愛知県の豚コレラ 去年11月中旬には感染始まった可能性~豚コレラ対策 野生イノシシにワクチン使用 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。おさまらないようなので急遽取り上げます。
 
去年のものですが・・・。「岐阜の豚コレラ ウイルスは海外から侵入か」、「アフリカ豚コレラ検出 中国から搬入のソーセージ 新千歳空港」、「豚コレラ拡大 打つ手なく悲鳴」より。
 
上記には、豚コレラとアフリカ豚コレラについての疫学等の参考情報を載せてあります。

 

豚コレラ 愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大」、「豚コレラ 「岐阜県すべての養豚場に職員派遣 対策強化」~アフリカ豚コレラ 春節に合わせ水際対策」、「豚コレラ 2億円余で野生のイノシシ捕獲など対策強化へ~台湾に持ち込みの肉製品、豚コレラ陽性相次ぐ」、「豚コレラ 13日確認のウイルスは県内2つと同じ 愛知 田原~農相 豚コレラの感染封じ込めに全力」より。

 

報道のまとめ、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その1」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その2」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その3(+3):追記あり。)」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その4(+1)」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その5(+1)」、「豚コレラ2019:NHKニュースのまとめ:その6(その他報道まとめ)」より。

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愛知県の豚コレラ 去年11月中旬には感染始まった可能性
2019年2月22日 22時40分 NHK
 

ブタの伝染病の豚コレラの感染経路を調べている農林水産省の調査チームは、5つの府県に拡大するきっかけとなった愛知県の養豚場は早ければ去年11月中旬にすでに感染が始まっていた可能性があることを明らかにしました。
 
豚コレラは岐阜県や愛知県などで相次いで発生していて、去年9月以降、5つの府県の30以上の養豚場などで殺処分が行われたほか、野生のイノシシ180頭からもウイルスが検出されています。
 
豚コレラの感染経路を調べている農林水産省の調査チームは中間報告を行い、5つの府県に拡大するきっかけとなった愛知県豊田市の養豚場の状況を調べたところ、豚コレラによるとみられる母ブタの流産が1月上旬に起きていたことなどから、この農場では早ければ去年11月中旬から感染が始まっていた可能性があることを明らかにしました。
 
ウイルスが侵入した時期は遅くとも12月中旬までとしていて、調査チームでは愛知県の前に発生が確認されていた岐阜県各務原市と本巣市の養豚場よりも早く感染が始まっていた可能性があるとしています。
 
そのほか、調べた養豚場の中には施設の入り口付近や車両の消毒が不十分であったり、施設ごとに長靴を替えていなかったりしていたケースがあったとして、消毒の徹底と施設ごとに長靴や防護服を替えるよう呼びかけています。
 
また、感染したイノシシによって豚コレラのリスクが高まっていて、イノシシが生息する地域が近い場合には特に注意して、ブタに異常があれば速やかに自治体に連絡してほしいとしています。
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イノシシに特殊なワクチン使用を検討 豚コレラ感染対策
2019年2月22日 7時03分 NHK
 
 
ブタの伝染病の豚コレラの感染が拡大している原因として、感染した野生のイノシシがウイルスを拡散させている可能性があるとして、農林水産省は野生のイノシシ用の特殊なワクチンを使用できないか、検討を始めています。
 
豚コレラは岐阜県や愛知県などで相次いで発生していて、去年9月以降、5つの府県の30以上の養豚場などで殺処分が行われたほか、野生のイノシシ170頭余りからもウイルスが検出されています。
 
農林水産省は、感染したイノシシが移動することでウイルスを拡散させている可能性があるとして、野生のイノシシの感染を防ぐ特殊なワクチンを使用できないか検討を始めています。
 
このワクチンは液体で、破れやすい小さなパックに入れられていて、使用する時にはトウモロコシの粉を固めた餌の中に入れて屋外に置き、イノシシが餌と一緒に食べると感染を予防することができるということです。
 
20年ほど前にドイツで豚コレラが発生し、野生のイノシシにも感染が広がった時にこのワクチンが使われていて、15年以上かけてイノシシからウイルスは確認されなくなったということです。
 
農林水産省は、イノシシ以外にもタヌキやカラスなど、餌を食べる可能性がある動物が国内には比較的多く生息しているとしていて、期待できる効果や影響について専門家から意見を聞いています。
 
農林水産省は「豚肉の輸出入に影響するため、飼育しているブタへのワクチンは検討しておらず、それ以外のあらゆる手段を検討したい」としています。
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豚コレラ対策 野生イノシシにワクチン使用へ
2019年2月22日 12時17分 NHK
 

 
ブタの伝染病の豚コレラの感染が拡大している原因として、感染した野生のイノシシがウイルスを拡散させている可能性があるとして、農林水産省は、早ければ来月から、国内では初めて野生のイノシシにワクチンを使用することを明らかにしました。
 
豚コレラは岐阜県や愛知県などで相次いで発生していて、去年9月以降、5つの府県の30以上の養豚場などで殺処分が行われたほか、野生のイノシシ180頭からもウイルスが検出されています。
 
農林水産省は、感染したイノシシが移動することでウイルスを拡散させている可能性があるとして、早ければ来月中旬から、野生のイノシシの感染を防ぐワクチンを、岐阜県と愛知県の感染したイノシシが確認された地域で使用することを明らかにしました。
 
ワクチンは液体で、破れやすい小さなパックに入れられていて、使用する時にはトウモロコシの粉を固めた餌の中に入れて地中に埋め、イノシシが食べると感染を予防することができるということです。
 
用意されるワクチンはおよそ12万個で、1年で6回に分けて使用される予定だということです。
 
国内で野生動物に対してワクチンが使われるのは初めてだということで、農林水産省は、ワクチンを製造しているドイツから輸入し、専門家の意見を聞いて使用することにしています。
 
農林水産省は「飼育しているブタへのワクチンは考えておらず、まずはイノシシの感染防止に取り組んでいきたい」と話しています。
農相 ブタへの使用は慎重姿勢
 
野生のイノシシに対する豚コレラワクチンの使用を決めたことについて、吉川農林水産大臣は22日の閣議のあとの記者会見で、「岐阜県で新たな感染が確認され拡散防止のためワクチンを使用する時期に来たと判断した。イノシシの移動を制限する防護柵の設置などの支援策も講じ、岐阜県、愛知県としっかり連携を取っていきたい」と述べました。
 
一方で、吉川大臣は、飼育しているブタへのワクチンの使用については、一度、ワクチンを接種すると輸出への影響が長期間に及ぶ可能性があることなどから、現時点では慎重な考えを改めて示しました。
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以上。

 

※多忙窮まり、ブログ活動が大変遅れております。申し訳ございません。

 


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