こんにちは。かげした真由子です。ただの占いでは物足りないあなたへ、タロットや星読みを通じて講座やセッションを通して、情報を発信しています。



さて、さて。占い師ってなんでしょうね。


占いってなんでしょうね。


私は長い間「占い業界」と呼ばれるところに身を置いていますが、最近の傾向なのですが占い師さんにも多様化が進んでおります。


西洋占星術、タロット占い、霊感、東洋占星術、手相などなど。そしてジャンルの多様化だけではなく、どこからどこまでが占い師で、どこからどこまでがカウンセラーさんで・・・という境界線が曖昧になってきています。


とはいえ、この是非を問いたいわけではなく、なぜ境界線が曖昧になってきているか?といいますとね、



扱うものが一緒だからなんですね


つまり「人の悩み」を扱うっていう点では同じですからね。でもそれだけかな?と思いますのよ。


もう少しありそうです。


よく占いは「未来や心理などを鑑定、観察するだけ」
セラピストは「問題解決に持っていく」のが役割だと言われています。


おそらくこの辺が「境界線が曖昧」なポイントになっていると思われます。占い師は「悩み解決」に、どこまで介入していくのか?っていうのは個人の裁量に任されているところ。


つまり「占い師」でも、悩みに関する未来を観察するにとどめるのか、そこ以上になにかを求めていくのか?というところでプロによって差が出てくるのだと思います。


占いの歴史から見ても「心理学」と寄り添う形で進化してきていますしね。自然な流れかもしれません。


そして、ぶっちゃけ個人的には、ご相談者さんとの間でうまく事が運んでいるのであれば、その現象はオッケーだと思っています。しかし、それはそれでいいのですが、御相談者、一般の方から見ると結構な混乱な気がします。





まあ、現場第一と考える私は、そのあたり、個人的には、まっすぐに見ていきたいと思うのです。


どんな問題か?


それは、

一般の人が占い師に期待するもの
占い師が相談者に手渡したいもの


ずれ生じているのではないか?ということです。


「占い師の可能性」を追いかける私としては、そこを見逃すわけにはいかないのです。


独自の調査では、「未来予知」に関する捉え方、期待度が全く違うという事が、明確になりました。なんだろう。占い的に言うと、古典と現代の入り混じっちゃっている時代なのでしょうね。

そして、このズレは「占い業界」の広告が作り出した影響が大きいと考えています。
看板は古典で、実際は現代。


「あなたの未来ズバリ当てます」なんてね。いってますから占い業界。未来決定&余地ありき=古典っぽい。


しかし、現代の現場で占いを提供しているプロは、そんなこと重要視してません。
もちろん当てるだけの技術、予測する技術を磨くことに余念はないし、占いの精度を上げるという意味で「未来予知」は大事にされている方は多いですが、それをゴールにしている人はほとんどいらっしゃいません。


予知(古典)から、現代(魂の成長やら未来創造やら)への進化を遂げているのでしょう。しかしその進化とともにユーザーとのズレが生じてしまった。



ユーザーさんたち(御相談する側、占いを受ける側)は、当ててもらうことを期待しますから。



自分にとっての良い結果も、悪い結果も「当たるってすごい!」ということなのでしょう。しかし「当ててほしい」という期待以外にも「悩みに対する有効なアドバイスがほしい」というニーズももちろん持ち合わせてらっしゃいます。古典と現代の混乱です。


ね、これ。矛盾してるんですよ。混乱その1です。


良い未来も、悪い未来も当たんなきゃいけないのであれば、あらかじめ未来は100%決まってないといけませんから。未来が当たるべきものならアドバイスしても無駄じゃないですか。


「まあ、そんなもんじゃないの。占い業界って」でもいいのですけど、なんか釈然としないのは私だけでしょうか。



普通の職業なら、プロが与えようとするもの、ユーザーが受け取ろうとするものは一致してます。

お医者さん「病気を治したい」
患者さん「病気を治してほしい」

という風に。

しかし占い師はこれがズレている。業界の中にいるとわからないのですが、視野を広げて見てみると、明らかにこの事実に直面するのです。


占い師「御相談者が元気になればいい!有効な行動につながるアドバイスを!」
相談者「とにかく当てて!・・ってか当たらない占いなんて意味あんの!?でもでも、それも怖いな。アドバイスもつけて!」


って感じ。


まあ、そんなもんでしょ?と思われるかもしれませんが、このズレって無駄な気がしています。自然の法則的に、両者が同じところ目指した方が生産的じゃありませんか?意識がズレているのはなんだかなあと。


混乱の元・・・それは、「ズバリ当てます!」なんていっちゃうと、御相談者は「未来を保証する情報を手に入れよう」と思われるからです。そうおもって当然。


でも、実際どうでしょう。ないですよね?未来への保障なんて・・・。スピリチュアルな視点ではなく、普通に現実的に考えて、いち占い師が人間の未来の保証なんて、できない。その人の人生を歩むのはその人自身なのだし。


でも、親切心がある占い師さんほど、御相談者のニーズに応えようとしてしまい、さらなる矛盾が起こるのです。


目の前の悩み事に「とりあえず」の答えを出してしまいます。ニーズを見直すことなく、ただニーズを汲んでしまいます。


それが悪いわけじゃないですし、そこに癒しを見出す事もできますが、私が問題だと思うのは、そういった「ずれ」です。


もちろん軸をしっかり持った占い師さんは、ご自身のメディアなどで自分の占いへの姿勢を語ってらっしゃり、それに共感した人がその人のセッションを受ける、ということで解決する事もできます。不一致は起こりません。


でも、一般的な「占いへのイメージ」はやはり「ズバリ当ててなんぼでしょ?」です。


100歩譲って、それもいいとしましょう。
しかし、そのイメージの影響で、本当の占いの魅力や可能性が見えにくくしているとも思うのです。


看板に「ズバリ当てます」って書いてあるのに「あなたの未来はあなた次第です」って、そりゃ相談者としては混乱を起こしても仕方ないし、占いという業界に信頼を置きにくいでしょう。


ちなみに占いに興味ある、なしに関わらず一般の方の声で占い師に対して思っているイメージで「興味がない」についで一番多かった回答は「信頼できない」なのですよ。


これが現実です。


実際の占い師さん一人一人を知っている方はそんなイメージは持たれないかもしれませんが、俯瞰してみた「占い師」は、まだまだそんな感じなのです。


占い師さんの魅力が伝わってないのは、占い師一人一人が悪いわけではないけど、占い師一人一人がもっと俯瞰して業界を捉えていないのも原因の一つだと思ってます。


プロそれぞれの一人一人の世界観はあるけど、たくさんの占い師がそのセオリーや世界観を共有していないことが問題なのかもしれないな、とも思うのです。


個人的には素晴らしい占い師さんたちに日々、触れているだけに、彼らの世界観がもっと多くの人に伝わり、多くの人の幸せにつながれば嬉しいなあと思うのです。


昔はお寺や教会の牧師さんが町のメンタルケアや、悩める人の指南役だったといいます。


それと同じように、街角の占いハウスにふと足を運んだ悩める人が、うっかり人生開けるきっかけをゲットしちゃった!とか、「占い師ってなんか謎めいて怪しいけど、安心してなんで相談できるよね!」なんていう世界の方が優しいような気がするのです。


占い師さんが全てを背負う必要はないのだけど、世界を優しくする役割は十分に果たせるのではないか?と思うのです。


私がそういう世界を描こうとし始めたのは、やはり占いの奥深さ、本当の占いとは何か?を多くの書籍から学んだことでした。


歴史上、占いを「あーでもない、こーでもない」と研究してきた人たちは、科学や宗教だけでは物足りず、きっと人生もっとよくしたい!と思っていたに違いありません。私たちがそういった「占いの歴史」や「占いの知恵」から学べることは多いはずなのです。


だから、占い師の1番のお仕事は、脈々たる歴史の中で紡がれてきた知恵を伝え、それを現在に活かしていくことと、


「人生良くなる」と自他共に信じること。なのだろうな、と改めて思うのでした。だから、「信頼できない」といわれることも大きなズレのような気がするのでした。


だからこそ、誤解を恐れずにいうなら


占い師はあなたのことはなにもわからないし、
知らないのです。笑。
未来も知らない。笑。



なんていってみる占い師まゆちん。笑






ただあなたが良くなることは信じてますよ、という祈り人なのかもしれないな。


・・・と、そんな思いで、春出版の「占い活用」に関する一冊の初稿を書き終えました。これから編集さんと作り込みに入ります。


どんな子供が生まれるか、とても楽しみです。


そして、「占い」とはなにか?についてお伝えするという、こういった素晴らしい場所もご用意いただきました。↓


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