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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。



会場中央付近、国際機関が集う「国連パビリオン」を観覧しています。



次室はシアター上映ということで、構成する組織を紹介する、このおしゃれな前室で待機しているというところ。



日常で見かけるものの、たくさんのオブジェがかわいらしい。国連というと、市井からは縁遠い存在のもののようですが、このように見るとそんな感じはしないですね。



ところで、ここにあった国連を構成するたくさんの組織の紹介。その中のひとつに見つけたのは「UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)」というもの。ちょっと紹介を観てみましょう。



世界各地で起こる、紛争や迫害などといった人道危機に対して、さまざまな手段を用いて保護すること、生活環境への支援などに尽力しているということがわかります。


お恥ずかしながら、紛争や迫害により、住処を追われ困窮する人々が居る難民問題といえど、我が国に住んでいると実感はありません。ただ世界中で実際に起きている深刻な問題です。

こういった真実を知ることは、とても大切なことだと痛感するのでした。


ところで、前回記事でも触れましたが、多数存在している国連を構成する組織の中で、この「UNHCR」だけは聞いたことがあることについて、では、ここからは余談です。


おなじみ、フーテンの寅さん(車寅次郎、渥美清さん)が主役の映画「男はつらいよ」。渥美さんが死去されるまで、シリーズ48作が世に出ました。出典①・②。



シリーズも40作に入るところからは、ストーリーは寅次郎の甥・満男(吉岡秀隆さん)がメインに活躍する形になるのですが、それと同時に登場したのは、高校の吹奏楽部の後輩でガールフレンドの泉(後藤久美子さん)でした。出典②。


複雑な家庭環境に悩み、生真面目な性格の泉ちゃんと、自由奔放ながら包容力のある寅次郎とはとても相性は良かったようで、泉は寅次郎を「おじちゃま」と呼んで慕っていたのでした。



寅次郎の、満男君への恋指南が実り、ふたりはついに本音をぶつけ合います。
そして、結婚の約束をするまでに至りました。

しかしながら、寅次郎役を務める渥美さんは、満男君が泉ちゃんに渾身の告白を果たした作品「男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年12月)」が公開された翌年、死去されました。


48作続いた「男はつらいよ」のレギュラーシリーズはこれが最後になってしまいました。と同時に、将来を誓い合った満男君と、泉ちゃんのその後も描かれることはありませんでした。


しかしながら2019(令和元)年12月に、シリーズ50周年に最新作の50作目として「男はつらいよ お帰り 寅さん」が公開されます。

出演者や設定は変わった点が幾つもありますが、寅さんはこれまでの作品からのイメージ出演を果たし、話題になりました。出典③。




満男君は、大学卒業後に靴卸の会社でサラリーマンをしながら書いていた小説が認められ、本格的に小説家としてデビューをしたのでした。



書店で行われた、満男君のサイン会に現れたのは若き日のそれ以来、出会うことのなかった泉ちゃん。



泉ちゃんは高校卒業後、銀座の楽器屋で働いていましたが、夢破れて単身でオランダに渡り、現地の大学を卒業。

現在は「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)」の本部勤務スタッフとして勤務しており、日本へは偶然、仕事でやって来ていたのでした。
ここでようやくつながりました(苦笑)


泉ちゃんが、そのUNHCRについて詳しく説明をしてくれていました。













おぼろげながらでも、実感がなかなか湧かずとも、泉ちゃんたちが取り組む場の厳しさはよくわかったのでした。大変な仕事です。


もしこの世界の窮状や、泉ちゃんの仕事を寅さんが聞いたらなんと言葉をかけてくれるのか。

気になって仕方がありません。


パビリオンに戻りまして、そのUNHCRの活動によって人生が変わった、というバングラデシュ出身の、女性のエピソードも印象的でした。






夢だった大学進学を、日本にやって来ることで実現させられた。今度は、わたしが助ける番だと。胸につまされます。



思わぬところで「男はつらいよ」の話しになりましたが、こういったエピソードのつながりを思い出したり、深く考えられたりするということは、また意義あることなのかなと感じます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「男はつらいよ 寅次郎紅の花」1995年12月松竹映画公開)
(出典②「男はつらいよ 寅次郎の告白」1991年12月松竹映画公開)
(出典③「男はつらいよ お帰り 寅さん」2019年12月松竹映画公開)

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。



大屋根リングの右下、緑色の「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」一帯の、国際的な機関のパビリオンを巡る今日です。万博公式サイトより。




「国際赤十字・赤新月運動館」の並びにある「国連パビリオン」に入場することにします。

おなじみの国連のマークを見つけますが、後ろの青い玉がかわいらしい。地球でしょうか。



入場待ちの間に、SDGsについてのクイズがあるのもここらしいですね。幾つかやりたかったのですが、5分ほど並んで入場出来ました。



最初の展示は、国連の歴史についてのもの。


国連(国際連合)は、先の大戦が終結した直後の1945年10月に発足しました。

それ以前、つまり先の大戦の前には前身の「国際連盟」が存在しましたが、参加国の足並みが揃わないなどし、結果として、第二次世界大戦を防げなかったという反省がありました。


日本の加盟は1956(昭和31)年。現在、加盟国は193カ国。本部はアメリカ・ニューヨーク。

国際平和・安全の維持
諸国間の友好関係の発展
経済的・社会的・文化的・人道的な国際問題の解決のため、および人権・基本的自由の助長のための国際協力
という目的が国連憲章には明記されています。



名称の通り、世界的な課題(殊に紛争や戦争などが多い)について加盟国同士が理事会で協議を重ね、当事者間に介入して解決を図る、という地道な取り組みが図られるシステムです。


ですが、興味深かったのは、いまなお記憶にあたらしいコロナ禍のさなか、ワクチンを国の貧富に関わらず、公平に分配するための取り組みをしていたという解説。

これはまったく知りませんでしたが、国力の差で生命の軽重というものはあってはならないことは言うまでもないことです。見えないところで大変な役割を果たしていたのですね。



次室はシアターだということで、前室のこちらで待機。国連を構成する、さまざまな組織をタッチパネルで紹介するというコーナーでした。



たくさんの組織があるのですね。ユニセフは有名ですが、聞いたことのないものの方が多い。


そんな中、見つけたのはこの「UNHCR(The UN Refugee Agency)」。「国連難民高等弁務官事務所」と呼ばれる組織ですが、どこかで聞いたことがあるなと思い出しました。



渥美清さんが主演されていた、わたしの大好きな映画「男はつらいよ」シリーズで、主人公・車寅次郎を唯一「おじちゃま」と呼び慕う、この美しい女優さんの役どころに、実は大きな関係があるのでした。



あの「フーテンの寅さん」と「国連」、まったく関係がないようなのですが…出典①。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「男はつらいよ 寅次郎の告白」1991年12月松竹映画公開)

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。




大屋根リングの左中間付近、西ゲートに延びる大通路に面する、オレンジ色の「セービングゾーン(Sゾーン)」のパビリオン群を順番に巡ってまいりました。万博公式サイトより。


時刻は4時半を回ったところ。ここでいったん大通路沿いを離れ、リング内側に沿って反時計回りに南下することにします。

ゾーン角にある、ベルギーパビリオンを左折。イタリア・バチカン、シンガポール、ブルガリアを左に進みます。今日は見た目に人が多いように感じます。



次の角に差し掛かるところが「オランダパビリオン」。ブラインドを押し上げたようなデザインが実に特徴的なもの。


午前にも前を通ったのですが、この日、5月21日はお国の建国記念日だということで、終日閉館になっていたのでした。



しかしながら、がらんとしたパビリオンの前には規制線が敷かれているのと、多数のテレビクルーが集まっているではないですか。


お国では著名なキャスターの方でしょうか。遠巻きに眺めていますと、カメラテストを念入りにされていました。


この後、ウィレム・アレクサンダー国王がパビリオンに来場されたとのこと。ナショナルデーでのあいさつの後に、パビリオン展示を観覧されたそうです。共同通信動画ニュースより。


さらに翌22日、天皇皇后両陛下が国王を皇居に招待。敬宮愛子さまも加わられ、夕食会が催されたそうです。日テレニュース動画より。

今上天皇は国王とは旧知の仲だそうで、陛下が専門にされている国際的な水問題についても国連の関連委員会で、名誉総裁と議長という関係だったとのこと。こういった、万博外交というのは素晴らしいことです。今上天皇のご人徳やご功績あってのこと、といえるでしょうね。


さて、オランダを背に今度はリングの反対側へ向かって進みます。左手にコモンズDやハンガリー、右手にはルーマニアやポーランドなどが並ぶところです。



10分ほどぶらぶら歩きますと、午前中に訪問した「国際機関館」の前に到着。リングの反対側、緑色の「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」に戻って来ました。



ここに並ぶ「国際赤十字・赤新月運動館」の当日予約が取れていたのでした(17:36〜)。20年前の「愛知万博(愛・地球博)」でも出展していたことは覚えているのですが。



人間を救うのは、人間だ。
国際赤十字・赤新月運動は、「人間のいのちと健康、尊厳を守ること」という使命を胸に、世界中で苦しんでいる人を救う活動をしてきました。いつかこの活動が終わることを願っていますが、いまだ終わりは見えません。ただ、人を救えるのは、人にしかできないことだと思っています。



国際赤十字・赤新月運動館では、世界の人道危機、そこに立ち向かい、立ち上がる人々の姿を描くヒューマンストーリーを、没入感の高い半球型ドームシアターで上映します。赤十字の使命と、人間のチカラを感じてみてください。パビリオン公式サイトより。



国際的な組織を有し、我が国では日赤がその大役を果たしていることは、言うまでもありません。近年では、貧困問題のみならず世界各地での紛争現場などにおいて、献身的な活動を行っていることは報道でも知るところです。


ところで、パビリオンの名称は「国際赤十字・赤新月運動館」。後者の「赤新月運動」とは聞き慣れませんが、赤新月社は、非紛争地域での活動を中心にしているという差異があるそうです。知りませんでした。


10分ほど予約列に並び入場。
まずは、世界各地の若者からの、世界の動きに関する忌憚ないメッセージの映像上映を観覧(撮影不可)。



次室では、赤十字・赤新月の活動についての詳しい解説でした。

とかく昨今ですと、ガザ地区を巡るイスラエルとパレスチナとの悲惨な攻撃の応酬を、毎日のようにニュースで目にします。



平和な日本に住んでいますと、申し訳ないのですが実感がなかなかないのが実情です。ただ、医療や福祉などを含む人道的な支援を受け、人間が人間らしく生きるという当たり前のことを果たせるのも人間、破滅を作り出すのも人間。

本当に理不尽極まりないことだ、と思います。



ところで、展示室の中ではこの破れかけた旗が、大切に飾られていました。

東日本大震災が発災し、被災地唯一の主要な医療機関となった石巻赤十字病院(宮城県石巻市)で、約1ヶ月間にわたって掲げられていたという赤十字旗。


石巻や、周辺の市町というと大変な津波の被害を受けたところです。病院は津波を免れたそうですが、赤十字のすべての患者を受け入れる、その精神を、無言でありながらありありと物語るもの…頭の中が真っ白になりました。


最後には、展示を観覧した後のあなたの気持ちをどうぞ、というコーナー。スタッフの方に勧められます。


先ほどの、震災の惨事が詰まっているかのような旗を観た後でしたから、もうこれしか思い浮かびませんでした。

本当に、自分の出来ることを出来る時にする…
なにかの、誰かの役に立つのであれば。


実に深い思いの「国際赤十字・赤新月運動館」でした。こういったことは、もっと世の中に広く知られるべきだ、と強く感じます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。



大屋根リングの左中央部「セービングゾーン(Sゾーン)」の最北端がここです。会場の中央付近に当たり、西ゲートからの人々の往来が激しいところ。万博公式サイトより。



この並びのパビリオンを順番に巡っています。いずれもなかなか、個性あるものばかり。



さて、前回入場したアルジェリアの隣にはカンボジアパビリオン。おしゃれな外観ですが…


4月18日、左隣の「チリパビリオン」とともに訪問、5月2日アップ。館内は、豊穣の水田が広がるパビリオン。こちらはまたあらためてゆっくり訪問することにします。



「EUパビリオン」「バルトパビリオン」「アルジェリアパビリオン」に引き続き、並びの「チュニジアパビリオン」に入場したいと思います。

おおーこれはきれいな装飾がいっぱい。



10分ほど並んで入場。そこは外観からは想像出来ない、夜のサハラ砂漠なのでした。これは雰囲気があります。


砂漠を描いた絵の中には幾つもの覗き穴がありまして、スタッフの方から覗いてみてくださいね、なにが見えるかはお楽しみ、とのこと。

わたしのいちばん大好きな体験型です。










へえ〜、これはおもしろい。お国の南部に広がるあの有名なサハラ砂漠ですが、さまざまな表情があるのですね。本当に旅しているかのようです。


次室では、お国を紹介したイメージ映像上映が続きます。



これがなかなか見ごたえがありました。また観てみたくなります。



展示はここまでで、グッズショップとフードコーナーが先にありました。




これは…クスクスでした。確か世界でいちばん小さなサイズのパスタ、だったでしょうか。色合いが食欲をそそります。1600円。



興味深かったのは、職人さんが販売しているお皿やアクセサリーに、アラビア文字であなたの名前を彫り込みますよ!というサービス。熱心に眺めてしまいます。



こちらで販売されていたお皿が、とかく独特な色彩のものばかりで!ただ派手な、という感じがあまりしないのが不思議な印象です。




パビリオンのメインはいずれもお国の紹介ではあると思うのですが、このような日常使いの品々を実際に拝見出来るというのが、わたしなどは楽しくてたまりません。


行ったことのないような遠いお国の、現地の人々が営む、なにげない生活の一端が垣間見られるようで。こうした機会は万博しかないのだろうなあと、その度に感じます。






次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。




ベルギーパビリオンを角にした「セービングゾーン(Sゾーン)」の最北端がここです。

「EUパビリオン」「バルトパビリオン」に引き続き、並びの「アルジェリアパビリオン」に入場したいと思います。宝石を散りばめたような外観。


5分ほど待って入場。入り口から荘厳華麗な雰囲気がにじみ出ています。どのようなお国なのでしょうか。


アルジェリアの人口は約4700万人。通貨はディナール。はじめて耳にします。


そして、お国の位置に関する紹介。確か、アフリカ大陸にあるということは知ってはいますが南北に広大な大陸ゆえ、どのあたりなのでしょうか。



ここでした。サハラ砂漠が控える大陸最北端。モロッコやチュニジア、リビアに接しているということは、ヨーロッパ・アフリカ双方向への玄関口、だとわかります。グーグル地図より。


ところで、地図をさらに拡大してみましたら、アルジェリアの首都・アルジェから地中海をはさんだところには、バレンシアやバルセロナ、というスペイン国内の主要都市の名前も見られます。500kmも離れていないでしょうか。




強い太陽が燦々と降り注ぐ、とかく明るいお国のイメージ。海をはさんだだけで、これほどまで違うものなんですね。あくまで、パビリオン上でのイメージですが。スペインはすでに入場しています。4月21日入場、5月14日アップ。


お国紹介に戻りまして、驚いたのは人口の約30%、1070万人が15〜29歳の若年層だということ。インドなどもそうですが、若年層が人口の中核を占めているお国は、今後はすべての面で発展が待つのみ。なんともうらやましいこと。

我が国はどこからどうなってしまったのでしょうか。間もなく到来するのは超高齢社会です。


最初の展示室に通されました。さっそく、先客のみなさんがカメラを熱心に構えています。



ん?これはなんやろう。凝視しますと、矢じりの数々。それも、新石器時代から約4万年前のものまでがずらり。

さすがに、人類発祥の地・アフリカですが、先ほど触れたように、ヨーロッパに近い土地柄から、陸続きだった大昔にはアフリカから移住が繰り返されたのでしょうね。



そして、宝飾品の数々。ちょっと緑かかっているようにも見えますが、はあ〜っと見入ってしまいます。ヨメハンに…は、無理か(汗)


パビリオンの最奥には、お国紹介のイメージ映像上映でした。これがなかなか迫力ありましたので、全編をどうぞ↓





他のパビリオンでもこのようなイメージ映像は拝見しましたが、お国は交通の要衝に豊富な天然資源があり、若年層が中核を占めていてと、実に夢があります。


さて、最後にはあなたの願いをともに分かち合いましょう!と、メッセージを残せるコーナーがありました。好きな色のカードを使ってよいとのこと。


これにしました。半年の間、世界が我が大阪にやって来てくれている訳ですから。仲の良い国そうでない国ありましょうが、せめて万博の間だけは、というのは偽らざる本音です。



次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。西ゲート経由の結節点「桜島駅(大阪市此花区)」にて。





大屋根リングの左側中央付近から内側へ。
ベルギーパビリオンを角にした「セービングゾーン(Sゾーン)」の最北端、引き続いて「バルトパビリオン」に入場したいと思います。



10分ほど並んで入場。カウンターには、えらくたくさんのミャクミャクが並べられているのですが、この「バルトパビリオン」、訪問前に起こったある事件で、その名を知られることになったのでした。


5月13日、バルトパビリオンのこのカウンターにパビリオンキャラクター「パラビちゃん」と飾られていたミャクミャクが、何者かによって盗まれたことがわかりました。朝日大阪朝刊 2025(令和7)年5月21日付け 21面より。



翌日から、それを知った日本人入場者たちがかわりのミャクミャクをバルトパビリオンに次々と持参、寄贈するということが続いていたのでした。


訪問したのは、盗難事件から1週間ほど経過して後のこと。ニュースを知って気になっての来場だったのですが。







これはすごい。折り紙は工夫してんやろうなあと感心するのですが、こういったことをするのは日本人らしいなと感じます。リトアニアの国営放送でもニュースになったといいます。


後日になり、寄せられたミャクミャクたちは児童施設に寄付されたのだとのこと。結末としては良かったと思えますが、スタッフの方々はさぞかしびっくりされたのでは、と察します。




ところで「バルトパビリオン」を運営しているのは、ラトビア・リトアニアの2カ国です。

リトアニアは、お国のカウナスに勤務していた外交官・杉原千畝(1900-1986)が第二次世界大戦中、本国の訓令に反し、人道的観点からユダヤ避難民に大量の「命のビザ」を発給したことでも知られています。


旧ソ連構成国の西端で、後年になり独立を果たしたこれら一帯の国々を「バルト三国」と呼びますが、フィンランドと海を隔てて接する最北のエストニアは、予算の関係で今回は出展に至らなかった、とのこと。グーグル地図より。



それでは、自然豊かなこれらバルトのお国について展示を拝見して行くことにします。

順路で目に留まるのは、向かって左側に天井にまで続く、小さなガラスケースの数々です。




ガラスケースに展示されているのは、見るに実にたくさんの種類の草々。これはシロツメクサ。我が国でもおなじみです。


バルトの国々では、伝統的に薬草を生活の中に活かす民間伝承が繰り返されて来たのだとのこと。これはまったく知りませんでしたが、豊かな自然がたくさん残されているがゆえのことなのでしょうね。興味深いものです。





オオムギ。これは食用にもなりますね。



セイヨウヒルガオ。



発熱や炎症、皮膚疾患に効くと。どのように煎じるのでしょうか。しかし、どれもきれいなシルエットです。



パビリオンの最奥へ進みますと、水滴が垂れる大きなボードを発見。ここには自由にメッセージをしたためてよい、とのこと。


最近は「愛」ばかりでしたが、薬草に敬意を表してこれにします。年を重ねるごとに大切に思える切実な?課題です。





ところで、パビリオンの最後にはなんと自動販売機を見つけました。なにを売ってるんやろ。



甘酒に、なんと白樺のレモネード。

これは、お国の名産なんでしょうか。見たことも聞いたこともありません。どのような味がするのでしょうか。


自然の豊かさを、薬草という分野で享受しているバルトの国々。実に興味深い展示でした。


次回に続きます。

今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。




シンガポールを後に、大屋根リングに沿って内側を時計回りに巡っています。相変わらず曇天ですが、涼しくてちょうど良いくらいです。



さて、オレンジのセービングゾーン(Sゾーン)の真北までやって来ました。右隣はすでに入場したベルギーパビリオンですが、こちらにもまだ入場していないパビリオンがたくさん並んでいます。



引き続いてその中のひとつ「EUパビリオン」に入場することにします。


10分ほど並んで入場。緑の多く、鳥が飛び交う穏やかな雰囲気が印象的です。


ではここでいまさらながらですが、EU(ヨーロッパ連合)についての解説から。

小・中規模な国々が国境を接するヨーロッパで政治・経済・法制度・通貨・地域開発などをともに促進させるために、ひとつの共同体を構成したもの。現在は、27カ国が加盟しています。



環境問題や、政治への市民参加が当たり前の権利として日常生活の中にあり、極めて高度な人間開発指数(各国を人間開発の4段階に順位付けするために用いられる平均余命、教育、識字及び所得指数の複合統計。人間が人間らしく生活出来るかを示す指数)を有する共同体です。

さらにEUは加盟国が一体となって行動することに同意した場合にのみ、これらの事項についてすべての加盟国に適用される標準化された法制度を通じて、域内単一市場を発展させてきた。


EUの政策は、域内市場における人、物、サービスおよび資本の自由な移動を確保し、司法および内政に関する法律を制定し、貿易、農業、漁業および地域開発に関する共通政策を維持することを目的としている。

シェンゲン圏内(注釈∶EU国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定。1995年3月発効。調印地のルクセンブルク・シェンゲンに由来)の旅行については、パスポートによる管理が廃止された。出典①。


陸続きではない我が国ではなかなか想像がつきませんが、居住地はA国・職場はB国・日常の買い物はC国・大きな買い物はD国、といったように、国境という概念はあまりないと聞きます。

もとより、生活圏内が国をまたぐのが珍しくなかったということが、きっと素地にあったのでしょうね。


さて、パビリオン内を観覧して行きます。と、見つけたのは、デジタル折り紙。









へえ、と感心したところで、きれいな青と黄色の飛行機が出来上がりました。


しかしながら、自然環境・生活保全や維持、そしてそれらへの市民レベルでの積極的な参加、という展示は他のパビリオンでも幾つか目にしましたが、ここほど説得力のあるなと実感したものはないような気がします。

EU全土の各国で、そういった機運の醸成のみならず目に見える形で日常のことになっている。これは、地球規模で見ても素晴らしい取り組みなのだなと感じます。


奥へ進みますと、なんと驚くものがありました。これです。



ご当地の技術力を用いたという、枯山水を描くロボットなるもの。さながら、ヨーロッパと遠く離れた極東の我が国とをつないでくれているようですが、これが見ごたえありました!








実に美しい模様を描くロボットの腕前。描かれたものの真上から、またあたらしい模様を描き続ける…無と美の極致ですね。

あまりの迫力に、その場からしばらく離れられなかったのでした。これはすごかった。


ところで、順路の最後には、EUに関する一問一答のクイズコーナーも発見。こういったものは大好きです。やってみましょう。



公式言語は、27加盟国のうち24言語。ヨーロッパの広さ、複雑さを感じます。逆にいうと、文化や習俗、考えの大きく異なる国々が、よくひとつの共同体に集結出来たのだなと、日本人のわたしにしてみれば驚きしかありません。





お、ユーロは単一通貨とよく言われますが。意外ですね。2020年に国民投票でEUからイギリスは離脱しましたが、最後までポンドでしたし。


そして、いちばん気になったのがこれ。国歌、に当たるものはいったい何?


へえっ!ベートーヴェンの、あの有名な第九の第四楽章「歓喜の歌」だったという。
ベートーヴェン(1770-1827)はいまのドイツ出身(死没はウィーン)ですが、素晴らしい楽曲はヨーロッパ全土でもやはり素晴らしいもの、なんですね。

これは年末に耳にすると心がすかっとします。


さらに、次回に続きます。

今日はこんなところです。

(出典①「フリー百科事典Wikipedia#欧州連合」)

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。




さて、引き続いてパビリオン巡りです。
今度は大屋根リングの左側、オレンジの「セービングゾーン(Sゾーン)」へと入りました。万博公式サイトより。



オランダを角にリングを時計回りに進みますと非常に目立つ、深紅の巨大な球体が目に留まります。「シンガポールパビリオン」です。



目の前は幾度も通りかかったことがあるのですが、近づいて眺めたことはありません。驚いたことに、外観はたくさんのうろこで覆われているのがわかります。これは美しいデザイン。



さっそく、待ち列に並びます。球体に対して真横が列になりますので、間近で観察することが出来ます。

大小、さまざまな形のうろこがみっちりですが結構大きいのですね。色彩も美しいもの。飽きません。


夢が形になる場所
シンガポールは小さな国ですが、大きな夢を抱いています。「ドリーム・スフィア(夢の球体)」と呼ばれるシンガポールパビリオンは、夢を現実に変える過程を体現しています。

バビリオン内では、シンガポール出身のアーティストによる五感を刺激する没入型のインスタレーションを通じ、シンガポールが夢を現実に変えていく様子を体験することができます。パビリオン公式サイトより。


15分ほど並んで入場。最初の展示室はその、シンガポールが持つ夢をテーマにした没入感展示だとのこと。



お国の若手デザイナーによる、切り抜き絵のオブジェ。




これが通路の両側に実にたくさん。その優美さ、精緻さに感嘆します。これはきれい。



こちらの展示を通じてしきりに紹介されていたのは、自然と人間との調和や共生、というキーワードでした。





シンガポール、というと東南アジアを代表する巨大都市、というイメージがあまりに強いのですが、意外にも緑が溢れるお国だということがよくわかりました。生活の場に緑があるということは、本当に良いことです。


次室に入りますと、きらきらと輝く木々が立ち並んで来ます。





根本には、お国が取り組む生活支援のさまざまな施策についての紹介。そこから延びる緑の傘の中やビジョンへ、それらのイメージの投影が実にうまいもの。





こちらは「ツリーズSG」なる木々。お国での自然遺産保護や保全などの取り組みについての紹介が続きます。



ちょっとやってみましょう。なかなか興味深いものでした。




特徴のある展示が続きます。目に鮮やかです。



通路沿いの展示を10分ほどかけて進みますと、お、なにやら人々がたくさん集まっています。



ここは「ドリーム・リポジトリ」という体験型コーナー。夢が集まる場所、とただし書きがなされているのですが、来場者が自由に自らの夢をメッセージに残せるのだとのこと。



これでした。自由に夢を記してよいとのこと。このようなものは必ずやってしまいます。


確か、他のパビリオンでもやったような記憶があるのですが。これがいちばん大事です。


ところで、ここはもうすでにあの特徴ある巨大な赤い球体の中、その底面に当たります。夢をしたためた後に、スロープを登って行くのですが…


球体の半ばまで上がって来ますと、おおっ!これは別世界です。プラネタリウムのよう。



さまざまなイメージ映像が流れるのですが、夢のあるものばかり。ほっとします。




いつまでも眺めて居れそうな美しい映像です。


いや、これは本当に素晴らしいものでした。没入感もさることながら満足度という点では、まだ入場途中ですが大満足です。

これは、プラネタリウム大好きなちびっ子次女を連れて来てあげたいもの。



最上階まで上がりますと、緑に囲まれた休憩スペースとグッズショップ。




やはり、マーライオンですね。かわいらしいイラストです。





しかし「海上万博」、ということもあってでしょうか、今般の万博では花と緑が溢れるようなパビリオンや展示館というものはあまり目にして来ませんでした。

そんな中でのこのシンガポールでしたから、余計に心は瑞々しくなります。緑はやはりいいものですね。若い頃には、別にな〜んとも思いませんでしたが(汗)





いや、これはまた再訪してみたいシンガポールパビリオンでした。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。



大屋根リングの右下、緑で分けられた「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」一帯のパビリオンや展示館を巡ろうかというこの日です。万博公式サイトより。




さて、先ほどのブラジルからはす向かいのところにあったのが「国際機関館」。名称通り、さまざまな国々が参加している、国際的な組織が集う展示館だとわかります。こういった施設があるのも、まさに万博ならではです。


ここに入っているのは、
「万博博物館」「東南アジア諸国連合(ASEAN)」「太陽に関する国際的な同盟(ISA)」「国際核融合エネルギー機構(ITER)」
「国際科学技術センター(ISTC)」の5機関。

はじめて聞くものもありますが、果たしてどのような展示なのでしょうか。



さて、待ち列なしで無事に入場しますと、正面に大きな展示スペースのあるのが「東南アジア諸国連合(ASEAN)」のそれでした。さすがにこれは知っています。



加盟各国にまつわる名所のVR体験など、にぎわってはいるのですが、はて、その加盟国とはどこやったかな?と頭を過ぎります。

ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10カ国。東南アジアといっても、国名を聞くとかなり広範囲をカバーしていることに気づきます。



我が国は加盟はしていませんが、1970年代半ばから積極的に良好な関係を構築して来ました。解説にもありますが、一大貿易国・投資国として、お互いに互恵関係といいます。


へえっと感心するのですが、いずれも行ったことはないお国ばかりです。万博パビリオンとしては幾つかは入場しましたが、貿易のみならず観光や文化交流の面でも、大切なパートナーなんでしょうね。



その隣にあったのは、おや、これはなんやろ。

「国際核融合エネルギー機構(ITER、イーター)」。7つの国(日本、EU、インド、韓国、中国、ロシア、アメリカ)と地域が参加し、核融合炉の模型やCG映像で“未来のエネルギー”の仕組みを解説、とのこと。出典①。

 

加盟国のラインナップを見ますとまさに地球規模ですが、核融合エネルギーの安全な活用を模索するという機関。なるほど…


さらにいちばん奥には、思わず食いついてしまうものを発見。「万博博物館」なるもの。



「万国博覧会(万博)」がはじまったのは、いまから170年近く前の1851年、イギリス・ロンドンでのことでした。

以降、国や地域の威信をかけて世界各国で開催が続けられて来ましたが、これはその歴史を集積させた博物館、だとのこと。2010(平成22)年の中国・上海国際博覧会の後、その跡地に本ちゃんの博物館がつくられたそう。


国際博覧会は、BIE(博覧会国際事務局)がその開催計画を決め、開催都市の決定、さらに各候補都市との調整などを行なっています。ということは、ここは「BIE館」とも言えますね。


圧巻だったのは、過去に世界各国で開催された万国博覧会の様子を映し出したこのパネル。


1889年、フランス・パリ。かの「エッフェル塔」は、そのパビリオンのひとつとして建造されたのでした。


さらに1970(昭和45)年には、先の「大阪万博(千里万博)」。日本の人口の半分、約6420万人が押し寄せたという、我が国の高度経済成長を代表する巨大イベント、ということは言うまでもありません。行ってみたかった!


そして、20年前の2005(平成17)年には「愛知万博(愛・地球博)」が開催。これには、大阪からせっせと16回も足を運びました。

今回の「大阪・関西万博」は、日本で開催された万博では、これの次に当たります。



「自然の叡智」をテーマに、海上万博の今般とは一転、緑や森などの自然環境の保護に力が入れられていました。とかく、きれいな会場でした。いや、これは懐かしいですね。




キャラクターはメインテーマを体現した「モリゾー(右)・キッコロ」。「ミャクミャク」が水から生まれた設定ですから、どちらもテーマは一貫していたことに気づきます。なるほど…




20年前ですから当時、わたしは20代半ばを過ぎた頃。愛知に来る度、めっちゃフットワークが軽かったなあと、遠い目になります(^_^;)

2005(平成17)年9月、長久手会場にて。


そして、前回の万博はアラブ首長国連邦・バイ。進化は続いているのだな、と感じます。


さて、国際機関館を後にします。通路をはさんだ反対側には、2本に延びる長い行列。


五星紅旗がはためくのは、木簡のような「中国パビリオン」。


そして、隣には「クウェートパビリオン」。なんとも異色の?隣り合わせですが、どちらも人気パビリオンだということがわかります。

これらに並ぶつもりだったのですが、あまりの混み方に、もう少し落ち着いてからにしようということにします。


しばらく歩を進めますと、エンパワーリングゾーンからシグネチャーゾーンへ入りますが、さらに進みます。リングの反対側へと向かいます。



リングの左下付近までやって来ました。この角にはオランダパビリオンがあるのですが、あれ、人が並んでいない。いつも行列なんですが。



この5月21日は建国記念日だったんですね。こういったことを知れるのも、万博ならでは。


再びリングに沿って、これを右折。そこで見えて来るのが、ランドマークともいえる赤い球体です。


そう、「シンガポールパビリオン」です。引き続いては、こちらに入場することにします。このお国も、ASEAN加盟国だったと思い出します。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。



大屋根リングの右下、緑で分けられた「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」一帯のパビリオンや展示館を巡ろうかというこの日です。



さて、そんな中まずは「ブラジルパビリオン」から入場することにします。勝手なイメージですが、サンバで有名なお国ですのに派手な感じがまったくしないというのが意外なところ。

果たして、どのようなパビリオンでしょうか。


15分ほど並んで入場。一歩足を踏み入れますとへえー、これはなにやらすごい内装です。見たことのないようなオブジェ。


これらのおかげでとかく真っ白い世界なことに圧巻なのですが、よくよく目を凝らしますと、これ、半透明や白地のビニールなんですね。おもしろい。


パビリオンテーマ
持続可能性を受け入れ、人生を謳歌する

内部では、森をイメージした空間で「誕生と死」「再生」「人類と自然の共生」「生物多様性」などのテーマに基づいた15分間のプレゼンテーションが行われ、没入型の体験を創り出しています。万博公式サイトより。



はじめはわからなかったのですが、これは人間のさまざまな姿だったという。それも、ぺちゃんこになっていたビニールに空気が入り、ゆっくりと造形されるという仕掛けなのでした。



どちらも人間の感情のあらわれ、といいましょうか。明々と灯りがともると、さながら生きて意思を持っているかのようです。





さらに奥に進みますと、ちょっと考えさせられるような情景が広がります。




背景のビジョンに流される、巨大な炎と爆発。展示についての明確な解説がなにもない分、人間が起こす紛争や戦争という惨事に、当事者の人間がさらされている、というメッセージにも見て取れます。足が止まってしまいました。



入場者がどのように捉えて考え、どう感じるのか。無言ゆえに、大変なインパクトです。

世界の平和も団結も、争いも、人間の紙一重なのだろうなと、昨今のパレスチナやイスラエルなどの惨事が頭を過ぎります。衝撃的でした。


第2館へ移ります。こちらは、うって変わってきんきら。





広い展示ホール内には、お国の様子やイメージを描いた独創的な絵がたくさんです。



こういった、それぞれのお国に住む人々の何ということのない生活を覗けるのは大好きです。






そういえば、パビリオン内で明確なメッセージを目にしたのは、お国の特徴を記したこの映像くらいなのでした。




再び、第1館に戻る順路を終えました。
いや、ここまでたくさんのパビリオンや展示館に入場して来ましたが、これほど入場者の感性というか、意図するものを考えさせるものはここがはじめて。


明確な答えはもちろんなくともよいのでしょうがその分、ものすごく内容の深いものでした。

すごいものを体験したなあと感心します。



さて、そのブラジルの余韻が残る中ですが、早い目の昼食にすることにしていました。ちょうどパビリオンのはす向かいに、マーケットプレイスのフードコートがあったのでした。

以前から目の前を通る度気になっていました。


2階に上がりますと、おっ、もうたくさんの人たちです。にぎわっていますね。



和洋中いずれもなかなかの品揃えで、持ち歩き出来るようにホットスナックもたくさん並べられているというこちら。なんにしよう。



大好きな「醤油ラーメン半チャーハンセット(1800円)」にしたのでした。おいしかった。


次回に続きます。

今日はこんなところです。