こんばんは。
運調整とタロットの専門家 まゆちんです。
今日はちょっとマジメなお話ですよ。占い好きな人、占い師さんは読んでいただければ嬉しいな。
さて、私は占い師としての経験が長いのですが、長年この業界を見てきて思うことが二つあります。というか目指していることが二つあります。
（１）「占い上手を増やしたい」
占い師さんはもっと「未来創造」できるようなマインドとスキルを持って欲しい。
（２）「占われ上手を増やしたい」
占いユーザーさんは、占いの結果に一喜一憂するだけではなく、もっと積極的に関われば未来は選びなおせるってことを知って欲しい。
ってことです。
私ね、もともと占いにはあまり興味がないのに占い師になったタイプでして、もともと占いに対しては「なくてもええんちゃう」と思いつつもはまっていったクチです。
だからこそ常に問題意識が強いんですよ。
占い業界これでええんかと、占いの活用ってこんなもんなんかい・・と、「こんなもんちゃうやろ」的な意識が強い。
２０年近く、細く長く占いをやっているとですね、本当にこの思いは強くなるばかりでしてね。
みなさんまだまだ知らないのです。そう。占いで未来観察、心理観察をして言語化をすることのパワフルさを。
言語化ってね、一番身近な「魔術」なんですよ。もやもやしていたものを「決定付けてしまう」のが言語化。そのパワフル話を日々実感しているだけに「こんな使い方でええのんかな？」というのを思うわけです。
占い師の仕事って、曖昧なことの言語化ですやん。
今までご相談者の心の中でもやもやしていた未来や心理を「こうちゃいますの
ん。」って言語化しちゃう。
ある意味、言葉で「制限しちゃう」ことが「占い」なのです。そして、それってその人の意識のフォーカスをある一点に集中させるってこと。そしてそれが未来や現状を動かしていくのです。
例えば、占いで相手の心理を予測するとき・・・
「相手はあなたのことをなんとも思っていません。
」っていわれるのと、「相手はあなたのことをとっても大事に思っています
」っていわれるのと、未来は変わるわけです。
その人の見る相手は変わるし、世界は変わる。
また、占いで未来を予測するとき・・・
「３ヶ月後、あなたの努力は報われるでしょう。
」っていわれるのと、「３ヶ月後、あなたは思ってもみなかったトラブルに見舞われるでしょう
」っていわれるのと明日からの選択基準は少し違ってくるはず。
つまり、予測し、言語化した以降から、あなたの行動基準は何ミリか、何センチか違ってきて当然なんです。だったら意図して良い方向へずらしていかなきゃ！って思うんです。
だって現実を描いちゃう作業だからね。
明日からの行動基準が１ミリ違えば、その先に描く道筋は１ミリ動く前と違ったところへたどり着くでしょう。
私たちの現実、起こる出来事は日々、選択によって未来が枝分かれしていきますからね。
ですので、別に占いなんかしなくても、「どう生きたいか？」に正直に毎日を歩んでいれば、おそらく自分の納得のいく現実しか引き寄せずに済むでしょう。
しかし、人は不完全で愛すべき生き物。
わからないものを「知りたい」という欲だってあります。迷ったとき、より効率の良い指針が欲しいときもあります。
自分を見失うことだってあるでしょう。
そんなとき宇宙の動きや、心理の揺らめきを、占いを通して耳を傾けることは何にも悪いことだとは思いません。
本能ですわ。
自然な人間の欲求だと思っていますし、占いという「見えない世界」からのメッセージをヒントとすることは私は有効だと思っています。
特に誰も頼る人がいないトップの人（経営者）などは占いを指針とする方が多いのです。あれこれ悩んでいるより占いでスパっと決めて行動する方が効率がいい、とおっしゃる方もいます。
ただ「未来予想」は、あくまでも「予想」として扱うべきです。
もし未来が決定しているなら、占いなんてないほうがいいです。しないほうがいい。
予想をどう捉え、どう選択に生かしていくか？が占いがある「意味」だと思いますし、これまでの私の鑑定の中では再選択が可能な例の方が多いからです。
じゃあ、どうすればそれが可能になるかというと「占い上手」「占われ上手」になる必要があるってことなんです。
「占い上手」になるには、「人生どう生きたいか？」という軸が必要です
それなしには占いを有益に活用できないのです。
ちなみに未来を予測する占い師側も
「人生どうあるべきか？」という軸なしには有効なナビゲーションはできないのです。
なぜなら、占われる側のお客さんは、悩んでいて自分の軸や「人生がどうありたいか」ということどころではない方が多い。
そういう方の軸を整えて、軸を提案して、ナビゲーションすることが求められます。だから占い師側が自分の人生をどう捉えているか？がそのままでちゃうんです。
「占いなんかに頼らなくても、人生なんて自分で決めて歩めばなんとかなるもんだよ」というぐらいのスタンスの方がいいのです。占いの結果も、その人の人生も尊重できます。
こういった人は人生を無条件に「なんとかなる」「だいじょうぶだ」と思えているんです。一見、占いに対して信念がないように思いますが、そういった占い師さんの方が偏りのない、その人の人生を尊重したニュートラルな読み方、アドバイスをするんですよ。
占いで出た結果がどうあれ、そのまま結果をノンジャッジで伝えることができるのです。
だって「占いの結果」より「その人自身」の方が力があるってのが前提になっているからでしょうね。
逆に、自分の人生よりも「占いが全て」の占い師さんのアドバイスはどうなるでしょう。
人間の意志や行動の力より、占いが全てなら、その未来はよくても悪くても選びなおせないことになります。あまり有効な占いとは言えません。
私もタロット講師として、プロ側が「未来創造」をちゃんとナビゲーションできることを目指していただきたいと思い、そのために私もプロ養成にこだわってきました。
一方、「占われる側」も積極的に取り組んでいただくと尚、良いのです。
なぜならね、占いをするというのは、タイムマシンにのるようなものじゃないですか？
ただ、「なんとなく乗る」のと「人生こうありたい」と思って乗るのとどっちが幸せな未来を選びやすいか？
ってことなんです。
占う方も然り・・・
占いというものに対する信念の前に、人生とはどうあるべきか？という信念がないことにはタイムマシンに振り回されるだけのセッションになるでしょう？ってことなんです。
私はこう思います。
占いは、ただ未来を予測するだけのものではなく再選択するための機会となること。
そして、
占いは本来の自分を思い出し、軌道修正するためのもの。
より自分の魂が求めている「自分」と繋がるためのものであるべきだと。
悩みや葛藤をただの「苦しみ」ととらえずに、その人の本質を思い出すための旅だと思って読み解くことを大事にしたいなと思っています。
あえて「べき」といいますが、そう思います。
もし、あなたが占い師さんなら、
私のお客さんはあまり幸せになっている気がしない、
私のお客さんは私のアドバイスをちっとも聞いてくれないせいで問題解決なかなかしない・・・
なんていっている場合じゃないってことですよ。
もし、そうなら・・・
あなたの人生見直した方がいいってことです。
自分の人生を信頼できた分だけ、相手の人生、未来を信じることができるのです。
占い師であるあなたの言葉に力が宿ります。
あなたが相手の未来を信じた分だけ、相手もよくなる。
占い師は自分が幸せになるのが最初の仕事なんです。
自分の未来を信じることが最優先事項です。
どちらにせよ、私のお仕事は
「占い上手」「占われ上手」
この両者にどうすればなれるのか？ってのをお伝えしていくことなのです。
ね。
たまにはビシッとした記事を書いてみるのでしたー。
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