EXPO2025 大阪・関西万博訪問記 その108〜5月21日編③国際機関館訪問 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。



大屋根リングの右下、緑で分けられた「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」一帯のパビリオンや展示館を巡ろうかというこの日です。万博公式サイトより。




さて、先ほどのブラジルからはす向かいのところにあったのが「国際機関館」。名称通り、さまざまな国々が参加している、国際的な組織が集う展示館だとわかります。こういった施設があるのも、まさに万博ならではです。


ここに入っているのは、
「万博博物館」「東南アジア諸国連合(ASEAN)」「太陽に関する国際的な同盟(ISA)」「国際核融合エネルギー機構(ITER)」
「国際科学技術センター(ISTC)」の5機関。

はじめて聞くものもありますが、果たしてどのような展示なのでしょうか。



さて、待ち列なしで無事に入場しますと、正面に大きな展示スペースのあるのが「東南アジア諸国連合(ASEAN)」のそれでした。さすがにこれは知っています。



加盟各国にまつわる名所のVR体験など、にぎわってはいるのですが、はて、その加盟国とはどこやったかな?と頭を過ぎります。

ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10カ国。東南アジアといっても、国名を聞くとかなり広範囲をカバーしていることに気づきます。



我が国は加盟はしていませんが、1970年代半ばから積極的に良好な関係を構築して来ました。解説にもありますが、一大貿易国・投資国として、お互いに互恵関係といいます。


へえっと感心するのですが、いずれも行ったことはないお国ばかりです。万博パビリオンとしては幾つかは入場しましたが、貿易のみならず観光や文化交流の面でも、大切なパートナーなんでしょうね。



その隣にあったのは、おや、これはなんやろ。

「国際核融合エネルギー機構(ITER、イーター)」。7つの国(日本、EU、インド、韓国、中国、ロシア、アメリカ)と地域が参加し、核融合炉の模型やCG映像で“未来のエネルギー”の仕組みを解説、とのこと。出典①。

 

加盟国のラインナップを見ますとまさに地球規模ですが、核融合エネルギーの安全な活用を模索するという機関。なるほど…


さらにいちばん奥には、思わず食いついてしまうものを発見。「万博博物館」なるもの。



「万国博覧会(万博)」がはじまったのは、いまから170年近く前の1851年、イギリス・ロンドンでのことでした。

以降、国や地域の威信をかけて世界各国で開催が続けられて来ましたが、これはその歴史を集積させた博物館、だとのこと。2010(平成22)年の中国・上海国際博覧会の後、その跡地に本ちゃんの博物館がつくられたそう。


国際博覧会は、BIE(博覧会国際事務局)がその開催計画を決め、開催都市の決定、さらに各候補都市との調整などを行なっています。ということは、ここは「BIE館」とも言えますね。


圧巻だったのは、過去に世界各国で開催された万国博覧会の様子を映し出したこのパネル。


1889年、フランス・パリ。かの「エッフェル塔」は、そのパビリオンのひとつとして建造されたのでした。


さらに1970(昭和45)年には、先の「大阪万博(千里万博)」。日本の人口の半分、約6420万人が押し寄せたという、我が国の高度経済成長を代表する巨大イベント、ということは言うまでもありません。行ってみたかった!


そして、20年前の2005(平成17)年には「愛知万博(愛・地球博)」が開催。これには、大阪からせっせと16回も足を運びました。

今回の「大阪・関西万博」は、日本で開催された万博では、これの次に当たります。



「自然の叡智」をテーマに、海上万博の今般とは一転、緑や森などの自然環境の保護に力が入れられていました。とかく、きれいな会場でした。いや、これは懐かしいですね。




キャラクターはメインテーマを体現した「モリゾー(右)・キッコロ」。「ミャクミャク」が水から生まれた設定ですから、どちらもテーマは一貫していたことに気づきます。なるほど…




20年前ですから当時、わたしは20代半ばを過ぎた頃。愛知に来る度、めっちゃフットワークが軽かったなあと、遠い目になります(^_^;)

2005(平成17)年9月、長久手会場にて。


そして、前回の万博はアラブ首長国連邦・バイ。進化は続いているのだな、と感じます。


さて、国際機関館を後にします。通路をはさんだ反対側には、2本に延びる長い行列。


五星紅旗がはためくのは、木簡のような「中国パビリオン」。


そして、隣には「クウェートパビリオン」。なんとも異色の?隣り合わせですが、どちらも人気パビリオンだということがわかります。

これらに並ぶつもりだったのですが、あまりの混み方に、もう少し落ち着いてからにしようということにします。


しばらく歩を進めますと、エンパワーリングゾーンからシグネチャーゾーンへ入りますが、さらに進みます。リングの反対側へと向かいます。



リングの左下付近までやって来ました。この角にはオランダパビリオンがあるのですが、あれ、人が並んでいない。いつも行列なんですが。



この5月21日は建国記念日だったんですね。こういったことを知れるのも、万博ならでは。


再びリングに沿って、これを右折。そこで見えて来るのが、ランドマークともいえる赤い球体です。


そう、「シンガポールパビリオン」です。引き続いては、こちらに入場することにします。このお国も、ASEAN加盟国だったと思い出します。

次回に続きます。
今日はこんなところです。