豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その2 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。おさまらないようなので急遽取り上げます。
 
去年のものですが・・・。「岐阜の豚コレラ ウイルスは海外から侵入か」、「アフリカ豚コレラ検出 中国から搬入のソーセージ 新千歳空港」、「豚コレラ拡大 打つ手なく悲鳴」より。
 
上記には、豚コレラとアフリカ豚コレラについての疫学等の参考情報を載せてあります。
 
豚コレラ 愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大」、「豚コレラ 「岐阜県すべての養豚場に職員派遣 対策強化」~アフリカ豚コレラ 春節に合わせ水際対策」より。

 

報道のまとめ、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その1」より。今回は、その2です。

 

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豚コレラ 愛知県“判断に問題なしも検査方法など見直し検討”
2019年2月7日 11時53分 NHK

愛知県内の養豚場で豚コレラへの感染が確認され、出荷先の岐阜県なども含め5つの府県に感染が広がった問題で、愛知県は、直ちに出荷を制限しなかった判断に問題はなかったとする一方、検査方法などについて見直しを検討する方針です。
 
6日、愛知県豊田市の養豚場と、同じ会社が運営する田原市の養豚場の2か所で、飼育していたブタが豚コレラに感染していたことが確認され、さらに、豊田市の養豚場からブタが出荷された岐阜県や長野県などの4つの飼育施設でも感染が確認されるなど、感染は5つの府県に広がっています。
 
愛知県によりますと、今月4日、豊田市の養豚場から、先月下旬から食欲がないなどふだんと様子の違うブタがいるという通報が県にあり、県は4日に立ち入り検査を行ったうえで、直ちに出荷を制限せず、5日朝まで出荷が続いたということです。
 
こうした対応について、愛知県は、検査の時点で一部のブタに流産などが見られたものの、大量に死ぬなど豚コレラを疑わせる状況はなく、当初の判断に問題はなかったとしています。
 
一方で、結果として対応の遅れで感染が広がった可能性は否定できないとして、今後、当時の対応を改めて検証し検査方法などついて見直しを検討する方針です。
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豚コレラ 滋賀 近江八幡の700頭 処分終了
2019年2月7日 11時55分 NHK

愛知県の養豚場から滋賀県近江八幡市に出荷されたブタが豚コレラに感染していた問題で、滋賀県は7日朝までにすべてのブタの処分を終えました。
 
滋賀県近江八幡市の養豚場では、先月31日に入荷した子ブタ60頭の中から豚コレラの感染が確認されました。
 
滋賀県は6日から夜を徹してこの養豚場のすべてのブタおよそ700頭の処分を進め、7日午前6時前までに作業を終えました。
処分されたブタは、20キロほど離れた日野町にある県の施設に運ばれ、深さ4メートルの地中に消毒用の石灰とともに埋められることになっています。
 
県内のほかの養豚場では、感染は確認されていないということです。
また、野生のイノシシも感染するおそれがあるため、半径10キロ以内でのイノシシ狩りを原則、禁止するということです。
 
滋賀県の三日月知事は「処分の作業は順調に進んだが、引き続き消毒して防疫作業に努めたい。県民の皆様には冷静な対応をお願いしたい」と話しています。
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豚コレラ感染 愛知県の2つの養豚場でブタの処分続く
2019年2月7日 12時04分 NHK

愛知県内の養豚場で豚コレラへの感染が確認され、出荷先の岐阜県なども含め5つの府県に感染が広がった問題で、愛知県内の2つの養豚場では7日もブタの処分が行われていて、作業が終わるのは9日になる見通しです。
 
6日、愛知県豊田市の養豚場と、同じ会社が運営する田原市の養豚場の2か所で、飼育していたブタが豚コレラに感染していたことが確認され、さらに、豊田市の養豚場からブタが出荷された岐阜県や長野県など4つの飼育施設でも感染が確認されるなど、感染は5つの府県に広がっています。
 
愛知県内の2つの養豚場では、6日から24時間体制で飼育する合わせて8200頭余りのブタの処分が行われていて、県によりますと、7日午前8時までにおよそ5400頭が処分され、作業が終わるのは9日になる見通しです。
 
その後、ブタを埋めるたり施設の消毒をしたりするなど感染拡大を防止する措置が終わるのは今月12日ごろになる見通しだということです。
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豚コレラ 市が養豚農家に消毒用石灰を配付 愛知 豊橋
2019年2月7日 17時36分 NHK

愛知県内の豊田市と田原市にある養豚場で豚コレラへの感染が確認されたのを受けて、飼育するブタの数が同県内で2番目に多い豊橋市では、感染を防ぐための消毒用の石灰が養豚農家に配られました。
豊橋市では、田原市に次いで多い約9万頭のブタが飼育されていて、豊橋市は養豚農家に消毒用の石灰などを緊急に配ることを決めました。
 
7日はJAの施設に養豚農家が軽トラックなどに乗って次々に訪れ、市担当者は、タイヤなどを消毒したあと、野生動物が入らないようネットや防護柵を設置したり、車両の消毒を徹底したりするよう呼びかけるチラシを渡しました。そして、20キロ入りの石灰を10袋ずつ荷台に積み込んでいきました。
 
約3000頭のブタを飼育しているという男性は「心配で夜も眠れない。国や県も対応が遅れているような気がします」と話していました。
 
豊橋市農業支援課の高橋泰男課長は「被害が出ないよう農家をしっかりと支援していきたい」と話していました。
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豚コレラ対応に追われる長野県宮田村 愛知県の対応を批判
2019年2月7日 17時49分 NHK
 
長野県宮田村の養豚場で豚コレラの感染が確認されたことを受けて、村では、長野県が進めた殺処分の作業に職員を派遣するなど対応に追われました。
 
この養豚場で飼育されているブタは、しゃぶしゃぶ用の豚肉として村のふるさと納税の返礼品としていましたが、今後しばらく豚肉の入荷が見込めないとして、村は、返礼品の申し込みの受け付けを一時中止し、ホームページでも周知しています。
 
宮田村の小田切康彦村長はNHKの取材に対し、「今後、豚コレラが拡散しないよう対策を徹底し、周りに迷惑をかけないよう対応していきたい。風評被害の防止にも努めたい」と述べました。
 
一方で、愛知県豊田市の養豚場から出荷されたブタから豚コレラの感染が確認されたことについては「愛知県ではグレーな状況で調べている段階で出荷してきているわけで、もう少し早く出荷を止めてもらえればこういう事態にはならなかった。愛知県はもう少し危機管理の徹底とスピードを意識した対応をすべきで、少し危機管理が甘いのではないかと思う。さらなる調査と再発防止策を求めたい」と述べ、愛知県の対応を批判しました。
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豚コレラ感染 長野県で感染拡大防ぐ防疫措置続く
2019年2月7日 17時53分 NHK

長野県宮田村の養豚場に愛知県から運ばれたブタが豚コレラに感染していた問題で、ブタの殺処分の作業は7日午前中に終わりましたが、長野県は感染の拡大を防ぐための作業を続けています。
 
長野県内では、宮田村の養豚場に愛知県豊田市の養豚場から運び込まれた子ブタ80頭のうち79頭、また、宮田村の養豚場から松本市の食肉処理施設に出荷された38頭のブタのうち12頭が、6日、豚コレラに感染していることが確認されました。
 
これを受けて、長野県は、6日から続けていた宮田村の養豚場の2444頭の殺処分が7日午前に完了したと明らかにしました。
 
ただ、感染の拡大を防ぐために処分したブタを埋める作業のほか、豚舎の堆肥も焼却して埋めたり、施設を消毒したりする必要があるとして、養豚場の敷地内などで作業を続けています。
 
長野県は、感染拡大を防ぐための一連の措置を9日午前9時までに終わらせたいとしていて、記者会見した長野県園芸畜産課の丸山秀樹課長は「風評被害を抑えるためにも防疫対策を急いでいる」と述べました。
 
また、宮田村の養豚場のブタの抗体検査の結果、豊田市の養豚場から先月運ばれていたブタについては豚コレラに感染していた可能性は低いという見方を示しましたが、念のため、食肉処理施設などでこうしたブタと接触していないか、長野県内のほかの養豚場などの確認もすすめているということです。
 
■養豚農家「広がるべくして広がった」
 
長野県内の養豚農家からは不安の声が聞かれました。
 
長野県喬木村で養豚場を経営する知久隆文さんは、約2000頭のブタを飼育していて、県内などに豚肉を出荷しています。
 
知久さんは「本当にショックを受けています。今回、愛知県のほうで、検査している段階で出荷を抑えることができれば、広がることはなったので非常に残念です」と話していました。
 
知久さんは去年、岐阜県などで豚コレラが起きて以降、豚舎の入り口付近を中心に消毒のための消石灰をまくなどの対策を行い、感染を防いできました。
 
しかし、ブタを出荷している松本市の食肉処理施設で、宮田村の養豚場から運び込まれたブタが豚コレラに感染したことが分かり、施設が受け入れを停止したため、現在、ブタを出荷できなくなっています。
 
久さんは「ブタには規格があるので、大きくなると価格が変わってしまいます。さらに大きくなれば、飼料が増えてコストかかり経営には大きな打撃です。一日でも早く出荷停止を解除してほしいです」と話していました。
 
そして、「今回は広がるべくして広がりました。対応さえきちんとしていれば問題がなかったと思うので、関係者の中で危機意識をしっかり持ってもらいたい」と話していました。
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豚コレラ発生の2養豚場 同じ業者が餌を運搬
2019年2月7日 19時12分 NHK

ブタの伝染病の豚コレラが5つの府県に拡大するきっかけとなった愛知県の養豚場には、先月、発生が確認された岐阜県の養豚場と同じ業者が餌を運んでいたことが分かりました。農林水産省は、今回の感染の拡大と関係がないか慎重に調べています。
 
豚コレラは、人に感染することはなく、食べても影響はありませんが、ブタやイノシシでは多くの場合、数日のうちに死ぬ病気です。
 
去年から岐阜県内の合わせて8つの飼育施設で発生し、6日、愛知県豊田市の養豚場で確認されたほか、その出荷先の大阪府や長野県、それに滋賀県の養豚場など感染は合わせて5つの府県に拡大しました。
 
こうした中、農林水産省が調べたところ、感染拡大のきっかけとなった愛知県豊田市の養豚場には、先月30日に発生が確認された岐阜県本巣市の養豚場と同じ業者が餌を運んでいたことが分かりました。
 
農林水産省は、今回の感染の拡大と関係がないか、業者の感染防止対策などについて慎重に調べています。
 
また、この業者が餌を運んだ愛知県と岐阜県のほかの飼育施設に自治体の担当者が出向いて、そこでも感染が起きていないか確認しています。
 
農林水産省は、全国の養豚業者などに対して、飼育しているブタに異常があれば、すぐに自治体の担当部署に連絡するほか、施設に出入りする車両や靴底の消毒などを徹底するよう呼びかけています。
 
■日本は去年「豚コレラ清浄国」認定停止
 
家畜の伝染病を監視している国際機関、OIE=国際獣疫事務局は、豚コレラのほか、口てい疫やBSEなど、畜産業に重大な影響が出るおそれのある7種類の病気を対象として、その国で病気が発生していないことを意味する「清浄国」の基準を定めています。
 
豚コレラの「清浄国」の条件は、1年以上、飼育しているブタに病気の発生がなく、ウイルスも検出されていないこと、ブタに対して1年以上、ワクチンを使っていないことなど、5つの条件を満たすことになっています。
 
日本は、豚コレラの清浄国でしたが、去年9月に岐阜県での発生を受けて、OIEは「清浄国」の認定を「停止」しています。
 
「停止」になると、2年間のうちに、ブタを殺処分してから3か月以上発生がないか、ワクチンを使用した場合はワクチンを使用したブタも含めて殺処分してから3か月以上、発生がないか、ワクチンを使用したブタを殺さない場合は、1年以上、発生がない場合に、直ちに「清浄国」への復帰が認められます。
 
豚コレラの「清浄国」は去年9月の時点で、アメリカやカナダ、それにオーストラリアなど34か国が認定されていて、アフリカやアジアの多くの国は「非清浄国」とされています。
 
「非清浄国」になると、ほかの国に輸出する際に加熱を求められるなど条件や手続きが厳しくなり、貿易の面で不利になるとされています。
 
ワクチンを使用すればブタの感染を防ぐ効果が期待できる一方で、「清浄国」への復帰が遅れるおそれがあるため、農林水産省は、今はまだ飼育しているブタに対してワクチンを使う段階ではないとしています。
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殺処分に当たるブタの数は半端ない数ですが、ご供養はその都度終わっております。機会があるときに、被害等の日本農業新聞の報道を取り上げます。
 

本日はこれまでとします。多分に、続きます・・・。

 

次に、究極に溜まりに溜まったネイチャーを取り上げます。

 

 

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