石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -2ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

今年は完封負け数が新記録という。

パ・リーグのぶっちぎりのビリ。

地元球場に行っても遠征しても、見どころなしの負け試合しか観られていない。

 

そういう、ロッテファンとしては厳しい年になっている。

 

今や今年のペナントレースはどうでもいい、来年再来年、若しくは5年後10年後を見据えた若手起用が主流になって、その活きのよさ、怖いもの知らずっぷりの活躍が、ファンとしては唯一の楽しみとなっている。

 

なのに。

 

先日のこと、、、

1点差で勝っていた試合。

球場は屋外、空からはバケツ雨、稲光もものすごく。

3回を終わった後、1時間以上の中断となった。

 

でも中止ではなく再開。

5回まで頑張れば試合成立。

このまま早く終わってくれ。久々に勝ち試合を見せてくれ。

とのロッテファンのささやかな願いもむなしく、5回裏、打たれた。点が入った。

同点で試合成立……。


いやでも、ロッテも粘る。6回表、ホームランが飛び出し、押し出しやらタイムリーやらで、4点入れたぞ! 何と久しぶりに爽快な。

 

けども。

なぜここでまたも豪雨となるわけ?

 

6回裏に進むことなく、審判が降雨コールド(試合終了)を宣告。

ルール上5回裏までの点数で勝敗が決まる。


これはつまり、6回の表にロッテが入れた4点が幻に。で、2-2の同点という結果となった。

 

ウソや~ん、雨のバカヤロー!

 

その4点のうち2点は、今年2年目の若手が打った記念すべき初ホームランだった。

それも、幻。

 

♬ふ~っぶきのやま~、吹~雪の山~、

山は叫ぶ、山は叫ぶ、山は叫ぶ……ま、ぼ、ろ、し~~~!!

 

動揺しすぎて大昔に合唱コンクールで歌った曲が頭をよぎってしまった……

 

今年のロッテファンはさあ、なかなか勝てなくて勝った少ない試合に喜びを集中させてんのよ……

若手の躍動にしか楽しみがないんよ……

この日はまさにそうした滅多にない見どころ満載の試合だったんだよ……

 

天気までロッテファンを見放すか。

もう暴れていいですか。

 

それでも、プロ野球ニュースではその試合をダイジェストで振り返ってくれた。

で、「今日のホームラン」のコーナーでも一応取り上げてくれるかな、と張り付いていたのだが。

 

なかった。

 

混ぜてくれたっていいじゃん。

「幻の1号」とかテロップ入れてくれればいいじゃん。

あるいは映像をぼかすとか白黒にするとかでもいいじゃん……

今年のロッテファンの数少ない楽しみを、ちょっとだけ増やしてくれたっていいじゃん……

 

夜中にどこかからそんな叫びが聞こえたら、それは私です。

 

(了)

 

 

 

「サマー〇〇」がお題の新作短編です! 10分で読めます!(コメディ)

踊る休暇戦線

 

 

 

 

 

 

 「雨宿り」がお題の短編です。12分で読めます!(現代ファンタジー)

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「伝説の○○」がお題の短編です。14分で読めます! (青春)

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***以下過去受賞作抜粋です*

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✨第238回超妄想コンテスト「冬の朝」がお題の短編で優秀作品に選んでいただきました✨

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易しい悪女の作り方

 

 

 

第231回超妄想コンテスト「天使」で、佳作をいただきました。9分で読めます!(現代ファンタジー)

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第213回コンテストで佳作に選んでいただいた「ポケットの中」がお題の短編はこちら↓ 11分で読めます。(ヒューマンドラマ)

ハンドメイド作家とただの客 

 

 

 

第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた、「○○解禁」がお題の短編はこちら↓ 14分で読めます。(ファンタジー)

バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

1992年アメリカ、監督:スティーヴ・マイナー、出演:メル・ギブソン、ジェイミー・リー・カーティス、イライジャ・ウッド

 

あらすじ

パイロットのダニエルは、プロポーズできないまま恋人が交通事故で昏睡状態に。その回復を待つため、冷凍睡眠の実験台になる。が、目覚めたのは50年後、恋人も冷凍睡眠担当者も行方がしれない。右も左もわからない未来で、発見してくれた少年たちの協力を得て恋人を探すのだが。

 

副題にわかりやすく「時を超えた告白」とついているので結末は大体想像はつくけれど、かなり好きなタイプのストーリー。

 

メルが若くてパワフルな感じ、何しろプロポーズするとかしないとかのお年頃。その主人公はやんちゃでもよそ者でも、子どもにアドバイスしたりする内容や態度が大人だなあと憎めない。(海外の映画を観ると、こういう「大人」な部分に感心することが多い――私自身を顧みてこういう大人の要素が育たなかったことに失望する……)

 

ジェイミー・リー・カーティスは「トゥルー・ライズ」でコメディ路線というイメージを強烈に持ったけど、ここでは落ち着きを見せていて、初めて観たときに意外に思ったのを覚えている。

 

また、イライジャファンならばこの映画、お宝映像じゃないだろうか。

子どもながらに芯の強さや信念のようなものを持っていて、かっこもつけるが可愛げのある坊や。一挙一動に目が行くオーラがある。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」にチョイ出したのはこの3年前で7歳、デビュー作だとか。「ロード・オブ・ザ・リング」はこの9年後。B級でもつい見入ってしまう「パラサイト」が7年後。他にも出演作多数で、いずれもさすがに達者でインパクト大。

 

映画のストーリーはシンプルで爽やか。

行方を捜し当てた恋人は昏睡から醒めてちゃんと人生を送り、年を重ねていた。

メル演ずるダニエルは、冷凍から覚めて若いままだったのが、途中から急に老化が進み、恋人と再会する頃にはちゃんと年齢バランスが取れている……意地悪な私がこのラストを書くとしたら、年をズラして葛藤やトラブルを起こし、悲劇っぽい要素も入れるだろうな、とは思ったけれど。

 

でも、そんなシンプルでお決まりのハッピーエンドと言えなくもない物語でも、温かさがある。ダニエルと少年たちやシングルマザーとの間に信頼のようなものが築かれていく過程が優しくて、応援したい気持ちになる。

 

久しぶりに観て、古くてもストーリーが読めても、味付けや過程の丁寧さに、目が離せないと感じた一作。

 

(完)

 


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「忘れられない匂い」がお題の短編です。10分で読めます! (ヒューマンドラマ)

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第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた、「○○解禁」がお題の短編はこちら↓ 14分で読めます。(ファンタジー)

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今回物語を書いていて、「自分」が宿るものだなあと再び感じたので、先週の続きとして。


先週締め切りだった短編コンクール、ライトなコメディを目指したのだが、結局笑えるものになり切れていない気がして、公開寸前に「現代ファンタジー」にジャンル変更した……弱気。

 

タイムトラベルものなので、あちこち齟齬が出まくりで、それを直し回るのにかなりの労力を要してしまい、コメディ強化に専念できなくなって時間切れ……残念。

 

その中で、ちらりと昔のヒット曲を引用した。

「ラブストーリーは突然に」(小田和正)の、「あの日あの時あの場所で君に会えなかったら 僕らはいつまでも見知らぬふたりのまま」というサビ。


その歌詞に対して「運命の相手なら、その日でなくてもきっとまた必ず出会うようにできている」と登場人物に言わせている。

(誤解なきよう、私はこの歌が大好きだし、名曲だと思っています)

 

自分で書いたそのシーンを読み返してみて、改めて思った。私って、こんな風に考える人だったんだ、と。

 

とにかくしゃべるのが下手、人の話はよ~く咀嚼しないと飲み込めず、それに対する意見が頭でまとまるまでにものすごく時間がかかる私。自分がどう思ったのか、なぜモヤモヤするのかがなかなか的確につかめない。


でも、架空の物語を創っているときに、ふとそれが表れる。

 

遡れば、「世界で一つだけの花」(SMAP)が大流行した時にも、その歌詞にモヤッとしたことを、物語を書いてみて気づいた。

「ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワン」というのは本当にそうなんだろうか、と。

 

「2位じゃダメなんですか?」との蓮舫さんの流行語があったけど、「2位じゃダメなんです」とイチロー選手は言っていた。


その真意とはズレるかもだけど、1番になろうと頑張って2番になることはあってもその逆はほぼないのでは。そして、自分がどういうオンリーワンか見つけることだってそのくらい必死にならないと難しいのではないか。

という風に私は捉えた(この曲も名曲だし大好きなのでそしる意図は全くない)。

 

それから、「北風と太陽」。

あれが何かの例えに使われる度に思う。

だって北風は風を吹かせるしかできなくて、太陽は周りを温めるのが才。それぞれが自分の特技を出したときに「北風が悪い」と決めつけるってどうなの、と。

 

その思いも、「自分を出せば出すほど人に嫌われる人間」と「何をやっても人から喜ばれる人間」の物語を書いたときに、ああこれは北風と太陽だな、と感じたところから気づいた。

 

前回とはちょっと趣旨が違うけれど、

先週から引き続き、創作した作品には作者が宿る、と改めて思ったのだった。


私の場合、それを経てやっと自分が何をどう考えているかわかるという……何とも頭の悪い人間だなあとため息をついている。

 

(了)

 

 

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パッパのフューチャー

 

 

 

 

 

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ハンドメイド作家とただの客 

 

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

小説には、ノンフィクションやエッセイ等、事実を書く分野があるけれど、私が書くのは完全なフィクション。

 

フィクションというのは、幽霊だったり生まれ変わりだったり異世界もありの作り事。そういうものが出てこなくとも、実際はこんな都合のいいことありえない、こんなカワイイ男の子いない、こんなえぐい結果にはならない、……等々、まあ現実とは違うはず。

 

でも、かつての文豪や現代のドラマ脚本など読むとわかるように、偉人をモデルにしたり、作者の経験を踏まえてあったりで、結構リアルな物事が裏に流れていて、だから読み手は共感等をするのだと思う。

 

自分も空想の世界を描いているわけだけど、それは時に日記のようなものだと思うことがある。

その時その時の思いが端々に盛り込まれている。

 

大事にしていた物を失くした時のあきらめきれない気持ち、理不尽な出来事に対して「どうして」と思ったこと、こんなとき側にいてほしい人が遠い、等々。

 

その作品を読み返した時、そういうことがあったなあ、だからこういうストーリーにしたんだっけ、と明確に思い出すくらいに。

 

経験だけじゃなく、それまで読んだもの(小説、エッセイ、漫画、記事)、見たもの(景色、旅行)、観たもの(映画、ドラマ)、好きな俳優(私の場合その人をキャラクターにイメージしたりする)が、作品にすごく出る。

 

例えば、「となりのトトロ」を観た後、自然の中の子どもの感覚を描いたことがある。

「ブラックジャック」は医者ものだけどヒューマンドラマでもあり、読むたび人と人との不思議な関わりを書いてみたくなったり。

海外で言葉が通じなくてうまくいかなかった経験は、異世界で異星人とすれ違った話にできるな、と思ったり。

 

いずれもそのままそのことだけを書いてしまえばノンフィクションやエッセイになるのだろうけど。

 

でも、私は起承転結の物語を書くのが好きなので、そういった経験や思いを生かせるキャラと背景を作って、作り事のドラマにする。作り事だけど読めば「あ、あの頃こんなこと考えてたな」なんて思い出すわけである。

 

だから、いわゆるステレオタイプと言われるよくあるパターンを描いたとしても、きっとその人なりの何かがそこには宿っているはずで。「ここはこういう経験からこういう思いでこんな友人をモデルに書いた」というその作者しか書けない何かが。

 

パクリはアウトだけど、そういうところを見れば、オマージュはあるとしてもステレオタイプにはならない気がする、と個人的には思っている。

 

(了)

 

 「雨宿り」がお題の新作短編です! 12分で読めます!(現代ファンタジー)

パッパのフューチャー


 

「伝説の○○」がお題の短編です。14分で読めます! (青春)

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「忘れられない匂い」がお題の短編です。10分で読めます! (ヒューマンドラマ)

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「ブルー」がお題の新短編です。5分で読めます! (コメディ)

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きみのおかげ

 

 

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

その昔、日比谷で乗り換えて通学していた。

その地下通路で、謎の行列をいくつも見かけたことがある。整然と、おとなしく、あちこちに少しずつ並んでいるのである。

 

その謎が、〇十年経った今、ようやく解けた。あれは、宝塚の推しの方の入り待ち、出待ちの列だったのだろう。

 

というわけで、数年前から私もちょいちょいうかがうようになった宝塚。

といってもチケットはそうは取れず、コロナとハイテクのご時世で登場した「ライブ中継」という形で、映画館の映像で観ることが可能になって。

 

ご贔屓トップさんの卒業公演ラストデー、近所の映画館のライブ中継へ行ってみた。

 

舞台だけでなく客席の前方も少し映って、その大半の方が白っぽい何かを羽織っていることがわかり、これが噂に聞くファンクラブの方々のお見送り装束というものなのか、と。

 

ちなみに日比谷周りの映画館のライブ中継チケットは早々に売り切れていたので、おそらく中継で観てから現地へ駆けつけお見送りする方も多いのだろうと想像。

 

ところで、そもそもが公演はショーとお芝居を合わせて3時間を超えるもの。

でも最終日には、更にその後にトップさんラストデーの特別ショーがあって。

更に更に、その後卒業する他の生徒さんらとともに、階段降り&花束贈呈とご挨拶があり。

そして鳴りやまないアンコールで緞帳が下がったり上がったりをくり返し。「本日の公演は終了しました」と放送があってもアンコールはまだまだ続き、再び幕が上がって降りて上がって降りて。

 

ということで、本当に終了して灯が点くまで4時間以上は経っていた。観ているこちらも結構へとへと。

 

元々のショーとお芝居だって、出ずっぱりで歌って踊って演技して、の主役(トップさん)には相当の体力が要ると思うのだが、終始にこやかで軽やか。最後のご挨拶も丁寧。

 

その後は生で見たわけではないけれど、卒業インタビュー、白装束のお見送りに応え、そしておそらくお茶会なんかが続いたのでは。お風呂に入って布団に横になったのは、一体何時頃だったのだろうか。。。

 

最後の最後のお別れだから。

とは思うものの、正直「早く休ませてあげたい」と思ったりもした。

 

余談ながら、これは野球を観ていても思うことで。

寒さや雨の中、例えばサヨナラ打などを打つと、ペットボトルシャワーをぶっかけられ、ヒーローインタビューがあり、観客席への挨拶やサイン、記念撮影等々……あのお、早くお風呂へ入って温まらないと風邪ひいちゃうんじゃ。身体どっか痛めちゃわないかとか。そんな余計な心配でいっぱいになってしまう……それと似ていた。

 

宝塚の話に戻るが、短い私のファン歴の中で、そのお芝居に魅せられてトップに上り詰めたジェンヌさんのラストショーを観られて嬉しかった。そして卒業公演のラストというのはこういうものかと初めて知って、それは楽しかった。

 

ただ、相当のトレーニングを積んできたからこその図抜けた体力なのだろうけれど、これからも健康には十分留意して、元気に新たな人生へ向かってほしいと思った。

 

(了)

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

先日、プロ野球交流戦を観るために、名古屋まで遠征してきた。

 

3-0の完封負け。

……8安打4四死球で1点も入らないってどういうわけ?

 

行った日を間違えた、3連戦のうち別の日にすりゃあよかった、

……というわけでもない。

1点差負け、2点リードの9回2アウトから逆転サヨナラ負け、そして完封負けの3タテだったから。

 

思えば遠征は過去全敗。

札幌、大阪、宮城。しかもなぜか見どころゼロの試合ばかり。交通費、宿泊費を使ってそれ。

正直ちょっとムカムカを抑えきれない。

 

勝負事だから負けるのはしかたない。けれど負け方ってものがあるんじゃない? 

 

チャンスも数少なく、案の定それを潰しまくり、好投の先発投手の見殺し。勝てそうと思えばリリーフ陣が崩れ。そんな繰り返しで目も当てられない。

今年はそういう酷い展開の試合を飽きるほど観た。なのに遠征なんてしたお前が悪い、と言われればそれまでだけど。

 

負けたけどいい試合だった。そう思える展開なら楽しかったはず。打ち合いのルーズベルトゲームとか。

 

これは、アウェイの遠方に限ったことじゃない。今年はホームにも一度行ったが、やはり8-0の惨敗で、途中で席を立った。

もう球場に行く気が失せかけている。

 

そもそもチケットの高騰が半端じゃない。野球観戦は高級道楽になってしまった感。

イニング間や試合後のイベントがめちゃくちゃ増えたけど、いや、そんなもんよりまず面白い試合が観たい。

グッズもあれやこれやの多様化。けど何であんなに高いのか。皆さん、よくそんなに買えますな。と、数年前に買ったタオルと去年のグッズ付きチケットで貰ったTシャツを未だ愛用してる私。いや、グッズつきじゃなくてもいいからチケット代下げてほしい。

 

加えて、飲食物持ち込みの禁止化。

え? 野球って、お弁当食べながらピクニック気分で観るエンタメじゃなかった? 

東京ドームや神宮などは、いまだ駅から球場に向かう間に、あちこちでお弁当を売っているし、作って持参する人も多いはず。

それを、球場周りのテントで買ったものしか持ち込み不可、とか言い出した。

 

あの~~~~、球場で売っている食べ物って、かなりお高いんですけど。それに美味しい物もあるけど、唐揚げフェスの鶏唐&ギョーザ、なんて、ちょっとボリューミー過ぎて。若者じゃないと無理じゃない?

 

何だかなあ。

 

その充実のさせ方が正しいかどうかは別として、そもそも野球が楽しくないと、球場に行く気になれない。

と言っているうちに、コーチが交代、少し点が入る野球に変わってきた贔屓チーム。

 

性懲りもなくもう一回、遠征ではないけど出向く予定。

 

(了)

 

 

 

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電子レンジ、ちょっと前から、何となく調子が悪かった。

 

料理を温めた後、何か黒い粉がまぶされたようになっていたり。スタートを押したはずなのに、いつのまにか止まっていたり。

 

黒い粉は、レンジ内の拭き掃除がおろそかになってるからだろう、と布巾掛けしたが、拭いても拭いてもまぶされる。


止まっていたのは、スタートを押し忘れたか、「チーン」という出来上がりの電子音を聞き損なったせいだろう、と思っていたが、同居人も気づいた。やっぱり温まらずして止まったようだ。

 

と、怪しい前兆はあったので、大型量販店でいろいろ物色はしていた。もう何年物になるのか忘れるほど中古になっていたし。

 

が、そうは思うものの、まあまだ使えてるし、と舐めていたら……

ある日爆音と共に火を噴いた。中で温めていたおにぎりは焦げた。

 

幸いにして大事には至らなかったが、すぐにコンセントを引き抜いて、大型量販店へ向かった。

 

さて。

 

いろいろ見た結果、基本的に大きさが昔よりでっかくなっている、というのがまず第一の感想。置く予定の場所は結構狭いので、小さめのをセレクト。

 

それに加え、……え、前に買ったときは、オーブン兼ねたタイプがほとんどだったと思うけど……今じゃレンジのみの物とオーブン兼用タイプとに分かれていた。


レンジのみの方が俄然安かったのだが、最近多少お菓子を焼くようになったし、毎日トーストを食べる。

そんな、ほんの極少ない調理の為に、ちょっと張り込むことになった。

けどまあ、その量販店のプライベートブランドということで若干お安め。

 

で、驚いたのが、丸皿なしが一般仕様という点。確かに丸皿からはみ出して回らない弁当などもあったので納得。

そういえば皿を割ってしまって困ったこともあったし。

 

あまり迷いもせず購入した。これで普通にレンジを使える日々が戻ってくる、と、上機嫌で旧レンジをどけて、そのおニューレンジを載せ……載せ……、お、重い。何この重量。岩石か鉛か、ってくらい。

 

それでもどうにかセットアップ完了、うきうきと温め開始。


――え、以前みたく、保温時間を自動で決めてくれるんじゃなく? 「スタート」ボタンを押しただけでは30秒しか温めてくれないことに気づかず、冷たいまま食べることになった(一度座った食卓から立ってもう一度レンジに入れ直して時間を見つつ温め直す、というのが面倒で)。


食品ごとに手動で時間設定をしないといけないのかあ……と学ぶ。

 

それと、前は横開きだった蓋が、上から下へ開くタイプになった。

何も気にせず買ってしまったが、置き場はちょうど顔くらいの高さ。温め終わった食品を、その蓋越しに手を伸ばして取り出さなくてはならないのが結構辛い。それにはつま先立ちになるので踏み台を使うことに。


いつか取り落とす危険性が大、それが汁物だったりすると怖いので、少し高さを下げようと置き場を調整中。

 

ということで、あちこち整理をする羽目になって、暑さが募る中、結構疲れている。

 

(了)

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

コンビニのおにぎりをかじったら歯が割れた。というあまり例を見ない不幸に見舞われたのは2年近く前。

→「コンビニのおにぎりを食べたら歯が割れました

 

 

 

 

驚いて元凶のおにぎりを確認せずに捨ててしまったせいで証拠がなく、コンビニに文句を言うも菓子折り一つで終わってしまった。

 

かなりの痛みがあったから歯医者に行ったのに、「レントゲンに細かいところが写らないのでもっと酷くならないとわからない」と、「だから何の処置もできない」と言われた。そんなビックリな医院が存在するのだな、とこのとき初めて知って、そこはきれいさっぱり見切った。

 

別の医院へ駈け込んだら、しっかり小さなヒビを見つけてくれた。とりあえずの応急処置として虫歯のように詰め物をして固定してもらい、その後定期的なクリーニングと共に経過観察を続けてきた。

 

が、それももう限界を迎えた。

 

そもそもこの2年弱の間、歯茎に膿が溜まったり嚙み合わせが不調になったりと不安要素はあり、いずれ抜歯しましょうとは言われ続けてきて。


それでもヤダヤダと言い続けたが、ぐらつき感が最近ひどいな、と思ったら詰め物が取れかけている、と指摘された。

そして……鏡で見せてもらったが、ヒビだったものは、ものの見事にパックリ割れに進化していた。

 

抜歯……怖い怖い。

 

確か、親知らずを一回抜いたことがあったけれど、遠い記憶を掘り起こしてみれば、出血がひどく帰りに貧血を起こして電車でしゃがみ込んだっけ。


それに、あまり上手くない歯医者さんだったのだろう、処置の手が滑って口腔内の別の箇所をグッサリ傷つけた。口内炎になりやすい体質の私、しばらく辛い日々を送った。

 

あとは、子どもの頃に前歯を折った経験があるのだが、太古の昔過ぎてどんな処置だったか全く記憶に残っていない。

 

ってことで今回、何度も歯医者さんに尋ねる。

「どのくらい痛いものなんですか?」「すごく血が出ますか?」「時間は相当かかりますか?」「腫れるんでしょうか?」「当日や翌日に休みを取った方がいいですか?」等々。


「歯を引っ張る感じがちょっと強いくらいですよ」「休みは取らなくても大丈夫です」と軽くいなされ、ドキドキしながらその日を迎える。

 

結果的に言うと、痛くもショックもなくて、「はい1つ抜けました」「はい取れました!」(2つに割れてたので)と二言のうちに、5分もかからずに終わった。事前の麻酔の注射の方が痛かったくらい。

 

思わず拍子抜け、「え、……こんなもんなんですか?」とつぶやいて笑われた。

 

抜けた歯は、潔いほどに真っ二つだった。「よくこれで今まで痛くなかったですね」と不思議がられるほどに。

私って、人より痛みに鈍いのか? と自問している。

 

出血は1日で止まり、痛み止めは1つ飲んだだけ、抗生物質も全部飲み終わった。


何が辛かったって、ここ数年あれやこれやをすぐ口にするのが習慣化していたテレワーク人間、抜歯当日は麻酔が切れるまで物が食べられなかったこと。

 

意外と楽に抜歯が終わり、その後の義歯については3通りあるそうな。でもその処置は3か月後だそうなので、それまで歯抜けおばちゃんです。

 

(了)

 

 

「忘れられない匂い」がお題の短編です。10分で読めます! (ヒューマンドラマ)

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***以下過去受賞作抜粋です*

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✨第238回超妄想コンテスト「冬の朝」がお題の短編で優秀作品に選んでいただきました✨

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

1996年アメリカ。監督:マイケル・ベイ、出演:ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリス

 

あらすじはざっくり言うと、脱獄囚と事務屋のタッグが軍のプロたちと渡り合うお話。舞台はザ・ロックと呼ばれるかつての刑務所アルカトラズ島。

 

80~90年代特有の派手なカーアクションや、ズガガガドキューンドキューンが長い感もあるのだけども、私には好きな要素がいっぱいある映画。

 

とにかくこの凸凹コンビと敵の大将が好き。

 

コネリーの絶対的存在感(何せ開始30分出てこない)。悪辣ムキムキだって似合うはずのニコラスのヘナヘナ感。


それからアルカトラズに立てこもって最新の毒ガスをサンフランシスコに撒くと国を脅すのはエド・ハリス。かつて戦死した部下たちの名誉のための脅迫だった。この人がまたハマり役で、国に盾突くほどの気概と知識がある、優秀で情の深い上官が似合いすぎる。「アポロ13」もそうだったな、と思い出す。

 

それを阻止するその1、アルカトラズの内情に詳しいコネリー。つまりかつて長いことそこに囚役していた囚人。うん、腕っぷしも頭の回転も申し分ない。

 

阻止するその2、毒ガスの専門家ニコラス。これが戦闘の現場経験のない、いわゆるキャリア。揶揄され「薬屋」と呼ばれているのには吹いた。

 

でも、何だかんだとこの二人がどうにか毒ガス散布を未然に防ぐ。

 

まあそのラスト、毒消しの為に超極太の注射針を自らの心臓に突き刺すというのは、……うん、見せ場的には盛り上がるけど、本当にこういうもんなんでしょうかね。序盤に「こんな針、心臓に刺したら死ぬぞ!」と同僚がわめいている伏線もあったけど。(その後の手旗信号は、……ちょっとどこだかの日本映画でパクられていたようにも思う)

 

そういった、盛り盛りの誇張が結構多かった時代の映画だなあと思いつつ、けれどそれが別にツッコミどころ多数の欠陥、にはなっていないと思う。

 

主役二人のやりとりが、行き過ぎないジョークが利いていて、深刻な状況なのに息が詰まらずに観ていられる。

最後に友情ともいえるお互いへの思いやりが見られ、後味もよく。

この二人の名優さんを、余すことなく楽しめる映画だと思う。

 

余談ながら、最近読み直していた古い漫画「スケバン刑事」に、サンフランシスコの長い坂をスケボーで下るシーンが出て来た。昔読んだときには何とも思わなかったけれど、この映画にもその坂でのカーアクションがあって、なるほど名所なんだな、と今更確認した気になったりしている。サンフランシスコには、まだ行ったことがないので。

(了)

 

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先日、私の推しキャラのちょっとした新グッズ販売があるということで出向いたのが、昔よく通り過ぎたデパート。

よく通る駅にあった、というくらいであまり利用はしていなかったけど。

 

なぜ利用していなかったのかをこの度沸々と思い出すことになった。

 

今回そのデパートに着いたところ、ちょうど工事中。

開店中らしきものの、一体どこから入ればいいのか滅茶苦茶不案内。「工事中工事中工事中」とやたらポスターが貼ってあるだけで、臨時入り口がどこだかを示す表示が全くない。


自力で何とか見つけて中に入れたものの、今度は目指すイベント会場がどこなのかも全然案内がなく、店員さんに聞いて回る羽目に。


それでも目指すグッズを買えて、駐車券の印をもらおうと差し出したら、違うフロアの更に延々歩いた先のカウンターで、ときた。


何でスーパーのようにレジでポンとやってくれないんだろう。

体力も精神的にもえらく消耗した。

 

そういえば。

結構前になるけれど、このグループのコテージに泊まりに行ったことがあった。


別に贅沢な設備を求めたわけじゃない。ただ、木造のロッジ、玄関で靴を脱いでもスリッパがない。歯ブラシや髭剃りもない。

その当時はこういったアメニティ、どこでも普通に用意されていて、それに慣れていたので非常に不便だった。

今でこそ最小限のアメニティといった施設は増えているけど、それでも各人に一つは配ってくれると思う。


結構な料金も取られたのに、大した節約にもなっていないと思われる小さな備品費をケチっている感が否めなくて。その不快感でもうあそこには行くまい、なんて客に思わせる方がよほどの損のような。

 

そういえば、と数珠繋ぎ的に思い出す。このグループ、野球チームも持っている。


このホームグラウンドがまたこの系列の鉄道でしか行けない、しかもかなり不便な立地。

ようやく着いて窓口でチケットを買った(当時はアナログだった)ら、買い終わってから「立ち見になる場合もあります」とのたまった販売員。え、それって、買う前に聞いてくるものじゃないの!?

 

更にそういえば、と思い出す。

このチームが春に沖縄でキャンプをやっていたのを見に行った時、グラウンドまで車で乗り付けたら、延々遠くの駐車場に誘導され、そこから有料バスに乗せられて戻るという……なんか猛烈に不快感の募る扱いで。


そういえば、がまだあった。

この鉄道を使う通勤路だったことがある。


その駅は、改札が線路を越えた向こう側にしかなかった。でも私が乗りたい方向の電車はこちら側、一度線路を渡って改札を通って向こう側のホームから階段で陸橋を渡ってこっち側のホームに戻って乗車しなければならないという構造。


でも朝はまず越えなくちゃいけない線路がほぼ開かずの踏切。改札がこっち側のホームにもあればサクッと乗れるものを、何台も横目で見逃すしかなく。

せめて朝くらい臨時改札とかできないものなんだろうか、定期だから見せるだけなのに、と、ホント、イライラの募り方、半端ではなかった。

 

といった諸々により、このグループ、ほんのちょっとしたことで客の不快感を最大限に引き出す天才かもしれない。

と思ったのだった。だからあまり利用しないようになったんだった。

と鮮やかに思い出した。

 

(了)


 

 

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「鏡」がお題の短編です。14分で読めます! (ヒューマンドラマ)

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「お別れ」がお題の超短編です。1分で読めます! (詩、童話、絵本)

↓ 

 またね

 

 

 

「お別れ」がお題の短編もう1本。12分で読めます! (青春)

↓ 

 キミを守りたい

 

 

 

 

 

 

********以下過去受賞作抜粋です*****

 

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