豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その7(その他報道まとめ) | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。まだおさまらないようなので急遽取り上げます。
 
去年のものですが・・・。「岐阜の豚コレラ ウイルスは海外から侵入か」、「アフリカ豚コレラ検出 中国から搬入のソーセージ 新千歳空港」、「豚コレラ拡大 打つ手なく悲鳴」より。

 

上記には、豚コレラとアフリカ豚コレラについての疫学等の参考情報を載せてあります。
 

豚コレラ 愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大」、「豚コレラ 「岐阜県すべての養豚場に職員派遣 対策強化」~アフリカ豚コレラ 春節に合わせ水際対策」、「豚コレラ 2億円余で野生のイノシシ捕獲など対策強化へ~台湾に持ち込みの肉製品、豚コレラ陽性相次ぐ」、「豚コレラ 13日確認のウイルスは県内2つと同じ 愛知 田原~農相 豚コレラの感染封じ込めに全力」、「愛知県の豚コレラ 去年11月中旬には感染始まった可能性~豚コレラ対策 野生イノシシにワクチン使用」より。
 

報道のまとめ、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その1」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その2」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その3(+3):追記あり。)」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その4(+1)」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その5(+1)」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その6(その他報道まとめ)」より。
 

これだけでもすごい量ですが・・・。まだ収束していません。まとめです。

 

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岐阜県の飼育施設 豚コレラの感染確認 岐阜県内で10施設目
2019年2月19日 12時12分 NHK

岐阜県瑞浪市の養豚場のブタが豚コレラに感染していることがわかり、岐阜県は、5700頭余りの処分を進めています。
 
岐阜県によりますと、瑞浪市の民間の養豚場で、18日、子ブタ3頭が死んでいるのが見つかり、複数のブタが豚コレラに感染していることがわかりました。
 
岐阜県は、自衛隊の支援を受けて、この養豚場のすべてのブタ5700頭余りの処分を進めています。
 
阜県内の飼育施設で感染が確認されたのはこれで10施設目です。
岐阜県は、19日、緊急の対策会議を開き、半径10キロ以内を「搬出制限区域」に指定し、区域内の2つの飼育施設に、区域外へのブタの移動を禁止する措置をとることなどを決めました。
 
この養豚場からは、17日、名古屋市中央卸売市場南部市場に100頭が出荷されていて、岐阜県は、愛知県に連絡しました。
 
岐阜県の古田知事は「終息が見えない中で感染が広がっており、事態は厳しい方向に向かっていると重く受け止めている」と述べ、感染の拡大防止に全力をあげる考えを示しました。
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豚コレラ対策 愛知県の養豚場にも職員派遣へ 農相
2019年2月19日 13時07分 NHK

5つの府県で発生している豚コレラについて、吉川農林水産大臣は岐阜県に続いて愛知県でも養豚場に農林水産省の職員を派遣し、国が定める予防の措置を進めているか、直接、指導する考えを示しました。
 
農林水産省は、5つの府県で発生している豚コレラの拡大を抑えるため、岐阜県に職員を派遣し、県内すべての養豚場で消毒の徹底など国が定める予防の措置を進めているか、直接、指導にあたっています。
 
これについて、吉川農林水産大臣は19日の閣議のあとの記者会見で、「必要ならば愛知県の養豚場にも職員を送り込んで、国の衛生基準の順守について指導をしたい」と述べ、愛知県にも農林水産省の職員を派遣し、直接、指導する考えを示しました。
 
そのうえで、「岐阜県と愛知県で道路の消毒を実施し、農場に衛生基準の順守の徹底をお願いしている。まん延防止に全力を尽くしたい」と述べました。
 
さらに吉川大臣は、ウイルスを持った野生のイノシシが感染拡大の要因の1つになっていることから、イノシシにワクチンを投与することも検討し、近く結論を出したいという考えを示しました。
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豚コレラ 愛知の養豚団地で1万6000頭の殺処分終わる
2019年2月20日 14時09分 NHK

豚コレラの感染が確認された愛知県田原市にある養豚場が集まる地区で、20日朝までに1万6000頭のブタすべての殺処分が終わりました。
 
14の養豚場が集まる田原市の「養豚団地」と呼ばれる地区では、一部の施設で豚コレラの感染が確認されたのを受けて、国の方針でブタ全頭が殺処分されることになりました。
 
県によりますと、今月13日から始まった殺処分は、20日午前4時半までにすべての施設で終わり、処分されたブタは1万6000頭余りに上るということです。
 
このあと袋に入れたブタを穴に埋めたり、施設を消毒したりして、防疫措置が完了するのは今月24日ごろになる見込みです。
 
一連の豚コレラの問題で愛知県内の養豚場では、全体の6割近い140の施設でブタの出荷や移動が禁止されたり、出荷に一定の条件がつけられたりするなど何らかの制限が設けられています。
 
■岐阜の養豚場では殺処分続く
 
岐阜県瑞浪市にある養豚場では、20日も5700頭余りのブタの殺処分が続けられています。
 
瑞浪市の民間の養豚場では19日、複数のブタが豚コレラに感染していたことがわかり、岐阜県は感染拡大を防ぐため、この養豚場のすべてのブタ5700頭余りの殺処分を進めています。
 
岐阜県によりますと、20日午前10時までに全体のおよそ70%にあたる4000頭余りの殺処分を終え、この養豚場から8キロほど離れた瑞浪市内の別の場所に埋める作業を行っているということです。
 
一方、この養豚場を経営する会社は岐阜県海津市でも養豚場を運営していて、今月14日に岐阜県内の別の養豚場にブタを出荷していたため、県がこれらの養豚場の検査を行った結果、いずれも異常がないことがわかったということです。
 
岐阜県では、これまでにブタなどの飼育施設での感染が10施設に上り、感染拡大への警戒が続いています。
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豚コレラ 殺処分した養豚場の支援 愛知県が緊急対策へ
2019年2月21日 2時05分 NHK

愛知県内の養豚場で豚コレラの感染が相次ぐ中、愛知県は、飼育していたブタを殺処分するなどした養豚場の経営を支援するために、金融機関から融資を受けやすくする緊急対策を講じる方針を固めました。
 
愛知県では、豊田市や田原市の養豚場で豚コレラの感染が相次いで確認されたほか、こうした養豚場が立地する田原市の「養豚団地」全体で、飼育しているブタの殺処分が行われました。
 
このため、愛知県内の養豚関係者からは、豚肉の流通などへの影響を懸念する声も高まっていて、愛知県は、養豚場の経営支援のための緊急対策を講じる方針を固めました。
 
具体的には、金融機関から融資を受けた養豚場の返済が滞った際などに、県が責任を持って金融機関への返済を行うことや、融資を受けた際の利子負担も県が実質的に肩代わりすることが予定されています。
 
愛知県は、こうした取り組みを通じて、国の制度でブタの殺処分の損失が穴埋めされるまでの間、養豚場の経営のための資金を確保しやすくなるとしていて、「当面の資金確保を後押しすることで、地元の畜産業をしっかり守っていきたい」としています。
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日本農業新聞より。
 
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豚コレラ 感染経路 「イノシシ関与」有力 農水省検証
2019年2月24日(日) 7:02配信 日本農業新聞

■接触小動物が持ち込みも 人・車両の消毒を徹底
 
 農水省の拡大豚コレラ疫学調査チームは、多くの豚コレラ発生農場の感染経路に野生イノシシを挙げる。7例目までの岐阜県の事例では、何らかの形で野生イノシシが関連している可能性を改めて指摘。周辺でウイルスに感染したイノシシが見つかった農場もある。小動物を経由し、感染イノシシのウイルスが養豚場に運ばれたことも想定する。野生動物の侵入防止や、農場を行き来する人、車両などの消毒徹底が求められている。
 
 同チームは22日の第5回検討会で7、8例目を中心に発生農場の感染経路などを検証した。岐阜県各務原市の7例目では、発生1カ月前に感染イノシシが農場から2キロの地点で見つかっていることを指摘。野生イノシシ由来と想定した。さらに、農場内や周辺ではキツネなど小動物が目撃されている点を踏まえ、感染イノシシと何らかの形で接触した小動物が農場内にウイルスを持ち込んだ可能性も挙げた。
 
 1~6例目の検証結果も改めて整理。感染経路の一つに野生イノシシの可能性を挙げた。岐阜市の1例目は、イノシシが生息していると考えられる山林の周辺に農場があり、住宅地や大きな道路を避けて農場周辺に近付ける道があった。6例目の関市の農場でも、5キロ弱の地点で感染イノシシが見つかっている。
 
 こうした事態を踏まえて、農水省は野生イノシシに対し餌型のワクチン使用を決定。岐阜、愛知両県の感染イノシシから見つかった地域を中心に、一定の範囲内にワクチンを設置。3月から始め、複数年続ける見通しだ。
 
 一方、8例目の愛知県豊田市の農場は、農場を出入りする堆肥運搬車両の洗浄、消毒はしていなかったと指摘。発生は2月6日だが、ウイルスは11月下旬~12月中旬の侵入を推定した。
 
 一連の検証結果を踏まえ津田知幸チーム長は農場の出入り口や周辺、関連車両などに対し「適切な洗浄、消毒を徹底する必要がある」と強調する。

https://www.agrinews.co.jp/p46836.html
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≪各種資料≫

豚コレラについて - 農林水産省ホームページ

 

国外では・・・。

 

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【フィリピン】豚コレラ域内侵入か、越から輸入禁止
2019年2月19日(火) 11:30配信 NNA

フィリピンのピニョル農相は17日、ベトナムで「アフリカ豚コレラ(ASF)」が発生している疑いがあるとして、同国からの豚肉・豚製品の輸入を一時禁止すると明らかにした。ASFは中国で流行し、畜産業に打撃を与えており、ベトナムで確認されれば東南アジア域内で初のケースになる。
 
禁輸は18日の正式発令を前に、17日に即日有効とした。台湾・台南空港で今月、ベトナムから持ち込まれた豚肉入りサンドイッチからASFの陽性反応が出たとの台湾紙報道を受けた措置となる。18日午後5時時点では、ベトナム政府はASFに関する見解を出していない。
 
ピニョル氏は「フィリピンは口蹄疫(こうていえき)ウイルスなどとともに、家畜伝染病の侵入を食い止めている数少ない国のひとつだ」と指摘し、今後も防疫に力を入れていく考えを示した。
 
同氏は今月10日、日本で「豚コレラ(CSF)」の発生が確認されたことを受け、日本からの豚製品の輸入も一時禁止としていた。
 
ASFとCSFは、豚やイノシシに感染する伝染病で、人に感染しない特徴は同じだが、全く異なる病気。ASFに感染した豚が死ぬ確率は100%近く、有効なワクチンや治療法が存在しない。CSFは、特徴的な症状がなく気付きにくいが、有効なワクチンが存在する。
 
■観光客の持ち込み阻止へ
 
ASFは、2000年代に入り、ヨーロッパからユーラシア大陸全域に被害が広がってきた。中国では昨年8月に感染が確認され、被害が広がっており、近隣の東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国や日本などへの飛び火が警戒されている。
 
18日付スターによると、フィリピンの豚産業の規模は2,000億ペソ(約4,220億円)。祝祭日にレチョン(豚の丸焼き)を食べる習慣があり、ASFが発生すれば大きな被害となる。
 
ピニョル氏は同紙に対し、「ベトナムからの豚製品の輸入は実際はごくわずかだ。(各国からの)観光客が持ち込み、ASFウイルスが広まることが怖い」と話した。
 
フィリピンは現在、ベトナムのほか、14カ国からの豚製品の輸入を禁止している。対象国はブルガリア、チェコ、モルドバ、南アフリカ、ザンビア、ベルギー、ラトビア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、ウクライナ、ハンガリー、中国、日本となっている。
 
https://www.nna.jp/news/show/1870549
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以上。また何か上がってくれば取り上げます。
 
次は、究極に溜まりに溜まったネイチャーを取り上げます。
 

 

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