2018.8.11~15 浦項・鬱陵島・釜山 ひとり旅 5days
2018年8月13日(月)
韓国は鬱陵島(ウルルン島)での滞在記、つづきです
遊覧船で、たまたまあたしの右側にいて、
目の前の景色の説明をしてくれていた韓国人のおじさんお兄さま、テスさん
彼も一人旅で、遊覧船の後、一緒に”独島展望台”に行こうという話になりました
後から聞きましたが、船の上ではずっとあたしのことを韓国人だと思って話しかけていたそうです
展望台までタクシーで行こうと思いましたが、
タクシーの運転手に、車で2分の距離だから歩いて行けると言われ、歩いて行くことに
ずっと登り坂・・・
歩いても歩いても着かない
結局、急勾配を20分ほど歩きました。
テスさんがチケットを買ってくれました
一人7,500ウォン(約750円)です。
18時、ラストのケーブルカーにて独島展望台へ
鬱陵島を旅してわかったけど、韓国人の旅行者の方、みんなフレンドリーです
あたしに対してだけではなく、旅行者同士もめっちゃ話をします。
どこから来た?
鬱陵島にいつ来た?
どこ回った?
いつ帰る?
そんな雰囲気がすごく楽しかったです
このラストケーブルカーで一緒になった3組もそんな感じで、ずっとお喋り
テスさんは大田から来たと、あたしは名古屋から来ました~と話していたら、
「えっ、名古屋は日本ですよ」
と言われ大爆笑
あたし日本人だからね
最近は韓国で、名古屋が有名になってきて嬉しいです
展望台に到着。
ここから独島(竹島)までは87.4km。
残念ながら雲が多く、独島(竹島)は見えませんでした。
風もなく、穏やかな海。
展望台は更に上にもあり、階段を上ると汗が噴き出る程の暑さでしたが、
周りの方々とのお喋りを楽しみながら
ちょっとしか上っていないので、ここからも独島(竹島)はもちろん見えません
パパと一緒に来ていた7歳の女の子、ミンソンちゃん。
太極旗を振って写真を撮っていました
一緒に展望台まで上がってきた20代くらいの男性は、写真を撮るときに、
「독도는 우리 땅~」
独島は俺たちの島~
と両手を上げていました
日本人ならドキっとする光景ですよね。
でもこれらの光景が一人歩きするのは避けたいので、最後まで読んでくださいね。
あくまであたし自身が感じたことなのですが、
日本人は、竹島問題の報道で影響を受けすぎているのではないか
ということ。
一緒に展望台に来た韓国の観光客の方たちがしていたことも、
もしかしたら日本人の前でやるべき行為ではないと批判的に受け取る方もいるかもしれません。
でもあたしは、言い方が間違っているかもしれませんが、”すごく嬉しかった”んです。
あたしを日本人だとみんなわかっていたんですが、
韓国の方は、”同じ観光客”としか見ていないんですよね。
国旗を振ったり「独島は~」と叫んだりすることも、ただの観光地での楽しみ方に見えました。
山に登ったら「ヤッホー」と言うようなね。
”I DOKDO”のTシャツも、東京に行ったら”I TOKYO”のTシャツを買うようなもんかなーと。
肌で感じたのはそんな雰囲気でした。
ここ鬱陵島で会った方々に、
「独島にまだ行かれていないなら、絶対に行って来た方がいいですよ~
本当に綺麗なところですから」
と何度も勧められました。
「でも日本人だから行けないかもしれないし、
行けたとしても、日本で心配する人たちがいるから・・」
と答えると、みんな口を揃えて言うのは、”それは政治的な話”だと。
本当に美しい島なので、行けるのであれば是非とも行ってきて欲しい。
まじょさんが純粋な心で独島に行くことを、誰も嫌がる人はいないから、と。
ニュースだと、韓国人みんながこの件に関して日本を恨んでいるように思えましたが、
韓国の方、少なくともあたしがこの島で出会った方たちは、政治と個人レベルを切り離して考えていました。
話は戻って、独島展望台では、みんなで写真撮影大会
テスさんがスマホ撮影が上手で、展望台にいた皆さんの写真を交互に撮ってくれました
あたしの写真撮影中、近くにいたおじさまが歌をうたい出しました
「선녀가~ 태어났다~」
天女が~生まれた~
天女みたいに美しいと歌で誉めてくれたらしいです
てきとーに節をつけて歌っていると思ったのですが、
「この歌知らないのすごく有名な歌じゃないですか」
と言うおじさま。
「だって私、日本人ですよー」
「いやいや、日本人でも知ってるくらい有名な歌なんですよ」
知らんし
山に沈む夕日をみんなで観賞し、笑いながら最後のケーブルカーで戻りました。
報道が全てじゃないんですよね。
真実の一部を切り取って伝えることで、間違って伝わってしまうことも多いです。
実際現地に足を運んで取材に来ても、
その国・土地の人と個人レベルで触れ合ってこそわかることがたくさんあります。
今回あたしが見聞きしたことが全てかどうかはわかりませんが、
正しい情報を知ることって本当に難しいですね。
土俵は違いますが、戦場カメラマンの気持ちがちょっとわかった旅でした
私が伝えなきゃ的な、ね。
※あくまで旅行者レベルの感想です。 嫌韓・政治的なコメントは凹むのでお控えください。
今回の旅で訪れた浦項・鬱陵島・釜山の位置関係はこんな感じ
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この旅行記の過去記事はコチラ
⑬【鬱陵島】絶好のロケーションで新鮮な刺身!そしてストーカー