
今回は、水を自在に操作する「ゲブ神」の使い手で、盲目のンドゥールの元ネタを紹介しよう。
元ネタは、西アフリカのセネガルが生んだスーパー・スター、ユッスー・ンドゥール(Youssou N'Dour)だ。
10代から音楽活動を始めていた彼に世界に飛び出していくきっかけを作ったのは、第2部のスレッジハンマーの時に紹介したピーター・ガブリエルだ。
そこで紹介した名作アルバム『So』に参加した彼を、ピーターはワールド・ツアーにも参加させ、自分が契約しているヴァージン・レコードへ推薦したのだ。
その後世界的デビューとなった『ザ・ライオン(The Lion)』のタイトル・トラックを今回は挙げているが、アルバムとしては入手しにくいのでベスト盤を挙げておいた。
「ザ・ライオン」は、アフリカ的な広大さを感じさせるサウンドに、シンセサイザーや打ち込みを使い、よりワールド・ワイドに聴いてもらえるような見事な音作りになっている。
名曲と呼ぶにふさわしい1曲である。
「ザ・ライオン」はここで聴いてみよう。

ユッスー・ンドゥール ベスト [ ユッスー・ンドゥール ]

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