石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

この前、手持ちの短編小説をシナリオ形式に書き換えてコンクール応募したことを書いた。その際、小説とシナリオの違いに結構苦労して、なかなか進まないとも↓

 

 

 

今回は、元々テレビ用に書いたシナリオをラジオ用に改稿して応募するつもりで、つまりシナリオ→シナリオ。だからそんなに手間もかからないだろう、と高をくくっていたが。

 

忘れてた。

テレビ用シナリオとラジオ用シナリオでは、かなり分量が変わってくることを。

 

テレビ用シナリオは、柱があって(柱とは〇で場所を示すもの)、ト書きがあってセリフがあって、こんな感じ。

 

〇学校

   真っ暗な中、A子とB子が階段を上っていく。

A子「何も見えないよお」

B子「お化けは出やすいよねえ……」

 

ところが、ラジオ用シナリオは、柱がない。つまりここはどこ、という指定ができない。そして目で見えるだけのものは使えない。音で表現しなくてはラジオドラマを聴く人にわからせることができないから。つまり、先ほどのシーン一つでも、少し字数がかさむ。

 

SE おずおずと歩く2人分の上履きの音。つまづく。

A子「階段、段差こんなにあるって気づかなかった……夜の学校って、何も見えないよお」

B子「お化けは出やすいよねえ……」

 

SEとは効果音のことで、つまり登場人物の行動や場所を音とセリフだけで表現することになる。

 

これが結構難しい。映像なら一目見てわかる「真っ暗な学校」とか「階段を上る」を、いちいち効果音やセリフで書かないといけないので。

(個人や局によって書き方の相違はあると思う)

 

で、今回映像用に書いた過去作のシナリオを直してみると……72枚になってしまった! 制限枚数は55枚。これだけ減らす作業はかなりしんどくて。

 

まず大きなエピソードを5つくらい削った。それでもまだ60枚強。でもそのエピソードがなくなったことで齟齬がないよう直すとまた増える。

 

そうしていじましい努力が始まる。

行を跨いで一文字二文字という文は、何とか一行に収める言い方に変える。

長文のト書きは半分くらいに縮め、群衆の場面はセリフを言う人数を減らす。

例えば「沙也加」などの3文字の名前の人物を「瞳」とかの1文字に改名。

等々……

 

どうにかギリギリ55枚になりました……。

 

よく、多めに書いて削る方が密度が濃くなって良いものになると言われるけど。ちょっと今回はしんどすぎる削除作業でした……

 

(了)

 

 


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最近、明石家さんまさんの「さんま御殿」をよく見る。

例えば「二世芸能人」のようなテーマで集合した15人程の出演者たちに、テーマに沿った苦労話や笑える話を語り合う番組である。

 

面白いから見るのだけれど、私の場合それだけじゃなくて。


一つにはゲストが旬の芸能人や元アスリートなので、最近疎くなりがちな流行を把握できること。

もう一つは、何より今更ながらさんまさんの話術に感心するからである。

 

話術と言っても、話す方ではなく、聞き出す力。これがもう、絶品なことは私が言うまでもないけれど。

 

ゲストの話に「うんうんわかるよ、そやね」とものすごくうなずきつつ話をどんどん掘り下げる。ああこうやって会話を広げるのね、そうしてその人の持っている何かを引っ張り出せるのね、と思わせる。


内容によって切り捨てたり突っ込んだりするタイミングとワードのチョイスが絶妙。

また、一旦取った笑いのフレーズはもう一度そのゲストにいきなり振ってトーク番組としてのメリハリや流れを作り出す。

 

話すのが苦手そうなゲストもいるが、ヒロミさんや山里亮太さんといった回転が速くてフォローできる芸人さんを一人二人置いていて、進行を補強。いつも1時間があっという間だ。

 

こういう角度から見てしまうのは、私の場合しゃべることに苦手意識が強いから。

 

昔からの仲良しには全然そんなことはないのだけれど、初対面とか取材相手とか、必ず緊張してしまい、予定はるか未満の内容しか聴き取れなかったりする。

 

その昔、シナリオ学校で勉強していた時、「あなたはなぜシナリオを書くのか?」と聞かれ、私は「書いたものならそこまで戻って直せるから」と答えたことがある。


相手はいたく感動してくれたのだが、これにはしゃべるのが苦手という裏側がある。

 

誰かと話すとき、苦手だから本題になかなか近寄れない。

上っ面のどうでもいい話から進まず、なのに余計な一言二言十言をべらべら話してしまう。非効率で無駄どころか大失敗を招いたりして、後から思い出すと顔から火が出る思い。でも決して取り消すことはできない。

だからしゃべることは基本的に嫌い……。

 

でも、物を書くことは違う。

考えながら言葉を選べるし、読み直して「違う」と思えばそこまで立ち返って書き直せる。

だから私は「しゃべる」より「書く」ことが好き。そして「書く」ことならずっと頑張れてきたので少しはマシなレベルに来たんじゃないかと思えている。

 

さんまさんなど、基本的にしゃべるのがお好きなのだと思う。

それで私はよく自問する。

好きじゃないから上手くならないのか、下手だから嫌いなのか? と。


これ、悪循環というやつかもしれない。

 

(了)

 

 

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久しぶりに「逃亡者」を観た。

1993年アメリカ

出演:ハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズ

監督:アンドリュー・デイビス

 

これはマイベスト10に入るほど好きな映画で、何度観ても飽きない。


年を取るごとに集中力が弱ったのか、かつて大好きだった映画でも、ちょっと間延びやダレを感じるとついよそ見したするようになった現在。それでも、これは一気見。

 

何でこんなに好きでい続けられるんだろう、と、逆に不思議になって、気に入っている点を挙げてみることにした。

 

まず主演がハリソン・フォード、敵役がトミー・リー・ジョーンズというのは大前提。(このお二人の映画はただ出演しているというだけでほぼ全部観ている)

 

次にハリソン演じる主人公リチャードのキャラ。

妻殺しの罪を着せられた死刑囚で、護送中の事故で逃亡する。でも彼は医者なので、命がけで怪我人を助けたり、捕まるリスクがあってもつい人命救助してしまう。病院に忍び込んで自分のケガを縫い合わせたりできるのも惚れ惚れ。

更に頭がいいので逃げながら妻殺しの真犯人を突き止めていくし、人望があるので味方が多い。「やるなあこいつ。絶対無罪だし応援したい」と思わされる。

 

トミー演じるサムのキャラも惚れる。清々しいまでにシゴデキ上司で、そこに集まるのもまた上司と同じく有能なスタッフら。敵ながらリチャードを追い詰めていく様が爽快とも思えてくる。(このキャラ主演で続編ができてしまうほど)

 

そしてストーリー運びの面白さ。

妻殺しの冤罪という重いスタートながら、リチャードがあれやこれやの知恵で犯人をあぶり出していく過程も見どころ。

手掛かりは義手。その作成室に入る職員証を手作りし、ブラインドの掃除と称して入り込み、コンピュータのデータを探る。ブラインドの掃除だから閉め切っても周りは疑わず作業ができる。おお賢い、と思わされる。

 

また、お尋ね者として直接警官から人相を尋ねられたりする際に、「俺にそっくりな奴だな」とユーモアで答える。行こうとして呼び止められ、リチャードも観客もギクリとするが、チャック空いてます、との注意喚起でホッと笑ってしまう。

 

根城にしていたアパートの一室に踏み込まれた時ももうダメかと思わせておいて、実はそこの管理人の息子の逮捕だったりで、緊張と緩和の度合いも上手いなあと思う。

 

要は魅力ある主要キャラ、その2人の対立、大筋は真犯人探しながら様々な局面での緊迫感と緩和、その中での知恵比べや人間力の強い方が勝つといった最後は勧善懲悪、というところが何度でも観たくなる根拠になるだろうか。

 

面白い物語を作る上での基本的に大事なこと、参考になることがこれでもかと詰め込まれている映画だと、改めて思った。

 

(了)

 

 

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冷蔵庫が壊れ、パソコンが吹っ飛び、スマホの機種変期限が迫り……そんな普段は何もしないですむはずの想定外の事態がこの夏花盛りだった。

面倒な手間と出費の連続。


もういい加減これ以上はないでしょ、と息を荒くしたところで、居間の電球がチカチカ瞬き出した。

 

えっと、確かこれ、前回買い替えた時、「蛍光灯の電球だけ取り換えるタイプはもうないのでLEDの照明丸ごと買ってください長持ちしますし」なんて言われて一択だったという照明器具。

 

だから、こんなに早くこんな状態に陥ることを全く想定していなかった。だって買ったのはついこの間(……正確な時期を思い出せない)、他の部屋の蛍光灯タイプのやつをすっ飛ばして、早々と寿命? とわが目とこれを売った電気屋さんを疑いたくなった。


全然長持ちじゃない。LEDって10年は持つものだと思っていたのに。

 

で、ちょっと懲りたので、今回は蛍光灯タイプを買おうと決めた。だってLEDって、割とお高いし。

 

と思ったら、蛍光灯は来年以降輸入ものが入ってこない、だからもう売りません、みたいな掲示があって、是が非でもLEDを買わなくてはならないらしい。また一択……


で、保証期間は3年とか。え、10年とか15年とかどっかで聞いたような気がするのは幻聴だったのか???

 

あれこれ納得がいかないけど仕方なし。

 

ただ。

冷蔵庫やパソコンに比べ、電球が切れただけ。それを取り換えればいいだけだから大したことない……と思っていたのが。

 

年を取ると、この取り換え作業、結構しんどいのである。

 

天井に差し込んである照明器具をがぱっと取り外す。それがそもそも、不安定な台に乗って両手を思い切り伸び挙げて行う作業。


その姿勢、数分と保たずに足元はぐらぐら、手元はぶるぶる、長続きしない。何年かに一回しかやらないので要領を忘れているし、全然大したことなくない。

 

もっと年取ったら絶対自分でできない自信がある。そうなると、管理会社のサポートにお願いしないと夜は真っ暗闇の中で過ごす選択肢しかない。

 

というわけで、めでたく照明はめ込みに成功し、電気が点いたときは大喜びだったものの、次の瞬間にドッと疲れが出て、もう何もする気が起きなかった休日。

 

お願いだからもう日用品の大物が壊れたりしないで、と祈る毎日です。

 

(了)

 

 

 

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手持ちの短編小説をシナリオ形式に書き換えてコンクール応募しようとしている、と書いたのは6月のこと。その際、小説とシナリオの違いに結構苦労して、なかなか進まないとも。

→ 小説→シナリオ

 

 

 

無事書き換えが間に合い、めでたくコンクールへ投稿終了。

後は野となれ山となれ。


いや、さっくり一次で落ちましたけどね。

 

とはいえ、その時は書かなかったけれど、苦労したことがもう一点あった。備忘録として書いておこうと思う。

 

それは、視点の問題。

 

シナリオは、基本あれやこれやの情景を目でわかるように(ラジオなら耳で聴いてわかるように)書くので、誰がどうした、誰が何した、誰がこう言った、ということを客観的にセリフとト書きで書く。

 

が、小説は、勉強し始めてから意識するようになったことだけど、「一人称視点」「三人称視点」といった書き方がある。

 

「一人称視点」は、「俺がどうした」「私はこう思った」と主人公目線で書くやり方で、「三人称視点」は、「太郎は駆け出した」「花子は悲しく思った」といった自分目線じゃない書き方(神視点とも言われる)。

 

どういう小説を書くかによって、どちらがいいかな、と私なぞは何となくで選んでいるのだが、例えば伏線やら読者に隠しておきたい何かなどがあれば、それを上手く書ける方を選ぶのがよいのだろう。

 

で、今回、私がシナリオ化した拙作小説は、「一人称視点」だった。つまり、「俺はそんなものは欲しくない」「俺が〇〇に憧れていたんだ」とかいった文ばかり。

 

こういうのをシナリオにするのはかなり面倒だった。つまり、「俺」の一人語りで物語が進んでいるので、セリフの掛け合いが大切なシナリオでは、どうにも話が転がらない。

 

ナレーション形式で書いてみようかとも思ったが、そうすると本当に最初から最後まで「俺はこうだった」という語りだけで終わってしまいそうだった。

 

それで無理やり、「欲しくなかった」ものを捨てたり投げたりして周りが驚くシーンや、「〇〇に憧れていた」ことを、誰かが替え歌にして揶揄するシーンを作ったりした。

 

とにかく誰かと話したり掛け合ったり怒ったりしないと、シナリオというのは進まないのだな、と改めて思ったのだった。

 

まあ、そんな苦肉の策を、読み手が読み取れないわけもないだろうから、もし審査員の批評が聞けるとしたら、「小説的な」シナリオだと言われるのだろうと思う。

これは小説を書き始めてからよく言われるようになったこと。

 

でも私、実は最初はシナリオの勉強をしていて、かつて物語は全部シナリオ形式で作っていたんだが……それがどうしてこうなった?

 

今じゃ、シナリオの書き方がすごく難しく感じている。

 

(了)

 


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2025年 監督・脚本:川村元気 出演:二宮和也

 

昨年すごく話題になったことは知っていた。でも、日本のホラー映画が私はあんまり得意ではなく、ホラーというジャンルでもないけどそういった系統だと思ってスルーしていたのだが。

 

先日、金曜ロードショーで放映されたのを録画して観始めたら止まらなかった。

 

出だしはテンポもよくなく思え、地味な感じだし、途中で飽きるパターンかな、と、ながら見の構えだった。

 

要するに、地下鉄の通路がメビウスの輪のように行っても行っても出られなくなる迷路になった、というだけの話。

 

それが、「異変」を探す間違い探し的な流れになり、例えばポスターの眼がこちらを追って動いたり、8の文字が上下逆だったり。


謎の不気味なオジサンが無表情に通り過ぎるだけかと思いきや、急にものすごい笑顔で驚かされたり、途中でそのオジサン目線の物語に切り替わったり。

 

とにかく、地下通路をたどって8番出口を目指すだけ、正解ならば案内の番号が0から増えていき、不正解ならば例え5や6までたどり着いていたとしてもクリア0。


登場人物と共に、ドキドキしながら案内板を見、増えていれば「よっしゃー!」、0に戻っていれば「ちくしょー、ふざけんな!」という気持ちになる。


そんなだけの繰り返しが、次は何が起こる? というアクセントが意外で面白くて飽きさせない。

というより、先が気になって一気見だった。

 

強引に深読みをすれば、この迷路はハマり込んでしまった人間の「迷い」なのだろう。

状況を様々見極め、行くか戻るか考えながら出口を探す。その8番出口にたどり着いたとしても、正しいかどうかはわからない。

そんな風にも受け取れた。

 

私がホラーを苦手なのは怖いからではなく、結局「その怖いものは何だったのか」がわからないパターンが多いのが好きじゃなくて。


この話がそうじゃないとは言えないが、異世界での経験が、登場人物たちの直面する現実に根付いているように思え、私としては好みの結末だった。

 

にしても、登場人物も少ないし、場面もほとんどが地下通路、という……まあ主人公はニノだからそれなりの出演料なのだとしても、かなりの低予算で作られた映画だと思われ、それが95分間ドキドキさせられっぱなしの話になるとは驚き。

 

元は無限ループ的なゲームが原作だということだけど、なるほど、そういう要素が観る人間を引き込んで離さない、というわけだろうか。

 

物語を書く時の参考になる点が、多々ありそうな、新鮮な映画だった。

 

(了)

 

 

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パソコンを新調して、とりあえずのセットアップを終え、必要最小限の作業はできるようになった。

けれどいろいろ細かい不備が残っていて、追々設定し直して行こう、とまあ我慢しながら使っている。

 

という最中に、そういえばスマホを機種変しないと料金が上がる期限が8月だった、と気づいた。

で、とにかくスマホ屋に相談しに行こうと出向いた。

 

ていうか、スマホって、なんであんなに一つ一つにえらく時間がかかるんでしょーか! 単に機種を変えて契約をし直すだけだというのに。

 

これまでの契約にほぼ則って、向こうのお勧めのプランに素直に乗って、そのプランだとついでにデータ移行もしてくれるというのでお願いして、

……最初に席について支払いの段になるまでに3時間。


いやその段階で、当然データ移行まで終わったんだよね、と思いきや、「このあと移行に1時間くらい頂くので一旦外出されますか?」と聞かれて倒れそうになった。

 

で、その支払いの時点で何か問題が生じたらしく、システムを確認したり、どこかの部署へ連絡を取って指示を仰いだり……とかやってて延々待たされ、もう口をきく元気もなくなった。

 

担当してくれたお兄さんは、デキる方だったようで、それが災い、隣とか隣の隣とかのブースの若手担当者がちょいちょい「〇〇ってどうでしたっけ」「××はできるんでしょうか」とか聞きに来る。

そのたびこちらの作業が中断され、しかも大事なデータを覗いているところなのに大丈夫か、と心配になり……。


いや、スキル同じにしといてよ、受付の人みんな。

 

そして新旧スマホを預けて一旦帰宅。

スマホが手元にないというのは心許ない。

で、連絡はイエ電に。早く鳴ってくれ、と願うも沈黙が続き、とうとうこちらから電話すると「あとちょっとで終わる」とのこと。で、すぐに出かけてちょうどいい頃合い、新旧スマホ、ゲット。

 

けどもう、そこまででクタクタになり、その後美味しいコーヒーとソフトクリームを奮発して疲労を鎮めた。

 

が、データ移行は終わったものの、IDとパスを入れないと作動できないアプリは全部自分でやり直さなくてはならない。

これがもう、めっちゃ面倒で。


なるべくいちいちログオフするようにはしていたが、それでもつなぎっぱなしだったアプリの多いことったら……


このアプリのIDとパスって何だったっけ、こっちはどうだっけ、と確認するだけでゲッソリ、これだったっけ? と入れてみてログインできずだとグッタリ。

 

その上、LINEのトークが一部消えていた。

結構前のやり取りを見返すこともあるので、再度スマホ屋に出向き、直してもらった……。


何かもう、疲れ果てました。

 

何もパソコン新調の時期と被らなくてもいいのに。

ITって、ないと不便だけど、あると滅茶苦茶疲弊する、とも思う。

 

(了)

 

 

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それまで反応速度も素早く、画像も美しく、快適に使っていたパソコン。

まだたった2年半しか使っていなかった。

私の中ではいまだ「新パソコン」というイメージのそれが、「デバイスに問題があります」とのエラーを出すだけで、ウィンドウズ立ち上げを拒否。

 

どうにもならなくて修理センターへ送ることになったところまでが前回。

↓

パソコンお亡くなりか~不具合は伝染する?

 

 

 

持ち込み不可とのことなので、指定した日に運送会社の人がやって来てその場で梱包、持って行ってくれた。


そして、修理センターから「入荷前」「修理中」「診断結果」との3つのメールをもらい、予想通りの結果に。


つまり、事前に宣告されていた通り、SSDの故障でありそれを交換するしかないと。

そしてその見積もりが、12万強!

 

万が一にも、埃が悪さしてただけで取っ払ったらOKでした、みたいな軽傷ですまないかなあ、との期待もむなしく(T_T)


これはもう、修理交換をお断りして、新パソコンを買う選択をしよう、と決意。

それでも送料・診断料込みで1万以上かかったが仕方なし、と割り切った。

 

そんな最悪の事態を想定し(そうならないよう祈っていたが)、目星をつけていたパソコンを買いに行った。


冷蔵庫の時と同じで、もう吟味する余裕もなく、現物があって修理費と大して変わらない値段のもの、というのが最優先事項。

 

なんか、楽しくもウキウキわくわくもなく。ため息しか出ない。


それに加えて酷暑続きの毎日。買いに行くのもセットアップするのも、気力体力が不足気味。せめて壊れたのがもう少し涼しい時期だったらと恨めしく思ったり。

 

で、とにかく買いました。

今まで使ったことのないメーカーなので、多少戸惑いつつも、ウイルスバスターを入れ、メール設定をし、個人用のファイルをバックアップからコピー。

 

その最低限の作業を乗り越え、使い始めた新パソコン。

新たに細々問題が発生するも、まあ暑いうちはそれらは先送りすると決めた。ふう。

 

でも落ち着けばやっぱり嬉しい新パソコン。

 

そうこうするうちに、 SSDのぶっ壊れた前パソコンが戻ってきた。

ちょっとだけでも立ち上がってくれたら、デスクトップやメールやエッジのお気に入りとかをバックアップしたいなあ……と思いつつ、これまで油断して放っておいた自分を殴りたい気分でいる。

 

懲りたので、とりあえずはメール設定をPOPからIMAPに変えた。これまでその違いすら分かっていなかった自分もまた別途殴りたい。

 

今度のパソコンは、せめて減価償却年数くらいはもってほしいなと祈りつつ。

 

(了)

 

 

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通り過ぎたアイドル

 

 


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  エブリスタ

 

プロ野球、8/4のロッテVS西武戦。

 

9回表、2点リードの場面で投手交代が告げられた途端、客席からは爆発かと思うような大歓声が沸いた。


いつもならここは現クローザーに座る横山投手の出番だが、ロッテファンならこの尋常ならぬどよめきで益田直也投手の登場だとわかる。

 

去年、名球界入りの条件である250Sまであと2つまで来ていたのに不調が続き、今年はすでに1セーブを挙げるも、本人もファンもじりじりしつつこの日を待っていた。

 

2011年の入団以来、セットアッパー、守護神とフル稼働で、今回の250セーブ達成もすごいのだが、ホールドも実に176も挙げている。精神的にも体力的にも人一倍頑丈で強くなければとてもできない記録だと思う。

 

正直言って、近年の益田投手は、試合を壊してしまうことも何度かあり、もうセーブシチュエーションで投げることは難しいのかな、と個人的には懸念していた時期もある。

ただ、ロッテにとっては長年の功労者であり、尊敬に値するし、若いチームにおいて頼りになる先輩であることは間違いなかった。

 

この日は8球での3者凡退、記録達成記念にふさわしい締めだった。

心からおめでとうございます、これまでありがとう、と何度でも叫びたい。

 

それから、この試合では珍しい選手にホームランが出た。

 

小川龍成選手。今年ファン投票1位でオールスターにも選ばれた、主にそのセカンドの守備が評価されている小兵の選手。

 

最近はすっかりスタメンに定着したが、ちょっと前まではネームバリューがある選手に押し出されることが多く、守備固めやバント要員というイメージだった。

 

でも、「俺はこうやってレギュラーを取っていくんだ!」という、細かい好プレーが多かった。

 

印象的なのは2024年に2アウト満塁からサヨナラスクイズを決めたこと。

後から、「彼はいつもああいうバント練習をずっとやっている」というレポートを読み、自分はどうやったら試合で役に立てるのか、と頭を使える選手だと知った。

 

体もそう大きくなく、そんな小技を売りにしているので、この日ライトスタンドに叩き込んだホームランには仰天した。

そう、最近は守備だけじゃなく、バッティングも強い打球が多くなっていたけど、ごめん、ホームランは想像していなかった。

4年ぶり2本目だというそんな貴重なものを見てしまって、えらく得した気分。

 

益田投手の大記録に隠れてしまったけれど、こちらも私はもろ手を挙げて喜んでいます。


 

(了)

 

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 突然の訃報を、ちょっと受け止めきれずにいる。

ちょうど、東野さんの初期の頃の「ある閉ざされた雪の山荘で」「宿命」を読み返していたところだった。

 

東野さんの小説との出会いは、もう30年以上前になるかと思う。

私は不本意にも仕事も辞め、知らない土地に引っ越し、趣味の書店巡りくらいしかすることがなかった。

 

そんなときに「天使の耳」という目を引くタイトル、その裏表紙のあらすじに興味を持ち、買って読み始めたら止まらない。

これは元々「交通警察の夜」という、交通事故に関することをキーにしたミステリーの短編を集めたものを改題したらしい。


その「耳」の使い方が強烈だったので、またこの作者さんの文庫を探し、次に買ったのが「魔球」。

これに超ドはまり。今でも繰り返し読み返す。

昭和30年代を舞台にした球児の話で、主人公の強さと優しさが強烈に胸に迫った。あまりにもこの話が好き過ぎて、自分でシナリオ化してみたこともあるくらい。

 

それからはもう、片っ端から買い集めた。だから東野さんの文庫はほとんど持っている。

 

どの作品も、読みやすい上に先が気になるヒキ。ついついページが進んで一気読みしてしまうことも珍しくない。

そして、理系の頭脳のせいだと思うが、納得のオチまで理路整然と導いてくれる。ぼんやり不明な結末が嫌いな私は、その爽快感を求めて東野作品を読みふけった。

 

これまでの人生の読書時間のうち、恐らく半分くらいは東野作品が占めると思う。

好きな作品を挙げればキリがないが、先の2つに加え、「分身」「手紙」「むかし僕が死んだ家」「どちらかが彼女を殺した」「誰かが私を殺した」「回廊亭殺人事件」「パラレルワールドラブストーリー」……いや本当にキリがない。

 

有名な「白夜行」は、主人公の女性雪穂は好きじゃないが、相棒の亮司が危なくて強くて頭が良くてかなり好き。

長い長い年月を、実際にあった犯罪史と共に、二人の接点が全く描写されずに話が進んでいき、本当に読み応えがあった。

 

長年東野作品を読み続けてきて思うのは、初期は本格推理ものが多かったなあということ。密室とかトリックとか、緻密な構成やアイディアがすごいもの。


それが、自分の感覚では「秘密」辺りからだろうか。そういう技モノというようなところから、人間ドラマに重きを置いた感じに変わっていったように見えた。

 

ご逝去のニュースの中の過去映像で、「自分が読むのが苦手だったので、読者を飽きさせないことをいつも考えている」とおっしゃっていた。


物語を書きたい自分もそこは肝に銘じ、そして中毒とも言える読者として大好きだった東野さんのご冥福を心よりお祈りします。

 

(了)

 

 

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