みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月13日(日曜日)に開幕した「2025年大阪・関西万博」。開幕直後の独特の余韻が残る中、今日からは、四度目となった18日(金曜日)の訪問記をお送りします。
さて、東ゲートから大屋根リングをくぐって反時計回りに、その3分の1ほどを進んだところが「大地の広場」。西ゲートから入場した場合、大屋根リングの向こう側に当たります。


このあたりのパビリオンは、入場したことのないものがずらり並んでいます。まずは「チリパビリオン」から。



南米チリの大阪・関西万博のパビリオンは開幕から3日遅れの16日にオープンした。
館内には先住民族マプチェの伝統的な織物「マクン」を展示。展示室いっぱいに広げられた織物は延べ242平方メートルで、重さは500〜700キロ。200人で3カ月かけて制作した。

自然由来の素材で赤や黄緑、紺色に染め上げられ、マプチェの伝統的な模様が織り込まれている。模様には宗教的な意味があるという。


マクンとはマプチェの言葉でマントの意味があり、展示には人々を温かく包み込むイメージが重ねられている。
床材や柱にはチリ産の松の木が使われている。


やさしい模様です。たたみのへりのような!


チリ政府の代表者は「館内の階段に座って上部からつるされたマクンを見てほしい」と話す。現在のチリ文化は先住民からの流れを組んでおり、展示を通してその原点を伝える。出典①。


なるほど、先住民からの技術と歴史がいまに活かされている。緞帳か簾のようなものでしょうか。これが各家庭に使われているとなると、美しさだけでなく生活の知恵でもあるのでしょうね。しかし、美しいもの。


続いては、隣の「カンボジアパビリオン」。


おお〜、これはなかなか迫力があります。

ふと見上げてみますと、おっちゃんが広げた網の大きなこと!なにが捕れるのでしょうか。


水辺だとすると水牛?でしょうか。籐で編まれているのも加わってかわいらしい表情です。

アンコール・ワットの模型や天女の舞で「奇跡の王国」を体感
12世紀のヒンドゥー教の聖地で、ユネスコの世界文化遺産のアンコール・ワット遺跡で知られるカンボジア。舞踊や影絵芝居など9世紀発祥のクメール朝が生んだ伝統芸能もまた、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。


アンコール・ワットの外観模型や、その回廊にある天地創造神話「乳海撹拌(にゅうかいかくはん)」のレリーフの複製品を展示するほか、神話の場面を再現する古典舞踊アプサラダンスを披露。きらびやかな衣装を身に着け優雅で繊細な動きの「天女の舞」は見る者の心を奪う。



約30寺で構成されたコー・ケー遺跡をモチーフにしたパビリオンは、アジア屈指の文化観光大国の魅力を紹介。


文化財の展示の前には黄金色の水田が広がり、メコン川流域の肥沃(ひよく)な土壌に恵まれた農業大国であることもアピール。
たわわに実る稲穂は、千年以上にわたって伝統と豊かな自然を守り続ける「奇跡の王国」を象徴し、「命を救う」というテーマを印象付ける。出典②。


そして、カンボジアというと「アンコールワット」があまりにも有名です。パビリオン中央には、その精密な模型が飾られています。


12世紀から建てられた寺院だというのですが、
日本のそれとは似ているようでまったく雰囲気は異なるんですね。塔屋などもきれいに尖った形です。


他には、お国で特産だという食品の品々。これはカシューナッツ。


これは「ホットペッパー」だそう。香辛料はやはり本場なのでしょうね。

最後にはグッズショップがありました。


置き物の類が目に留まるのですが、これは入り口の水牛と同じく、かわいらしい。




仏様の頭部のみの仏像。日本ではあまり見ないですが、穏やかなご尊顔にほっとします。

ところでこちらのレジ前に、またも気になるものを発見しました。


マグネットですが、55年前、つまり先の「大阪万博」を記念して参加国で発行された切手を用いたもの。
「古河パビリオン」はリーフレットの表紙かと思われるのですが、なんと奇遇なことか、出展したパビリオンは七重の塔で知られていた、といいます。
仏様がつないだ縁、でしょうか。出展③。


次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典③「フリー百科事典Wikipedia#古河パビリオン」)