昨日の📺BS 【オスマン帝国外伝】ではシーズン2も後半に入り、ヤルムブルガスの洞窟が出てきましたねウインク(笑)

でも今日は🇮🇳インドが舞台の本です📖

ヒュッレムをモデルにした📘寵妃ロクセラーナ
アルヴィーゼ・グリッティの📘緋色のヴェネツィア
その後の時代を
…と
ドラマ原題の『👑壮麗なる世紀🚩』と言えるオスマン帝国の頂点から…
終焉までの時代小説を読んできましたが📚、

📗【バダルプルの庭(Le jardin  de Badalpour )】
『皇女セルマの遺言』と同じケニーゼ・ムラトさんが書いたもので🖋️

👑セルマの娘、つまり著者の自伝的小説なので、オスマン帝国スルタンの末裔の物語ですが(ご存命)、メインの舞台は🇮🇳インドです。

これも、女郎蜘蛛さんが教えて下さり🕷️💓
図書館では無かったので、ブックオフのオンラインで買いました🛒

前回、セルマの事を
🇹🇷オスマン帝国の崩壊で国籍も剥奪せれ、
🇱🇧レバノンへ亡命し
その後はたった一人で🇮🇳インドへ嫁ぎ👸
出産の為に🇫🇷フランスへ渡るも、今度は第二次世界対戦に巻き込まれ……

と、📖セルマは世界の動きに振り回され、常にアイデンティティーに悩みを感じていましたが
その娘ザフル(主人公)は、更にその何倍も孤独でした。。。。

『皇女セルマの遺言』のネタバレになってしまいますが、 
セルマは👶赤ちゃんを残して、病気で亡くなってしまった為、
🇹🇷オスマン帝国スルタンの曾孫で、🇮🇳インドの潘王の娘のザフルは、パリで孤児として育ちました。

👨‍👨‍👧父親は誰か?👨‍👩‍👧血の繋がった家族も、🌍祖国も、🛐宗教も、本当の国籍さえ分からず、
🇮🇳インドの父親に初めて会ったのは20歳✈️

それまで養家を転々とし🏠本当の自分は誰なのか、常に自問自答しながら苦しみ続けます。

また、やっと🇮🇳インドで自分の居場所に出逢い、幸せになったものの👨‍👨‍👦‍👦、
その後👨父、👦弟たちとの距離にもまた苦しめられ…常に家族に悩みます…
題名の「バダルプルの庭」はそれを表現してますが
…読みながら私もホントに🇮🇳嫌になる(笑)💔

「セルマの遺言」を読んでいた時は
「☪️ムスリムの👑潘王ということは、後の🇵🇰パキスタンか🇧🇩バングラデシュの👑マハラジャ?」

と思いながら読み

題名になっている「バダルプル」の名称は、Google mapで検索したら🔍、ニューデリーの駅名で出てきたので、私は勝手に
「この辺か…」なんて思っていたら……
仮名らしく、全然違いました(笑)💦、

あとがきによると、🇮🇳インド北部ウッタル・プラデーシュ州の州都ラクナウから、北へ200キロほど上った、🇳🇵ネパール国境に近い村のようです。

セルマをパリに送り出したザヘルの父はその後、
🇬🇧イギリスから独立した🇮🇳インドに残り、そして財産は殆ど消えてしまいました😱

ヒンドゥー教に比べ少数派の☪️モスリムは、当時の激動の時代は憎悪の対象になり…ナイフ

半世紀以上経った現代でも、🇮🇳🇵🇰今週はカシミール地方では空爆があり炎
報復に次ぐ😠報復へムキーと、これからの動きが懸念される程不安だし、日本でもニュースになってますびっくり

先月見た🇮🇳インド映画🎥【PAD MAN 】でも書きましたが、
現在でも、インドの超封建的なカースト階級は根深い文化で

更に半世紀以上前のインドは、🤴階級、👳政治も文化も原理主義で、
イスラム🆚ヒンドゥー教の対立も激化し憎悪は増す一方でナイフ
民族や宗教を僞ざるしか、生きる方法が見えません。
悲しいけれど、それは世界中🌍何処でも今でも同じ事は起きているし
ザヘルも現に目の前で🕌モスクが壊される内戦を爆弾を目の当たりにします。

端から見ると、大きなお世話ですが、この頃の🇮🇳インドは、まだまだ🇬🇧イギリスの統治下の方が、
幸せな人は多かったんじゃないのかな……なんて思いました。
……それに、他の国から見ても。

だって、結果としてインドもパキスタンも両方とも核保有国になってしまい爆弾
それまでも常に緊張が続き、今週の空爆銃ハッ
🇺🇸アメリカは🇰🇵北朝鮮との会談より、正直そっち🇮🇳🆚🇵🇰の方が重要で気になっているんじゃ?!

元々🇰🇵北朝鮮や🇮🇷イランの核は、パキスタンから輸入してるっていうし…DASH!


誰しも、同一民族の国を作りたい、🚩独立したいのは自然な事だけど、
独立して幸せかと言えば、💑夫婦が別の民族や✝️✡️☦️☪️宗教の場合、その線引きもそれぞれ複雑もやもや
経済的な面等でも、内心は複雑な人が多いのかと思います。

また、独立することによって、極端な原理主義が横行し、そうでない人は亡命するしか無かったり……

でも亡命しても、現在でも難民問題をみると何がベストなのかは、神のみぞ知るわけで…🛐
宗教の必要性を感じます🙏

また堂々巡りの話になるのでちょっと話題を変えると

先日、📺「麗しの宝石💎」で、🇹🇷グランバザールの宝石店で「キスワ」を使ったジュエリーを紹介していました✨📿✨

キスワとは、🇸🇦サウジアラビアの聖地メッカの(ヒュッレムが行きたがった所だけど、奴隷ということで却下された)カーバ🕋神殿を覆っている絹布ですが…
…ってその前に、この🕋絵文字が出てビックリハッ(笑)こんなのあったの知らなかったびっくり

キスワは、去年のアラビアの道 サウジアラビアの至宝展⑤でも展示されてました。
 
前に行った🇵🇰パキスタン料理店で、額に黒い布にカリグラフィ🖌️が描かれたものが飾ってあり
もしかしてそれも「キスワだったかも?」と思いましたが、写真撮ってないので確認は出来ません……DASH!

でもお店の他の飾りでも、ウルドゥー語かアラビア文字か…何がどれか分からないけど🕉️💦 ヒンドゥーではなさそうな文字を見ると✒️
インドじゃなくて、🇵🇰パキスタン料理店なんだと実感しました。

カレーバターチキンも、そんなに甘くなかった↓

最後に話を戻すと📗💦

作者は同じでも、翻訳者が違うせいか?
それとも自伝的半生のせいか、心理描写を語る事が多く感じられ、それだけ葛藤や苦悩を伝えたかったのだと伝わりましたが
個人的には、「セルマの遺言」の方が長くても読みやすかったかな……?

あと🇹🇷トルコの事はほんの数ページ、あとがき程度しか載ってないのがちょっと残念でしたハートブレイク

が、その数ページでは、🕌トプカプ宮殿に行き、ガイドの話に耳を傾けていた時のエピソードには涙しました✨👑✨

私が20年前に🕌トプカプ宮殿経行った時、
「🇹🇷トルコのガイドは、厳しい国家試験に合格したものしかなれません🈴」(多分)
と丁寧な日本語で説明されたのを思い出しましたが、
その📖本の中の所作は「オスマン帝国外伝」を見ていればすぐに頭に浮かび、
🇹🇷共和国になりスルタン制は崩御し、皇族は国外追放になっても、
国民にとっては、誇りでありルーツなんだと思いました✨👸✨🤴✨

因みに、先程取り上げたアラビアの道 サウジアラビアの至宝展⑤で、
🕋カーバ神殿の扉が展示されていましたが↓
それは🇹🇷ムラト4世の贈与したものでした✨
あと、私は競馬🐎をしないのでよく分かりませんが、数年前に🇮🇹イタリア系騎手が優勝し🏆、
天皇皇后両陛下がいらっしゃるのを目にした時、
即座に馬から降りて、膝を立てて最敬礼したというニュースを見てとても嬉しいことで感動しました✨……が、
その場所での下馬は、本来は規則違反とかなんとか不毛な事言っていたのを思い出しましたムカムカ

自然にこういった振舞いが出来るのはやはり豊かな歴史と文化で、教育ですよね?

それにしても、第一次世界大戦で、オスマン、ロシア、ハプスブルグ…、と世界を動かした帝国が崩御してしまったのに対し

皇族が長く続いている日本は、それを誇りにし、
こんな時ばかり「📅平成最後♪」を謳うのでなく、カレンダーにも和暦を入れ、もっと他の祝日🎌の意味を伝えたりし
キチンと皇室を敬う必要があるんじゃないかとつくづく思います。