せかいあちこちたびだより -9ページ目

ずっと行きたかった国

どうも!
出発前に買ってそのままほったらかしにしていた株。
さっき久々に株価をチェックしたら何があったか連日ストップ安の大暴落。
今日はやけ酒決定です。




ところでところで。
みなさま長倉洋海という人をご存知ですか?
世界の紛争地に暮らす人々を撮り続けているフォトジャーナリストです。
私の一番好きな写真家でもあります。
彼の撮る写真や文章から伝わってくる優しさや温かい視線が大好きで、
何度写真展や講演に足を運んだことか。
何度写真集や著書を読み返したことか。


その長倉さんがメインのフィールドにしているのがアフガニスタンとエル・サルバドル。
いつかこの2国には行ってみたいと思っていて、アフガニスタンは念願かなって4年ほど前に訪れることができたのですが、エル・サルバドルはその地理的なこともあり(遠い!)、なかなか来ることができずにいました。



が。


とうとうやってきました!!



エル・サルバドール!!!




入国してから3日目。
まだ少しの時間しかたっていないけれど、
人々の明るさや心優しさ、さりげない心遣いが感じられる国です。


ニカラグアと同じく、もしかしたらそれ以上に血生臭い歴史を持つこの国。
しかもたった10年前に内戦が終わったばかりのこの国。


そんなに長い時間は過ごせないかもしれないけど、
限られた時間の中で、
できるだけ沢山の人と出会って、
できるだけ沢山のものを見て、
できるだけこの国のことを知りたいと思っています。



いや~、それにしてもようやく来たなあ。

いまちょっとコウフン気味です( ´艸`)

戦後20年

どうも!
旅を始めて7ヵ月。いい加減ユミエとも話すことがなくなってきました。
そもそも友達歴20数年、お互い知らないこともそんなになく、スタートから倦怠期気味ではあったのですが。
ちなみに昨日一番盛り上がった話題は、蚊に刺された後の皮膚の腫れ方についてでした。
会話の所要時間約3分。そんなもんです。




さてさて。

ニカラグアといえば内戦の国、というのがわたしの中にあったイメージ。
アメリカの傀儡だった政府に対して、真の独立を求めて立ち上がったFSNL(サンディニスタ民族解放戦線)。
最後の激しい内戦があったのが1970年代後半から。
つまりこの国では私達と同じ世代以上の人達はみんな戦争を経験しているのです。

激戦区だったのはFSNLの拠点があった西部の街々。
レオン・エステリという、未だにFSNLがオフィスを構える2つの町に行ってきました。
どちらも戦争の傷跡があからさまな様子は無く、
人々も他の町と変わらず明るく人なつっこい。
が。
あちこちにFNSLのシンボルカラー・赤黒二色の旗が掲げられ、
電柱や壁もこの色にペイントされている。のを見ると、
やっぱりここが激戦地であっただろうことは想像できる。
どちらの町にも革命英雄記念館なるものがあり、
そこには革命に命を捧げた人々のポートレイトがかざられてある。
写真に写っているのは青年ばかりではない。
まだ10才位にしかみえない少年
制服を着ていれば今その辺を歩いていてもおかしくないような少女
この全員が反・アメリカのイデオロギーを胸に戦い、死んでいった。
それもたった20年前の話。
私が日本で鬼ごっこやらママチャリレースに夢中だったころ。
この国では同じ年の少年が銃を持って戦っていた。
遠い世界の遠い話と思っていたけど、ここに来てみると、かざられた写真1枚1枚が強烈な何かを伝えようとしてくるように感じられる。
世界にはまだまだ知らなきゃいけないことが沢山あるなあと思う。


そんなことを思いながらニカラグア最後の夜、近くの酒場でビールを飲み、
流れで隣に座っていたニカラグア人青年2人となにかの弾みで会話を交わし、
一緒に飲もう!ということに。
全部の国で全部の酒を飲む、ということをこの旅の目標に掲げている私ですが、
この国でまだ飲んでいなかったラム、名前をFLOR DE CAÑA。
訳すと´´さとうきびの華``。
なんて響きのいい名前!
なかなか手に入りにくいんだけど、この青年達がササっと入手してくれて。
とことん人の好い彼らとこの´´さとうきびの華``を飲みながら、夜はふけていくのでした。

最後の最後までいい印象をあたえてくれたニカラグアの人々。
背負っている過去の暗さを理解できるほど長くはいられなかったけど、
心優しく穏やかなこの国の人達がずっと幸せに暮らせますように。




スマイル


どうも!

キャノピーツアーのせいで腹筋が筋肉痛です。

つらいけれど、この厚い脂肪の下にもちゃんと腹筋が存在してると確認できてよかったです。



昨日到着したニカラグア。

内戦のイメージもあってか、なんとなく暗い国だろうな、って思ってた。

他の旅行者も「特段何もない所だったよ~」(中米全般何もないって言う人多いんだけど…)って言ってたし。

北上するには通らなきゃいけない国だから行くけど、さらりと通り抜けるつもりでいた。


でも予想は裏切られた。

もちろん良い意味で。


今いるグラナダ、ニカラグアの古都であり、この地味~な国の中ではトップの観光地。

とは言っても下町風ののんびりとした田舎町であります。

昼から舗道に張り出したテーブルでビールを飲んでいても何も言われないユルーイふんいき。

何十年もかわっていないんだろうな、という感じの街並み。

カラリと晴れ渡るサワヤカな青空。

いいね、いいね。


市場は迷路のように入り組んでいて、週末だからか子供の姿がやたら目につく。

お母さんと一緒に買い物に来ている子供。

市場で働くお母さんの手伝いをしている子供。

目があって「オラ」って声を掛けると、はにかんだ笑顔を浮かべながら手を振ってくる。

カワイイ!!(´∀`)

今までの国の子供達って、珍しいものをみるような目でじーーっと見つめてきて、

声を掛けてもすぐ隠れちゃったりだったから。

大人も子供も人なつっこいこの国の人々。

なんだかもうすごく好きになりそうだよ。


この先それだけの笑顔に会えるのか、楽しみです。








森森森


どうも!

サルセロという町で、こんな庭木を見つけました。


踊る庭木


ガチャピン風な庭木




中米のスイスと呼ばれるコスタリカ。

残念ながらスイスには行ったことがないのでどのあたりがスイスなのか。

皆目見当がつきませんが、なんとなく先進国だなあ、って感じはします-。

この国の主都-サンホセを出て、現在モンテベルデという国立公園にいます。

この国、とにかく緑が豊富。

森の中にポツリポツリと町や村があるといった感じ。

バスでどこを走っても、車窓に広がるのは緑一色。

常に気分は森林浴、マイナスイオンはあびすぎなんでないの?

なんな国の国立公園ともなるとそれはもう。

どこを見ても目に優しい色づかいなわけで。


今日はここで人気のアトラクション、キャノピーツアーに行ってきました。

深い森の中、木から木へと張り巡らされたケーブルを、

体にくくりつけた滑車を使って生身で滑べりまくるこのツアー。

こんな感じ~


ケーブルは全部で16本。

高さ120メートルのケーブルあり、

傾斜がきつく、めちゃくちゃスピードの出るケーブルあり、

上から真下に降りる(っていうより落ちる)ケーブルあり。

きわめつけはミニバンジージャンプ。

高さはそんなにないんだけど、森に飛びこんでいくのはかなりの勇気。

「ちょっと待って、心の準備がまだ。。。」って、

言い終わらない内にスタッフにつき落とされ、心停止一歩手前の状態を経験。

欝蒼とした森。

姿は見えなかったけど、鳥や虫の声があちこちから聴こえてくる。

これ、かなりお勧めです。

ここ行く機会のある人はゼヒ!!





明日の早朝、コスタリカを発って、隣国・ニカラグアへ向かいます。

ではではまた!



散髪


どうも!

前回パナマの避暑地に行くって書いたけれども、その避暑地がどこで避暑すればいいの?

というくらい蒸し暑く。

パナマには見切りをつけ、二日前にコスタリカに入国しました。



旅を始めてかれこれ7ヶ月。

体は痩せも太りもしてないけれど、唯一変化を見せているのが

一度は自分で切ってみたものの、ちょっとこれは・・・という仕上がりに。

その状態のまま伸び放題に伸びっぱなし。

いいかげん収集のつかないところまできてしまいました。


どうするこの髪・・・

選択。

自分で切る

ユミエに切ってもらう

美容院に行く



もうすでに数週間どうするか悩んでいたのですが、思い切って決めました。


美容院に行く!!



言葉が通じないとか関係ない。

美容師さんがおばちゃんだとか関係ない。

シャンプーとかしてくれないとか関係ない。

とにかく切ってくれればそれでよい。



コスタリカの首都・サンホセ郊外にあるサンペドロショッピングモール。

おしゃれなお店が並ぶこのショッピングセンター内にその美容室を見つけました。

「HONG KONG」という名のその店、従業員は全員コスタリカ人の様なので、

多分オーナーが香港の人なのでしょう。(誰でもできる推測だけど・・・)

勇気を持って踏み込んで、鏡の前に座らされ。

愛想のよいおばちゃん、鏡越しに尋ねます。

「どのように?」

私「3センチ切ってください。毛先はすいて。」

注文以上。

オッケー、とシュシュッと霧吹きで髪をぬらし、早速はさみを入れるおばちゃん。

躊躇も何も見られぬプロフェッショナルな鋏さばき。

良く言えばダイナミックに、

正確に言うとおおざっぱに。

見る見る短くなってゆく私の髪。


世間話を二言三言交わしている間にはい終了。

え?もう終わり?

15分位しかたってない気がするけどもう終わり?

髪ぬれてるけど乾かさないでもう終わり?


そんなわけで若干髪は湿ったまま店を後にしたんだけど。

で、肝心の仕上がりはというと、心配していた「パッツン」にはならず、

まあ散髪料金500円だと思うといいんじゃない?というところ。

自分でやるよりはいいんじゃない?

ユミエにやってもらうよりはいいんじゃない?

意外に満足。本当に意外。


これでしばらくは髪周りの心配はせず過ごせそうです。












世界の交差点


どうも!

昨日、多分çもっちに来て初めて、一度もチナとかチンチョンチャンとか言われない1日をすごしました。

非常に心穏やかな感じでした。


さてさてパナマシテイ。

今日で4日目ですが、この街一言で現すと、


アツイイ!!!!!!!!!!!!!!



もう1日にユミエと交す会話の半分以上が


暑いね。

うん、暑いね。


という位、もうとにかく暑い。

よってビールを 飲んで少しでも体内温度をさげようと 日々努力しているわけです。




いい勢いで飲んでますが、これまだ午前中。



で、なにはともあれ運河を見なくては、と 炎天下、いってきました。



こんな運河を

こんな船が通っていく。



。。。わかりにくい


これはもう、現物みないとなにがなんだかよくわからないと思うので、そういうことで。



パナマシテイ旧市街は世界遺産に も登録された街並みが続く。

って、なんだかç多くない?世界遺産。

今回の旅行でもう10以上は確実に見たんだけど。


カテドラル(大聖堂)


青空床屋もあり


花もきれいだったりする



立ち 寄った教会に健康と仕事の神様がいたので、ロウソク買って、みんなの分もお祈りしてきました。




とにかく暑くてやってらんないので、今夜の夜行でパナマ北部の避暑地・ダビに向かいます。



追伸

プレバー店長各位 ・ このまち、世界中のビールが購入可能な素晴らしいところです、もちろんネスも売っているのですが、なーんと本約60円!缶だから飲まなかったけど…










心がわり


どうも!

1週間泊まってようやく確信しました。

今滞在中のホテル、現地人にとってのラブホのようです。

どうりで他の客、カップルばっかりだと思ったよ。

明らかに不思議な存在の私達2人。



で、この前の時、次はコスタリカに飛ぶ、みたいなことを書いたけど。

でも気が変わりました。

やっぱりパナマに行きます。

パナマといえば運河。

運河といえばパナマ。

外に知識はありませんが何か?


ちなみにフライトは5時間後。

どんな国なのかな~。


では!

カリブをのぞむ街


どうも!

今日もアニメの話ですが、こっちではドラエモンも人気があります。

ドラエモンの声が大山しのぶじゃないだけでも違和感なのに、

しずかちゃんがのびたのことを、ノビタと呼び捨てにするのもミョーにひっかかる。

そんな今日この頃です。



さてさてカルタヘナ。

現在滞在中の世界遺産にも登録されているカリブ海に面した街です。

ここの旧市街は城壁に囲まれていて、、その街並みがとっても美しく。







どこの通りを見ても絵になる街並み。

で、ここ、夜がまたいいんだな~。






花火も上がったし!!


観光用の馬車もいる。

いや~、馬車はね~、ちょっとね~、って話てたんだけど。






結局乗ったo(_ _*)o


意外と楽しく、オトナゲなくはしゃぎました。




そんなわけでカルタヘナも今日で5日目。

数日後には飛行機に乗り、中米はコスタリカに向かいます。

南米大陸ともとうとうお別れだ!!




刺身と酒の日々


どうも!

南米ではドラゴンボールが大人気で、アニメでも放映されています。

悟空はゴクウ、海王様はカイオウサマと訳されているのに、なぜピッコロだけはセニョール・ピッコロとスペイン風なのか。

謎です。



今現在、コロンビアの北のはじ、カルタヘナという街にいるのですが、

ここに来る前、タガンガという小さな小さな漁村に1週間ほど滞在しました。







タガンガ。

何もない、静かな村。

ここに来た目的はただ一つ。

それは…


刺身!!



ここではフレッシュな魚が購入可。

ちょっと奮発してキッチン付の部屋をとり、毎日毎食刺身ザンマイ、

暑いことを言い訳に昼からビールザンマイと、堕落の極み的生活を送りました。

カリでキッコーマンの醤油買っといてよかった!

えらいよキッコーマン!

これがあるだけで一気に日本気分が味わえるスグレモノ。


食べた魚はマグロ、ブリ(みたいな魚)、鯛(みたいな味の魚)、脂ののりまくった鯵の味がする魚などなど。

毎日このおっちゃんから魚を買って。




ホントに何もせず過ぎさった1週間。
旅の疲れを癒すには、たまにはこんなのもいいなあと思ったタガンガ滞在でした。

疲れがあるなしは別として(^_^;)

塩の大聖堂


どうも!

その後目は順調、2人とも気分的には2、0位見えてる感じです。

字を覚えたての子供のように、むやみやたらと遠くの文字を読みたくなります。



で、コロンビアの主都ボゴタでの最終観光日、北へ約50kmのシパキラという町へ行ってきました。

ここにはナント、広さ8000平方kmもある塩の洞窟があって、その内部は聖堂になっているのです。


そんな説明読んでも、ふーん。広いんだね~、

位の感想しかもたず、あまり期待しってなかったんだけど。。。



これがもう素晴らしかった!!!



そのスケールもさることながら、随所に造られたチャペルひとつひとつが重々しいというか。

物理的な重厚感と人々の信仰心が伝わってくるような迫力。

蒼い光にライトアップされてアヤシク輝く壁、天井、床、全てを覆いつくす塩。

久しぶりの鳥肌体験でした((>д<))



写真ではきっとうまく伝わりそうにないんだけど。。。









まあとにかくすごかったわけよ。

これ見ただけでもコロンビアに来たかいがあったなあ。




というわけで。

現在世界遺産にも登録されているコロンビアの古都:、カルタヘナに滞在中です。