2018.8.11~15 浦項・鬱陵島・釜山 ひとり旅 5days
2018年8月12日(日)
韓国は鬱陵島(ウルルン島)での滞在記、つづきです。
海沿いの散策路を散歩中、ちょっと休憩を挟み、500m先の灯台に向けて出発です
気合いを入れて出発したはいいが、獣道・・・そして登り坂です
500mなら行けるって思ったけど、山道の500mって結構キツイじゃーん
でもせっかくだから行こうと気合いを入れたところ、目の前を進んでいた男性が足を止めました
山道には他に人の姿が見えなかったし、この男性の前を歩きたくないなーと思い、
あたしも足を止めたら、その男性が近づいてきましたっ
「行かないんですか?」
うわっ、話しかけてきた
「あ…すごく疲れているので、やめようか迷ってて…」
貴方に襲われるんじゃないかと思って・・・
「せっかくここまで来たので灯台まで行きましょう!
良かったら一緒に行きませんか?」
うわぁーどうしようー?
逃げるべき?断るべき?
でも灯台行きたいし、行くなら断りにくし…
加えて彼、ちょっと生理的に受け付けない風貌だし←ソコ?
でもまさか、こんな観光地で犯罪とかないよな…
この数秒で死ぬほど悩みましたが、様子を見ながら進むことにしました
彼の後ろをついて行きながら、色々と想像が膨らみます
今ならまだ下に人影が見えるから、叫べば何とかなるかなー
”鬱陵島の山奥で日本人女性殺害”、なんて記事になる?
竹島にほど近い島なんかに一人で行ったアホな奴って、世間に叩かれるんだろうな
それより家族や友達を悲しませたら嫌だな…
少し登ると、開けたところに出ました。
男性が一眼レフで撮影を始めます
あたしも気を紛らわせるように撮影しつつ、一人で作戦会議。
窮地に立たされたあたしが取った方法は、キャバ嬢作戦
こいつを思いっ切りノセて楽しませて、あたしともっと話したいという人間味を引き出せば、
悪意は消えるんじゃないかという、今思えばアホな作戦
でもこのときは身を守るために必死でした
「どこからいらしたんですか?」
「清州(チョンジュ)です」
「行ったことあります~!〇〇と△△に行きました!
とってもいいところですね」
何もないわ、あの街
から始まり、リップサービスの嵐
「うわー写真の撮り方がカッコいいですね!
スタイルも撮り方も、プロのカメラマンみたいですが、
お仕事でいらしたんですか?」
ただの登山のおっさんにしか見えないけどね
「一人旅好きのカメラ好きなんですね。あたしもです~
韓国で写真撮影するのにオススメの場所、教えてくださいっ」
あたしの方が韓国詳しいかもしれないけどね
「おいくつなんですか?あたしとそんなに変わらない気がします」
20歳くらい上に見えるけどね
途中、あたしが登りで後れを取ったら、彼が振り向きました
手を差し出されたらどうしよう・・・と違う恐怖にビクビクしていたら、カメラのストラップを差し出して、
「コレに摑まって。引っ張るから」
と。
悪い人ではないかもしれない・・・
そんなこんなで、無事、灯台に到着
しかし、全然大したことなかった件
めっちゃ必死で登ってきただけに、このイルカのポーズ、何か腹立つわぁ~
「大したことなかったですね・・・」
と言いながら、2人で近くの展望台まで歩きました。
その付近には他の旅行者もいたので、ほっと一安心
でもすぐに立ち去ってしまったので、キャバ嬢の最後の一押しです
彼があたしの写真を撮っていたので、「それ送ってください~」とさりげなく連絡先を聞くと、
喜んで教えてくれました
殺そうと思う人の連絡先なんて必要ないもんね
韓国の方、カカオトークを電話番号で登録する方も多く、この人にも電話番号を聞かれましたが、
「もっと楽な方法ありますよ!」と、QRコードでの登録方法を教えてあげました。
電話番号だと後々面倒なので回避
でそのチャンさんから送ってもらった写真
おい、もっと景色写せやーーー
あんた、実は写真下手でしょ?
この人、多分大丈夫だなと安心感が生まれてきたところで、やっと真剣に撮影に。
雲が多いけど、신비의 섬(神秘の島)の名にふさわしい景色が撮れました
来た道と同じ道なんだけど、周りに人も増え、もうチャンさんと話す必要もなさそうだったので
ひたすら写真を撮りながら、帰路に就きます
まだまだ汗が止まらないけど、海風が気持ちいい~
行きよりも日が沈み、違った色彩も楽しみながら
明日は晴れるといいなぁ
もう18時になるし、晩ごはん食べてゲストハウスに戻ろうかと思っていたら、チャンさんから
「よかったら晩ごはん一緒に食べませんか?」
とお誘いが
どうやら、キャバ嬢作戦は大成功だった様で・・・
つづく
今回の旅で訪れた浦項・鬱陵島・釜山の位置関係はこんな感じ
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