Enjoy「光る君へ」

(男と女の物語)

 

光る君へ(約束の月)

平安時代、ときは貞元2(977)年。

のちの紫式部(吉高由里子)こと、

まひろ(落井実結子)は京に生を受

け、少女に成長していた。

 

まひろ(紫式部)の家族

やがて、まひろは「源氏物語」書き上

げることになるが、彼女の父である藤

原為時(岸谷五朗)は、下級貴族で和

歌や漢籍に通じる文人だったが、官吏

に登用されず、母のちゃは(国仲涼子)

や弟と共につつましい暮らしを送って

いた。

 

藤原家の三郎(のちの道長)

紫式部が出逢った三郎。

少女は藤原兼家の三男・三郎(のちの

藤原道長)と出合い再び会う約束をす

る。

 

藤原兼家

 

 

藤原兼家(段田安則)妻・時姫三石琴乃)

 

藤原兼家には正妻、娘二人、三人の息

子がいた。

姉のみさきはときの帝の妾となり、子

を産み、藤原兼家は右大臣に昇進。

長男の通孝(井浦新)は真面目、二男

の道兼(玉置玲央)は乱暴者で、三男

の三郎は物事のあらましが見える。

と藤原兼家がいう。

 

藤原為時と藤原兼家

紫式部の父・藤原為時は、藤原兼家に

スパイとして召しかかえられる。

というのは次の天皇になる親王の様子

を探らせるためだった。

 

 

まひろと弟、父・藤原為時(岸谷五朗)、母ちゃあ・(国仲涼子)

 

紫式部(母)と藤原道兼

この日、思わぬこと起こった。馬上

の藤原道兼が転げ落ちた。飛び出た

まひろを蹴り倒した。母は幼い子を

諫めてとまひろを抱いた。そのとき

走ってきた道兼は母を突き刺した。

父・藤原為時と紫式部(約束の月)

約束の日、月の光射す為時邸では。

父は、悲しみに耽る娘に、「なかっ

たものとせよ!」と説き伏せていた。

こうして紫式部は激動の運命をたどり

始める。

 

 

 

Enjoy紫式部「源氏物語」

紫式部の父・藤原為時

源氏者物語の作者紫式部の父は、左大

臣藤原雅正の三男で、中納言・藤原兼

輔の孫になる。

父・為時は藤原冬嗣六男の良房の系統

になる。

紫式部の夫・藤原宣孝

後に紫式部を妻に娶る藤原宣孝。

宣孝の父は権中納言藤原為輔の子で、

紫式部の父と同じく藤原冬嗣を父と

する兄弟の良門の系統で、藤原宣孝

と紫式部は親戚になる。

紫式部(結婚後)藤原道長

紫式部は宣孝に嫁ぎ、結婚3年後に

夫がなくなる。

その後、紫式部は藤原道長に召され、

道長の娘で妃になった一条天皇の中

宮藤原彰子に仕えて「源氏物語」を

書く。紫式部の生没年不詳。

 

「源氏物語」(紫式部)

「源氏物語」は、全編54帖の内44帖

まで光源氏を主人公に華やかな宮廷で

の恋愛模様を描く。最後の十帖は、光

源氏の子・薫君と孫・匂宮のふたりの

男性と浮舟の姫君とが織りなす悲恋の

物語を描き、これを「宇治十帖」と呼

び、宇治を舞台に橋姫にはじまり夢浮

橋で終わる。

 

「光る君へ(約束の月)①」

まひろ(のち紫式部):吉高由里子

父・藤原為時:岸谷五朗

母・藤原ちゃは:国仲涼子

 

藤原兼家   :段田安則

妻・時姫   :三石琴乃

長男・藤原道隆:井浦新

二男・藤原道兼:玉置玲央

三郎・藤原道長:柄本佑一

長女・藤詮子:吉田羊。

(円融天皇に入内。

懐仁親王(のち一条天皇)の母)

円融天皇   :坂東巳之助

藤原宣孝   :佐々木庫之助

(のち紫式部の夫)

 

 

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