石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -17ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

小学生の頃、大事にしていた首飾りを失くしたことがある。

 

首飾りと言っても、ただキラキラジャラジャラの見た目がきれいなだけのおもちゃ。それでもそのときの私には、見るたびうっとり、首にかけてみれば幸せになる。そんな宝物だった。

 

それを、どこかで落とした。首に下げていたのか、手提げに入れてあったのか覚えていないが、とにかく家に帰ってから、ないことに気付いた。

 

そしてその日歩いた場所を全て辿った。道の右から左まで、どぶの中まで、目を皿のようにして探した。ちょっと外れた草むらとか塀の上に誰かが置いておいてくれたかも、とか、想像できるすべての可能性を考え、暗くなってもまだまだ探した。

 

なかった。

 

結局泣いて帰ったものの、諦めることができず、明日も明後日もずっと探そうと思っていた。

それで見つけたのなら大喜びしたことを覚えているはずだが、そんな記憶はないので、執着は日ごとに少しずつ薄れ、やがてあきらめたのだろう。

 

人から見ればどうでもいい失くし物だけど、本人のショックは結構大きい。

 

いい大人になってから、それももういい歳になった数年前も同じようなショックがあった。

 

その頃「ぬい撮り」というものに凝っていた。お気に入りのぬいぐるみと共に撮った景色やお料理をインスタに投稿するのである。


私の「ぬい撮り」はぬいぐるみではなく、とあるお菓子メーカーが一時的にコラボしていたときに引き当てたサンリオキャラのフィギュアだった。

小指ほどの小さなもので持ち歩くのにちょうどよく、いつどこへ行っても思い立ったら写真が撮れて、超お気に入りだったのだ。

 

それを、失くした。

 

それはちょっとした旅の宿泊先だと思う。珍しい置物や飾り付けがたくさんあって、一緒にバチバチ撮りまくったのだ。

そして家に帰ってみると……いつもその子を入れていた小物入れが空だった。撮影したどこかに置きっ放しにしてしまったのだろう……。


恥を忍んで、その宿泊先に電話してみたが、「ない」との返事。

 

人から見ればくだらないことだろうけど、ショックでしばらく立ち直れなかった。日々の忙しさに追われて薄れ消えるまで相当な時間がかかった。

 

そして、先週のことである。

 

コロナ禍でマスク必須の世の中になって4年余り。

外食のときに外したマスクを、携帯用の荷物フックに引っかけて食事するのが習慣になった。


頻度はそうないものの、4年も愛用していたそのフックは、重しのところの図柄が大好きで持ち歩くのに大きさも重さもピッタリの、今や自分の必需品だった。

 

それを、失くした。

 

というか、最後にそれを使った喫茶店は覚えていて、探しにも行ったし、忘れ物として届いていないか聞いてもみたのだが。

 

なかった……。

 

地味に大ショック。ちょっと今、凹んでいて気分が上がりません。

立ち直りに相当の時間がかかることは経験上わかっているので、心行くまで落ち込みます。

 

(了)


 

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シナリオの書き方の学校へ行くと、たぶん必ず教わる「ハコ書き」。

 

最初に、柱、ト書き、セリフ、などとシナリオ特有の書き方を覚えたら、次はストーリーをどう展開するか、となる。

そのいわば設計図となるものを、大バコ小バコといった形で作るのである。

 

大体の大まかな展開が大バコ、そのそれぞれに放り込むエピソードの数々が小バコ。

 

それはストーリーの一覧であり、一目で何がどうなるかわかる。これがハコ書きというもの。

 

まあいろいろと細かい認識が違うかも知れないが、私はそう捉えている。そして今でも基本的にはそうやって物語を作っている(シナリオに限らず小説も)。

 

大バコは、大体「起承転結」の4つ。出会いだとかその後の変化、やがて事件、そして結末、みたいな感じでざっと書く。

 

A4一枚で、「起」、「転」、「結」には各2,3行分くらいの空間を、残った全部は「承」に充てる。物語の根幹がほとんど「承」に仕込まれることになるからで、一番分量が多くなるのである。

 

その大体の割付が決まると、エピソードの一つ一つを付箋に書き付け、適当と思える大バコの中に貼り付けてみる。

 

最初の頃は書き込んでいたのだけど、結構入れ替えたり消したり新たに加えたりするので、付箋の方が便利と思ったから。

 

そうしてびらびらと洗濯物のように付箋がはためく一枚を見ながら、パソコンでベタ書きを始める。

 

これ、短編でも長編でも応用が利く。長編ならばこれを第一章、第二章等の章ごとに更に超小バコに分けたものを作っていけばよい。

 

まあ、これは私個人の進め方。

人によっていろいろなやり方があり、その人なりに相性の合う方法を、あれやこれや試して見つけていくのだと思う。

 

私の場合は、まずラストを決めてそれに向かって大バコを整え、その中の小バコ用エピソードを揃えていく。そういう準備が整わないと、書き始められない。

 

ただ最近は、8000字前後の短編ばかり書いている。

そうなると、このハコ書き、パソコンでずらずらエピソードを並べるだけで済ませるようになった。

この短さなら、それだけで何とか整理できるようになったのである。

 

で、ハコ書き用に取っておいたA4の裏紙や、ストックしてあった小バコ用の細い付箋などが、減らなくなった。

まあいくらでも別の用途があるから、どんどんそっちへ回っているのだけど。

 

もう少し複雑で長い、中編長編を書こうとしたら、そういったアナログな設計図が絶対に必要になるだろう(あくまでも「鳥頭」の私の場合は、です)。

 

でも今のところ、この酷暑も相まって、ややこしい物語を書こうという気が起きないので、しばらく付箋の出番はなさそう。


(了)

 


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これまで、デビットカードという物をほとんど使ったことがなかった。


キャッシュレスで買い物ができ、即銀行口座から引き落とし。という機能は知っていたものの、キャッシュレスならクレジットカードがあれば不自由ないわけで、特に必要を感じていなかったので。

 

たまたま十何年かぶりに新口座を作ったときにくっついてきたこのデビット機能。せっかくだから使ってみようと思いつつ、どの店で使えてどうやればいいのかよくわからなかった。


コンビニの店員さんに聞いてみると、「いえ、うちでは使えません」と当惑気味に言われてしまった。


以来忘れていたのだけど、あるとき「できるかも」とどこかのお店で言われ、クレジットカードを差し込む機器に使ってみたら……できた。あっさり。


コロナ禍以降、そういう機器を置く店がどっと増えたようで、その後買い物の度に試してみると、ほとんどの店で使える。

 

ただし、店員さんのほとんどはみんなクレジットカードとは別物という認識はなく、だから「デビットカード使えますか?」の質問にはNOと言われてしまうみたい(たぶんお店側の処理はクレジットと同じだから……なのかな?)。

 

このデビットカード、クレジットのように引き落としまでの時差がないので、口座に残高を置いておきさえすれば管理が楽。

通帳がなくスマホアプリなのでその場でいくら引き落とされたかすぐに確認できる。

ポイントもクレジットと同じようにつく。

 

というわけで、めっちゃ気に入って乱用していたところ。

 

とあるお買い物をしたときに、レジで不備があって割引されるはずの金額がされていなかった。

後から気づいて訂正してもらおうとしたら、カード払いは支払った分を一旦キャンセルしなくてはならないのだとか(デビットだろうがクレジットだろうが)。

 

で、そのレジの方にはキャンセル等の権限がなかったらしく、責任者が来るまで待たされた。

更にその責任者が見るからに還暦越えのデジタル大丈夫か的な危なっかしそうなオッサンで。


嫌な予感が的中、何度やってもキャンセルができない。

 

何度も「もう一度カードを」と機器差し込みを指示され、二重引き落としとかないでしょうね? と疑念しか生じない。


結局どうやってもダメで、現金で返金され、その後本来額を支払う形に。その支払いはもうカードでする気がせず、現金で払った。

 

この間、スマホで何度もデビットカード使用歴を確認。二重三重引き落としなどはされなかった模様で、通帳アプリの利点を実感できた一件。なのはいいけれど。

 

うん……カードはトラブルがあったときが面倒。そしておそらくどの店でもそれに即対応できる店員さんは多くない。


かといって使わないという選択肢もつまらないし、ちょっと考え中。

 

ちなみに、今良く行くスーパーさんがそこ特有の「何チャラPay」というアプリを超おすすめしてくるのだけれど、トラブル時の備え万全、という感じが全然しないので、未だ加入せず。

 

(了)

 


 

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どうしてこういう物語を書いたのか? 

はい、それは無理矢理ひねり出したアイディアです。

 

といったことを、2回書いたけど、まだまだあります。

その過去2回はこちら↓

 

創作裏話~苦し紛れのアイディアその1

 

 

創作裏話~苦し紛れのアイディアその2

 

 

 

今回は、「これからもよろしく」というお題について。

書きやすいような、そうじゃないような。

 

まず考えたのは、どういったときにこの言葉を誰に言うだろう? ということ。

 

つきあっていた男女が結婚するとき? 

あるいは学校の友だち同士が卒業後でも続く友情を信じて掛け合う言葉? 

仕事で一緒にプロジェクトを乗り切った仲間と次のプロジェクトへと向かうとき?

 

などなど、相手と共にこれからも頑張ろうとプラスの意味で発する言葉だろうな、と思う。

 

が、もう一つ、マイナスもあるな、と思った。

 

弱みを握られ脅迫者に金を払ったときにそう言われる。

あるいは仕事上で一度コンプライアンスを超えて融通してやったら次回も、と要求される。

ヒモの生活全般の面倒について、しれっと寄りかかられる。

 

等々、こんな関係ぶった切りたいのに、というときにも使われる言葉かも、と。

 

さて、今回どっちのパターンで作ろうか?

 

前者のようなプラスの話は、公開後に、清々しくて楽しめたというコメントをいただくことが多い。


が、後者のようなマイナスの話を書くのも嫌いじゃない私。

何というか、身体の中の毒を吐く、といった、デトックス的な効果があるのか、ときどき無性にそういう物語を書きたくなるのである。

 

気分でどっちかを選ぶ、というのが常なのだけど。

今回、選べなかった。

 

プラスのも書きたい。マイナスのも。


じゃあ2本書いちゃえ!


とも思ったけど、いやそれじゃ面白くない。

 

この「これからもよろしく」は、ちょうどこのサイトの短編コンテストが200回になる記念回。

じゃあ自分的にも記念になるものを。

 

で、できたのが、1本の中で両方を詰め込んだもの。

同じ話が少しずれただけで結末が天国と地獄、という、言ってみれば「IF」の物語。


そして「これからもよろしく」という同じセリフが、それぞれの話の同じ局面で出てくるのに、主人公が真逆のとらえ方をする。

 

という、書くのが楽しかった短編になりました。

 

(了)

 

 

↓「これからもよろしく」をお題にして書いた短編はこちら。

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どうしてこういう物語を書いたのか? 

 

私の場合、そう聞かれたときに、無理矢理ひねり出したアイディアからこうなりました、という真実を言い辛いことが多い。あまりに苦し紛れの、その場しのぎみたいな発想で。

 

前回は「猫」について、自分があまり身近じゃなかったためにG難度3回転捻り、みたいな、真っ当に思いつかなかった故に行き着いたアイディアのことを書いた。

 

「猫」の課題での苦し紛れなアイディアについて書いたブログはこちら→

創作裏話~苦し紛れのアイディアその1 


 

今回苦労したお題は、「AI」。

どんどん身近になる、知らないうちに生活のどこかで必ず使うようになってきている。そんな現代にそぐう、タイムリーなお題だと思う。

 

が、私の場合、「猫」と同様、「さてこのAI使って○○をやるか」といった実感も目的感も生活密着度も低く、どこかで使っていても、それが「AI」だと認識していない可能性が高い。

 

それで、まずAIって何に使ってるの? というところからスマホに聞いてみた(これも「AI」を実感したくてトライしてみたが、最初どこをタップすれば返事してくれるモードになるのかわからずにモタモタした)。

 

で、答えは、洗濯機、掃除機、レンジ、車、等々。

なるほど……あれこれもう実用化されているのねえ……。

 

自分世代は、パソコンや携帯電話のなかった時代を色濃く経験している。でも、先進機械を面白がってどんどん取り入れていった世代でもある。たぶん、変化には強い方だと思う。

 

けれど私個人で言えば、最近の機械のスピーディ過ぎるめざましい進化ぶりには、例えるなら、車を自分の制御可能速度を超えて運転するような、恐れに近い感覚を持つ。なので必要以上に取り入れようという気になれない。楽そうなら従来のやり方を選ぶこともある。

 

なんてスタンスなので、「AI」のお題を出した側は、「シンギュラリティはいつ?」とか副題に掲げていたけれど、そもそもシンギュラレティって何よ? てな自分(⇒機械が人を超えること、だそうです)。

 

つまりは、映画「ターミネーター」みたいな、壮大な近未来SF……いやもう近未来でもSFでもなく、現実の現代技術としての物語を期待してるのだろう、ということはわかる。

 

が、私の理解度はそのような低いレベルなので、もう仕方なく、主人公を「AI機械嫌いのおばあちゃん」にしてしまった。

 

息子が家事負担を楽にしてあげようとAI搭載の機械を次々買ってあげる。でも孫が「それもAIだよ」といちいち告げて、おばあちゃんは拒否反応……といったストーリーに。


シンギュラリティとか壮大な感じは微塵もない、家族の他愛ない喧嘩と愛の物語になったのでした。

(了)

 

↓「AI」をお題にして書いた話はこちら。6分で読めます。

backfire  (ヒューマンドラマ) 

 


↓「運命のふたり」がお題の新作短編です。14分で読めます。

藤より出でて  (ヒューマンドラマ) 



 

↓「これからもよろしく」がお題の短編です。14分で読めます。

白のエマージェンシー 黒のエクスカリバー   (現代ファンタジー)

 

 

 

 

↓「雨よ降れ」がお題の短編です。9分で読めます。

内緒のあじさい (青春)

 

 

 

↓連載完結しました。

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先日、大人気チケットが取れずに落ち込んだというブログを書いた(TOT)

↓

「キキちゃんチケットゲット失敗の巻」

 

 

 

 

あきらめきれずに、初めて「ライブ中継」というやつに申し込んでみた。これがたぶん配信というもので(それすら未経験(;'∀'))、もちろんスマホやテレビでも鑑賞できる(んだろう)。

 

でも、できれば大画面で、家人に邪魔されずに浸り切って観たい。そう思って、最寄りの映画館での中継に申し込んでみた。

 

これは先だっての生舞台チケットのように販売開始5分で完売、というほど鬼気迫るものではなく、何日か経ってから「申込受付中」と気づいた鈍くさい私のような者がのんびり対応しても大丈夫だった。

 

枚数を指定、自動で確保された座席番号を告げられ、購入ボタンを押す。

お支払番号が送られて来た……つまり無事席を確保! この時点で涙が出そうになった。

 

私はコンビニ払いを選んだのだけど、この後いつもならレジで支払ってチケットと引き換えて終わる。

が、今回の場合、支払いを終えるとCloakというシステム上でチケット引き換え用の番号を取得。


Cloakというのは、そこに購入分のチケットが置かれるので、まとめて数人分を購入したときに同行者それぞれかがアクセスして手にできたり、行けなくなったときにリセールができる、というシステムなのだとか。

 

そこは特に必要ないのでスルーして、とにかくその番号と引き換えにチケットを紙で発行してもらう。

……いつもよりひと手間多かったが、そう難しくなく、無事に入手成功〜〜〜!!

 

当日は15:30開始だったのだけれど、このクソ酷暑、出かけるのにものすごく気力が要った……でも大汗かきながらもとにかく映画館へ(着替えを用意してって冷房に備えたのは正解だった)。

 

画面には開催劇場の舞台と前3列くらいの開幕前の様子が映っていた。

 

配信というのが初めてなのでよくわからないが、この定点観測みたいな状態がずっと映されていくのか? 客席込みの、生舞台の臨場感を伴うような形で? 暗めだし、ちょっと観づらい感じ? と少々不安に。

 

が、始まってみれば、いくつものカメラが入っていたようで、そのときどきのスポット人物のアップや全体像が違和感なく切り替わる。明るさも音響も十分で、問題なし。


その映画館でたぶん一番のVIP級の部屋だったのかな? 前後がとても広く椅子の座り心地もよかった。端の席だから見えにくいかもと心配したが快適な観え方。念のために双眼鏡も用意していったが、全く不要だった。

 

それで肝心のお目当てのキキちゃんこと芹香斗亜さんは……

純真な少年から復讐心の塊の青年となっていく白ぶり黒ぶりが、「キキちゃんのこういう演技が見たかった!」という私好み120%ですっかり幸せに。

歌が多くてたくさんの歌うまさんの声にも堪能。

 

ライブ中継、初挑戦してみてよかった。大満足。

 

で、最後にキキちゃんがおっしゃいました。

「ブルーレイ発売が決まりました!」と。

はい、買います。

 

(了)

 

 

(このプレお披露目に敬意を込めて、そのタイトル名を入れてみた作品) 

↓

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どうしてこういう物語を書いたのか? 

 

そう聞いてくる方は、きっと「普段からこんな問題意識を持ってます」「こういったキャラが活躍する話を書きたかった」とか、何かすごいネタ宝庫的な答えを期待しているに違いない。

 

と勘ぐってしまうと、答えにくくなってしまう。

 

そう聞いてくださる方は、大抵その物語に何らかの気持ちが動いてくれたからだと思うので、とんでもなくくだらないところから出てきた、いやむしろひねり出しただけの棒アイディアだということを白状するのが忍びない。

 

結構長いこといくつもの物語を作ってきたので、そのきっかけがどれだけこじつけとか無理矢理だったか、という物を挙げたらキリがない。

 

そのうちの一つをご披露しようと思う。

 

それは、とある講座で出された課題。

「いつもと違う様子の猫。いったい何があってそうなったのか」という、伏線を張る練習のためのお題。

 

猫。猫……猫?

 

一般的に非常に身近だし、書きやすいだろうということで出題されたのだと思うが、私にとっては二進も三進もいかない素材だった。

 

飼ったこともない。飼っている友達もいない。どんな種類がいるのかもよく知らない。可愛さや愛着を持つ動きはこれだ! というのを身を持って体験したことがない。

 

となると、「いつもと違う様子の猫」と言われても、「いつもの猫」がどういうものなのかがわからない。

という人間が、どんなにそれっぽく書いたとしても、猫に詳しい猫好きな方が読めばすぐに「嘘くさい」「んなわけない」と察してしまうだろう。

 

で、そんな私はどうしたか?

 

仕方ないので、猫の一般的な習性として、靴の片方などを持ってきてしまう、狭い路地を歩いていくのが好き、必ず収まるお気に入りの場所がある……等々を、猫の写真集や猫に関する本を読んで把握。「世界猫歩き」のような番組も見まくって。

 

でも、「いつもと違う」という、微妙なニュアンスがどうしてもピンと来ない。

猫って、どういうときにいつもと違うように感じられるのだろう?

 

どうしてもそこから進まず四苦八苦。で、締切も迫って焦った私は暴挙に出た。

 

主人公に「違う」と感じさせるには、本当に「違う猫」、つまり別人(別猫)にしちゃえばいいんじゃない? と。

 

というわけで、「いつもと違って毛の色が薄く見えた」とか「収まる場所がいつもの場所じゃなかった」なんて伏線を張り、最後はその猫が別の兄弟猫と入れ替わっていた……という苦肉の策。

 

これ、この課題を出した先生に褒められた。自分でも気に入った結末になった。でも、実はこんな苦し紛れから出来たもの。

 

そんな感じで出たアイディアが意外と面白い物語に仕上がったりするので、創作とは奥が深い。

 

(了)


 

その課題から出来上がった話はこちら↓

「カラスのおみやげ」(ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

 

 

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↓「雨よ降れ」がお題の短編です。9分で読めます。

内緒のあじさい (青春)

 

 

 

↓連載完結しました。

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 「忘れもの」がお題の短編です。14分で読めます。

 

 

 ↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

バラを育ててはいけません (ファンタジー)

「○○解禁」がお題の短編です。14分で読めます。

 


 

 ↓「追いかける」がお題の短編です。14分で読めます。

菫色のネガ  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

 

先週のプロ野球はオールスター戦が盛り上がった。

それぞれの選手がそれぞれのこだわりを見せてファンを楽しませてくれたと思う。

 

中で私が最も笑えたのは、杉本選手と九里投手のショートコント(?)パフォーマンス。

一瞬「え?」と不安をあおるピッチャーの暴投に、怒ったバッターの乱闘を匂わせるにじり寄り。からの、ハグ。

大学時代に仲良しだったという同期のお二人に拍手です。

 

ほんの数秒の、つかみとドキドキとホッとする安心感に至る流れ。いやいや、短編小説書きとしては大変参考になりましたわ。

 

さて、プロ野球は、このオールスターが折り返し地点。

その前半では、ロッテは2位という位置に着けた。

 

正直言ってこのチーム、こんないい成績、夢なのかとさえ思う。長年応援してきた私でもそうなのだから、他の強豪チームのファンの方々もきっとそう思っているだろう。

 

投手力は抜群だけど、パリーグは各チーム良い投手が揃っているので、防御率がそう抜きん出ているわけでもない。

 

打撃面も、かなり前から言われているけれど、ホームランバッターがあまりいない。今は育ってきている若手もいるけど、例えばソフトバンクの柳田選手とか、ヤクルトの村上選手とか、そういった凄みのある長距離砲はいない。

 

で、チーム打率も悪い。

春先なんて、ラインナップの面々がこぞって1割打者だったりした。

 

怪我人も多く、昨年のレギュラーバッターやエース格のピッチャーなどが未だいないまま。

たとえ怪我がなかったとしても、去年優勝のオリックスや強力補強したソフトバンクに比べると、元々戦力は地味。有望な選手は多いものの、発展途上だろうなという印象はぬぐえない。

 

これでよくぞ、首位争いできる位置にいる。

 

それは、少ないチャンスを生かす吉井新監督の力が大きいのかなと思う。

見ていると、ビックリする采配をする。

延長もある可能性の中、当たっている打者に超早めの代打や代走。

ブルペンピッチャーのみの継投日あり。

若手でもファームからの上がり立てでも必ず使う。その選手が活躍するので、絶妙な起用と言える。

 

そんなこんなで「勝ちを拾う」のが上手いチームになっている。ゲームもルーズベルトだったりシーソーだったりサヨナラだったり、内容が濃くて野球の面白さが際立っている。

 

ちなみに、先日久々に球場観戦に出かけた。その試合はサヨナラ勝ち(*^▽^*)

ただしウィークデイど真ん中のナイトゲームで延長戦の末のことであり……翌日の仕事に耐えられる体力の自信がなく同点の9回終了時点で帰ってしまった……つまり、生サヨナラを観損なった!!!

 

すっごいもったいないことした後悔で翌日は一日中どんよりしていたが、9回までの試合展開だけでも見応えはあった。今年のロッテにはそういう魅力がある。

 

球宴直前は、ちょっと悔しい連敗をして残念に思ったが、冷静に考えれば貯金10を持って2位で折り返せたのは夢のよう。

 

実は1位で前半を終えられたら、などという妄想もしたけれど、それは最終局面でのお楽しみとします。

 

(了)

 

 

 

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 ↓第193回コンテストで、優秀作品に選んでいただきました✨

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 ↓第185回コンテストで入賞作に選んでいただきました♡

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 ↓「追いかける」がお題の短編です。14分で読めます。

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ご贔屓のトップ就任プレお披露目公演、チケットゲットできず(( ノД`)シクシク…。


何と言うか、普段からそんな競争率激高なチケット購入に慣れているわけではなかったので、いろいろ脇が甘かった。


以前一度、全国ツアーの券を取ることに成功したから、それと同じくらいの気構えで臨んだのだけど。


つまりは、宝塚劇場ではないその劇場の会員になるところから始め、チケットを取るための手順をそのHPで事前に何度も確認し。

ネットが混雑することも想定してその場合は電話で、と方針を定める。


発売当日、スマホとパソコンを並べ、開始1時間前からそのページを開いて待っていた。


のに。


1時間前には入れたチケットゲットページ。でもこのHP、ちょっとサイドメニューに行くとログインが解かれてしまう。その瞬間からログインできなくなった。何度トライしても「ただいま混雑中、時間をおいてもう一度」といったメッセージしか出ない。


何ということでしょうか。

みなさん、そんな前からもうログインしっ放しなのですね! と後悔してももう遅い。


発売開始時間になってもその状態は変わらず、電話も通じず。

もう諦めモードでやけくそ気味にログインボタンを連打していたら、ふいに急に入れた。


慌てて残席状態を見ると、あと3個ほどある! と自分の予定を確認、すり合わせ……などしている場合じゃなかった。

その瞬間にどれでもいいから購入ボタンを押すべきだった。


よし、この日時のこの席で! と決めた数秒後に押したら、「残席なくなりました」のメッセージ。すべての席が×マークになっていた……。

がっくし……


ログインを一旦解除状態にした(意図せずだけど)のが敗因その1。

残席があると確認したときに少し間を置いたのが敗因その2。


ここまで発売開始時間からものの5分だった。恐るべし宝塚人気。


しかたないので、この公演はDVDを買うと心に決める(なるよね? なってくれ、DVDに!)。


そして次の機会にはこの教訓を生かさねば! と脇の甘さを反省し、リベンジを誓っております。


(ちなみにご贔屓のプレお披露目に敬意を込めて、↓以下の創作にそのタイトル使ってます……)


(了)

 


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↓「道」がお題の短編です。10分で読めます。

立体交叉  (ヒューマンドラマ)

 

 

 

 

 

近頃よく思い出すのが、昔よく読んだ漫画の1フレーズ。

「肩が重い、肩が」

 

これは、主人公が怪我をした腕を肩から吊って「腕って重いんだな」と思い込んでの発言。実は彼女に祟っている怨霊が肩に乗しかかっているせいだった、という怖いオチ。

 

私の場合、怨霊ではない(はず)が、最近肩の調子が悪くて、だからこのフレーズを思い出してしまう。


捻ったりちょっと伸ばしたふとした瞬間に、結構な激痛が走る。声も出せずにうずくまってしまうほどの。

 

その痛さが怖くてなるべく動かさずにいたら、肩周りがどんどん固まっていって、ついには洗顔、歯ブラシ、髪をゴムでまとめるなども辛くなった。Tシャツの脱ぎ着、エプロンの後ろ結びなども不可。肩の可動域がほぼなくなってしまい、生活全般に支障が出るようになった。

ある意味、怨霊話より怖い。

 

もう限界と、渋々超大混雑の整形外科に出かけ、何時間も待って診断してもらった結果、肩関節炎ということだった(「○十肩ですか?」と聞いたけどそうとは言われなかった)。

 

転んだとか激しい運動をしたとかの理由が見当たらなくても、いつのまにかこうなる人は多いらしく、対応も診断も早くて明確だった。

「筋肉を剥がす注射」というのを打ってもらい(めちゃくちゃ痛かった)、リハビリに励むことになった。

 

これで治るのね、と喜んだのも一瞬。1ヶ月経ってもまだ痛みと可動域の狭さが続く。

リハビリに励むもかなり痛くて毎度泣きそう。


しかも効果が出ているのかよくわからず、あれこれ遠回りにしかできない身支度やら日常生活がまどろっこしい。そんな毎日が今後もずっと続くのかと憂鬱さばかりが増してゆく。そう悲観するとあらゆることへのやる気が削がれていく。

 

が、ある日急に、スコッと筋肉の固さの一部が抜けた感があった。多少可動域が広がり、動作もちょっと楽に。

 

まだまだ元通りとはいかないけれど、それだけでちょっと救われた気がした。今後どんどん良くなりそうかも。そう思える光が射してきた。

 

それで、おうちリハビリとして指示されたストレッチを隙あらばやる。とにかくやる。痛くてもやる(泣)。


この壁を超えたらスイスイ動くのか、あるいはこの痛みが出る動作はしちゃいけないやつなのか。その判断がイマイチつかないので、毎度理学療法士さんにお訪ねしながら。

 

絶望的な気分でいたところからちょっとだけ前進。たとえこういったことであれ、後退したマイナスからゼロへ戻す作業だとしても、進歩って嬉しいものだなあと思った。

 

通院のときに「随分固さが取れましたね。おうちでリハビリ頑張ってるのがわかります」などと褒められて更にやる気アップ。

 

ささやかな進歩やちょっとだけでも褒めてもらえる。この年になっても、そういうことで元気が出るんだなあと改めて思った。

 

とにかく、早く肩動くようにリハビリ頑張ります(TOT)

 

(了)

 

 

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