Ｗ出版記念講演会「二人合わせて100歳近い私たちだからお伝えできること。」

田中みっち＆まゆちんのW出版講演ですが、先日の東京が好評おうちに終わり、その後、各地でのお申し込みが急に増え始めて嬉しい私たちです。

さて、私たちが伝えたいこと。それは抽象的に言うと「自分らしく生きよう」だったり「五感を大事にしようだったり」「本音を大事にしよう」だったりするのですが・・・

私が個人的にお伝えしたいことは、「いくつになってもやり直しし、仕切り直し」は効くってことかもしれません。

なんていったって、二人合わせて　１００歳近いですから！！！笑。

伊達に年食ってません。。笑。

自分で言うのもなんだけど、いい歳の重ね方をしているなと、思っているのです。それはみっちも同じだと思います。

みっちは４５歳で再婚し、その後に今の（社）日本性愛セラピスト協会を立ち上げました。

私も「自分らしい」ライフスタイルを求め、４０歳前後に起業し、今に至ります。

どちらもいわゆる「アラフィフ」ですよ。アラフィフ。
アラフォーでもアラサーでもない。

いわゆる「自分らしさ」に目覚めたの遅い部類です。しかしながらそこからもいろいろな方のお力をお借りしながら、たくさんの夢を叶え続けることができています。

年々、人生が楽しいし、年々、出会う人が素敵な人ばっかりになってくるし、年々、ぶれない自分に成長しているな、って思うからです。

でも逆を返して言えば、私の人生、昔は楽しくなかったし、人間関係はもつれてばっかりだったし、ぶれぶれの自分だったなってことでもあります。

だからこそ、数年前、輝いている田中みっちをみたとき「この人の描くビジョンを一緒に見てみよう」と思ったのです。

そして、協会を共に設立するに至ったのです。

では、それでまゆちんはまゆちんらしい「軸」で生きてきたか？というと、そうではありませんでした。そうやって彼女のビジョンを生きると決めてから、自分自身にブレがない訳ではありませんでした。

ここからが勝負だったのです。

ここで私のマインドがブレていたり、彼女のビジョンに寄りかかりすぎてしまうと、それはただの「依存」です。

あまり面白くありませんね。そうなってしまうことがお互いに良くないこともそりゃわかっていましたしね。

そういった葛藤を感じつつも、少しづつ、みっちのビジネスパートナーとしての「まゆちん」のアイデンティティは作られていったのだと思います。

ぶれぶれでした。最初はね。

私は、時として、田中みっちのアシスタント的存在として見られることもありますが、決して秘書的なことができるわけでもありません。優秀な秘書にはなれないタイプですしね。。。。そうだとよかったのかもしれませんが、秘書でもないし。そう見られてしまうことが少し苦しい時もありました。

「自分の都合がいいから、みっちといているのでしょう？」とか言われたことも少なくありません。その時の返答は「ただみっちが理想の世界をかなえるのを一緒に見たいだけなんです」と答えるのが精一杯でした。

そんな風に見られている自分を感じると、悲しいというよりも、ただ「ああ、外から見ると私って、所詮、その程度なんだな。おもんないな。」と、ただ受け止めておりました。

だからこそ、

「自分らしさ」ってなんだろう、

「自分らしく輝く」ってなんだろう

ってなテーマに関しては、人一倍向き合ってきたと思います。

地味ですがそんな葛藤を味わってきたので、数年前、彼女が本格的に自分のビジョンを生き始めた時、私は自分の「肝」の声に沿って、こう決めたのです。

みっちのビジョンに寄り添うパートナーではなく、自分のビジョンと、みっちのビジョンを寄り添わせようと。

そうすることで、二人共が輝けるのではないか？と考えたのです。

たぶん、２年前ぐらいでした。

さて、みなさん。この違いわかりますか？

具体的に言うと、ただみっちの夢を応援する私ではなく、「占い師まゆちん」として、世に伝えたいことを伝えているまゆちんだからこそ、「性愛マスタートレーナー田中みっち」を輝かせることができる、

という感じにしたかったのです。欲張りですね。笑。
それが、お互いに依存ではなく、共に創造するという世界を可能にするのではないか？と思ったからです。

ただね、これ私一人が、力んだところでどうにもならないんです。

これね、田中みっちが普通の人であれば「占い師なんかどうでもいいから、とにかく私を支えてくれたらいい」となるんじゃないですかね、しかし彼女は違った。

「まゆちんはいつも自由でいてください」というのが彼女一貫した姿勢でした。

そのみっちの姿勢が私の夢を叶えてくれたように思います。

私は本能的に知っていたのですよね。

田中みっちが輝けば輝くほど、私もそれを受けて輝くし、その逆も然りなのではないか？ということを。つまり一人で何かに取り組むより、成長することがわかっていたのでしょうね。

でも、ぶっちゃけね、

「なんで、田中みっちと一緒にやっているですか」

「一緒にやっていると、何かと都合がいいからでしょ？」

なんていわれちゃうと、気にならなかったわけじゃない。

でも、誤解を恐れず言うなら、私の中に「わざわざ一緒にお仕事をやっている」という概念もあまりないのです。

こういった業界では、いろいろな方々がコラボを組んだり、タッグを組まれたりしてビジネスをされている方がほとんどですが、私たちコラボレーションやってますっー！という「意識」もないのです。これはみっちも同じです。

だからなのか、これまでコラボもしなかったしね。笑。

ただ、ただ、「近所の仲良しの女子と遊んでいるだけ」の感覚です。

なんというか、この前もみっちと話していたのですが、私たちって男女でいうなら「付き合っている」って概念がないのです。よく「二人は別れたりしないのですか？喧嘩しないのですか？」と聞かれることがあるのですが

「付き合ってもいないのに、どうやって別れるねん！」という感覚なのです。変な例えですが・・・。

あ、喧嘩はそりゃするけど。たまに。笑。

さて、

みっちのビジョンに寄り添うパートナーではなく、自分のビジョンと、みっちのビジョンを寄り添わせようと、そうすることで二人共が輝けるのではないか？と考えたと言いましたが、

私は筋金入りの「かっこつけ」なので、それをわかりやすい現実的な出来事であらわしたかったのです。それが今回の出版でした。

私には「占い師」として伝えたいことが「とにもかくにも」ありました。みっちも「性愛のプロ」として自分の人生をかけて伝えたいことがもりもりありました。

だから、わかりやすい現実でそれを表してみたい、そんな気持ちがいつからか芽生えていたようです。

それが、ようやくかなったのでした。もちろんたくさんの方のお力添えあってのことです。
しかも「同時出版」というミラクルな形で。

だから私は嬉しい気持ち以上に、私は間違ってなかったんだと、ほっとしたのです。それと同時にようやくブレブレだった自分にオッケーを出せた気がしたのです。

さて・・・

夢を叶える人のタイプには二つあると思います。

大きなビジョンを描いて、そこに全力で向かう人。

そして、

目の前にある自分の出番を一つ一つこなしていく人

どちらも夢の達成に繋がっていると私は思います。

私はね、後者の方です。

占い師としても、みっちの参謀としても、とにかく自分の出番だけは、多少背伸びをしつつも、１２０％楽しんでやってきたのです。そんなに大きなビジョンがあったわけじゃないです。今も特にないです。

ただごはんが毎日、ごはんが美味しいのが幸せだし、ゲラゲラ笑いながら、みんながそこにいるのがいいです。「まゆちんのタロット講座たのしい！」って言ってもらうと幸せは絶頂です。笑。