マーブルカテドラルの拠点となる町、プエブロリオトランキーロ(通称プエブロトランキーロ)に昨日到着。
1番近い空港のバルマセダ空港からレンタカーを借りて4時間半で到着しました。
大問題が起きた後、バイカーのメッカと言われるアウストラル街道で絶景が見られたという波乱万丈な前日の様子はこちらから。笑
私たちが泊まった宿はCabaña Don Hugoという宿。
同じオーナーさんが経営しているツアー会社があるそうで、
宿のスタッフがツアー会社に電話をかけてくれ、
ツアー内容と金額を聞いてくれました。
その会社にはFull Mármolというマーブルカテドラルを含むロングコースのツアーと
マーブルカテドラル周辺のみを行くショートコースの
2つのオプションがありました。
(私が勝手にロング、ショートコースと名付けています)
ロングコースのFull Mármolは約2時間半のツアーで20,000チリペソ。(約3198円)
ショートコースは1時間半で10,000チリペソ。(約1599円)
せっかくここまでやって来たのでロングコースを予約しました。
めちゃくちゃスムーズに予約できちゃいました。
宿じゃなくても、湖の前にはオフィスや小さな小屋がたくさんあり、
両手で数える程、予約できるところがあります。
その場でも問題なく買えます。
ただ、朝一に行った方が太陽の光の差し方がよく、
美しく見えるらしいので、朝一に確実に行くためには前日入りして、
どこかで朝一のを予約しておくのがいいかもね。
もちろん午後に行きたければ行けます。
予約した9時のツアーに参加しました。
集合はオフィス前。
町のガソリンスタンド、向かって(湖を背中に向けて)右隣がそのオフィスです。
ここでお金を払います。カードの使用は不可でした。
ライフジャケットが配られ、それを持って船着き場まで歩いて5分強歩きます。
同刻に始まる他のツアー会社のボートもありますが、
間違えることなく予約したツアー会社のボートに乗れます。
いよいよ見たかった場所に行きます。
マーブルカテドラルへ!
ここヘネラルカレーラ湖はチチカカ湖に続き、南米で2番目に大きい湖(チチカカ湖の1/7の面積)です。
氷河の作用によって生まれた湖です。
何年にもわたって、湖の水が湖岸の急斜面を侵食し、
小島(炭酸カルシウムの鉱物(大理石)の岩の島)になり、
さらに小島の侵食が進み洞窟が形成されたのだそうです。
スペイン語では3つの呼び方があり、
Catedral de Mármol(大理石の大聖堂)
Capilla de Mármol(大理石のチャペル)
Cavernas de Mármol(大理石の洞窟)
岩の色は白色の部分が多いですが、
青やピンクも見ることができ、
色が異なる層はうっとりするほどきれいです。
ここボートで入れるの?ってなところに突っ込んで行きます。
船頭さん、運転うまいです。
ガウディのサグラダファミリアにある柱を思い出させる優美なライン。
これは自然しか創り出せないフォルムです。
実際に肉眼で見える色と、
カメラで撮った色には若干の違いがあります。
スマホで撮ると自動で明るさが変わったり、
一眼レフで撮ると露出の設定でだいぶん色味や見える雰囲気が変わります。
日光が直接当たった岩を見ると、もともとの色は灰色が混ざったような青い色味です。
暗いところで見ると、青さが増して見え、群青色のような色に見えます。
そして太陽の光が水面で反射し、照らされた岩は薄いブルーに見えます。
ネットで見て感動して来て見たら、期待はずれだったという人もいるみたいですが、
私個人的には、多くの人に訪れてもらいたい素敵な場所です。
ここで結婚式を挙げたカップルもいるんだって。
私たち夫婦も触ってきました。これで永遠。な〜んちって。
ボートではなく、カヤックで来るツアーもあるみたい。
それも楽しそうね!(ひっくり返ってカメラがおじゃんになるのは避けたいけれど……)
ツアーはマーブルカテドラル1点
だけを見るのではなく、
同じように形成されたいくつもの小島(小島と言っても大小あります)の洞窟に入ります。
10ヶ所(もしかしたらもっと?)くらいボートで中に入った気がします。
きれいで感動して口が開いている様子。笑
(私は勘違いしていました。
いくつもの小島、その一帯がマーブルカテドラルと呼ばれているのかと思ったら、
マーブルカテドラルと呼ばれる場所は下の写真の岩だけ)
雨だとツアーは催行するときもあるけれど、
かなりの強風だと船を出すことができなくなっちゃうから
中止になる日もあるよとガイドさんは言っていました。
晴れている日がベストだと思うので、
日程には余裕をもってくることをオススメします。
(ちなみに私はこの日が晴れていなかったら
3日後に再び訪れようと思って日にちを確保しておきました)
ロングコースは、Lago General Carerra(ヘネラルカレーラ)湖の対岸にある町、
Puerto Sánchez(プエルトサンチェス)方面の洞窟見学も含まれています。
この近くにある古い船も見に行きました。
この町は鉱物がとれ栄えた町で、昔々に使われていた船なんだそうです。
ボートからこの船に移動し、記念撮影をすることができました。
斜めに傾きすぎてて怖い。笑
タイタニックしたくなりましたが、夫に拒否られそうなので諦めました。
時間に余裕のある人はロングコース、
時間がない人、または同じ景色はすぐ飽きちゃうって人はショートコースをオススメします。
ここでもスマホで写真を撮ることのなかった夫。笑
この旅で果たして1枚でも写真を撮ることはあるのだろうか。
この日は25日、クリスマスで祝日。
お昼の時間帯に空いているレストランは数少なく、
エンパナーダとケーキとアイスのみ今日は置いていますというカフェで、
エンパナーダを食べて、いよいよ出発。
そう、昨日大騒ぎした国境問題はと言うと……
なんと解決したのです。
空港のレンタカー会社のセニョールは昨日の19時半に
メールで国境越えの車の書類を送ってくれていたのです。
後は印刷するところを探さなくては。
宿泊していたところのお姉さんに頼むと、紙はないけどプリンターはあるよ。
紙を商店に買いに行くと、売ってないけど、自分の家にあった数枚の紙を格安で譲ってくれると言う。
どれだけツイてるんだ。
絶景を横目に見ながら、
4時間半ほどかけてチリ側の国境の町『Chile Chico(チレチコ)』という町に着きました。
さあ国境を越えます。
イミグレが開いている時間は
8時から22時までです。
歩きの人は閉館の1時間前に、自転車の人は30分前までにイミグレを通過しなくてはいけません。
そういう決まりがあるのは、それほどアルゼンチンのイミグレまでには距離が多少あるからです。
(いまこちらは夏。冬は2時間くらいオフィスが閉まるのが早いらしい。
旅行するときには事前に確認して見てくださいね)
車の書類も問題なく受付てくれて、スムーズにチリを出国できました。
この橋の下にはJeinemeni(ヘイネメニ)川が流れています。
この川を越えるとアルゼンチン!
ウェルカム、アルゼンチンと書かれています。
イミグレに到着。
チリ人でマテ茶を飲む人はほぼ見なかったけど、
アルゼンチンに来た途端、オフィスでマテ茶を飲む光景が見られてなんか
ホームに帰ってきたようにほっとしました。
ここでもスムーズに手続きが運び、アルゼンチン無事入国〜。
もうイミグレからすぐのところが目的地
Los Antiguos(ロスアンティグオス) という町です。
夕食はViva El Vientoというところで子羊と
ポークをいただきました!
キルメスというアルゼンチンのビールで乾杯です。
早く寝るぞ〜〜
【 夕食をとったViva El Viento 】
【 2019.12.18-29 チリ&アルゼンチン旅行 】
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かどまどか / Kado Madoka
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