豚コレラ 愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。おさまらないようなので急遽取り上げます。
 

去年のものですが・・・。「岐阜の豚コレラ ウイルスは海外から侵入か」、「アフリカ豚コレラ検出 中国から搬入のソーセージ 新千歳空港」、「豚コレラ拡大 打つ手なく悲鳴」より。

 

ロジック的には、鳥インフルエンザの時の厳格な対処法と同じと思うのですけどね・・・。感染ルートを断つ、媒介する動物の侵入を断つ、周り付近を消毒しまくる、行き来する車にも人にも消毒する、各箇所に消毒するポイント多く、宮崎では県を挙げて県民の協力の下で対策をしたものですが・・・。

 

ウイルスについては、去年の記事をご覧くださいませ。豚コレラは人が食べても害はありませんが、イノシシやブタに感染します。豚肉についての流通については影響がないでしょうが、畜産がある県は、経済面で大打撃を被ります。

 

データは取りまくっていますが、まずは、大事なところから・・・。

 

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豚コレラ 愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大
2019年2月6日 15時36分

去年から岐阜県で発生していた豚コレラは6日朝、愛知県の養豚場でも確認され、出荷先の大阪府、長野県、滋賀県、それに岐阜県の4つの飼育施設にも感染が広がっていることが確認されました。豚コレラが発生したのは去年9月以降、合わせて5府県となりました。
 
豚コレラは人に感染することはなく、食べても影響はありませんが、ブタやイノシシでは下痢や高い熱などの症状が出て、多くの場合、数日のうちに死にます。
 
去年9月に、27年前の平成4年以来となる発生が岐阜市の養豚場で確認されるなど、岐阜県内の合わせて8つの飼育施設で発生し、6日朝、愛知県の2か所の養豚場でも確認されました。
 
このため、農林水産省などがこれらの養豚場からブタが出荷されていた施設を調査したところ、大阪府、長野県、滋賀県、それに岐阜県の4つの飼育施設で豚コレラが確認されたということです。
 
豚コレラが発生したのは去年9月以降、合わせて5府県になりました。
 
発生が確認された飼育施設では感染の拡大を防ぐため、飼育しているブタの殺処分が行われます。
 
また国は、全国の養豚業者などに対して、飼育しているブタなどの状況をよく確認して、異常があればすぐに自治体の家畜衛生の担当部署に連絡するよう呼びかけています。
 
■先月下旬に異常が見られたが…
 
豚コレラの感染が確認された愛知県豊田市の養豚場は、県の調査に対し、最初に異常がみられるブタが見つかったのは、先月下旬だったとしています。
 
しかし、この養豚場から県に最初に通報があったのは、今月4日のことで、食欲がないなど、ブタに異常が見られるという報告でした。
 
このため、4日の時点で県はこの養豚場に初めての立ち入り検査を行うとともに豚コレラの可能性も検討しましたが、一部のブタでは流産もみられたことから、豚コレラ以外の病気ではないかと考えたということです。
 
結果としてこの時点では、移動や搬出の制限などは行われず、5日朝には長野県に80頭が出荷されました。
 
そして5日の日中に簡易検査で陽性反応が出て、国の検査の結果、6日に感染が確認されました。
 
愛知県畜産課の岡地啓之課長は「県外の出荷先で豚コレラが発生したのは残念だ。発生に至った経緯について詳しく調べる必要がある」としています。
 
■養豚団体「恐れていた事態が起きてしまった」
 
全国の1600戸余りの養豚業者でつくる日本養豚協会の松村昌雄会長代行は、豚コレラの感染が5府県に拡大したことについて「全国の関係者が感染の拡大防止につとめていたが、恐れていた事態が起きてしまったと感じています」としたうえで「これ以上、感染を広げないためにも、施設や車両、それに出入りする人の靴底や衣服の消毒をこまめにするなど、衛生管理をさらに徹底させるほか、養豚場の間でのブタの移動は最小限にするよう呼びかけたい」と話しています。
 
また、消費者に対しては「豚コレラは、ブタとイノシシの病気で、豚肉は食べても全く問題はない。その豚肉も、出荷前に必要な検査をしていて、消費者の皆さんには安心して食べてもらいたい」と話していました。
 
■イオン 愛知県内の3店舗 仕入れ先を変更
 
流通大手の「イオン」によりますと、今回、豚コレラが確認された愛知県豊田市にある養豚場から、県内にある「イオンリテール」の3店舗が豚肉を仕入れていましたが、6日から入荷していないということです。
 
会社では、仕入れ先をほかの農場に切り替えたということで、店舗での豚肉の販売量には影響はないとしています。
 
また、これまでに販売した豚肉は豚コレラに感染した豚のものではなく、安全なものだとしています。
 
■農水省「流通への影響は限定的」
 
これまでに豚コレラの発生が確認された岐阜県や愛知県など5府県の農場では合わせて2万7000頭の豚が飼育されていましたが、すべて殺処分されることになっています。
 
全国で飼育されている豚は918万頭余りに上り殺処分される豚は今のところ全体の0.3%ほどにとどまっています。
 
このため農林水産省は「地域では多少の影響があるかもしれないが、全国的にみれば豚肉の流通への影響は今のところ限定的だ」としています。
 
ただ、養豚が盛んな九州地方や関東地方に感染が拡大すれば、大きな影響が出ることが避けられないため、農林水産省は豚コレラが発生した農場での防疫措置を速やかに行い、これ以上の感染拡大を防ぎたいとしています。
 
■一般向けの情報発信強化
 
農林水産省は豚コレラについて一般に向けた情報の発信を強化しています。
 
農林水産省はホームページなどで消費者に向けて、豚コレラはブタやイノシシの病気でヒトには感染しないことや、感染したブタの肉を食べてヒトに感染したという報告は世界的にないと説明しています。
 
そして「豚コレラの発生した地域の豚肉は扱っていない」などといった表示は不適切だとしているほか、豚コレラが発生した地域のブタであることだけを理由に取り引きを拒否することなども行わないよう呼びかけています。
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集めているうちのデータの中からピックアップしていきます。

 

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豚コレラ 専門家 「感染は“点から面に”」
2019年2月6日 12時06分 NHK

豚コレラに詳しい北海道大学獣医学部の迫田義博教授は、豚コレラの感染が5府県に拡大したことについて、「これまで岐阜県では散発的に発生する“点での感染”のフェーズだったが、人の手による輸送で広域に感染が広がる“面での感染”に変わったと言えると思う」と指摘しました。
 
そのうえで、今後、感染拡大を防ぐために感染源となっているおそれがある野生のイノシシの対策が大切だと指摘します。
 
まず、イノシシが養豚場などに入り込まないような柵を設置するなどの対策を徹底するほか、イノシシの狩猟をすることでイノシシが逃げて、通常よりも遠くまで移動してしまうことを避けることなどを指摘しています。
 
そして、養豚業者などブタの飼育施設については「日々の衛生対策が非常に重要で、使用する機具や輸送に使うトラックなどのこまめな消毒を徹底的に行うことが必要だ。さらに体調の悪いブタを見つけたらすぐに豚コレラを疑い、自治体の担当部署に連絡して検査を受けてほしい」と呼びかけました。
 
一方、一般の人については豚コレラは感染したブタの肉を食べるなどしてもヒトに感染することはないとしたうえで「ヒトには感染しないため、過度に恐れる必要はない。山歩きなどでイノシシの死体を見つけた場合は自治体に連絡してほしい」と話しています。
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NHKでのニュースのピックアップのニュースです。
 
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食べても大丈夫?価格は?豚コレラの疑問、調べてみた
2019年2月6日 20時21分 NHK

■「恐れていた事態が起きてしまった」
 
豚の伝染病、「豚コレラ」の感染がさらに広がったことを受けた生産者団体のことばです。ネット上では人への影響や豚肉の価格などを心配する声が上がっています。そこで、こうした疑問、調べてみました。
(ネットワーク報道部記者 伊賀亮人・飯田耕太・郡義之)
 
■疑問や心配の声がー
 
豚コレラの発生が5つの府県に広がっていることが確認されたことを受けたネット上の声です。
 
「豚肉の相場が上がるんじゃないか」
 
「飲食業界の一部にダメージでかそう」
 
「豚コレラが深刻化したら、国産豚の食肉の不足に陥ってしまう。これは死活問題だ」
 
影響を心配する声に加えてこんな声も。
 
「実際に人間が食べたらどうなるんだろ」
 
さらには、どのように広がったのか、感染の原因などについての疑問も相次いでいます。
 
実際大丈夫?どうやって感染広がった?
 
ネット上で出ている疑問の数々。実際どうなのか、専門家に聞いてみました。
 
豚コレラの発生が5つの府県に広がっていることが確認されたことを受けたネット上の声です。
 
「豚肉の相場が上がるんじゃないか」
 
「飲食業界の一部にダメージでかそう」
 
「豚コレラが深刻化したら、国産豚の食肉の不足に陥ってしまう。これは死活問題だ」
 
影響を心配する声に加えてこんな声も。
 
「実際に人間が食べたらどうなるんだろ」
 
さらには、どのように広がったのか、感染の原因などについての疑問も相次いでいます。
 
実際大丈夫?どうやって感染広がった?
 
ネット上で出ている疑問の数々。実際どうなのか、専門家に聞いてみました。
 
では、豚肉の流通や価格への影響はどうなのでしょうか。
 
流通大手の「イオン」では今回、豚コレラが確認された愛知県豊田市にある養豚場から、県内にある「イオンリテール」の3店舗が豚肉を仕入れていましたが、6日からは入荷していないということです。会社では、仕入れ先をほかの農場に切り替えたということで、店舗での豚肉の販売量には影響はないとしています。
 
また、これまでに豚コレラの発生が確認された農場で飼育されていた合わせて2万7000頭の豚はすべて殺処分されることになっていますが、全国で飼育されている豚は918万頭余りに上り、殺処分される豚は、今のところ全体の0.3%ほどです。
 
さらに今回、発生が確認された5府県の豚の飼育頭数を合わせても全国の5%ほどと、比較的、生産量は少ない地域です。
 
このため農林水産省は「発生地域では多少の影響があるかもしれないが、全国的にみれば豚肉の流通への影響は今のところ限定的だ」としていて、店頭価格への影響も今のところ大きくはなさそうです。
 
ただ、養豚が盛んな九州地方や関東地方に感染が拡大すれば、大きな影響が出ることも懸念されます。
 
■産地の対策は
 
その主要な産地、感染を防ぐ対策に躍起になっています。
 
豚の農業産出額が鹿児島、宮崎に次いで全国3位の千葉県の畜産関係者に話を聞きました。
 
では、豚肉の流通や価格への影響はどうなのでしょうか。
 
流通大手の「イオン」では今回、豚コレラが確認された愛知県豊田市にある養豚場から、県内にある「イオンリテール」の3店舗が豚肉を仕入れていましたが、6日からは入荷していないということです。会社では、仕入れ先をほかの農場に切り替えたということで、店舗での豚肉の販売量には影響はないとしています。
 
また、これまでに豚コレラの発生が確認された農場で飼育されていた合わせて2万7000頭の豚はすべて殺処分されることになっていますが、全国で飼育されている豚は918万頭余りに上り、殺処分される豚は、今のところ全体の0.3%ほどです。
 
さらに今回、発生が確認された5府県の豚の飼育頭数を合わせても全国の5%ほどと、比較的、生産量は少ない地域です。
 
このため農林水産省は「発生地域では多少の影響があるかもしれないが、全国的にみれば豚肉の流通への影響は今のところ限定的だ」としていて、店頭価格への影響も今のところ大きくはなさそうです。
ただ、養豚が盛んな九州地方や関東地方に感染が拡大すれば、大きな影響が出ることも懸念されます。
 
■産地の対策は
 
その主要な産地、感染を防ぐ対策に躍起になっています。
豚の農業産出額が鹿児島、宮崎に次いで全国3位の千葉県の畜産関係者に話を聞きました。
 
「豚コレラの発生は千葉の生産者たちも深刻に受け止めています。最近では、経営の効率化を図るため、豚を繁殖させる農場と、育てる農場を分けるケースも増えていて、農場間の移動は不可欠です。感染拡大のリスクが常につきまとうんです」
 
そう話すのは、千葉県内およそ200軒の生産者の豚の集荷や加工・販売を行う食肉センター、「千葉県食肉公社」の岩渕行雄代表です。

国内で豚コレラが確認された去年9月以降、千葉県内の生産者の間では、感染防止の意識が高まり、農場の入り口などに消毒用の石灰をまいたり、イノシシなどの野生動物の侵入を防ぐ柵を設置したりする動きが広まったと言います。
 
中には、西日本で仕入れた子豚を感染が確認された地域を通らないルートで、県内に運搬する生産者もいるということです。
 
「海外でアフリカ豚コレラという別の伝染病が発生している国もあり、それらの国からの人や、農場内の資材の受け入れを控える業者もいます。千葉県では成田空港に近い立地を生かし、外国人観光客に農場見学などを通じて産地をアピールしてきましたが、今は立ち入りを遠慮してもらっている状況です。とにかく早く終息してほしいです」(「千葉県食肉公社」岩渕行雄代表)
 
■どう防げば?
 
一度、ウイルスが国内に持ち込まれれば深刻なリスクとなりうる家畜伝染病。山川海外病研究調整監は海外からウイルスを持ち込ませないための水際対策が重要だとする一方、次のように指摘します。
 
「以前と比べて国際的なヒトやモノの移動の量も速度も上がっている中、検疫を担当する人員は限られているので、対応が追いついていない部分もあります。旅行や出張などで海外に訪れる人も、感染防止のために国内への持ち込みが禁止されている食品を把握することや、安易に農場に立ち入らないなどの対応を心がけてほしいです」(山川海外病研究調整監)
 
禁止されている食品の不正な持ち込みは罰則の対象です。家畜の伝染病が発生している国や、持ち込みが禁止されている食品は、動物検疫所のホームページなどで確認できます。
 
グローバル化が進み、外国人観光客の増加などで海外との往来が増えること自体は日本にとって大きなプラスとなる一方、豚コレラの発生は、感染のリスクを防ぐ難しさを改めて示した形となっています。
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動物検疫所ホームページ

 

 

これまでに殺処分されている豚はその都度、すべてご供養し終えています。

 

溜まりに溜まりまくっているので、次にまとめで取り上げます。

 

 

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