またまた移動日。
宿の隣のAlamedaターミナルから、turbusの空港バスに乗ります。
往復チケットを購入済みだったので、バスを待つ列に数分並びスムーズに乗車できました。
バスの前に大きく空港を表す『Aeropuerto』と書かれているのですぐにわかります。
約40分で空港に着きました。
国内線と国際線は同じターミナル。
国内線で移動するのでInternacionalではなくNacionalと書かれた方に進みます。
さあ、今からチリ南部のパタゴニアへGo！！
パタゴニアとはアルゼンチンとチリの南緯40度よりも南の地域のことを言います。
2年前、パタゴニアを訪れました（パタゴニアの説明もこちらで）が、
前回私が行ったのはアルゼンチン側。
チリ側は今回が初めてです。
サンティアゴからBalmaceda（バルマセダ）空港へ飛行機で移動します。
LATAM航空、1時間55分のフライトです。
（国内線は軽食、飲み物有料なのね）
バルマセダ空港に到着。
今回、ここに飛んできた1番の目的は、
近年日本で流行っている絶景本などで話題の
□Capilla de Mármol（マーブルカテドラル）に行くこと。
□そしてアルゼンチンの国境を越え、Cueva de las Manos（手の洞窟）を見ること。
どちらともあまりアクセスがよくないので、
日数を多めにとらないとなかなか行くのが難しい観光地なんです。
経済的かつ、移動時間を削り、旅程がそんなに長くならないようにいろいろ検討してみました。
バルマセダ空港発着、行きたいところを全部行くツアー
で、日系の旅行会社に見積もりをとってもらうも、べらぼーに高い料金だったので断念。
ローカルバスで行くとなると、
空港から約1時間離れたCoyhaique（コジャイケ）という町に行き、
翌日、コジャイケから、
マーブルカテドラルが見られるPuerto Rio Tranquilo（通称プエブロトランキーロ）
という町へのバスに乗り、4時間ほどかけて行くのが普通らしいんです。
バスでの移動となる行きも帰りも、コジャイケで1泊しなきゃいけない……。
しかも翌日のバスも1日数本しかないっていう路線。
行きと帰りの2泊は大きなロスだなと考え、
空港でレンタカーを借りれば同じ日にプエルトトランキーロまでの移動ができるのでは？
と名案が浮かびました。
日系旅行会社の見積もりの値段から考えると、かなり節約できる！
しかも調べて見ると、
プエルトトランキーロへの道のりは
『アウストラル街道』と呼ばれ、
バイカーにとっては憧れの地らしく、絶景が続く道なんですって。
レンタカーなら止まりたい時に止まって写真を撮れるじゃない！
車を使う1週間ほど前にレンタカーを予約。
ってことで早速バルマセダ空港に到着後、
予約していたEuropcarのカウンターへ。
予約はあるレンタカーのウェブサイト『Car Rental Felix』というサイトを通じて予約。
場所と日にちを選択し、何社かの値段が比較・予約できるサイトです。
受け取りもスムーズでした。
さあ出発しようと思い、最後に数点担当者に確認。
『頼んでたWi-Fiはどうやったら使えますか？』
『えっ？Wi-Fi？』
何のこと？って顔しています。
いやいや、慣れない土地での運転だから、
ネットを使い、スマホで地図を見ないと不安だからちょいと割高だけど頼んだのよ。
いや、そんなことは聞いてない。
いや予約確認書にも書いてあるでしょと提示する。
『君たちが予約をした会社、フェリックスからは何にも聞いてないよ。
ってか、そもそもこの空港にはWi-Fiが使える車はないんだよ。
サンティアゴにはあるけどね』
なんですって！？
大問題や！
しかもWi-Fiあるからと安心しきって、ここら辺のオフラインで使えるGoogle Mapをダウンロードしてない。
眉間にシワが寄る夫。
さらに不運が重なる。
私たちは今回レンタカーでチリとアルゼンチンの国境を越えます。
『国境越えに必要な書類の発行をお願いしていたのですが、
車の中にありますか？』
『ないよ。この車じゃ国境越えれないよ』
えっ、今なんて言いました？
予約確認書にも書いてあるじゃない。
って書いてあることが通用しないなんてあるはずが……。
Europcarは、フェリックスから何も聞いてないからぼくたちのせいじゃないオーラ感満載です。
ますます夫の眉間のシワが寄る、寄る。
こう言う時こそ試されているからがんばろうと夫を励まします。
もう、Wi-Fiはしょうがない。
きっと迷うことがない道のりのはず。
国境越えは絶対しなくてはツアーも宿もパーになる。
『私たちはどうしても明日、この車で国境を越えたいんです。解決法はありますか？』
と聞いてみる。
そしたらあったじゃない！
『今日これから仕事ないし、君たちのために書類作ってサンティアゴに送るよ！
きっと夜にはメールで送られてくるから、そのメールを転送するよ。
どこかで印刷をし、それを明日イミグレーションに持っていけば大丈夫だよ』
どうにか望みを捨てずに、すがりついて奇跡が起きました。
別のレンタカー会社のお兄さんが私のスマホにWi-Fiをつなげてくれ、マップもダウンロードできました。
グラシアス〜。
ってなことで、やや不安は残る（本当に送ってくれるかも謎だけど）もバルマセダ空港を出発。
目的地、マーブルカテドラルのあるプエルトリオトランキーロへ向けて出発しました。
バイカーの憧れる『アウストラル街道』に入ります。
『………………………………………………』
言きれいなものを見ると言葉が見つからないとはこういう時のことを言います。
未舗装の道がほとんどのところでバイクに乗ったり、
坂の多い道を自転車に乗ったりなんて。
トライしたいなんて口が裂けても言えませんが、
憧れる理由はわかります。
Lago General Carrera（ヘネレラウカレラ湖）という水色に見える湖を横目に走ります。
こんな景色を4時間半も贅沢に堪能
（私は助手席で応援。いや写真をとりまくり。でも交代しようかとは夫に何度も聞きましたけどね）しました。
途中、Villa Cerro Castillo（ビジャセロカスティージョ）を過ぎたあたりから、
アスファルトの道ではなくなり、砂利道に。
途中ハンドルを持っていかれそうになるヒヤッと場面も。
車は四駆のはずなのに。
アウストラル街道、車で走るのには超オススメですが、
運転には十分気をつけてね！
運転技術を過信せず、
スピードは時速40キロから60キロくらいで走ってねと地元のパンフレットに書かれています。
さぁ、やっとこさ空港から193キロ離れたプエブロトランキーロに到着。
宿にチェックインし、夕食を食べに外へ。
この日はクリスマスイヴ。
カトリック信者の多い国ではクリスマスは大切な日。
多くの店が閉まることが多いので、空いているかどうかが心配でしたが、
町で2軒だけレストランが空いていると言うではありませんか。
そのうちの1軒、Mate y Trucoに行きました。
味勝負の小さなレストラン。
満席に近いほどお客さんで埋まっています。
料理が出てくる間に、空が赤く染まってきたので、
目の前の湖に出てみました。
素敵なイブの演出です。
料理が出てきました！
夫は分厚い牛肉をオーダー。
私はニョッキ。
ワインでかんぱ〜い！
どちらも味は本格派。
プエブロトランキーロでオススメのレストラン。
ぜひ行ってみてください。
マーブルカテドラルに備えて寝るぞ〜！
【 バルマセダ空港からプエルトリオトランキーロまでの道のり 】
【 夕食をとったMate y Truco 】
【 2019.12.18-29 チリ&アルゼンチン旅行 】
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