豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その5(+1) | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。おさまらないようなので急遽取り上げます。
 
去年のものですが・・・。「岐阜の豚コレラ ウイルスは海外から侵入か」、「アフリカ豚コレラ検出 中国から搬入のソーセージ 新千歳空港」、「豚コレラ拡大 打つ手なく悲鳴」より。
 
上記には、豚コレラとアフリカ豚コレラについての疫学等の参考情報を載せてあります。
 
豚コレラ 愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大」、「豚コレラ 「岐阜県すべての養豚場に職員派遣 対策強化」~アフリカ豚コレラ 春節に合わせ水際対策」、「豚コレラ 2億円余で野生のイノシシ捕獲など対策強化へ~台湾に持ち込みの肉製品、豚コレラ陽性相次ぐ」より。
 
報道のまとめ、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その1」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その2」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その3(+3):追記あり。)」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その4(+1)」より。

 

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豚コレラ 愛知県などの対応を検証へ 農水省
2019年2月13日 7時41分 NHK

ブタの伝染病の豚コレラが5つの府県に拡大したことが確認されてから1週間がたちましたが、農林水産省は拡大のきっかけとなった養豚場から愛知県に異常を知らせる連絡が入った時の県などの対応について、感染の拡大を防ぐための教訓がなかったか検証することにしています。
 
農林水産省や愛知県によりますと、豚コレラが5つの府県に拡大するきっかけとなった愛知県豊田市の養豚場では、発熱や食欲不振の症状がみられたブタが回復しないことから今月4日に県に連絡して担当者が養豚場を確認しました。
 
しかし、豚コレラとは思わず、移動制限を要請したのは翌日5日の午前9時になり、その2時間ほど前に子ブタを出荷していたため長野県に感染が拡大しました。
 
農林水産省は、養豚業者から愛知県に異常を知らせる連絡が入った時の対応などについて、感染の拡大を防ぐための教訓がなかったか検証し、全国の自治体と共有したいとしています。
 
農林水産省は「今後、関係者から聞き取りなどを行い、必要であれば国の指針の見直しなどにも生かしたい」と話しています。
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豚コレラ 発生確認は5府県15施設に
2019年2月13日 11時54分 NHK

ブタの伝染病の豚コレラの新たな感染が愛知県田原市の養豚場で確認され、去年9月以降の発生の確認は5つの府県の15の飼育施設になりました。農林水産省は発熱や食欲不振などブタに異常を感じたらすぐに自治体に連絡するよう改めて呼びかけています。
 
豚コレラは人に感染することはなく、食べても影響はありませんが、ブタやイノシシでは高い熱などの症状が出る感染力の強い伝染病です。
国内では26年間発生がありませんでしたが、去年9月に岐阜市の養豚場で確認されたあと、岐阜県内で感染が続き、今月6日には、愛知県や長野県などの5つの府県の飼育施設に拡大したことが確認されました。
 
このうち、愛知県の2つの養豚場は12日までに防疫措置を終えたところでしたが、新たに愛知県田原市の養豚場で2頭の子ブタが死んだことから検査を行ったところ、感染が確認されたということです。
 
死んだ子ブタなどには発育の不良と、せきをするなどの症状があったということで、一連の感染の確認は5つの府県の15の飼育施設になりました。
 
この養豚場は今月6日に感染が確認された田原市の養豚場から5キロほどの場所にあり、同じ食肉処理場を利用していたため農林水産省などでは監視を強めていたということです。
 
農林水産省は発熱や食欲不振、それに元気がなくなるなどブタに異常を感じたらすぐに自治体に連絡するよう改めて呼びかけていて、現時点でワクチンの使用は考えていないとしています。
 
農林水産省は「今回は早期に見つけられた事例だと思っていて、感染経路などについて分析を進めたい」としています。
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豚コレラ 愛知県で新たに感染確認
2019年2月13日 18時37分 NHK

今月6日、2つの養豚場で豚コレラの感染が確認された愛知県で、新たに、田原市にある別の養豚場でも豚コレラへの感染が確認されました。愛知県内の養豚場で感染が確認されたのは、3か所目です。
 
今月6日、愛知県の豊田市と田原市にある2つの養豚場で、飼育していたブタが豚コレラに感染していたことが確認され、出荷先の大阪府や長野県なども含め5つの府県に感染が拡大しました。
 
その後、愛知県ではブタの殺処分や施設の消毒などを進め、感染拡大の防止に向けた防疫措置を終えました。
 
こうした中、12日に田原市にある別の養豚場から県に対し、飼育している子ブタが死んだなどと連絡があり、検査の結果、13日朝、豚コレラに感染していることが確認されました。愛知県内の養豚場で感染が確認されたのは、3か所目です。
 
この養豚場では、すぐ近所にある関連養豚場を合わせて、およそ1200頭のブタを飼育しているということで、県は午後4時すぎから殺処分を始めました。
 
県はこの養豚場から半径10キロ以内の合わせて60余りの養豚場を対象にブタの移動や出荷を禁止する区域を指定することにしていて、影響を受けるブタは10万頭余りに上るということです。
 
またこの養豚場は先月22日に行った立ち入り検査では、法律に定められた国の衛生管理の基準をすべて満たしていたということです。
 
県によりますと、この養豚場と今月6日に感染が確認された田原市の養豚場は、いずれも先月30日に出荷のため愛知県豊橋市内の食肉センターに出入りしていたということですが、感染との関連はわかっていません。
 
今回の発生を受けて愛知県は対策会議を開き、大村知事は「緊急事態だ。防疫措置を万全に行い、しっかりとした対応をお願いしたい」と述べ、感染の拡大防止を徹底するよう指示しました。
 
■2つの養豚場が出荷していた食肉流通センター
 
豚コレラが発生した愛知県田原市の2つの養豚場が出荷していたのは豊橋市にある東三河食肉流通センターで、食肉加工施設や食肉市場などが併設されています。
 
食肉市場では、愛知県内の飼育頭数のおよそ6割にもなる田原市や豊橋市などの養豚場のブタを扱っていて、取り扱い量は年間およそ20万頭に上ります。
 
この市場では、競りではなく当日の価格をあらかじめ決めておく相対取引で豚肉を卸していて、食肉加工業者やスーパーの担当者も仕入れに訪れるということです。
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豚コレラ 発生した養豚場の隣でも新たに感染確認 愛知 田原
2019年2月14日 13時01分 NHK

豚コレラの発生が相次いでいる愛知県で、13日に感染が確認された田原市にある養豚場の隣にある施設でも、新たに感染が確認されました。この一帯は養豚場が集まる地区で、愛知県は周辺の施設でも感染がないか詳しく調べています。
 
愛知県では今月6日、豊田市と田原市にある2つの養豚場で飼育していたブタの豚コレラへの感染が分かり、13日、田原市の別の養豚場で感染が確認されました。
 
13日に感染が確認された施設は、養豚場が集まる地区にあり、県が調査を進めた結果、この施設の隣にあり、別の経営者が運営する養豚場のブタが豚コレラに感染しているのが新たに確認されました。
 
県によりますと、この一帯には10余りの養豚場が集まっているということです。
 
愛知県は13日の豚コレラの発生を受けて、半径10キロ以内の合わせて60余りの養豚場を対象にブタの移動や出荷を禁止する区域を指定し、影響を受けるブタは10万頭余りに上っています。
 
愛知県ではブタの殺処分を行うとともに、周辺の施設でも感染がないか、引き続き詳しく調べています。
 
■全国有数の産地 愛知 田原市
 
愛知県の渥美半島にある田原市は、消費地に近く、温暖な気候を生かしてブタの生産が盛んで、55戸の農家が生産に携わり、飼育頭数は、およそ10万5000頭と東海地方では最大で、全国でも有数の産地です。
 
生産される豚肉は、「みかわポーク」や「田原ポーク」のブランドなどで市場に出荷されています。
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豚コレラ 愛知県が自衛隊に災害派遣要請へ
2019年2月14日 17時21分 NHK

愛知県内の養豚場で豚コレラの発生が相次いでいることを受けて、愛知県の大村知事は自衛隊に災害派遣を要請する考えを示しました。
 
愛知県庁で開かれた緊急の対策会議では県の担当者などが豚コレラの発生状況や感染拡大を防止する対策などについて確認しました。
この中で大村知事は、「豚コレラの感染が広がっており、極めて深刻な事態だ。感染の拡大を防ぐために直ちに殺処分などの防疫措置を講じ、対策に万全を期していく」と述べました。
 
会議のあと、大村知事は愛知県内の養豚場で豚コレラの発生が相次いでいることを受けて、報道陣に対して自衛隊に災害派遣を要請する考えを示しました。
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豚コレラ 16養豚場の1万5000頭処分へ 愛知 田原
2019年2月14日 20時56分 NHK

愛知県田原市の養豚場が集まる地区で豚コレラの発生が相次ぎ、ほかの養豚場にも感染が広がる可能性が高いとして、愛知県は農林水産省からの要請に基づき、この地区を中心に飼育されているブタおよそ1万5000頭を殺処分することを決めました。
 
愛知県では13日から14日にかけて、田原市の養豚場で飼育しているブタの豚コレラへの感染が相次いで確認されました。
 
感染が確認された養豚場はいずれも施設が隣接して集まっている地区にあり、たい肥場や車などを共同で使用しているということです。
 
このため農林水産省はこの地区にあるほかの養豚場にも感染が広がる可能性が高いとして、14日午後、愛知県に対しこの地区にある施設で飼育されているブタをすべて殺処分にするよう求めました。
 
これを受けて愛知県は、この地区にある14の養豚場で飼育されているおよそ1万4000頭すべてと、市内にある別の2つの養豚場のおよそ900頭の合わせておよそ1万5000頭を殺処分することを決めました。
 
■食肉市場の取り引き量が減少
 
豚コレラに感染したブタが愛知県内で相次いで見つかったことを受けて、年間の取り引き量がおよそ20万頭と、愛知県内で最も多い豊橋市の「東三河食肉市場」では、取り引き量が4分の1程度に落ち込んでいます。
 
豊橋市にある「東三河食肉市場」で運営に携わっているJAあいち経済連によりますと、13日、田原市で豚コレラに感染した豚が見つかったことから、13日はブタの搬入をすべてストップして、外から来る車の通るルートなどを改めて消毒したということです。
 
14日からブタの仕入れを再開しましたが、取り扱ったブタは217頭と12日の4分の1程度にとどまりました。
 
JAあいち経済連は、「一大生産地の田原市周辺で搬出や移動の制限がかかっているため、今後しばらくは愛知県産のブタの供給が品薄になる可能性がある。どのように推移していくか慎重に見守っていきたい」と話しています。
 
■専門家「対策の正念場だ」
 
豚コレラに詳しい北海道大学獣医学部の迫田義博教授は、「これまでは野生のイノシシからブタへの感染の対策を重点的に行ってきたが、それに加えて養豚場から別の養豚場に感染が広がるのを食い止めなければならない状況も生じていて、ここが対策の正念場だと思う」と述べました。
 
さらに迫田教授は、「ブタを1か所に集めて飼育する方法は、生産効率はよくなるが、感染対策という意味では病気が広がりやすく、封じ込めを難しくする要因になる。今後は、より一層ブタを観察して異常を早期に発見し対処することが大切だ」と話しています。
 
また、豚コレラのワクチンの使用については「ワクチンにはブタに使うものと野生のイノシシに使うものがあり、使用を検討するのであればまずは野生のイノシシを対象にするものが先だと思う。ブタに使うものはデメリットも大きいので、今はまだ考える状況にはないと思う」としています。
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豚コレラ「ブタの全数処分 必要な措置」 農水省
2019年2月14日 21時59分 NHK

農林水産省は、愛知県田原市で14日、豚コレラの発生が確認された養豚場がある地区で飼育されているすべてのブタを殺処分することになったことについて、「冷蔵庫や堆肥場、それに車両などを共同で使用していて、同じ農場と見なすべきだと判断した。感染の拡大を防ぐために必要な措置だと考えている」と話しています。
 
ワクチンの使用については、殺処分や飼育施設の消毒の徹底などでウイルスの封じ込めが可能で、ワクチンの使用を検討する段階ではないとしています。
 
農林水産省動物衛生課の熊谷法夫課長は「養豚場では異常がないか、いま一度点検を行ってもらい、異変があれば速やかに連絡してほしい」と呼びかけています。
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取り上げるのが遅くなったので2日分まとめて取り上げました。
 
ちなみに、鹿児島では既に対策が取られています。
 
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鹿児島県肝付町が豚コレラ対策で消石灰配布
2019年2月13日(水) 12:01配信 KTS鹿児島テレビ
 
今月13日にも愛知県で新たな感染が確認された豚コレラの侵入を防ごうと肝付町は養豚農家に消毒用の消石灰を配布しました。
 
豚コレラは感染力が強い豚やイノシシの伝染病で、愛知県や滋賀県など全国の5府県で感染が確認されています。
 
肝付町は町内で養豚業を営む農家を対象に一戸あたり100キロの消石灰を配布しました。
 
今回、流行している豚コレラは感染してから30日前後で死ぬ場合があり感染に気がつきにくいということで、役場の職員は「目やにや食欲不振など気になることがあればすぐに連絡して」と呼び掛けていました。
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以上。
 
 

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