から続きです。
中学で不登校になり、
親に言われるまま
通信制高校へ進んだひろし君。
卒業後もしばらく停滞している
ように見える時期がありました。
けれど、ひろし君は、
自分の「やりたい」を少しずつ実現していきました。
アルバイトをしてお金を貯め、海外へ。
英語圏の二つの場所で、
ワーキングホリデーを経験しました。
最初の場所から帰ってきたときには、
しばらく家でふらふらしていました。
お母さんは、
「このままで大丈夫かしら……」
と、やきもきしていました。
けれど、ほどなくして、
ひろし君はまた別の国へ
ワーキングホリデーに出ていきました。
そして、昨年には正社員として働いています。
親から見ると、ふらふらしているように
見えた時間も、ひろし君にとっては、
自分の人生をつくっていくための時間だったのです。
子どもには、子ども自身の人生があります。
どこへ進むのか、いつ動き出すのか、何を選ぶのか。
その道筋を、親が先に知ることはできません。
親が自分の価値観に子どもを合わせようとすると、
「こうしたほうがいい」
「今のうちにこうしておいたほうがいい」
と先回りしたくなります。
すると、子どもは自分で考え、自分で選び、
自分で経験する機会が少なくなります。
自立とは、親が望む形になることではありません。
自分の人生を、自分で選んで歩いていけること。
そのためには、親が子どもの人生を決めるのではなく、
「あなたの人生は、あなたがつくっていくもの」
と信頼して見守ることが大切なのです。
親に見えているのは、今の子どもの姿。
子ども自身には、その先に続いていく人生があります。
子どもの人生は、親にはわかりません。
わからないからこそ、子どもを信頼して任せてみる。
親の価値観を手放すことは、
子どもを放っておくことではありません。
子どもが自分の人生を歩む力を信じることなのです。
お子さんを信頼できますように![]()
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