衆良神社
(すらじんじゃ)


丹後国熊野郡
京都府京丹後市久美浜町須田
(P無し)


■延喜式神名帳
衆良神社の比定社

■祭神


「天王谷」と呼ばれる地に鎮座。広域には「王家の谷」と呼ばれるらしく、これは丹波道主王を始め、そこに嫁いだ川上摩須神の娘 川上摩須郎女、そのまた娘で垂仁天皇に嫁いだ日葉酢媛、そして川上摩須神らを含めてのことかと思います。近くには川上摩須の住居跡とされる史跡も(現地未確認)。周辺には古墳も多く、一族が居住していたのであろうかと。なお「天王谷」は牛頭天王(スサノオ神)のことかと思われます。かつては相殿に牛頭天王宮が祀られていたとか。
創建は垂仁天皇の御代とされています。また当社名を「衆良(もろよし)」と読むとする「熊野郡誌」に対し、「丹後国式内神社取調帳」はその読みをきっぱりと比定し「衆良(すら)」と読むとしています。

※写真は2017年10月撮影のものです。


ここから長い参道が続きます。車はこの参道の手前に寄せて停めました。


参拝当時は部分的に滑落していました。