「光る君へ」(第6回・二人の才女)。

これほど競い、また身内での抗争があ

っただろうか。

 

ときは寛和元(985)年。

宮廷での帝の座に誰が?を巡り貴族の

実権争いが、渦巻く陰謀と策略の中で

季節は移りゆき、時代が流れてゆく。

いろいろあるライバル。

 

父(為時)とまひろ

まひろは「もっと源(左大臣・)と、

がっていく方がよい」と父に言い、

左大臣の屋敷にゆくことにする。

 

父(兼時)と道長

佐大臣の娘(倫子)はどうじゃ。

血筋はいいし富をもっている。

道隆(嫡男)の泥をかぶる者がいる

が、

その(我が家の)道具となるのが、

道兼(二男)じゃ。

「父のためならためらい無い!」

と、左大臣家での漢字合せにゆく。

道兼「左大臣家に婿入せよ、年上

は味がある!」と念を押す。

 

道長と道兼(影「闇」)

道兼(二男)と三男の道長。

道兼は態度が大きいなと、道長に

「影は同じ方を向いており、一族

の闇だ」と云ふ。

 

紫式部と清少納言「二人の才女」

若き頃のふたり、まひろとききょう

うは、初めて出逢う。

「蜻蛉日記」の歌の意味、ひとり寝

の寂しさをかくが、本当は自慢話

であるのに、寂しいという方が強

く感じる歌になっている。となる。

 

まひろと倫子

「もう少し肩の力を抜いたら」に

まひろは、「幼い頃からで、楽に生

きるのが苦手」に「そう、書物が苦

手、苦手は、苦手」と応える。

 

 

源倫子(黒木華) 赤染衛門(風稀かなめ) まひろ(吉高由里子)

 

まひろと山楽の男 

山楽の男は、まひろに五節の舞姫

の噺は所詮、貴族のたわごとよ。

下々の者は、笑ってこそ、

おかしきことこそめでたけれ。

と云ふ。が、山楽の男はまひろに

どうも好意をもっているようだ。

 

藤原義懐・惟成 

花山天皇の妃の叔父・義懐、乳母

子・藤原惟成は、四条宮での宴に

若い公達らを招待する。

 

 

藤原義懐(高橋光臣)邸の宴

 

花山天皇と藤原忯子

弘徽殿の花山天皇・女房(忯子)が

子を生まないように謀った父・兼家。

 

 

花山天皇(本郷奏多)と忯子(井上咲楽)

 

道隆と道長

四条宮での宴に

若い公達らを招待するが、道長が

呼ばれてないことを知る。

道隆は道長と策を練る。

父なら若い公達を力で伏せるが、こ

れに若者は不満をもつので、父には

報せず、懐柔させるのがよい。それ

に歌は詠み人の心の内が読め、漢詩

の歌会を道隆邸で持つことになる。

 

 

藤原道隆(井浦新) 妻・高階貴子(板谷由夏)  道長(柄本佑)

 

詮子と左大臣

兼家の娘・詮子は左大臣雅信を呼び

つける。先帝が退位したのは、父が

毒をもりつけたことを知っているは

ず、(あとにひけないようにし)父

なら何時、娘(私)・懐仁を殺すか

も知れぬ。(さもなくばと…)と違

う力を持ちたいと、左大臣に「東宮

さまを支えたい」と言わし、策を講

じる。

 

 

円融天皇女御藤原詮子(兼家・娘)と左大臣源雅信(増岡徹)

 

清原元輔と藤原為時

清原元輔と藤原為時は、娘同伴の

なか、右大臣家にての漢詩の会で

久しぶりに再会する。

 

 

ききょう(ファーストサマーウイカ) 清原元輔(大森博史)

 

漢詩の会(道隆邸)

右大臣家の道隆邸の漢詩の会に一同

集まる。題は「酒」。

 

 

右大臣家道隆邸(漢詩の会)

 

4人が順に漢詩「酒」を詠む。

藤原行成。

花の前できみ、…あえて

藤原斎信。

人生の3分の1…むなしく

藤原公任

明石の…唐の治世…すべて

藤原道長

まひろを菊にかけて…恋慕う

歌を詠む。

こうして道隆は、若い公達に、「

その想いが叶うように、帝を支え

導いていこう」と告げる。

 

 

「光る君へ」➅(二人の才女)

藤原為時一家

父・藤原為時    :岸谷五朗

母・藤原ちゃは   :国仲涼子

まひろ(のち紫式部):吉高由里子

弟・藤原惟規    :高杉真宙

藤原宣孝      :佐々木庫之助

(のち紫式部の夫)

 

右大臣藤原兼家(一族)

藤原兼家   :段田安則

妻・時姫   :三石琴乃

 

一男・藤原道隆:井浦新

道隆妻・高階貴子:板谷由夏

娘・定子(のち一条天皇の中宮)

 

二男・藤原道兼:玉置玲央

妻・兼家の妹藤原繁子:山田ミヌヲ

 

五男(三郎)藤原道長:柄本佑

 道長の長女・藤原彰子:見上愛

 一条天皇妃

 

三女・藤原詮子(円融天皇・女御)

一条天皇(諱:懐仁・やすひと7歳

即位)の母

 

超子:冷泉天皇妃(三男一女産む)、

三条天皇の母、982年没

 

兼家妾・藤原寧子(財前直美)

(「蜻蛉日記」作者)

藤原道綱:上地雄輔

(道長異母兄)

 

左大臣源雅信(一族)

源(藤原)雅信   :増岡徹

妻・藤原穆子    :石野真子

源倫子       :黒木華(のち道長の妻)

(道長との娘・彰子→一条天皇妃)

赤染衛門:風稀かなめ(倫子に仕える女房)

 

天皇家

円融天皇

円融天皇    :坂東巳之助

女御・藤原詮子 :吉田羊

嫡男・懐仁親王(のち一条天皇7歳で即位)

一条天皇・妃(彰子・道長の娘)

 

花山天皇

花山天皇    :本郷奏多

藤原忯子    :井上咲楽

叔父・藤原義懐 :高橋光臣

乳母子藤原惟成 :吉田亮

 

関白・藤原頼忠(一族)

関白・藤原頼忠 :橋爪淳

娘・藤原遵子  :中村静香

 

公家・側近

藤原実資 :秋山竜次

藤原斎信 :金田哲

藤原公任 :町田啓太

藤原行成 :渡辺大知

安倍晴明 :ユースケ・サンタマリア

 

清原元輔 :大森博史

ききょう :ファーストサマーウイカ

(清少納言:一条天皇妻・定子に仕える) 

作:大石 静

 

 

 

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