
今回は、リサリサの使用人でのちにジョセフ・ジョースターと結婚するスージーQの元ネタを紹介しよう。
元ネタは、アメリカのロック・バンド、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival、通称CCR)のデビュー曲「スージーQ(Suzie Q)」だ。
この曲のオリジナルは、1957年にアメリカのロカビリー・シンガー、デイル・ホーキンス(Dale Hawkins)がヒットさせたロックの名曲だが、彼はほとんど一発屋で終わっている。
荒木先生が聴いていたのは多分CCRのバージョンだと思うが、スージーQが女性なので、アメリカの女性ロック・ミュージシャン、スージー・クアトロが元ネタではという意見もある。
でもここではCCRを取り上げておこう。彼らのスタートは、中学時代にジョン・フォガティ、スチュ・クック、ダグ・クリフォードの3人が出会ったことからだ。
その3人にジョンの兄トムが加わり最終的にCCRになるのだが、それまでの道のりはかなり険しいものだった。
何回かバンド名を変えてCCRに落ちつくまで約10年を費やしている。
その苦労が嘘のように、CCRになってからはシングル・ヒットを量産していく。
特にジョン・フォガティのヴォーカルが非常に男くさく、土くさいロックだが、メロディは覚えやすくヒットするのも納得の名曲がずらり揃っている。
活動期間は1968年から72年までのわずか4年間だが、その間に残した7枚のアルバムはどれも非常に聴きやすく、個人的にはかなり聴きこんだ。
ただトムが脱退した後のラスト・アルバム「マルディグラ」は若干内容が落ちるが。
今回の「スージーQ」はシングル・バージョンもあるが、8分を超えるアルバム・バージョンのほうが断然よく、あの粘っこいテンポがくせになる。
「スージーQ」はここで聴いてみよう。

デイル・ホーキンス「スージーQ」はここで聴いてみよう。

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