光る君へ「告白」（第5回）
ときは永観二（984）年。
まほろは、病に伏していた。
まほろと祈祷（霊）
病になったまほろ。何者かが憑りつ
いている。
僧が祈祷して気を失った巫女が言う。
まほろに憑りついていた霊は母だっ
た。
祈祷師は念仏を唱え、母の霊を成仏
させ、まほろは、無事に命はとりと
めることができた。
まひろ（吉高由里子） 弟・藤原惟規（高杉真宙）
若き公家たち
宮廷の役所では、若き４人の公家の
息子たちがこれから先のことを話を
している。
藤原公任（町田啓太） 藤原行成（渡辺大知） 藤原斎信（金田哲）
父（藤原兼家）と子（道長）
右大臣藤原兼家邸では、父と息子の
道長のふたりが食事している。
兼家が言う。「内裏のしごとは、騙
し合いじゃ」と。
これに道長は「帝の志高く、在位は
長いと聞きます」という。
父は、「それで己の考えは？」と。
これに道長「帝は誰であれ変わらな
い。帝を支えているのが誰かで」と
応える。
「わかっている、筆頭に、東宮さま
」と兼家。
父（兼家）と子（道長）の想いが同
じで、相通じていた。
藤原兼家（段田安則） 藤原道長（柄本佑）
まほろ（満月の夜）
道長はまほろに手紙を送る。
受け取ったまほろ。
道長と満月の夜に逢おうと返書。
藤原兼家と安倍晴明（陰陽師）
弘徽殿の女房が懐妊と聞き、安倍
晴明を呼び出した。晴明、驚く。
「それは我が命を削ることになり
…」と言う。
兼家、「この国の未来は我らが担
う」と告げ、簾の奥の人物を見る
晴明。
藤原兼家（段田安則）と安倍晴明（ユースケ・サンタマリア）
まほろと道長
まほろは、涙一杯に語った。
舞姫で倒れたのは、あなたの隣に
座っていた、母を殺した道兼。
三郎は恨まないが、生涯のろう！
あのとき、三郎に急いで逢おうと
しなかったら…。
藤原道長と道兼
道長は屋敷に戻り、道兼を殴り倒
した。道兼悔し涙で、お前に幼い
頃ぶっ倒したとき、「弱き者を」
と口答えしたが、あれがなかった
ら…。
一族の不始末を、（そのとき知っ
た者を闇にほうむることを）何も
かももみ消した！父上が。あのよ
うなことは、お前のせいだ…。
このとき藤原一族の長・兼家は、
「道長に、こんな熱き心があると
は」と、「今日は良い日じゃ！」
と満悦に言う。
まひろ（満月の夜）
一方、満月の夜。
まひろは、道長と別れ、家に戻り
父の胸の中で泣いていた。
次回➅「二人の才女」につづく。
「光る君へ」⑤（告白）
藤原為時一家
父・藤原為時 ：岸谷五朗
母・藤原ちゃは ：国仲涼子
まひろ（のち紫式部）：吉高由里子
弟・藤原惟規 ：高杉真宙
藤原宣孝 ：佐々木庫之助
（のち紫式部の夫）
右大臣藤原兼家（一族）
藤原兼家 ：段田安則
妻・時姫 ：三石琴乃
一男・藤原道隆：井浦新
道隆妻・高階貴子：板谷由夏
娘・定子（のち一条天皇の中宮）
二男・藤原道兼：玉置玲央
妻・兼家の妹藤原繁子：山田ミヌヲ
五男（三郎）藤原道長：柄本佑
道長の長女・藤原彰子：見上愛
一条天皇妃
三女・藤原詮子（→円融天皇・女御）
超子：冷泉天皇妃（三男一女産む）、
三条天皇の母、982年没
兼家妾・藤原寧子（財前直美）
（「蜻蛉日記」作者）
藤原道綱：上地雄輔
（道長異母兄）
左大臣藤原雅信（一族）
藤原（源）雅信 ：増岡徹
妻・藤原穆子 ：石野真子
源倫子 ：黒木華（のち道長の妻）
（道長との娘・彰子→一条天皇妃）
赤染衛門：風稀かなめ（倫子に仕える女房）
天皇家
円融天皇
円融天皇 ：坂東巳之助
女御・藤原詮子 ：吉田羊
嫡男・懐仁親王（のち一条天皇7歳で即位）
一条天皇・妃（彰子・道長の娘）
花山天皇
花山天皇 ：本郷奏多
藤原忯子 ：井上咲楽
叔父・藤原義懐 ：高橋光臣
乳母子藤原惟成 ：吉田亮
関白・藤原頼忠（一族）
関白・藤原頼忠 ：橋爪淳
娘・藤原遵子 ：中村静香
公家・側近
藤原実資 ：秋山竜次
藤原斎信 ：金田哲
藤原公任 ：町田啓太
藤原行成 ：渡辺大知
安倍晴明 ：ユースケ・サンタマリア
作：大石 静
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