石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -16ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

ワクチン4度目の接種備忘録。

 

(1度目の備忘録はこちら→「ワクチン接種(21/7/18)

2度目の備忘録はこちら→「ワクチン接種2度目(21/8/29)

3度目の備忘録はこちら→「ワクチン接種3度目(22/3/13)」)

 

これまでの3回はモデルナだったが、今回はファイザー接種。

3回目まではずっと同じのを打ちたい、とこだわったが、今回はBA5対応というところを重視。

(というか、正直もうどっちの会社のでもいいやって感じ……)

 

前回までは発熱に備えて食事の作り置きや冷凍、OS1の準備をしていたことに、今気付いた。


今回は、ぶっ倒れて寝る覚悟だけ決めて、何も考えてなかった……取りあえずこないだ用意した解熱剤が余ってるよな、と確認しただけ。


また、これまではこの接種のために丸一日空けたて用心していたが、今回は仕事帰りの夕方に「ついで」な感じで、全般的におざなり。

 

何かもうすっかり非特別になってしまい、気合い入れて準備する、という心持ちがかなり欠けていた。

 

接種予約も、ネットからあっさり取れたし。希望通りの、週末の日、一番近所の会場。しかも早めに着いたら早めに終わった。とても空いていたので。

 

注射も痛くもなく一瞬で、待機15分も問題なく経過。

 

就寝までの3,4時間で左腕が重く痛くなってきたが、見た目腫れも変色もなく。左腕を下にして寝られない、というくらいで、熟睡だった。

 

一番の懸念は発熱。


前回は39度近く出た。熱の高さや上がったり下がったりの期間に差はあれど、何日か使い物にならない状態に陥った。


(予診票に「これまでに予防接種を受けて具合が悪くなったことはありますか」と聞いてくる項目があって、問診で質問。

「モデルナで発熱したのはこれに入るんですか」と聞くと「2,3日で下がったんですね? じゃあ『なし』で大丈夫ですよ」と言われたけど……そんなもん?)

 

結果から言うと、今回は本当に軽い副反応で済んだ。接種後15~16時間後に37.4まで上がったのが最高で、ロキソニン服用後に下がっておしまい。


念のために1日安静にしただけで、あとは全く普段通り、仕事も運動も問題なかった。

 

ただ、その後注射針を刺した辺りにかなりの痒みが。ボーッとしていると掻きむしってしまいそうなので気をつける必要はあった。

 

ファイザーだったからなのか、4回目だから慣れたのか、よくわからないがこんなくらいで済んでホッとした。

 

それでも、注射、イヤですね。

 

(了)

 

 

 

↓「あなたと離れた理由」がお題の短編です。14分で読めます。

ママの婚活  

 

 

 

↓「演じる」がお題の超短編です。2分で読めます。

葉っぱの季節

 

 

 

↓「泥棒」がお題の短編です。11分で読めます。以前書いたもののシリーズにしてみました。

マダムの戯言2

 

 

(マダムの第1話はこちら→ マダムの戯言 )

 

 

 

↓「○○が落ちてきた」がお題のコメディ超短編。5分で読めます。

フライを落とすな!

 

 

 

 

 

ヤクルトvsオリックス。

去年と同じ顔合わせの日本シリーズだった。

 

昨年は接戦ばかりで口から心臓が飛び出そうな試合が続き、何年かぶりに満喫した頂上決戦だったので、今年も本当に楽しみにしていた。

 

で、期待に違わず、今年も凄まじかった。白熱の、ドキドキが止まらない、どっちも絶対に譲らない気迫が目に見えるような緊迫した試合ばかりだった。

 

オリックス目線で振り返ると。

 

初戦をエース山本由伸で落としたオリックス。しかも負傷の途中退場で今後の出場が微妙。

 

2戦目は3点リードの逃げ切りに失敗して、延長12回の末引き分け。負けと同じくらいのショックがあったと思う。

 

3戦目、本拠地京セラドームに移ったものの、1-7で大敗。ああ今年は昨年のリベンジもできず0勝で終わるのかオリックス、と思ったが。

 

翌第4戦は1-0で辛勝、

5戦目は、さすがの吉田の2本のホームランで劇的勝利(何と勝ち越しソロとサヨナラ2ラン)。

 

神宮へ戻ってヤクルトが巻き返すかと思ったが、第6戦はオリックスの3-0、第7戦は5-4で日本一を決めた。

 

山本負傷で、先発が2度回ってきた山崎福也は、恐らくヤクルトもマーク上位ではなかったと思うが、シーズン中にロッテも散々やられた好投手(注、私はロッテファンです)。


そして、リリーフ陣。

シーズン中ずっとロッテ戦を観ていた私も見覚えのない宇田川とか(終盤急成長した投手らしい)、先発だったはずの山崎颯一郎とか。素晴らしいピッチャーが続々出てきた。


ああ来年はこの人たちにロッテもきりきり舞いさせられそうでヤダわー、と思っちゃうような。

 

中嶋監督が「ヤクルトはどれだけ点差があっても必ず追いついてくる。強いチーム」とインタビューで話していたが、お互いそういうチームなので、観ている方も胃が痛くなるほどのシーソーゲームだらけ。

 

セパそれぞれの一番強いチーム同士の、超一流選手達の対決はこんなにスゴイんだよ、という展開を堪能できた濃い7試合だった。

引き分けがあったので、36年ぶりの第8戦の可能性もあったわけで、見てみたかった気もするけど。

 

MVPは杉本選手。

シーズン中はあまり良くなかった(佐々木朗希のパーフェクト試合で最後のバッターになっちゃうとか)。

でもやはり何か持ってるのか、ラオウ。ホームランのあの昇天ポーズこそ見られなかったけど、渋いヒットや守備でのレーザービームなど、ここぞ、という場面でやってくれた。

 

でも、紅林、二人の山崎、山岡、宮城、宇田川、比嘉等、賞をあげたい選手がいっぱい。


ヤクルトも、勝っていればきっとMVPはオスナ、他塩見、高橋、田口等、光る選手がたくさんいた(敬称略)。 


今後もも楽しみな両チーム。

 

オリックス、26年ぶりの日本一、本当におめでとうございました。

 

(毎年日本シリーズのこと書いてました→ 

何年ぶり? 観応え充分だった日本シリーズ」(2021)、

あんまりだった日本シリーズ」(2020)、

あっけなかった日本シリーズ」(2019)、

甲斐キャノン」(2018))

 

(了)

 


 

↓「あなたと離れた理由」がお題の新作短編書きました。14分で読めます。

ママの婚活  

 

 

 

↓「演じる」がお題の超短編です。2分で読めます。

葉っぱの季節

 

 

 

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マダムの戯言2

 


(マダムの第1話はこちら→ マダムの戯言 )

 

 

 

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フライを落とすな!

 

 

 


 

シナリオを書いてはせっせとコンクールに応募していた時期がある。

 

昔と多少変わったが、今だとテレビ朝日が2~3月、フジテレビが2月末、NHKのテレビが6月、ラジオが1月初め、くらいが締め切り。

 

大体1時間枠分の、400字詰め50~60枚ほどで、大賞に残れば映像化(ラジオは音声化)してもらえる。

 

それを目指していたのだけど、惜しいとこまで行ったこともあるけれど、いかんせん最近は応募数が多い。年々倍々に膨れ上がり、今じゃ賞にカスることすらできる気がしなくなった。

これは小説コンクールも同様。

 

結構根気よく何年も何年も応募していたので、ネタを決めてから完成までにかかる時間、原稿の綴じ方や一番安い郵送方法などを要領良くできるまでになり。

 

ただ、そうやって提出しても、一次通過の結果発表まで3~4か月、二次通過までは更に1~2か月、三次通過、最終結果まで更に1~2か月。そして翌年の応募作を書く時間を合わせると1年経ってしまう。

 

で、大体は最終選考に残らないと、審査員がどう感じたか、その作品の良いところ悪いところ、等々、批評をもらえない。

 

去年のテレビ朝日新人シナリオコンクールで見ると、応募総数1064で1次通過が178、2次が36、3次が10で、最終結果は大賞1、優秀賞が2である。

 

たぶん、その最終に残った3作と、良くて3次通過の他の7作だけが、その長所短所を教えてもらえる。

他、1064-10=1054の作品は、何が悪かったのかわからないまま次回に挑戦することになるわけで。

 

ひょっとして、例えば制限文字数オーバーとか、書式間違い、プロフィール書き忘れ等、くだらないことで落ちたとしても、知る由もない。

 

それをクリアしてたとしても、テーマがイマイチとかセリフが下手とか展開が強引とか、次回に役立てそうな欠点指摘が得られないまま次に向かう。だから同じ間違いを繰り返して落ちる可能性も高い。

 

そういうことを全部自己採点だけで繰り返す。10回応募、つまり10年くらいあっという間に過ぎてしまう。


10年経っても賞から外れてばかりだと心も折れる。

応募者に若い人たちも増え、旬な感覚からズレていくマズい気もしてくる。

 

その待つ期間が、もう少し短いといいのにな。せめて年2回募集、結果は半年待ちとか。

そして毎度「こうしたらもっと面白くなる」とアドバイスをもらえたら成長もできるのでは、とずっと思っていた。

 

それで今。

ネット小説サイトにハマっている。

 

最終結果が出るまでのスパンは短編で2か月程度と格段に速い。

どなたでも読めるし、登録者の方からなら感想ももらえるし、誤字など欠点を指摘してくれるフォロワーさんもいる。


他の応募者の作品を読んで「こんなスゴイものを書く人がいるのか」と衝撃を受け、なぜ自分が落ちるのかの納得もいく。

 

まあ賞はともかく、やっぱり反応をいただくと書くことが楽しくなるなあ、と意欲が上がるのがわかる。

 

(了)

 

 

↓「あなたと離れた理由」がお題の新作短編書きました。14分で読めます。

ママの婚活  


 

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葉っぱの季節

 

 

 

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マダムの戯言2

 

(マダムの第1話はこちら→ マダムの戯言 )

 

 

 

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フライを落とすな!

 

 

 

↓「あの日の約束」がお題の短編。14分で読めます。最近封印していたタイムリープもの。

プロミスアゲイン

 

 

 

 

 

 

 

戸籍が必要になったので、ちょっと空き時間ができたら最寄りの出張所に、と軽く考えていたら、そういえば自分の本籍地は隣の県だった、とはたと思い出した。

……思い出してよかった。

 

該当役所は電車を乗り継いで小一時間という距離なので、ちょっと面倒。

できれば行かずに済ませたい。

 

役所のホームページを開くと、マイナンバーカードでコンビニでも取れる、という触れ込みがデカデカとある。

が、まだ発行していないのでこれはボツ。

 

では、郵送請求。

 

手数料分の定額小為替と返信用封筒に貼る切手を郵便局でそろえ、その宛名に自宅住所を書き、免許証など身分証明のコピーと共に、「戸籍筆頭者名と欲しい書類の種類と、何とかとかんとかと……」の請求内容を記して……

 

だー、めんどくさい!

と思ったと同時に、大昔に遭った悲劇を思い出した。

 

当時、隣の県どころか数百キロ離れた場所に本籍があった自分、この郵送請求をやったことがあった。

その結果、あろうことか同姓同名、でも全くの別人の戸籍謄本が送られてきたのだ。

 

筆頭者も知らん人だし私よりも何十歳も年上で既婚者で住所も全く違う。どう考えても明らかに私じゃない。


ちゃんと筆頭戸籍者や自分の生年月日を明記して郵送請求したのに。

 

役所に電話すると、「あっはっはーすみません、送り返してください」的な、のどかな対応だったと思う。

 

そのときはまだ時間に余裕があったからよかったものの、ちょっと納得がいかなかったのを覚えている。もう数十年も前のことだから笑い話で済むけど、今だったら個人情報的に訴訟ものでは?

 

てなこともあるかも、いやさすがに今の時代はもうないだろう、とも思ったが。

時間があまりなく、そんな事故以外でもこちらの不備などで「請求し直してください」となって間に合わないと怖いので、直接出向くことにした。

 

重い腰を上げる後押しになったのは、他にも不安が2つあったせい。

 

1つ目。今の時代、本籍は免許証にもパスポートにも表示されていなくて、手元にわかる書類がない……で、うろ覚え。正直それが正確なものかどうか自信がない。(自分のことなのにアホだとは思うが)


2つ目。請求しようとしているその役所、そういった情報をITに移行して間もないらしく「表示されない情報もありますので、何が必要かを明記してください」みたいなことが書いてある。ええ~、マジか。

 

案の定、役所にて。

 

本籍地がうろ覚えの記憶と違っていて、「ではこの住所? じゃなかったらこの番地?」などと窓口で言い合って何とか一致し、解決。


その流れで、「これ、表示されますよね?」と必要な情報が含まれることを確認、「もちろんです!」と太鼓判を押され、ホッと一息。

 

……出向いてよかった。

 

とはいえ……

役所って、なぜあんなに不便な場所にあるんだろう。

 

その日は季節に合わない極寒となった1日で、ずっと雨が降っていた。

最寄りの駅まではそう時間もかからず雨にもぬれず楽に着いたが、そこからバス。

それが通学時間にぶつかって雨のせいもあってか大行列。

しかも道路大渋滞で大遅延。

 

グーグルマップによれば徒歩30分ほどで、気候が良ければ歩ける距離だとも思ったが。


そんな悪天候じゃとても散歩気分など起きず、ぎっくり腰明けでもあったので、渋々バスを使った。


それも乗り方や料金の払い方がうちの近所と違うので、いちいちもたついて周りをイラつかせ、自分も恐縮して。

 

書類をもらうのはたかが10分程度で済んだのに、猛烈に疲れた。

 

教訓。

こういった文書は、念には念を。早めに確実に直に取りに行きましょう。できれば体力の有り余った晴れた日の、通勤通学時間外に。

 

(了)


 

  ↓「演じる」がお題の超短編書きました。2分で読めます!

葉っぱの季節 



↓「泥棒」がお題の短編です。11分で読めます。以前書いたもののシリーズにしてみました。

マダムの戯言2

 

(マダムの第1話はこちら→ マダムの戯言 )

 

 

 

↓「○○が落ちてきた」がお題のコメディ超短編。5分で読めます。

フライを落とすな!

 

 

 

↓「あの日の約束」がお題の短編。14分で読めます。最近封印していたタイムリープもの。

プロミスアゲイン

 

 

 

 

 

ずい分前のことだけど、野球を背景にした長編の物語を書いていたことがある。


そのとき、いろいろな人に「野球好きでよかったと思えたことは?」「好きじゃない方がよかったと思ったことは?」などと聞き回ったりした。

 

なぜなら、自分自身がスリリングな試合展開にドキドキワクワク楽しめたり、人生と重ね合わさるようなプレイに考えさせられたり、といった野球の長所を感じてきたから。


半面、好きなチームがあんまりな負け方をしたり、納得いかない采配に入場料返せ、とか怒鳴りたくなるような不満も同じくらい抱く。そのストレス度は半端ない。

だから、野球好きじゃない方が楽なのかも、なんて思ったことが聞き回ったきっかけ。

 

でもやっぱり好きで、惨敗でも次の勝利を、ハイレベルなプレイを期待してまた観てしまう。


特に贔屓チームがいると、その勝ち負けにどうしても支配されてしまう私。

期待と不満が常にシーソーしているんだなあ。

 

さて、プロ野球、昨日クライマックスシリーズが終わった。セはヤクルトがストレートで進出を決め、パはオリックスが1敗はしたが激戦を制して突破。日本シリーズは去年と同じ顔合わせになった。

 

私の応援する千葉ロッテはペナントレース5位という成績で、今シーズンは既に終了。ただ、セリーグと違ってパリーグはずっと僅差だったので、ひょっとしたら3位に食い込んでクライマックス進出もあるかと最後の最後まで希望があった。

 

だから「これ以上負けられない」と言いながら結構な惨敗が続いても、他チームの勝敗との兼ね合いで数字的にはまだいける、ひょっとしてもしかして、と9月いっぱいドキドキしながら観ていた。

 

結局はダメだったけれど、最終戦10/1の相手はソフトバンク。これがまた、あちらのリーグ優勝が懸かった試合で、ロッテが負けるか引き分けるかでそれが決まる。なので向こうは真剣。でもこちらも最後のホームゲームで他人の胴上げなんぞ見たくはない。というわけで超真剣。

 

結果は、今シーズン飛躍的に伸びた和製大砲山口選手の逆転3ランでソフトバンクを打ち砕き、そのリーグ優勝を阻んでしまった。


ものすごく観応えのある試合で、あともう2,3こういう勝ち方をしてくれたらロッテがクライマックスに残れたかもね、なんて思えた有終の美だった。

 

というわけで、ほぼ最後までそういった綱渡り、ダメでもすごい見せ場があって、全くもう息の抜けない、震えながら観ていた今シーズンだった。

 

でも、ロッテが消えたので、このプレイオフはどこが勝っても気楽に観られる。野球は堪能できるし、不満やイライラはしないですむ。いやあどっちも頑張れ! と健全です。

 

うん……やっぱり贔屓チームがあるのはいいことなのか、よくわからないな。

 

(了)

 

 

↓「泥棒」がお題の短編です。11分で読めます。以前書いたもののシリーズにしてみました。

マダムの戯言2

 

(マダムの第1話はこちら→ マダムの戯言 )

  

 

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フライを落とすな!

 

 

 

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プロミスアゲイン

 

 

 

 

↓「ゆるさない」がお題の超短編。5分で読めます。なぜか閲覧数が異様に伸びてます。

墓まで持ってって  

 

 

 

 

これは全ての人に当てはまることではないと思うのでおススメするわけではなく、単に私個人の好みのお話。

 

いつもなら、ストーリーが重厚でどんでん返しがあるような映画が好き。そのためのあちこちに張り巡らされている伏線を、目を皿のようにして探しながら観ていくのが好き。最後にそれが「当たった!」「うそ、そう来るか!」とどっちに転んでも観終わってどどーんと心に残るものが好き。

 

でも、疲れているときにそれはちょっとしんどい。

重いのも、細かい伏線を探すのも、終わってどどーん、とくるのも今は欲しくない……なんて思うときがある。でも何か観たい。

 

そんなときの自分的候補映画がいくつかあるのだが、最近は「クイック&デッド」(1995)だった。

 

これはシャロン・ストーン主演の西部劇。「氷の微笑」で大ブレイクしたのが1992年だから、この映画は乗りに乗っている時期だったと思われ、土や埃で汚れたガンマン姿でも素晴らしく美しい。もう彼女を見るだけで気分がほぐれてくる、というくらい。

 

ストーリーは、早打ちガンマンの決闘大会、といった、まあ西部劇があまり得意でない私には面白味がそうあるわけではないのだが、それが疲れている時分にはちょうどよく、あまり考えずに観ていられるのがいい。


そしてこの映画、シャロンが魅力的なのと同様、出演者がすごいのだ。

 

当時はまだそう有名ではなかったラッセル・クロウ。ちょっとモサイ役だけどさすがに目立つ。「グラディエーター」でアカデミー主演男優賞となるのはこの5年後。


ラスボスが似合い過ぎるジーン・ハックマン。もう当時から超有名ですね。


ほんの端役にはもったいなさすぎるゲーリー・シニーズ。私はこの2年後の「アポロ13」でめっちゃ惚れました。


そして、まだ少年くささの残るレオナルド・ディカプリオ。19歳のはず。私はこの映画で初めて知ったのだけれど、あまりのキラキラまぶしいオーラに「誰これ!?」と即座に名前を覚えました。「タイタニック」はこの2年後。

 

そんなすごい俳優陣とは知らずに観た最初のときも、苦手な西部劇というジャンルなんか全く気にならないくらい目を引かれたわけで。

 

そしてそれから20年以上経ってもなお、この映画を観るとキラキラ感に癒される。目の保養とはこのこと。ブレイク直前、あるいは直後の俳優さんたちの持つ輝きはただ事ではなく、それを浴びると何だか元気になったような気がしてくるのである。

 

(了)

 

 

↓「泥棒」がお題の新作短編です。11分で読めます。以前書いたもののシリーズにしてみました。

マダムの戯言2

 

(マダムの第1話はこちら→ マダムの戯言 )

 

 

 

↓「○○が落ちてきた」がお題のコメディ超短編。5分で読めます。

フライを落とすな!

 

 

 

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プロミスアゲイン

 

 

 

 

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墓まで持ってって  

 

 

 

 

神対応、神ッてる、神スイング……近年「神○○」とつける言い方をよく耳にする。

 

要は、素晴らしい、凡人にはできない、すごい、といった最大級の誉め言葉なんだろうと思う。

 

たとえばコンビニでの迷惑客への接客の巧さ、プロ野球でここというチャンスに打てた鈴木誠也選手の勝負強さ、野球経験者稲村亜美さんの美しいバッティングフォーム、などを絶賛する言葉なわけである。

 

ただ、ニュースやらバラエティでやたらに連呼されるので、どうも軽い感じが漂い、あまり自分が使う気にはなれずにいる。

 

とはいえ、私も神と仰ぐ方がいる。

リアルではなくネット上のことなので一方通行に思っているだけなのだけれど。

 

例えばこのアメブロ。

 

トップブロガーさんという括りがある。投稿頻度とか記事の面白さとかいいね数などの人気面等の条件があるのだろうが、その中でもひときわ「この人、神だわ」と思う方がいる。

 

毎日(!)投稿、内容も面白い。子育て、仕事もこなしている上に、記事についた数百のコメントにその日のうちに返信。

 

うわあ……これ、スーパー神対応以外の何だというんだ。

コメントというのは嬉しいし楽しいけれど、読むのには結構時間かかるだろうし、お返事だっていろいろ考えて書くわけだろうし。

 

たぶん書いた返事の内容をゆっくり推敲、なんてしていない。そのくらい素早くて、なのに内容が温かくて深い。そんなことができるのは人間性が優れているからだろうと思う。

まさにこれぞブロガーの「神」では? 

 

他にも、私が投稿しているネット小説サイトにもいらっしゃる。

 

ものすごい頻度で続々作品を上げてくる。それも短編完結ものと長編連載もの同時進行。そのサイトで開催されるコンクールにほぼ皆勤。どれもストックではなく新作。しかも質が高い。

したがって人気も高いし、コメントも多い。なのにそのコメントがつくや否や返事が入る。

 

おまけにこちらがその方の10倍も遅い頻度で投稿する拙作も、公開するや否や読破してくれて、すぐに感想をつけてくれる。

その速さもそうだけど、内容がこちらの狙いを見事に汲んでいて、ノックアウトされるわけである。

 

これがネット小説家の「神」と言わずして何であろうか。

 

他にも、長年ずっとフォローしている大好きなツイッターさんがいる。(ツイッターをする人のことは何と呼ぶのか……ツイッターラーとかなのか……聞いたことないので、「ツイッターさん」と呼ぶことにする)

 

ドラマ関連のツイートがメインなのだが、思わずうなずいてしまう一言やそのオンタイムな感想の速さ、お茶目な言い回しなどが心地よくて。

新ドラマの時間枠や出演者情報は私はここから仕入れていて、この方の感想次第で視聴を始めたことも多い。

 

個人で手掛けておられるHPも見やすいし整理が行き届いている。ITにも詳しい方なのだろう。子育てもお仕事もしっかりこなしてらっしゃる気配があり、どこで時間を捻出しているんだろうと不思議になるほどハイレベルなのである。

なのでこの方も私が「神」と仰ぐおひとり。

 

ネットがなかった頃は気づかなかったけれど、どこにでもいる。その道のプロだけではなく、すぐそこに、どこにでもいる、隣にも「神○○」な人が。日々そう感じる今日この頃。

 

(了)

 

↓「泥棒」がお題の新作短編です。11分で読めます。以前書いたもののシリーズにしてみました。

マダムの戯言2

 

(マダムの第1話はこちら→ マダムの戯言 )

 

 

↓「○○が落ちてきた」がお題の超短編。5分で読めます。久々のコメディです。

フライを落とすな!

 

 

 

↓「あの日の約束」がお題の短編です。14分で読めます。しばらく封印していたタイムリープもの。

プロミスアゲイン

 

 

 

 

↓「ゆるさない」がお題の超短編。5分で読めます。なぜか閲覧数が異様に伸びています。

墓まで持ってって  

 

 

 

 

↓「夏の夜」がお題の短編です。今更青春もの……大丈夫かな。11分で読めます。

三角の夜

 

 

 

 

 

 

我が家のカレンダーのうちの一つは、行きつけの飲食店からもらったもの。毎月季節のお花が活けてある素敵な写真集で、暦も読みやすく、気に入っている。

 

ところがこのカレンダー、その飲食店の名前が入っていない。昨年もいただいたけれど、ちゃんと店名と住所と電話番号が入っていた。今年のは、その場所が空欄で真っ白。注文するときに指定し忘れたのだとか。

 

お客さんに配るカレンダーは、有料で業者に注文するわけで、つまりは広告宣伝費だと思うのだが、その一番宣伝したい店名を入れ忘れてしまうとは……天晴れ。

この店主さんのそういうところが好きである。そういうお店なのである。

 

旦那さんの揚げたてカツが美味しくて、勧め上手のママの出してくれるお酒が美味しくて。最近ではちょっと胃腸が追いつかないくせに食べ過ぎ、飲み過ぎてしまうので、行く頻度を我慢しているくらい美味しい。


このカレンダーの不自然に白いままの空欄を見る度、そろそろこのお店に行こうかしら、と思い出す……のだから、結局広告宣伝になっているかもしれない。

 

ともあれ、カレンダー、早くもあちこちで来年のものが出始めている。

 

私が毎年絶対買いたいシリーズは、既にゲットした人が先月インスタで上げていた。

え、まだ8月だよね? 今年まだ4ヶ月残ってるよね? この1年私何してたんだ、まだ何もしてないぞ、来年なんて、ええー、考えたくないわ。とジタバタしながら、でも買いに行った9月の初め。

……残り2個しかなかった。

 

う~ん、近年、いろんなことが早く速くなってきている気がする。

お節料理の予約広告をもう見かけるし、お菓子屋さんはすっかりハロウィン仕様だし、街のイルミネーションはハロウィンが終わる途端にクリスマスになる。

 

何だかなあ。

 

あんまり急かすのはやめてほしい。振り返ったり復習したり、やり直したりもする時間も欲しいんだから。

自分の中ではもっと先のはずだったものが、やたらにフライングで品切れなんてことが、このご時世増えている気がする。

それに間に合うように間に合うようにと走ると、自分のやりたいことがどんどん後回しになってしまう。

 

ただでさえ人生たぶん半ばを過ぎて、たっぷりあるわけじゃない時間を必死でやりくりしている。やりたいことを先にやってからそういうところへ食いつきたい。

 

と思いつつ、そういえば行きつけのパン屋さんのキャラクターカレンダーがもうすぐ発売だな、などと気持ちが逸っている今。

 

(了)



 ↓「〇〇が落ちてきた」がお題の超短編コメディ書きました。5分で読めます。


フライを落とすな! 


 

↓「あの日の約束」がお題の短編です。14分で読めます。最近封印していたタイムリープもの。

プロミスアゲイン

 

 

 

 

↓「ゆるさない」がお題の超短編。5分で読めます。なぜか閲覧数が伸びてます。

墓まで持ってって  

 

 

 

 

↓「夏の夜」がお題の短編です。今更青春もの……大丈夫かな。11分で読めます。

三角の夜

 

 

 

↓「兄弟/姉妹」がお題の短編です。14分で読めます。

お守り袋

 

 

 

 

 

 

千葉ロッテファンの私からすると、今年のホットニュースの一つが20歳の佐々木朗希くんの完全試合。そしてそれをリードした高卒ルーキーキャッチャーの松川虎生くんに大注目。

(そのときに興奮して書いた記事がこちら→ 朗希くんの完全試合 )

 

朗希くんの160キロ超え連発と、松川くんの味なリード。とってもフレッシュないいバッテリーで、どんどん伸びていくだろう今後も本当に楽しみ。

 

そんな中で、タイミングよくNHKBSで最近放送された「バッテリー」を観た。

 

以前観たのは公開当時(2006年)、原作(著:あさのあつこ)も読んだ後に映画館で。

当時の感想で覚えているのは、この話の要であるキャッチャー役の山田健太くんが、原作から抜け出したかのような柔らかく温かい雰囲気を持っていたこと。

 

ストーリーをかいつまむと、天才ピッチャー原田巧が、その才能やとんがった性格や家庭の事情などで孤独だった中、永倉豪というキャッチャーと出会い、信頼や心の落ち着きを得ていく物語。

 

この原田巧の孤高の天才ぶりが強烈だったのが、当時新人だった林遣都くん。オーディションで合格したらしいけれど、その後の活躍は誰もが知る通り。

 

で、その孤独な心をほどいていくキャッチャー永倉豪役が山田健太くん。その笑顔にとにかく安心感と頼り甲斐があって、巧の弟の青波への接し方もとっても優しくて、いやあ観ているこっちも心が癒されたわ。

 

このキャッチャーなら自分の剛速球も、周りとうまくいかない自分の性格も、全部受け止めてくれる。巧がそう思える器の大きさが感じられてとてもよかった。

 

でも、天才の巧が努力を積み、成長期も重なって、その球威は急速に増す。それを、野球的には恐らく凡人の豪は、捕球できなくなっていく……。

 

どんなにすごい球を投げる才能があってもキャッチャーが捕れなければ試合では勝てない。それに気づいてしまった巧は、豪が捕れるレベルの球速に抑えて投げる。そうして滅多打ちを喰らってしまう……。

 

ああ、泣きそうだった。

巧が気持ちの上では全幅の信頼をおける唯一の相手。でも技術が追いつかなくて投げるときに信じきることができない。信じろと言いながら手が震えてしまう豪。二人とも可哀相で。

 

出演者全て野球経験者(という売りだったと思う……今検索してもヒットしないのだが)で、キャッチャー装備をした山田くんも、林くんの剛腕ぶりも、とても様になっている。

天才選手という役柄なのにバット一振りでダメじゃんこれ、みたいなドラマや映画がたくさんあった中、野球ファンとしてはとっても満足。

 

そして、松川虎生くんをこの永倉豪に重ねて見てしまった私。天才ピッチャーを臆することなくリードする、安心感の持てる落ち着いた雰囲気のキャッチャー。朗希くんも全幅の信頼を持って投げ込んでいるのがわかる。

 

プロだから技術的に映画「バッテリー」のような煩悶はないだろうし、今後の楽しみしかないリアルバッテリーです。

 

(了)

 

 

↓「あの日の約束」がお題の短編書きました。14分で読めます。最近封印していたタイムリープもの。

プロミスアゲイン

 

 

 

 

↓「ゆるさない」がお題の超短編書きました。5分で読めます。なぜか閲覧数が伸びてます。

墓まで持ってって  

 

 

 

 

↓「夏の夜」がお題の短編です。今更青春もの……大丈夫かな。11分で読めます。

三角の夜

 

 

 

↓「兄弟/姉妹」がお題の短編です。14分で読めます。

お守り袋

 

 

 

 

 

 

今日もニュースが言っている。あれやこれやの食品・日用品等が値上げします、と。

 

既に今年は軒並み様々な値上げがされている。

 

コーヒー代。ファスト珈琲にしてもコンビニのにしても、元値が安いので10~20円の値上げでも割合的には恐ろしく上がった。

 

回転すしもファミレスも同様で。

 

日用品を買いにスーパーへ行けば、パスタやパンなどの小麦関係も。油や醤油に乳製品。冷凍食品や、ハム・ソーセージ、ポテチまで。

 

我が家は数日分のまとめ買いをするので、その合計額が常に万を超えることにゲンナリする。

 

上がっていない、と喜んで買ったはいいが、使ってみたら実は、ということも多くなった。

 

スライスチーズの枚数が少ない。

豆腐、パック四辺余りまくるほど小っちゃくなってる。

ティッシュ1ボックス200枚入りだったものが160枚へと激減。

トイレットペーパーなんか、ペラペラのうすうす。

 

日常生活するだけでストレスたまる……。

 

他にも電気ガス水道、電車賃、高速道路料金、その辺の駐車場代金まで。

となると、お出かけする気分にも待ったがかかる。

 

上がらないのは仕事の時給だけ。

となると、節約に走るしかなく。

 

いまだ新型コロナの猛威がすごいけど、それが収まったとしてもこんな状態じゃ、観光だとかお洒落だとかの経済への貢献は、なかなかできそうな気がしない。

 

(了)

 

 

↓「ゆるさない」がお題の超短編書きました。5分で読めます。なぜか閲覧数が伸びてます。

墓まで持ってって  

 

 

 

 

↓「夏の夜」がお題の短編です。今更青春もの……大丈夫かな。11分で読めます。

三角の夜

 

 

 

↓「兄弟/姉妹」がお題の短編です。14分で読めます。

お守り袋

 

 

 

↓「雨音」がお題の超短編です。2分で読めます。珍しく童話テイスト。

カエルくんのねがい