子どもが停滞していると、
「何を考えているのかしら?」
「どうしたいと思っているのかしら?」
と、子どもの本音を知りたいと思う
親御さんが多くいらっしゃいます。
現実は、子どもから本音を聞き出そうとすると、
子どもは警戒して話さなくなります。
そのうちに親を避け、
顔を合わせることさえ減っていくことがあります。
では、本音はどんな人になら話せるのでしょう?
本音は、誰にでも話せるものではありません。
否定する人、責めてくる人、
すぐにアドバイスをする人には、
話したい氣持ちになりません。
「こんなことを言っても大丈夫」
「どんなことを話しても受け止めてもらえる」
「最後まで聴いてもらえる」
そう感じられる人なら、本音を話せるのです。
子どもの氣力が上がると、
少しずつできることが増えていきます。
氣力がほとんどない時は、
何も考えられないことがあります。
少し氣力が出てくると、
今、目の前にある「できること」に
取り組むようになります。
たとえば、
シンクに食器を下げる
ペットボトルを洗っておく
ゴミを捨てる
スイッチを切る
頼まれたことをやる
などです。
さらに氣力が上がってくると、
・食べたいものを作って食べる
・使った鍋やフライパンを洗っておく
など、自分のことを
自分で考えて動くようになります。
この段階で、外に出る子もいれば、
まだ外に出ない子もいます。
最初から外出する子もいます。
「外に出れば状況が変わる」と
期待される親御さんも多いのですが、
外に出るかどうかは、
子どもの心の状態によるものです。
外に出ることだけを変化にしないでほしいと思っています。
心を閉ざしている時は、
外からの刺激を受け取ることが難しいものです。
心を開き始めると、不思議なことに
人との出会いや、興味をもつことが生まれてきます。
「外に出てほしい」と思った時には、
「外に出ることで、
私は何を期待しているのかしら?」
「外に出ないと、何が心配なのかしら?」
と、自分の心と向き合ってみることが大切です。
子どもの変化を
「外に出る」という行動だけで見ていると、
心の中で起きている変化を見落としてしまいます。
子どもは、氣力が戻ってくるにつれて、
自分のペースで心を開き、
自分の中にある想いを少しずつ言葉に
するようになっていきます。
そして、ある時、
「もう社会ではやっていけないんだ」
「みんなと同じにはできないんだ」
「何をしていいのかわからない」
など、それまで言えなかった本音を
話し始めることがあります。
これは、「何を言っても受け止めてもらえる」と
感じられるようになったからこそ出てくる言葉です。
一方で、親が自分の本音を隠し、
当たり障りのないように
子どもと関わっていると、
親子の会話は曖昧になっていきます。
「こんなことを言ったら、
子どもはどう思うかしら?」
そのような不安があるなら、
まずはその不安と向き合います。
自分の心を調えてから、
子どもに声をかける。
そうすると、子どもの反応を氣にして
言葉を選ぶのではなく、
自分の本音を大切にしながら
子どもと関われるようになります。
親だって本音を聴いてもらえると安心するように、
子どもも自分の本音を聴いてもらえると安心します。
本音を話しても大丈夫。
どんな氣持ちも受け止めてもらえる。
そう感じられる関係ができると、
子どもは少しずつ心の内を
話してくれるようになります。
子どもの本音を聴きたいと思うなら、
まず自分が本音で生きること。
親が自分の心を大切にし、
心をスッキリさせて過ごすことが、
子どもは本音を話せるようになります![]()
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