの再確認

アドレスの体の構えで右手を固く握って肘を伸ばし、この手のグリップを内側に回したり外側に回したりすると、その動きが足の先まで伝わることが分かります。詳しく見ると、グリップを内側に回す動きで背骨が右に回ることが分かります。

この動きが「上体を右に回す」動きです。このように腕を固めた右グリップを内側に回し続ければ、一貫して「上体を右に回す」動きが継続することが分かります。この動きに対応する足の「螺旋」の動きが地球を押せば、バックからダウンまでの動きが生まれます。ダウンで腕が伸び切ると、「螺旋」の踏ん張りで「上体を右に回す」動きが強まり、グリップが左に引かれます。

左の腕と手の握りも同じように固めれば、これを外側に回す動きでスイングの動きが現れます。両方の腕と手の握りを合わせて固めれば「マジック・グリップ」になります。その動きを足の「螺旋」で支えれば「核心打法」の動きになります。こうして「腕を伸ばして振る:鍵は「マジック・グリップ」」(07-11-28)の内容が簡単に理解できます。

この動きの要点は、ダウンを脚腰の踏ん張りが生む足の「螺旋」の動きで引き下ろすことです。この動きでグリップが引き下ろされ、左に直線的に引かれます。この場合左腕が左に引かれながら手の握りの背屈(背側への反り)が強まり、同時にコックの動きが現れます。対応する右の腕と手の動きも「マジック・グリップ」を固め、強力な左への引きが安定に実行されます。

これに対して、伝統的なオーバーラッピング型やインターロッキング型などのグリップでは、インパクトの引きの動きで前腕が左に回り、左手に掌屈(手の平側への巻き込み)の動きが現れます。従来はこの動きが安定なインパクトを実現するものとして重視されて来ました。

「マジック・グリップ」のダウンで両腕が体の右側に引き下ろされる時には、この動きは現れません。しかし背骨を両方の脚腰に繋ぐ筋群の踏ん張りで「上体を右に回す」動きが強まり、クラブを左へ直線的に引く強力な広背筋の動きが現れます。

「上体を右に回す」と言われても、実際の動きの意識には直結しません。そこで地球に繋がって腕の動きを決める足の「螺旋」の踏ん張りの感覚を利用することにし、脚腰を踏ん張って体の右側でグリップを引き上げ、脚腰の踏ん張りで体の右側にグリップを引き下ろす、と意識してスイングを実行します。これで「核心打法」が完全に実現する筈です。実験してみて下さい。

伝統的なグリップでのオーバーラッピングとインターロッキングの違いは右腕に現れます。バードン・グリップでは右肘が撓み、インターロッキング・グリップでは「マジック・グリップ」のように右肘が伸びて右腕の強い動きが利用できます。しばしばフライング・エルボウとみなされたジャック・ニクラスの右肘の動きは、実はこのグリップの産物だったのです。