チリのコルチャグア地方ワイナリーめぐりで9杯飲んだDay2

 

ぐっすり寝すぎて8時まで朝寝坊。

 

コーヒーを飲みながらゆっくり支度をして、

 

今日は再びサンティアゴの町を散策。

 

朝ごはんに何か食べたいな〜と探していると、

 

いいところに美味しそうなものを売る屋台が並んでいました。

 

 

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よしっ!ここに決まり!

 

サラミが入ったサンドイッチ。

 

ワカモレピリ辛ソース仕立てです。

 

 

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これが美味い、旨い。

 

ソースがたまらない。

 

これで2500チリペソです。(約407円)

 

 

 

 

宿からすぐ近いUniversidad de Santiago駅からEstación Central駅までの1駅間を歩いて移動。

 

 

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夫のリクエストの『Museo Nacional de Historia Natural(国立自然史博物館)』へ、

 

またくてく歩いていきます。

 

この博物館はというQuinta Normal(キンタノルマル)公園内にあります。

 

 

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2世紀をまたいで歴史を伝える博物館なんですって。

 

地震の度に改修されています。

 

2010年の地震も甚大な被害を受け、2年間の閉館を余儀なくされました。

 

『あれが地震の痕よ』とある女性がひびの入ったところを指差して教えてくれました。

 

日本人のあなただから地震の恐ろしさわかるでしょう、と言われました。

 

ちょっと胸がきゅっとなりました。

 

 

 

さあ、展示を見てみましょう。

 

入場料は無料です。

 

地球がどのように誕生したか、

 

 

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チリの地理(笑)や、歴史、

 

この国に住む動植物、人々の暮らしを知ることができます。

 

 

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アタカマ砂漠の星空はものすごくきれいと言われていますが、

 

アタカマ砂漠があるチリ北部は特に天文学のメッカみたいな地域らしいです。

 

なぜなら乾いた土地でなおかつ気流が安定しているために空が澄み切っているからなのだそうです。

 

 

 

 

うわ〜っなんと、こんなものもまでありました。

 

社会の教科書の1ページに小窓のように載っていた写真が目の前にあります!

 

 

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夫が私に一言。

 

『イースター島行けなかったけどモアイ見れたやん』と。笑

 

どうやらこれも本物らしい。

 

中学時代、角ばった鼻からモアイというあだ名がついた私。

 

モアイがモアイに会えてよかった。感慨深い。

 

 

 

そして夫と私がこの博物館で最も興奮したのが『Selk'nam(セルクナム)族』という部族。

 

Tierra del Fuego(ティエラデルフエゴ)という諸島を含む

 

アルゼンチンとチリの南部パタゴニアに住んでいた部族です。

 

日本のテレビでも取り上げられたことのあるこのセルクナム族は

 

スピリチュアルな考えを重んじます。

 

男性は成人になると体を赤、黒、白などで塗り、

 

奇妙なお面をつけて精霊に扮し、お祝いしました。

 

スペイン人による虐殺や、病気の蔓延などで急激に人口が減り、

 

なおかつ混血も進んだために、

 

間も無く途絶えてしまう(いや、もしかしたらすでに途絶えてしまったかもしれない)部族らしい。

 

 

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ウルトラマンに登場してきそうなキャラに見えてしかたないのは私だけだろうか……。

 

円谷プロダクションにぜひ紹介したいセルクナム族です。

 

 

 

 

博物館の入り口をさらに奥に入ると、くじらの骨が。

 

 

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これはサンティアゴからバスで約2時間離れた場所にある

 

Valparaiso(バルパライソ)という沿岸部で引き上げられたくじらなのだそう。

 

鉄道で運ばれたという説明が書かれていました。

 

 

 

 

そしてある文化にも驚きました。

 

スペイン領になる前は3歳になる前に亡くなる子どもが多く、

 

『生まれ変わり』のような儀式があったそうです。

 

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剥製のような処理を施していたそうなんです。

 

弔いの仕方や死生観は国や文化によって大きく異なるね。

 

 

 

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博物館を後にし、Mercado Central(中央市場)へ。

 

博物館のQuinta Normalという地下鉄の駅から、

 

市場に近いUniversidad de Chile駅に移動します。

 

サンティアゴの地下鉄の乗り方はこちら

 

 

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海鮮の宝石箱や~と言う彦摩呂さんの声が聞こえてきそうな市場です。

 

 

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そんなに大きくはないのですぐにぐるっと見て回れます。

 

あちこちにレストランや食堂があるので、

 

観光客丸出しの私たちはめちゃくちゃ客引きに合います。

 

『ウニ、カニ、アルヨ~』ってね。

 

 

 

『セビーチェとピスコサワーを無料でつけるよ、うちの店はリーズナブル!』

 

と言ったお兄ちゃんに連れられ、

 

市場の一角の食堂へ。

 

 

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地元の人が多そうで気取っていない食堂です。

 

すぐにセビーチェとピスコサワー、大量のレモンと、辛いソースが運ばれてきました。

 

何にする?おすすめは……、と手際がいい。

 

ピスコサワーで乾杯。

 

 

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うまい!これは度数が高くて甘くてクイっといきたくなる危険な感じ。

 

セビーチェをつまみにピスコサワーで一杯やりながらメニューを見ます。

 

 

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チリでは有名なアナゴを食べたかったけどなかったので、

 

オススメの『Sopa de Mariscos(海鮮スープ)』と

 

『Mariscos Curdos(生の海鮮)』をオーダー。

 

 

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スープには何種類かの貝が入っていました。

 

名前がわかるのはムール貝だけ。笑

 

でも貝のだしが効いて、美味しかった!

 

たぶん塩だけで味つけてあると思う。

 

あっさりとしていて、でも旨味があって、

 

ワイナリーツアーの翌日にはパーフェクトなチョイスのスープです。

 

そして生の海鮮が運ばれてきました。

 

スープで結構お腹がいっぱいで食べられるかなと頼んだことを後悔。

 

運んできてくれたお兄ちゃんが、

 

『レモンと塩とオリーブオイルをふってお好みの味で食べるのがこちらの食べ方だよ~』

 

と教えてくれました。どれくらいかけたらいいのか正解がわからずも、

 

なんとなくその通りにふってみます。

 

エビ、何種類もの貝が入っています。

 

一口食べます。

 

 

 

 

『んっ???』

 

 

 

 

なんか、

 

 

なんか、なんか、

 

 

なんか、なんか、なんか……

 

 

 

 

生臭い。

 

 

 

それは塩気が足りないからなのか、

 

レモンが足りないからなのか、

 

わからないんだけど、

 

これ食べたら数時間後、お腹を抱えて苦しんでいる自分が容易く想像できたので、

 

夫と顔を見合わせ、

 

『これはなんとなくだけど、やめておこう。

 

もったいないけれど、ここでお腹を壊したら……ねっ?』

 

と意見を合わせる。

 

ごめんなさい、海鮮生たち。

 

写真を撮るのも忘れたくらい衝撃だったよ。

 

今回は許しておくれ。

 

 

 

 

 

 

次に目指すはSan Cristobal(サンクリストバル)の丘。

 

下の写真の小高くなっているところが目的地です。

 

 

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市場からは歩いて丘のふもとのケーブルカーの駅まで歩きます。

 

約30分くらい歩いたかな。

 

 

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30度を超えるサンティアゴの強い日差しの下、

 

重たいカメラを背負いながら汗だくで到着しました。

 

 

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ここでチケットを買います。5分も待たずに買えました。

 

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サイクリングコースもあるので、

 

自転車で丘を上ることもできます。

 

あんまりいないかもだけど歩いて行くこともできなくはありません。

 

私たちはケーブルカーで上り、

 

ロープウェイで丘の反対側に下るというチケットを購入。

 

3550チリペソ。(約578円)

 

Funicularというのがケーブルカーで、

 

Teleféricoというのがロープウェイです。

 

ケーブルカー(またはロープウェイの)往復で同じ入場口に戻ってくることもできます。

 

上りの片道だけ購入して、歩いて下りてくるってなこともできます。

 

ケーブルカーは2台ほど見送りましたが、本数は多くすぐ乗れました。

 

頂上のマリア像があるところはOasisという駅で始発駅から3駅目です。

 

1駅目には動物園があるみたい。子連れの家族が下車していました。

 

 

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かなりの急勾配です。

 

後ろを振り返ると……。

 

 

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きれいね〜。

 

さあ頂上の駅に着きました。

 

 

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サンティアゴの町です。

 

私の住んでいるアスンシオンに比べると超大都会です。

 

スカイクレーパーとアンデス山脈の共演。

 

なんだか不思議な光景です。

 

 

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さらに上へ登って行くとマリア像があります。

 

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なんか、リオデジャネイロのコルコバードの丘に行った時のことを思い出しました。

 

 

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さあ、今度はロープウェイで違う出口に下ります。

 

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これが絶景でした。

 

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夫が何度も『モード学園や!』と騒いでいました。笑

 

10分ほど乗ってたかな。

 

圧巻の景色でした。

 

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この出口からPedro de Valdivia駅まで15分ほど歩き、

 

今度はBoquedano駅に移動します。

 

作家さんたちが作るオシャレなお土産が手に入るという

 

Patio Bellavista(地図、詳細はもっと下に書きます)へ行きました。

 

 

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アンデス地方のポンチョかわいい。

 

オシャレだね。右側の白いの特に素敵。

 

そしてラピスラズリという青い宝石もたくさん売られていました。

 

アフガニスタンとチリしか採れないと言われている宝石らしいんです。

 

青が特徴です。

 

 

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邪気や邪念を払い、幸せを運ぶ石なのだそうです。

 

そしてありましたよ、セルクナム族グッズが。

 

 

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めちゃくちゃ欲しかったけど夫に却下されました。

 

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結構お値段はります。笑

 

何か気になるのよね、この部族。

 

この施設はレストランもたくさんあるのでサンティアゴを訪れた際には一度行ってみてはいかがでしょう。

 

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今日の締めは、日本食レストラン『JAPON(ハポン)』へ。

 

お土産やさんから歩いて行けます。

 

 

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1日目の夜も日本食。

 

どれだけ刺身を恋しがっているのか伝わるでしょう。

 

サンティアゴでは日本食料理を出す一番の老舗のお店なんだそう。

 

カウンターも本格的。

 

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とってもきれいで、日本を感じさせてくれるお店です。

 

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まずはアサヒスーパードライで乾杯。

 

1年数ヶ月ぶりのアサヒです。

 

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ガツンとくる〜〜〜っ!

 

そしてお刺身とお寿司の盛り合わせをオーダー。

 

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イカ、マグロ、サーモン、貝……。

 

うれしため息が出てしまう。

 

赤身の魚はどれも油がのっていて、分厚くておいしい。

 

そしてイカのボリュームにもびっくり。

 

夫は真ん中に一直線に並んでいるまぐろとアボガドの寿司の美味さに驚いていました。

 

この盛り合わせで22,000チリペソ。(約3583円)

 

ビールのあとはお酒もいただいてしまいました。

 

 

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またしてもほろ酔いです。

 

退店したのは夜の18時すぎ。

 

まだまだ昼過ぎのように日が高いです。

 

得した気分になってしまいます。

 

明日はちょこっと移動しま〜す!

 

 

 

【  Museo Nacional de Historia Natural(国立自然史博物館) 】

 

 

 

【 Mercado Central (中央市場) 】

 

 

 

【 Cerro San Cristóbal (サンクリストバルの丘) 】

 

 

 

【 Patio Bellavista (オシャレなお土産やさんが並ぶところ) 】

 

 

 

【 JAPON 】

 

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【 2019.12.18-29 チリ&アルゼンチン旅行 】

 

【Day1】チリのサンティアゴをふらりと歩く

【Day2】サンティアゴから3時間のコルチャグアでワイナリ…

【Day3】サンティアゴの市場&ロープウェイでぶらり

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【Day8】この旅のハイライト前編、マーブルカテドラルへ

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【Day11】アルゼンチン→チリ、バイカーが憧れるアウスト…

【Day12】パタゴニアに別れを告げ、サンティアゴへ

 

 

 

 

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かどまどか  / Kado Madoka

 

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