サンティアゴ旅行2日目。

 

【Day1】チリのサンティアゴをふらりと歩く

 

楽しみにしていたワイナリーツアーの日。

 

日本にいた時からチリワインLoverだったんです。

 

ハウスワインくらいの値段のものでもMade in チリハズレなしと思うほど、

 

チリワインと私は相性がいいな〜なんて勝手に思っていました。

 

 

 

サンティアゴ周辺はワイナリーがいっぱいありすぎて

 

どこを攻めたらいいのか全然わかりませんでしたが、

 

知人から『Wine Train (Vino del Tren)』があるからぜひ乗ってみて!

 

と以前から勧められていたんです。

 

サンティアゴから電車に乗ってColchagua(コルチャグア)という

 

ワインの産地に行くツアー。

 

しかも電車に乗った時点でワインが出てきて、

 

電車の中では音楽のパフォーマンスがあったりと

 

楽しませてくれるツアーならしいんです。

 

これは絶対行かなくてはと早速ネットで調べてみるも、

 

残念ながら毎日やっているツアーではなく

 

月1程度で催行されているツアーらしく泣く泣く断念。

 

でもコルチャグアという響きが相当よく、

 

これは私を呼んでいると確信したので場所はここに決まり!

 

でもワイナリーがめちゃくちゃいっぱいあるのでどこにいっていいのやら……。

 

なんて探していると、

 

コルチャグアはどうやらチリでワインツーリズムを最初に確立したとも言える、

 

観光に力を入れた町であることがわかりました。

 

そしてRUTA DEL VINOという会社に頼めば、

 

何でも実現させてくれるらしいということがわかり、

 

早速連絡をとってみることに。

 

 

 

『1日で2軒のワイナリーを回りたいです。

 

 美味しいワインが飲めて、

 

 なおかつ写真撮影の許可が下りるところでオススメのワイナリーがありますか?

 

 そして(Trip Adviserでも高評価の)Vino Belloというレストランでランチをしたいです』

 

 

 

と問い合わせてみました。

 

すると、南米では珍しくすぐ回答が帰ってきました。

 

 

『あります、あります!

 

 ワイナリーは10:30からClos Apaltaで試飲ツアー、

 

 12:00からVIU MANENTで試飲ツアーでいかがでしょう。

 

 ランチは14:00からVino Belloで。

 

 送迎もつけることができます』

 

 

なんでも任せてくださいってな感じなので、

 

どんな要望にも応えてくれる素敵な会社だわ。

 

コルチャグアの拠点になるSanta Cruzという町からはタクシーなど

 

移動手段がないと行けないので、

 

私たちの旅程に合わせてもらえるように送迎付きでお願いしました。

 

(ちなみにSantiagoからColchaguaまではNilahueというバス会社で

 

 片道5000チリペソ(約814円)。約3時間の道のり。

 

 recorrido.clというページからクレジットカードで予約可。座席指定可。

 

 チリは日差しが強いので行きも帰りも右側の座席に乗るといいよというアドバイスを読みました。

 

 右側で本当に正解!左側の座席眩しそうで暑そうでした)

 

 

 

送迎なしで上記の行程なら65,000チリペソ。(約10,585円)

 

送迎ありなら93,000チリペソ。(15,145円)

 

でした。私たちは日帰りで帰りのバスも予約していて、

 

タクシーがすぐつかまるのかもわからなかったため、

 

プラス5000円は高い気もしたけど、時間をお金で買いました。

 

 

 

 

さあさあ、サンティアゴ6:10発(Terminal Sur発。サンティアゴはいくつかターミナルがあるので要注意)

 

のバスに乗り拠点の町サンタクルスに無事9:10ごろ到着しました。

 

カフェで軽く朝食を済ませて、10:00に待ち合わせ場所のHotel Santa Cruzへ。

 

(ホテル向かって右側2軒ほど先がRuta del Vinoのオフィスでした)

 

 

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集合10分前にはスタンバイしてくれてる!

 

奇跡だ。なんと素晴らしい。気持ちのいい朝です。

 

すぐ1軒目のワイナリーClos Apaltaへ向かいます。

 

 

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コルチャグアにLapostolle(ラポストール)という

 

フランス人の家族が数代に渡って守ってきたワイナリーがあり、

 

その兄弟会社がここClos Apalta(クロスアパルタ)。

 

1994年に創業されたので、まだ新しいワイナリーです。

 

ワインコンサルタントで世界的に著名なMichel Rolland(ミッシェル・ロラン)が

 

携わっているワイナリーらしい。

 

 

 

LapostolleはClos Apaltaに比べワインの生産量は圧倒的に多く、ラインナップも豊富ですが、

 

Clos Apaltaはワインの伝統的な製法を重んじ、

 

少量でも質の良いワインを時間をかけて作ろうというコンセプトのワイナリー。

 

上の写真の広大な土地をたった20人で3ヶ月間ぶどうを手で摘み収穫するらしいんです。

 

驚きです。

 

太平洋とアンデス山脈に挟まれたこの地域は寒暖差が激しく

 

厳しい気候のためにさらにぶどうの味がぎゅっと締まるのだそう。

 

 

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まず21個の樽がある部屋へ案内されました。

 

『醸(かも)し』という工程がここで行われます。

 

ぶどうの果汁、皮、種子を漬け込む工程です。

 

室内には定期的にミストが巻かれます。

 

樽の中にはコイルがあり、28度に温度が保たれているそう。

 

最後はこの樽に人が入るというから驚き。

 

それが終わると、この樽の蛇口と下の写真の穴にパイプをつなぎ、

 

一段下の階に送ります。

 

 

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下の階にも同じ穴があった!

 

 

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この穴にパイプをつなぎ、フレンチオーク樽に注ぎ、熟成させます。

 

 

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一つ一つの樽には番号がふられています。

 

そしてさらにまた下の階にパイプで送られていきます。

 

 

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私たちもさらに下に1階下ります。

 

ここで試飲タイム。

 

 

Lapostolleのソーヴィニヨン・ブラン 2018

 

Lapostolleのメルロー2014 

 

そして3杯目に、ここClos Apaltaで作られた2013年ものをいただきました。

 

 

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深い濃厚な味わい。

 

ぶどうの旨味が凝縮されています。

 

ぜひ買って帰りたいなと思いワインショップへ行くと……

 

 

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なんとお値段が1本、90300チリペソ。約14705円なり〜。

 

ひょえ〜っ!買えない。笑

 

近い将来自分で稼いで必ず買いますから!

 

 

さあさあ、時間は12時近くに。

 

急いで次のワイナリー、VIU MANENTへ向かいます。

 

 

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1935年にスペインのある家族が創業し、

 

買い付けたワインを売り始めます。

 

1966年からぶどうの栽培をはじめ、自分たちでワインを作るようになります。

 

2つの川に囲まれた土地だそうで、お水の心配は一切いらないんだそうです。

 

 

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この馬車に乗って葡萄畑を回りました。

 

樹齢100年以上のぶどうの木も見ました。

 

そして屋内に入り、ワイングラスを各自受け取り、樽を見せてもらいました。

 

 

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まだ熟成されていないワインを試飲させてもらいました。

 

若い味がします。

 

2010年のマグニチュード8.8のチリ地震で下の写真の中央の樽が倒れたそうです。

 

タンクがくぼんでいます。

 

Clos Apaltaは岩の地盤のため被害が少なかったそうですが、

 

このVIU MANENTは多くの被害を受けたそう。

 

 

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甚大な被害を受けながらもなんとか再開したそう。

 

敷地内には研究室もあり、

 

糖度や酸味を測りながら、

 

同じ味を保ったり、さらに美味しいワインを作る研究を重ねているのだそう。

 

 

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さあさあ試飲のお部屋へ。

 

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1人につき5種類のワインが注がれています。

 

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座席に座ってから一番右の空のグラスに白ワインが注がれました。

 

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VIU MANENT RESERVA ソーヴィニヨン・ブラン 2018

 

VIU MANENT RESERVA カルメネール 2017

 

VIU MANENT Secreto マルベック 2017

 

VIU MANENT Vibo 2016

 

VIU MANENT EL OLIVAR ALTO シラー

 

 

 

5種類飲んでこんな感じ。

 

 

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私、顔が酔っ払い。笑

 

VIU MANENT EL OLIVAR ALTO シラーがいちばん味わい深くて私好みでした。

 

ちなみにSecreto マルベック 2017はオーク樽ではなく、

 

コンクリートでできた樽に入れ、

 

ぶどうの味わいだけを味わってほしいという願いから生まれたワインなのだそう。

 

これはこれで美味しかったけど、私はやっぱりオーク樽の香り、

 

スパイシーさなどの芳醇とした味わいのあるワインのほうが好みだわ。

 

 

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ワイナリーを後にし、

 

Trip Adviserで評価が高いRISTORANTE VINO BELLOへ。

 

 

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前菜、パスタかピザのメイン、デザートが選べます。

 

ここでもワインが1杯ついてきます。

 

私たちはピザとパスタを1つずつ頼み分け分けしました。

 

 

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ナスとズッキーニのオーブン焼きを塩とオリーブオイルで。

 

絶妙に美味しい。

 

食べ終わるタイミングで熱々のピザとパスタが出てきました。

 

 

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ピザは1人前だとは思えない量です。

 

パラグアイでは贅沢品のきのこを具に選びました。

 

マルガリータ、チーズも最高に美味しいです。生地もふんわり。

 

 

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自家製フェットチーネは小麦の味がふわっと口の中で香ります。

 

ひき肉の団子が入っているタイプで、

 

ごろっとしたお肉に酸味の効いたトマトソースがいい感じ。

 

 

ピザは半分も食べきれず、この日の夕飯にお持ち帰り。

 

デザートも入る余裕がないほどのボリューム。

 

でもでてきたら食べちゃうんだな。

 

美味しいアイスでした。

 

 

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ツアーが終わったのは15:50くらい。

 

16時台のバスに変更したいなと思ったけどできず、スーパーで時間つぶし。

 

17:40のバスは15分ほど遅れて到着し、21:30ごろサンティアゴのターミナルに到着。

 

帰りのバスはもちろん爆睡でした。

 

宿までの道で、ビールと、串焼アサディートを買い、

 

お持ち帰りしたピザと一緒に一杯やりました。

 

 

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素敵な1日〜。

 

(ただの飲んだくれやないか〜とか言わないで〜)

 

 

【 Ruta del Vino 】ツアー会社

 

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【 Clos Apalta 】1軒目に行ったワイナリー

 

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