戸籍とか(22/10/23) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

戸籍が必要になったので、ちょっと空き時間ができたら最寄りの出張所に、と軽く考えていたら、そういえば自分の本籍地は隣の県だった、とはたと思い出した。

……思い出してよかった。

 

該当役所は電車を乗り継いで小一時間という距離なので、ちょっと面倒。

できれば行かずに済ませたい。

 

役所のホームページを開くと、マイナンバーカードでコンビニでも取れる、という触れ込みがデカデカとある。

が、まだ発行していないのでこれはボツ。

 

では、郵送請求。

 

手数料分の定額小為替と返信用封筒に貼る切手を郵便局でそろえ、その宛名に自宅住所を書き、免許証など身分証明のコピーと共に、「戸籍筆頭者名と欲しい書類の種類と、何とかとかんとかと……」の請求内容を記して……

 

だー、めんどくさい!

と思ったと同時に、大昔に遭った悲劇を思い出した。

 

当時、隣の県どころか数百キロ離れた場所に本籍があった自分、この郵送請求をやったことがあった。

その結果、あろうことか同姓同名、でも全くの別人の戸籍謄本が送られてきたのだ。

 

筆頭者も知らん人だし私よりも何十歳も年上で既婚者で住所も全く違う。どう考えても明らかに私じゃない。


ちゃんと筆頭戸籍者や自分の生年月日を明記して郵送請求したのに。

 

役所に電話すると、「あっはっはーすみません、送り返してください」的な、のどかな対応だったと思う。

 

そのときはまだ時間に余裕があったからよかったものの、ちょっと納得がいかなかったのを覚えている。もう数十年も前のことだから笑い話で済むけど、今だったら個人情報的に訴訟ものでは?

 

てなこともあるかも、いやさすがに今の時代はもうないだろう、とも思ったが。

時間があまりなく、そんな事故以外でもこちらの不備などで「請求し直してください」となって間に合わないと怖いので、直接出向くことにした。

 

重い腰を上げる後押しになったのは、他にも不安が2つあったせい。

 

1つ目。今の時代、本籍は免許証にもパスポートにも表示されていなくて、手元にわかる書類がない……で、うろ覚え。正直それが正確なものかどうか自信がない。(自分のことなのにアホだとは思うが)


2つ目。請求しようとしているその役所、そういった情報をITに移行して間もないらしく「表示されない情報もありますので、何が必要かを明記してください」みたいなことが書いてある。ええ~、マジか。

 

案の定、役所にて。

 

本籍地がうろ覚えの記憶と違っていて、「ではこの住所? じゃなかったらこの番地?」などと窓口で言い合って何とか一致し、解決。


その流れで、「これ、表示されますよね?」と必要な情報が含まれることを確認、「もちろんです!」と太鼓判を押され、ホッと一息。

 

……出向いてよかった。

 

とはいえ……

役所って、なぜあんなに不便な場所にあるんだろう。

 

その日は季節に合わない極寒となった1日で、ずっと雨が降っていた。

最寄りの駅まではそう時間もかからず雨にもぬれず楽に着いたが、そこからバス。

それが通学時間にぶつかって雨のせいもあってか大行列。

しかも道路大渋滞で大遅延。

 

グーグルマップによれば徒歩30分ほどで、気候が良ければ歩ける距離だとも思ったが。


そんな悪天候じゃとても散歩気分など起きず、ぎっくり腰明けでもあったので、渋々バスを使った。


それも乗り方や料金の払い方がうちの近所と違うので、いちいちもたついて周りをイラつかせ、自分も恐縮して。

 

書類をもらうのはたかが10分程度で済んだのに、猛烈に疲れた。

 

教訓。

こういった文書は、念には念を。早めに確実に直に取りに行きましょう。できれば体力の有り余った晴れた日の、通勤通学時間外に。

 

(了)


 

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