第486話

こんにちは
菊水千鳳です

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 先日、神田神社(明神)でお会いした平将門さんに、
鶴岡八幡宮の《平家池》に、未だ閉じ込められているかもしれない、残りの平家の身を解放させ、心穏やかに自由の身になれるようにお力添えをしていただけないかをお願いしました。

将門さんはその場でオッケーの返事をしてくださいました。

そこで、鶴岡八幡宮にお伺いする日程が決まったので、部屋に将門さんをお呼び出しして、改めて平家を解放するのに、ひと役かってもらえないかをお願いしてみることにしました。

念を凝らし、集中すると、将門さんが目の前に現れました。


平将門さん
【 源氏と平家の和睦とな…

史上最大の物語が生じると良いな
こちらとて またと無き良き機会
(ワシのほうとしては)頃合いを見計らってからにしよう(=力添えをしよう)】

『えっ?つまり、俺達や他の協力者の方々(読者の方々)が手を尽くした後に、将門さんが力を貸してくださるということでしょうか?』


将門さん
【 できればその方が良いかと…
頃合いをみてからとしよう】

『ではご協力のほど、宜しくお願いします』


将門さん
【 ごもっとも 】

こうして、将門さんは神田神社(明神)へと一旦 戻られました。


その数十分後…
源頼朝さんが部屋に現れました。 

よく視ると、
頼朝さんが幾人かを先導して現れました。
頼朝さんの優しい顔…

『ん?どなたかを連れてきたのかな?』

それは平家の子供達でした。恐らく、《平家池》から未だに出られないでいる平家の落武者達、の子供達なのか、 或いは《平家池》でなく、別の土地からかもしれませんが…。

子供達は正座しています。
武士道らしく礼儀正しくしっかりしてる…。 
武士の誇りを表現していました…。

ここで、かつて《平家池》を造営した時の張本人、北条政子さんが現れました。


北条政子さん
【 傷つけてきたことを深くお詫び申し上げます 
何卒お許しのほどを】
と…、 
誰に向かって仰られているのかと思いきや、子供達の右横に母君達が同じく正座していました。

俺に向かい、
母君達
【 魂の囚われから解放させてください 
我が子達の父上を説得させてください
武士の誇りを十二分に発揮する時が来たのです】
と。


頼朝さん
【(源氏と平家の)住み分けが必要になる】

『なるほど…源氏は源氏、平家は平家のエリアがあるべきだと?』


頼朝さん
【 宿とすべき対象の違いじゃ】

『なるほど、拠点とすべく場所ですね』


頼朝さん
【 ワシらにはワシらなりの場所がある 
住む場所 赴く場所は
ほぼ決まっておる 
平家はそこで力を発揮すればいい
拠点とは無くてはならぬ場所であり おのおの顔を合わせ指揮を高めたりもできるからの】

さらに、
頼朝さん
【 歩み寄らねばならんためには導く者を必要とする】

『なんか壮大ですね』


頼朝さん
【 豊かな国となるためには
大きな力が必要となっていく 
(和睦を)拒むものは仕方ないにしても こうした勢力がひとつになれば
また新たな力となる

再起をかけた熱き想いが今日から力となって行くだろう】


政子さん
【 ご無事でいらすことを 

共に参りましょう 
(私達も)今日まで取り組んで参りました】

『源氏の皆さんは、最近まで源氏の《優位性》を主張していましたから、時代の流れと共にその優位性を無くすことが不可欠だと思ったりもします』


ここで、
将門さん(再びいらした)
【 うむ 待ち焦がれたこの度の施術 元に復活させてやることが何よりも望むことぞ 
新しい道を開き 希望的溢れる機会をつかんでいただきたく 
力を有したもの達の集い
気の召すまで取り行おうぞ

じゃが決めるのはワシではない
よって 期待に伴なわなきことあるやもしれん
ことに精一杯 執り行おうとしよう】

さらに
将門さん 
【 立ち会い話し合いが先決となろう
花を咲かせてあげよう

人 何らかの希望を持たねばならぬ
いかなるときにさえ
望みはある

すなわち「天」という希望が

日差しが照るのと同様にして 
(「天」は) 人の望むを繋ぐ架け橋となり 
死後においても同じである】

『「天」とは天界の天だけでなく、月や太陽の力でもありますね?
あ!(平家池に)お伺いする日は満月(の翌日)だった!完璧だ!』


将門
【 心置きなく参ろう

もう戦いの時代は終わったのだから
優位性など主張すべきではない

その通り
今の言葉 忘れんように

よくきっかけを作ってくれた

(俺の耳元で)いいやつじゃな ソナタらは】

こうして、将門さんは帰られました。

とりあえず将門さんは、俺達の様子を見てからサポートしてくださるようなニュアンスのようでしたが…。
先ずは自分達でできることを精一杯やることにしました。

このあと、
頼朝さん
【(鎌倉に来てもらえるのが) 一体いつになることかと思っておったぞ

世に渡れるとき 各々の強さ 誇りを持ちつつも やるせぬ内なる思い 締め出ださねばなるぬとき

これまでの経緯 刹那…
共に手を取り合える仲になれば良いな…】

『頼朝さんは最初は平家に対し優位性を保ちたいと仰いましたね?それはどうなのか疑問です。
戦いは終わって800年以上が過ぎたわけだし…
あー、でも、住み分けなどをしないとまだ平家サイドを信用できないってのはありますかね? 
平家が解放されれば再び戦乱が巻き起こるのでは?、と危惧しているのですよね?』


頼朝さん
【 手強かったからのう💦】


こうして、皆様一同、各々の想いを抱いたまま帰られました。


このあと、俺は一人 部屋で《平家池》に向かい、癒しのエネルギーを可能な限り送りました。


次回、いざ鎌倉へ!


《平家池》に縛られていた平家の魂が遂に完全解放なるか?

続く


《平家池》関連の過去日記はこちらからもご参照できます。