■表記

河上麻須、河上麻須良、川上眞稚など


■概要
丹後国熊野郡(現在の京丹後市久美浜町)を拠点とした人物(神)。衆良神社(記事未作成)の辺りに居住していたかと考えられています。
「丹後国舊事記」には「開化・崇神・垂仁の三朝 熊野郡川上庄須郎の里に館を造る 丹波道主命は麻須良女を娶る」とあります。道主命と麻須郎女との間には三女一男が生まれています。そして長女である日葉酢媛が垂仁天皇の後宮に入ります。その間に生まれた皇子が景行天皇となるので、朝廷とは外戚となります。
なお次女以下の真砥野媛命、弟比売命、朝廷別王が生まれ、次女と三女も垂仁天皇の妃となっています。
「勘注系図」によると志理都彦命の御子、十四世として登場します。ところが時代的に合わず、もう五世ほど遡る必要があるのではないかと思っています。


■祀られる社(参拝済み社のみ)

※関連社(参拝済み社のみ)

熊野神社(甲山)