豚コレラ 「岐阜県すべての養豚場に職員派遣 対策強化」~アフリカ豚コレラ 春節に合わせ水際対策 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。おさまらないようなので急遽取り上げます。
 
去年のものですが・・・。「岐阜の豚コレラ ウイルスは海外から侵入か」、「アフリカ豚コレラ検出 中国から搬入のソーセージ 新千歳空港」、「豚コレラ拡大 打つ手なく悲鳴」より。

 

上記には、豚コレラとアフリカ豚コレラについての疫学等の参考情報を載せてあります。

 

豚コレラ 愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大」より。まずは、国や行政の動きより。

 

岐阜県に農林水産省の対策本部を設けて、岐阜県すべての養豚場に職員派遣し、対策強化することとなりました。

 

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豚コレラ 農相「岐阜県すべての養豚場に職員派遣 対策強化」
2019年2月5日 11時48分 NHK

岐阜県を中心に感染が拡大している豚コレラについて、吉川農林水産大臣は、岐阜県内のすべての養豚場に農林水産省の職員を派遣し、国が定める予防の措置を進めているか確認するなど、対策を強化する方針を明らかにしました。
 
これは吉川農林水産大臣が、閣議のあと、記者団に明らかにしました。
 
それによりますと、岐阜県に農林水産省の対策本部を設けて、県内に35ある養豚場のすべてに農林水産省の職員を派遣し、国が定める基準に従って予防の措置を進めているか、直接、確認するとしています。
また、岐阜県などを支援して、ウイルスを持った野生のイノシシの移動を制限するため、防護柵の設置を進めるとしています。
 
吉川大臣は「先週7例目が確認されたことで、発生防止のための措置を強化する必要があると考えた」と述べ、感染拡大の防止に全力を挙げる考えを示しました。
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ブタやイノシシが死んでしまう恐ろしいウイルスがアフリカ豚コレラです。

 

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アフリカ豚コレラ 春節に合わせ水際対策強化 農水省
2019年2月4日 5時20分
 
中国でブタの病気のアフリカ豚コレラの感染が急速に広がる中、農林水産省は、中国からの旅行客が増える春節に合わせて水際での対策を強化しています。
 
アフリカ豚コレラは、岐阜県などで発生している豚コレラとは全く別のブタの病気です。ヒトにはうつらないものの、感染したブタはほとんどが死ぬ伝染病で、中国で急速に広がっています。
 
このため、農林水産省は、ウイルスに汚染された豚肉を国内に持ち込ませないよう、中国の旧正月の春節を中心に旅行客が増える今月の1か月間、水際での対策を強化しています。
 
具体的には、成田空港などの主要な空港で検疫態勢を増強するため、延べ270人の職員を派遣するほか、肉製品を嗅ぎ分けられる探知犬も新たに4頭増やしました。
 
また、中国からの旅行客に対し、日本に許可なく肉製品を持ち込んだ場合には法律で罰せられることなどをSNSで周知しています。
 
農林水産省は、仮に国内でアフリカ豚コレラの感染が広がれば、生産者に深刻な被害を及ぼすおそれがあることから、あらゆる対策を講じて侵入を防ぎたいとしています。
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去年挙げたもので、読まれた方は違いが判ると思われますが、豚コレラとアフリカ豚コレラは違います。

 

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「アフリカ豚コレラ」にも警戒 豚コレラとは別の病気
2019年2月6日 14時22分 NHK

ブタの病気では、「アフリカ豚コレラ」の感染も懸念されています。
岐阜県などで発生している「豚コレラ」とは全く別の病気ですが、感染したブタはほとんどが死ぬうえ、感染が広がりやすく、ワクチンも開発されていません。
 
これまで日本では発生が確認されたことはありませんが、去年8月以降、中国で拡大しているため、ウイルスの侵入が懸念されています。
 
春節に伴って中国からの旅行客が増えることから、農林水産省では今月の1か月間、水際での対策を強化しています。
 
成田空港などの主要な空港で検疫態勢を増強するため、延べ270人の職員を派遣するほか、肉製品を嗅ぎ分けられる「探知犬」も新たに4頭増やしました。
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ここから追記

 

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農相 豚コレラの感染拡大防止措置の徹底を指示
2019年2月6日 11時50分 NHK

愛知県の養豚場でも豚コレラの発生が確認されたことを受けて、吉川農林水産大臣は幹部職員に対し、これ以上の感染拡大を防ぐため防疫措置を徹底するよう指示しました。
 
農林水産省は6日午前、幹部職員を集め、豚コレラの対策会議を開きました。
 
この中で吉川農林水産大臣は、豚コレラへの対策と国との今後の連携を確認するため、愛知県と岐阜県に小里副大臣を派遣したほか、感染経路を特定するため国の調査チームを愛知県に派遣したことを説明しました。
 
そのうえで「豚コレラが広がっており、極めて重大な局面を迎えている。まずは、防疫措置の早期完了を目指し、全力であたってほしい。何としても、これ以上の感染拡大を防がなければならないので、これまで以上に農林水産省が前面に出て、各県と緊密に連携して防疫措置を徹底してほしい」と指示しました。
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追記ココマデ。

 

官房長官直々の指示が出されました。

 

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豚コレラ 防疫措置の徹底と正確な情報発信指示 官房長官
2019年2月6日 18時24分 NHK

豚コレラの感染拡大を受けて開かれた政府の関係閣僚会議で、菅官房長官は、徹底した防疫措置が必要だとして、地元自治体とも協力して迅速な対応を講じるよう関係閣僚に要請しました。
 
政府は、去年、岐阜県で発生した豚コレラが、6日新たに愛知県、大阪府、長野県、滋賀県でも感染が確認されたことから、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開き、菅官房長官、吉川農林水産大臣に加え、愛知県の大村知事や岐阜県の古田知事なども出席しました。
 
この中で、菅官房長官は、「まずは迅速で徹底した防疫措置を実施しなければならず、関連農場で飼育する豚の移動の自粛など、徹底した防疫措置をお願いしたい。また関係自治体との連携強化が必要であり、農林水産省をはじめ関係省庁が連携して、自治体のニーズを把握し、迅速な対応をお願いしたい」と述べました。
 
そのうえで、菅官房長官は「豚コレラは、豚やいのししの病気であり、人に感染するものではない。消費者が不安を覚えることのないよう、積極的な情報発信をお願いしたい」と述べ、国民に対する正確な情報発信に努めるよう関係閣僚に要請しました。
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ウイルスと言えば、山内 一也 東京大学名誉教授はまだご存命でしょうか・・・?とさがしてみたら、こちらに移動されていたのですね。ウイルス学はほぼ山内戦線のものから学びました。BSEの時のご活動は科学誌に取り上げられまして、感染ルートの探り方などの所作を勉強させていただいたものです。
 
んー。今より前は宮崎に居まして鳥インフル時の宮崎の状態は凄まじいものでしたが、河野俊嗣知事、あっぱれなご対応でした。県民みんなで対応しました。それでも、畜産の被害がとても大きかったです。
 
さて・・・。愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大しておりますが、さらに拡大する可能性もございます。対応できますでしょうか・・・。

 

つぎに、まとめをとりあげます。

 

 

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