● 親がどれだけ頑張っても子どもが動かない…その努力が届かない理由とは?
おはようございます。不登校専門カウンセラーさくらです。
昨夜の長野県の震度5弱の地震。大丈夫でしたか?
名古屋は震度1でしたが、わが家はマンションだからなのか一瞬だけ「地震?」と夫婦で声が出ました。気をつけなければと思います。
今日は、「親ががんばれば、子どもは学校に行ける」そう信じている親御さまに、ぜひ届けたいお話です。
毎日、本当にがんばっていますよね。お疲れさまです。
でも、不登校は「がんばりが足りないから起きること」でも、「がんばれば解決できること」でもないんです。
お子さまは、とても繊細で敏感です。
たとえば、ちょっとした友達とのトラブルがきっかけで「もう学校、行きたくない」って、心を閉ざしてしまうことがあります。
「それぐらい、みんな我慢してるよ」
そう言いたくなる気持ちも、すご~くわかります。
あー言えばこう言う。理不尽な言い訳~息子がそうでした。屁理屈だらけで、聞いていると腹が立ってくる。
自分が子どものためにと考えたり気を使ったりしてるのが、はかばかしくなってくる。
でも、行きたくないものは、行きたくない。理由を聞いても、うまく言えないんです。
そんな時は、まず、あなたが「がんばらないこと」が大切です。
「ここまでやってきたんだから、そろそろ学校行ってくれるはず」そう思うよね~。
でもね、お子さまは「自分から行きたい」と思えるようにならないと、なかなか動き出せないんです。
親がどれだけ準備しても、道をつくっても、先生と相談して明日に備えても…
行こうとする気持ちが、お子さまの中に“ふっと出てくる”まで、時間がかかることがあります。
学校は、行かないのではなく、“今はまだ行けない”状態。
「ちょっとやってみようかな」と思える日がくれば、ちゃんと動き出せるんです。
今は、楽しいことさえ、心から楽しめない時期かもしれません。
ゲームをしていても、夢中になれていない。ただ時間が過ぎていくように感じる毎日かもしれません。
でも、そんな時間も、決してムダではないの。心が休んで充電している時間なんです。
そして、お子さまの中にほんの少しでもエネルギーがたまってくると、「ちょっとやってみようかな?」という気持ちが顔を出してきます。
その小さな気持ちが、やがて次の一歩につながっていくんです。
だからこそ、今はエネルギーをためる時間。
焦らず、比べず、お子さまを安心させてあげてくださいね。
ここにいるよ。そうやってそばにいて、お子さまの不安な心に寄り添うことが、何よりの力になります。
親の頑張りってなんだろう?
「こんなに私が頑張っているのに・・・」
そんなふうに感じたら、「そもそも親の頑張りって何だろう?」と、立ち止まってみてもいいかもしれない。
親が頑張るって、子どもが学校に行けるように道筋をつくることではありません。
つい言いたくなる気持ちを、ぐっと抑えること。
感情的になりそうなとき、自分の気持ちを少し振り返ること。
家庭の空気を、居心地よく整えていくこと。
そういう、学校とは直接関係ないように見える「日々の心がけと接し方」が、お子さまに、ゆっくりとエネルギーをためていくんです。
お子さまの力を信じきれなくても、「まっいいか」と気持ちを切り替えてみる。そんな時間も立派な『頑張り』なんです。
親は親の生活を楽しめる日がきますよ!
力抜いていこうね。大丈夫です。
いつもあなたを応援しています。
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