みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算13回目となった5月21日(水)の訪問記をお送りしています。

会場中央付近、国際機関が集う「国連パビリオン」を観覧しています。


次室はシアター上映ということで、構成する組織を紹介する、このおしゃれな前室で待機しているというところ。




ところで、ここにあった国連を構成するたくさんの組織の紹介。その中のひとつに見つけたのは「UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)」というもの。ちょっと紹介を観てみましょう。


世界各地で起こる、紛争や迫害などといった人道危機に対して、さまざまな手段を用いて保護すること、生活環境への支援などに尽力しているということがわかります。

お恥ずかしながら、紛争や迫害により、住処を追われ困窮する人々が居る難民問題といえど、我が国に住んでいると実感はありません。ただ世界中で実際に起きている深刻な問題です。
こういった真実を知ることは、とても大切なことだと痛感するのでした。


シリーズも40作に入るところからは、ストーリーは寅次郎の甥・満男(吉岡秀隆さん)がメインに活躍する形になるのですが、それと同時に登場したのは、高校の吹奏楽部の後輩でガールフレンドの泉(後藤久美子さん)でした。出典②。

複雑な家庭環境に悩み、生真面目な性格の泉ちゃんと、自由奔放ながら包容力のある寅次郎とはとても相性は良かったようで、泉は寅次郎を「おじちゃま」と呼んで慕っていたのでした。


寅次郎の、満男君への恋指南が実り、ふたりはついに本音をぶつけ合います。
そして、結婚の約束をするまでに至りました。
しかしながら、寅次郎役を務める渥美さんは、満男君が泉ちゃんに渾身の告白を果たした作品「男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年12月)」が公開された翌年、死去されました。

48作続いた「男はつらいよ」のレギュラーシリーズはこれが最後になってしまいました。と同時に、将来を誓い合った満男君と、泉ちゃんのその後も描かれることはありませんでした。

しかしながら2019(令和元)年12月に、シリーズ50周年に最新作の50作目として「男はつらいよ お帰り 寅さん」が公開されます。
出演者や設定は変わった点が幾つもありますが、寅さんはこれまでの作品からのイメージ出演を果たし、話題になりました。出典③。



書店で行われた、満男君のサイン会に現れたのは若き日のそれ以来、出会うことのなかった泉ちゃん。


泉ちゃんは高校卒業後、銀座の楽器屋で働いていましたが、夢破れて単身でオランダに渡り、現地の大学を卒業。
現在は「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)」の本部勤務スタッフとして勤務しており、日本へは偶然、仕事でやって来ていたのでした。
ここでようやくつながりました(苦笑)
気になって仕方がありません。

パビリオンに戻りまして、そのUNHCRの活動によって人生が変わった、というバングラデシュ出身の、女性のエピソードも印象的でした。





夢だった大学進学を、日本にやって来ることで実現させられた。今度は、わたしが助ける番だと。胸につまされます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「男はつらいよ 寅次郎紅の花」1995年12月松竹映画公開)
(出典②「男はつらいよ 寅次郎の告白」1991年12月松竹映画公開)
(出典③「男はつらいよ お帰り 寅さん」2019年12月松竹映画公開)