えぇ景色を見ながら遅めの朝食を済ませ出かけます。
前日は宿から景色を眺めているだけだったので、
この日は歩いて町を散策。
サンフランシスコのような坂道が多い町だと前回紹介しました。
Ascensor（アセンソール、もともとスペイン語ではエレベーター）と
呼ばれるケーブルカーが市民や観光客の足になっています。
もちろん車でも、徒歩でも丘に上がることができます。
しかし、坂の下から見上げただけで意欲を無くすような坂道もたくさんあり、
100チリペソ（約16円）払って解決したほうが賢い。笑
上りも下りも100ペソ。
上りはアセンソールを使い、下りは徒歩でっていうのが理想的かも。
町はスペイン様式の家々が立ち並び、
家、壁、柱、至るところにペイントが施されています。
とってもアーティスティックな町です。
シャッター切りまくりたくなります。
一眼レフで撮り、ブログですぐアップできるようにiPhoneでも撮り、
夫にどれだけ忙しいんだと思われてたと思います。
夫はこの旅でまだ1枚も携帯のカメラで写真を撮っていません。
全然写真撮ってないね、と夫に聞くと、
『まどか撮ってるからいいやろ』と。笑
たまに、私のiPhoneで撮っといてと頼むと、
『アシスタントちゃうで』と突っ込まれます。
バルパライソには15本くらいのアセンソールがあります。
最も古いのは1855年にできたものなのとか。
現在は稼働されていないものもあるらしいのですが、
なるべく多くのアセンソールを乗ろうと挑んでみました。
最初に乗ったのはReina Victoria。
乗らずに次の目的地までには歩いて行けましたが、
あえてアセンソールを使いたいので、
丘を下り、上りを繰り返そうと
ホテルから丘を下るために乗ってみます。
めちゃくちゃ急や～～～～！
身を委ねて大丈夫か非常に不安。
レールにキャタピラのようにベルトが這いつくばり下りていきます。
乗車1分ちょっとくらいかな。
めちゃくちゃ怖かったです。
次の目的地はMuseo Palacio Baburizza（バブリッツァ宮殿美術館）。
ここに行くにはEl Peralというアセンソールに乗ります。
ホテルでもらった地図を頼りに行っても見つかりません。
ちょっと階段上ったところにあるのかなと思いきや、
階段はず～～っと上まで続いています。
心臓破りの坂を進んでいき、
途中猫に激励され、
それでも、もう無理～って思った頃、
頂上が見えちゃいました。
すると目の前にアセンソールの駅が。
これ丘の上の駅じゃん。
下の駅はどこにあったの？
でも自分の足で上った達成感も増し、
あとで振り返ればこの景色がバルパライソで1番キレイな景色だったように感じます。
展望台があり、ここはオススメ撮影スポットです。
観光客がたくさんいました。
宮殿は美術館になっていて、有料で入場することができます。
あいにくの曇りだったけど、
いつも晴れがいいなんて思いません。
負け惜しみだなんてことは全然なく、与えられた環境の中で楽しみをもつ余裕、大切です。
さあ、先ほど下の駅を見つけられなかったので、
どこに駅があったのか正解探しにこのアセンソールEl Peralを下りてみます。
これまた急だよね。でも景色最高です。（ここも100チリペソ）
すると、なんと通り過ぎて気付いていなかったことが判明。
さっき通ったところじゃん！
看板ないじゃんと思いきや、おしゃれすぎる鉄の錆びた茶色い看板が。
おしゃれだけど全然目立たないから看板の意味ないじゃん！
心臓が破れそうなほどの坂道を上ったのもバルパライソの旅の思い出だ。
次に目指すはCordilleraというアセンソール。
どこにあるかな～と探してるとめちゃくちゃ急な階段が。
そしてその真隣にアセンソールがありました。
でもどうやら運休中みたい。
あとで調べるとこれが1855年に建設された1番古いアセンソールなんだって。
息を切らしながら上っていく人たちが。
多くの人が途中階段の踊り場で背後に広がるいい眺めを見ながら、
息を整えていました。
『写真撮るから、この階段の中央あたりまで行ってきてよ』
と夫に頼むと考える間も無く却下され、
私が上り、夫に撮ってもらうことに。
下りてきた地元人らしいノリのいいおっちゃんが
俺たち撮ってくれ～と夫にアピールし、撮れた写真がこれ。
1番いい写真撮れたでって見てみると……
笑。
ほんまや楽しそう。
次のアセンソールは1番眺めがいいとも書かれているArtillería。
Artilleríaに向かう途中、
Plaza Echaurrenという広場やMercado Puertoを過ぎた市場から空気が変わります。
観光地から、ごちゃごちゃっとした地域にガラッと変わるので、
気を引き締めて歩いてください。
市場からアセンソールまでは徒歩数分。
5分も歩かずにArtilleríaに着きました。
他のアセンソールは100チリペソ（約16円）に対し、
ここは300チリペソ（約49円）と高いです。
海と丘、バルパライソの全体像が見られる景色です。
スペイン領時代から港町として栄えたバルパライソ。
今でも貿易港としての役割を果たしています。
さあ、歩いて坂を下りていきましょう。
前を歩いていた親子がいきなりハグし合いました。
どうしたんだろうと思うと、なんと道路にハグゾーンと書かれてあるじゃありませんか。
ほっこり場面。
遅めの昼食をとり、
次は青空美術館と呼ばれるMuseo a Cielo Abiertoへ。
Museoはこっちから見て普通に書かれているけど、
Cielo Abiertoは反対向きに書かれてる。
ここからどっち方向が青空博物館かわからず。
他の場所には看板がなかったので、どこからどこが美術館なのかわかりませんでしたが、
他の場所と同様に素敵なお家や教会、カフェ、アートがあり、
目を愉しませてくれる場所でした。
宿に帰って休憩したあと夕食へ出かけました。
Day1に食べたカスエラというスープが夫のリクエストだったので
店先でメニューを見ながら数軒探します。
するとありました。
Almacén Nacionalというレストランです。
夫はCazuela de Gallina（鳥肉のカスエラ）、
私はSopa de Congrio（アナゴのスープ）を頼みました。
アナゴはバルパライソで有名らしいんです。
2つも石焼鍋で出てきました。
ボリューム半端ないです。
カスエラは1日目に食べた方が美味しかったかも。
非常に優しい（すぎる）お味でした。
アナゴのスープはアナゴじゃなくてタラじゃない？と突っ込みたくなりましたが、
魚はプリプリしていて、トマトスープの酸味がきいていて、
それそれで美味しかったです。
これあなごじゃないよね？まっいいよ、いいよ。
白ワインと、赤ワインのグラスワインとともに。
バルパライソ最後の夜～。
できれば私のオススメは、
バルパライソは日帰りじゃなく1泊して素敵な景色を見ながら
読書したり、お茶したり、ワインを飲んだり、
ゆっくりする時間をとってほしいな。
電動自転車買って住みたい町です。
【 天国の谷、Valparaiso（バルパライソ）】
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【 2019.12.18-29 チリ&アルゼンチン旅行 】
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