先日の🏛️『ブダペスト展』の時に気になった
『🇱🇧レバノン太守(ジチ・エドムント公爵)』について何か知りたい…と、

🇹🇷オスマン帝国と🇱🇧レバノンの繋がりで思い出したのが、
去年読んだ📗【皇女セルマの遺言】
そこで再び📗図書館で借りてきましたランニングDASH!

……が、結論から言うと、当初の目的であった
👑ジチ・エドムントに繋がるような話は、
結局出てきませんでしたDASH!
(…見落としてた?😅)

でも、いつものように(?)別に書きたい事がどんどん🌿枝分かれしてしまい💦、
既に途中までこのブログを書きかけ🖋️、
📗本も返却済でしたが、上手く纏らずそのまま数週間が経ってしまいました😅


さて【皇女セルマの遺言】については去年のリブログで書きましたが……

🇹🇷オスマン帝国は、16世紀に👑スレイマンが一番輝かしい✨壮麗な時代を築き上げましたが、その後、優秀な寵臣も無くしDASH!

🧞ヒュッレムを選んだばかりに(?)、
その後数百年?は、緩やかに坂を転げ落ちるように
👸女人政治(カドゥンラール・スルタナゥ)に傾倒し、
ハレムが徐々に覇権を握り🤴💦👳💦

スレイマン時代のような優秀な高官は皆無

そして徐々に🚩オスマン帝国は衰退し、
19世紀は🇪🇺欧州からは
「瀕死の病人🤕」と呼ばれていました。

そんなオスマン帝国末期から📗「皇女セルマの遺言」は始まります。


💣第一次大戦の敗北、領土の縮小…🗺
歴史は🇹🇷共和国へと大きく動いた時で、
スルタン制は廃止🚫

オスマン帝国最後のスルタン👑ヴァヒデッディンは夜逃げするように🇬🇧イギリスへ亡命DASH!(実際は🇲🇹マルタ島?)

残る皇族は🤴👸、国籍も財産を没収され、
国外退去となり、それぞれの地へ散らばり🇬🇧🇫🇷🇪🇬🇧🇬
主人公のセルマ一家は🇱🇧レバノンへ亡命しました。

ここでセルマは青春時代を過ごします。


ちょっと話、外れますが💦 この
『👑皇族は、国籍も財産を没収され……』って
時代は少しズレるものの
…第二次世界大戦後の👸李正子妃と被ります……😢
実は、門松お正月に李正子(🇯🇵り・まさこ🇰🇷イ・バンジャ)妃に触れたブログ
を書いた後に知ったのですが、

なんと林真理子さんの、📖文藝春秋で今年から始めた連載が、
『李王家の縁談』といって🇯🇵👩‍❤️‍👨🇰🇷
この李正子様のお話なんです!!

私には🕰タイムリー過ぎて驚きましたびっくり
…文藝春秋は、私は買わないし(笑)、立ち読みもしないので💦
早く📕単行本になって欲しいです!!

林真理子さんは鍛錬な取材もなさっていると思うので、
連載も始まったばかりで、単行本になるのはかなり先になると思いますが😅
今からとても楽しみです爆笑


…話を🇹🇷【皇女セルマの遺言】に戻します💦

セルマ達が亡命した🇫🇷フランス領🇱🇧レバノンでは、
✝️フランス人学校に通っていたので、
例えば🌍世界史に関しては
☪️オスマン帝国とは🦹敵↔️🦸味方の立場が真逆の授業🔄
それに、生活もとても裕福とは言えない状況で、
セルマの母親で、👑ムラト5世の娘ハディジェは、宝石を売ったりの切り詰めた生活💍DASH!


その後セルマは、🇮🇳インドに嫁ぎ、
出産の為🇫🇷フランスへ………と
この本、📚上下巻合わせて800ページくらいあり💦
🇱🇧レバノン編は一番短く、1/4以下ですが、それでもかなりのボリューム。📖ハッ

他の本でも、🇱🇧レバノンにとって🚩オスマン帝国時代は、暗いゲッソリ暗黒期みたいな事書いてあるの多いし……💧

でも、前回はただ目で追っていただけのところが📖👀、
見逃してたというより、頭に入っていなかった事も多く再発見し🤯

特にその🚩オスマン帝国末期については、気になる文章がびっくりハッ

:::::::::::::::::

 著名なジャーナリストだったアリ・ケマルの死が報じられたのは、その数日後だった。
ケマル軍に反対運動を提唱していた彼は、
床屋にいるところを逮捕されたが、イズミールで裁判にかけられる前に、怒った暴徒に投石されて死んだ。
 スルタンの側近はこのニュースに激怒した。
アリ・ケマルが立派な申し分のない人物で、
たった1つの重大な違反は自分の信念を抜いたことだと思っていたためもある。
だが、問題はリンチだ。
警察は群衆の怒りの前に、旧体制の人間を保護する危険を冒す気はないことの証明ではないか。
スルタン自身、宮殿の中にいても、もはや安泰とは感じられなくなった。

(1922年)
::::::::

…………アリ・ケマル!?ポーンハッ

※↑ケマル軍は、アリ・ケマルのケマルでなく
🇹🇷トルコ共和国初代大統領の英雄
「ムスタファ・ケマル(ケマルパシャ=ケマル・アタチュルク)」達の事です。

「アリ」は、☪️イスラム教徒では、もしかしたら一番多い名前?!だと思いますが💧
(👳‍♂アリ・パシャも色々調べたし(笑)
『廃院のミカエル』『夫婦で行く○○の国々』


も…、も…、もしかして………え〜〜〜〜びっくりハッ

あの方のご先祖様???

ちょっと調べたら🔍 やっぱり〜ポーン!!

🇬🇧イギリスの首相ボリス・ジョンソンの⬇️
曾祖父のアリ・ケマル〜〜〜〜〜びっくり!?
(画像↑外務省よりお借りしました)

去年、🇬🇧イギリスの首相に就任した時、日本のメディアでも
「イギリスのトランプ🃏」と簡単に紹介されていましたがDASH!

更には👑🇬🇧ジョージ二世の子孫でもあり(庶子)
🇹🇷トルコの血も入っていると言ってました✨

補足すると、
コインたち富裕層の👱ブロンドで🗯️言葉にインパクトがあるのは🃏トランプと共通しているものの

ボリス・ジョンソンは、(お金持ちで必要ないのに?(笑))スカラシップを得るほど、頭がいい🎓インテリで
🏫イートン校、学校オックスフォードと、本当に🎓秀才で頭が良かったらしく✨、
家柄だけでなく、超〜エリート中のエリート💷🎓💷📚💷


去年この【皇女セルマの遺言】を読んだ後に、ボリスジョンソンが🇬🇧首相に就任し、この事を知り

確か📘【落日のボスポラス】で、トルコの大地震の後に、
「🇬🇧イギリス在住の👑スルタンの子孫が、💍宝石売って💷寄付した」と読んだので、

「えーーーー?!びっくり
もしかして、ボリスジョンソンって、ロイヤルファミリー!?

…と思ったら🔍スルタンではなく、

アリ・ケマルは、オスマン帝国最後の内務大臣だったそうです。
スルタンではないけれど✨高官👳✨だったんですねポーン

(…もうこの時代は、高官は👳ターバン巻いてないと思いますが(笑)💦
分かりやすいのでこの👳‍♂絵文字使ってます)

因みに、このちょっと前の時代は(1890年)
パシャ達は赤帽↓
センターの、↗️ルトフィー(オスマン帝国外伝シーズン3の👸シャー皇女の夫)も、
貫禄あり、🗡️軍服似合ってますねグッ


で、私はムスタファ・ケマルの他に「ケマル」は知らないのでうっすら憶えてただけですが

他に「ケマル」で思い浮かんだのが、
📗【キプロス🇨🇾歴史散歩】の、🇹🇷北キプロスのカジマウサ(ファマグスタ)の章で、

オスマン帝国時代に、反政府罪で🏝キプロスへ流刑された人で「ケマル」という人がいたのを思い出し、気になって読み返したら………📖

そちらは、現在のトルコでは著名な作家「ナムク・ケマル」の事で、微妙に時代がずれていました。

19世紀に、📰新聞に投稿した文章で逮捕されたのは合ってました合格………が、

スルタン👑アブドュルアジズの時代で「オスマン帝国政府」を批判したもので、アブドュルアジズ退位後には、

なんと👑ムラト五世が即位し、🇨🇾キプロスから🇹🇷イスタンブルに呼び戻されました。

ドンッ👑ムラト五世とは、👸皇女セルマのお祖父ちゃんですびっくりハッ


余談ですが
📗『キプロス歴史散歩』(澁澤幸子著)では、あとがきかどこかに、ボブ・デュラン🎸の祖父母が🇹🇷トルコからの移民とありました。


で、ボリス・ジョンソンの曾祖父の「アリ・ケマル」に話を戻すと💦

🇬🇧イギリスで、ボリス・ジョンソン本人を招いた番組の話を載せているサイトがありました↓

『世界のセレブファミリーヒストリー』
こちらで、🇹🇷イスタンブルでの取材等、
ボリスジョンソンも知らなかった話の内容等も詳しく書かれていて

アリ・ケマルはトルコ🇹🇷生まれですが、
🇫🇷フランスに住んでいた時期も長く、

元々👳‍♂パシャになる前は、🖋️ジャーナリストだったそうで、
オスマン帝国が崩壊し、政治家から再び🖋️ジャーナリストに戻ったそうです。
(ボリスジョンソンも📰元「デイリー・テレグラフ」の記者でジャーナリスト🖋️)

ナイフリンチについては、最後に見せしめにされた程、凄惨だったみたいで……😢

トルコ共和国🇹🇷建国の父、ケマル・アタチュルクは神聖化され、
(彼がいなければ、現在のトルコだって、殆どが🇬🇷ギリシャ、🇮🇹イタリア、🇫🇷フランスに割譲されてたかもしれないので当然と言えば当然)

彼と敵対していた、アリ・ケマルの話は、
100年前の出来事ではありますが、この番組の取材の時も、まだ🇹🇷トルコでは、否定的な雰囲気だったらしいです。

📜歴史は、勝者の物語と言いますが…
一昔前の明智光秀もそんな感じでしたよね?


が、去年ボリスジョンソンが🇬🇧イギリスの首相に就任した時は🇹🇷トルコも大いに湧き(笑)

アリ・ケマルの出身のチャンクル県のカラテキン大学は、大学の新年度始業式に招待したりしてます。


因みに、ボリスジョンソンの祖父は、
「ウィルフレッド ジョンソン」ですが
📃出生届には📛
「オスマン ウィルフレッド ケマル」と届けてあったそうですハッ
アリ・ケマルは、息子にルーツを残したかったんでしょうね。。。


本当に国の崩壊というのは、多くの人を振り回してしまいますが

📗【皇女セルマの遺言】の主人公セルマは
🇹🇷トルコの皇族に生まれた後、帝国の崩壊で
🇱🇧レバノンへ亡命しランニングDASH!
見合いで🇮🇳インドへ嫁ぎ👰
出産の為に🇫🇷フランスへ渡ると…👶

今度は第二次世界大戦に入り
🇩🇪ドイツが🇫🇷パリに侵攻し銃
🇬🇧イギリス人パスポートのセルマは、敵国人となり(当時🇮🇳インドは🇬🇧イギリスの植民地だったので)
身を潜め、困窮しながら命懸けで娘を出産しました👶

そしてこの物語の著者のケニーゼ・ムラト(Kenize Mourad)は
そのセルマの娘で、👑ムラト5世の曾孫になります。

彼女の自叙伝とも言える📘【パダルプルの庭】も読みましたが、
彼女もセルマ以上に孤独な半生を過ごし、
🖋️ジャーナリストとして、現在もご存命のようです。

そして、そして!
皆さんご存知のように、🇬🇧ボリスジョンソンは
宇宙人くんコロナウイルスに感染してしまいましたハッ

回復するまでに、このブログを書こう
と思ったら、なんと一昨日🏥ICUへ搬送されたと聞き心配です😨💦

ボリスジョンソンは、🇯🇵福島県産の🍑ももジュース🍑も、美味しそうに飲んでくれたし
早く元気に復帰して欲しいです🙏


そしていよいよ宇宙人くんコロナの脅威が🌍世界中に散らばり
日本もやっと⛑️緊急事態宣言…………DASH!

………そして普通の会社員の夫も、なんと明日から自宅待機になってしまいました……ガーン

なんだか先行き不安ですが💧
日常のブログが書けるうちに書こうと思います

早く元の生活が戻りますように🙏

☪️アーミン🛐


📚オスマン帝国関連の本のブログ📚

👳スンビュル役、バルバロス役出演ドラマ

🤴ムスタファ役 Mehmet Günsür(メフメット・ギュンスル)主演のドラマ

📺Atiye


🤴ジハンギル役のAybars Kartal Özson

(アイバス・カータル・ウーソン)君出演ドラマ
📺運命の交差点


👑スレイマン役 Halit ergenç(ハリット・エルゲンチュ)さん、他にもムスタファ、スンビュルの出演映画

🧔イブラヒム役 Okan Yalabik (オカン・ヤラブク)さんの出演ドラマ

👸皇女ハディジェ役 セルマ・エルゲチュ(Selma Ergeç )さんのドラマ

👳シーズン2の宦官ギュル役の

エンギン・ギュナイドゥン(Engin Günaydin)さんのドラマ

📺家族のあいだで


あなたもスタンプをGETしよう