「話を聴く」ことは、
お互いを分かり合うために、
とても大切なことです。
ところが、
「子どもの話をしっかり聴いているかな?」
と振り返ってみると、
意外と自分の考えをはさみながら
聞いていることに氣づきます。
たとえば、
他のことを考えながら聞く
「それは〇、これは×」と判断しながら聞く
自分の価値観で評価しながら聞く
「きっとこう思っているんだろう」と想像しながら聞く
「どう答えようか」と考えながら聞く
このような状態では、
子どもの話を聴くことよりも、
自分の中の考えに意識が向いています。
話している子どもは、
その様子を敏感に感じ取ります。
「ちゃんとわかろうとしてくれている」
「自分の話を大切に聴いてくれている」
そんな安心感があると、
子どもは少しずつ心を開き、
自分の気持ちや考えを話しやすくなります。
反対に、親が「聞いているつもり」でも、
子どもの言葉を判断したり、
答えを考えたりしていると、
子どもは「自分のことをわかってもらえていない」と感じ、
反発につながることがあります。
親としては一生懸命聞いているからこそ、
「どうして伝わらないの?」と戸惑います。
そこで、ハーモニーでは、
ご自身の聴き方を知っていただくために、
実際の会話を書いていただくことがあります。
ところが今度は、
「会話を覚えておかなくちゃ」
と意識することで、
子どもの話を集中して聴くことから、
少し離れてしまうことがあります。
大切なのは、会話を覚えることではありません。
子どもの話を、そのまま聴くこと。
まずは、それだけで十分です。
子どもが自分の価値観とは
違うことを話したとしても、
「この子は、そう思っているんだな」
と、そのまま受け止めます。
親と子どもの考え方が違っていても大丈夫です。
その場では、子どもの世界を
知るような氣持ちで、
目の前の子どもの話に意識を向けます。
そして、話が終わった後に
自分の中で氣になることが出てきたら、
その時に自分の氣持ちと向き合えばいいのです。
「そのまま聴く」に慣れるまでは、
とにかく聴いてみましょう。
子どもの話を聴く。
子どもの感じていることを知る。
子どもの考えを、そのまま受け止める。
それを重ねていくと、子どもは
「お母さんは、僕の話を聴いてくれる」
「お父さんには、自分のことを話していいんだ」
と感じるようになります。
そこから、親子の信頼関係が少しずつ育っていきます。
そして、子どもが心を開いて話してくれる。
親も子どものことを知ることができる。
「そう思っていたんだね」
「そんなふうに感じていたんだね」
と、お互いの心が近づいていく。
しっかり聴くことで、
分かり合える素敵な時間が始まります。
「聴く」は、親子の信頼関係を育てる、
とてもあたたかな関わりです![]()
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